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スペイン旅行を終えて②

2024年01月10日 | 教室の近況報告

 1月10日、66回目のお誕生日を迎えました
昨年の今日は、みなさんに「今年の受験が終わったら、幼児教室マナーズのクラスを終えることにします。教室は終わりにします。」という一大決心をお伝えしました。あれから1年が過ぎました。

 12月に訪れたスペイン。前回は、バルセロナの「サグラダ・ファミリア教会」について少しお話をしました。今日は、グラナダの「アルハンブラ宮殿」について書いてみたいと思います
 「アルハンブラ宮殿」と言われてはいますが、もともとは「宮殿」として始まったのではなく、9世紀頃から城塞として歴史が始まりました。その後は、その時代時代で増築されていき、1200年代から約300年続いたイスラム国家「ナスル朝」によってより壮麗になりました
 しかし、レコンキスタと呼ばれキリスト教徒による国土回復運動によってナスル朝が終焉を迎え、城塞都市として栄えた頃からのイスラムのモスク等は破壊され、カトリックの教会等に改修されていきます
 しかし、あまりに美しく芸術性にも富んだ装飾、技術に数々に感銘を受けた神聖ローマ帝国のカール5世(スペイン王としては、カルロス1世)は、建物の多くを残し、イスラム世界とカトリック世界の融合の一大文化遺産・・・として現在に至っています。本当に美しいですよね。きっと、一度は写真などでご覧になったことがあるでしょう

 「融合」「協調」の素晴らしさは、今回の旅行中、何度も感じました
コルドバのメスキータも、セビリアのカテドラルもそうでしたが、イスラームとカトリック、双方の文化が認め合い、影響しあって崇高なものとなっている・・・この精神は、きっと「いつの時代」にも、尊いものであるに違いありません。

 ちなみに・・・
このアンダルシア地方のグラナダに唯一残ったイスラム国家、ナスル朝のスルタン、つまり、このアルハンブラ宮殿の最後の主、ムハンマド12世、別名「ボアブディル」は、1492年1月2日、このアルハンブラ宮殿を追われます。そして、イスラム国家である地中海を隔てたアフリカのモロッコに逃げ落ちます。
 このあたりの話題を、12月、NHKのBSで放送していましたよ
ちょうどこの放送時、私はスペイン旅行中で、夫が気を利かしての番組を録画してくれていました。帰国後、私は非常に興味深く番組を観たと同時に、しみじみ思ったものです・・・
「旅行に行ったからといって、一生懸命に何枚も写真や動画を撮るのはもうやめよう」と。

 どうしてかって?
私が必死に工夫をして撮ったアルハンブラ宮殿の何十枚もの写真やいくつもの動画よりも、NHKの映像がはるかに美しく、印象的で素晴らしかったから、です
 もちろん、当然ですよね。HNKの本職のカメラマンさんが、ベストの時間帯に、撮影に邪魔になる人を遠のけ、撮影をするのですから。それと競うつもりは毛頭ありません。ただ、特に団体旅行をすると、現地のガイドさんは遠来の観光客のために気を利かし言ってくださいます。
「ここは写真のスポットですよ。お時間を取るので、どうぞ記念写真を撮ってください」と。
 でも、これからは、本当に1枚、「記念の写真」を撮ろうと思いました。あとは、しっかりと目に焼き付け、心と頭で観賞しようと

グラナダ 「アルハンブラ宮殿」

 

セビリア 「カテドラル」 

   


コルドバ 「メスキータ」

 


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