団塊的“It's me”

コキロク(古稀+6歳)からコキシチ(古稀+7歳)への道草随筆 2週間ごとの月・水・金・火・木に更新。土日祭日休み

雨 太陽のフレア

2024年05月15日 | Weblog

  13日月曜日、朝から一日雨だった。傘杖の傘をさして散歩した。風が強く、傘をさしていても足元に雨があたった。雨は嫌だ。でもアフリカのセネガルで暮らした時、一年中雨が降ることは、ほとんどなかった。雨が降らないという事は、当然生活水に不自由する。今、ここ日本で目の前に緑が溢れている。山々は、5月の新緑におおわれている。こうして時がめぐり冬から春へ、そして夏になる。植物にも動物にも水が必要だ。水は、雨によってもたらされる。日本が、これだけ緑豊かでいられるのは、雨のお陰なのだ。セネガルは、緑色がなく全体が茶色だった。羊やヤギや牛は、木が芽を出せば、競って食べつくす。日本のどこでもある道端や河原に生い茂る雑草を見るたびに、ああ、セネガルの家畜にこれを食べさせてあげたいものだと思う。

 散歩を終えて、帰宅してパソコンでニュースをチェック。太陽の光がなく、雨なので部屋は薄暗かった。太陽のフレアが地球に悪影響を及ぼすかもしれないという記事を読んだ。太陽フレア:『太陽における爆発現象。別名・太陽面爆発。 太陽で不定期に発生する爆発的な増光現象で、小規模なものは1日3回ほど、地球に影響を与えうるほど大規模なものは数年に一度程度発生している。大きな太陽フレアは白色光でも観測されることがあり、白色光フレアと呼ぶ。ウイキペディア』 私は酸素がない宇宙で太陽がなぜ燃えていられるのか不思議でならない。地球が太陽系の惑星で太陽の周りを回っていることも理解できない。そんなことに関係なく、雨は嫌だとか晴れて陽が射していると気持ちがいいと言う。宇宙の事を考えると、分からないことだらけなので、自分の目の前で起きていることに関心を向ける。

 5月12日から大相撲5月場所が始まった。土日以外は録画して、妻が帰宅すると夕食をとりながら、観戦する。今場所は、世代交代が進み、横綱と大関陣が振るわず、若い力士の活躍が目立つ。大好きな貴景勝が休場して、贔屓にしている朝の山も休場。でも宇良がここまで3連勝で気を良くしている。5月場所だけではない。アメリカ大リーグの大谷選手の応援も楽しみ。NHKBSでのアメリカ大リーグの実況中継は、毎日の留守番が仕事である私には、時間配分上の最重要項目となる。午前2時だろうが5時だろうが10時だろうが、起きて観る。

 その楽しみが雨のために奪われた。NHKBSが雨のために映らない。画面に野球の実況が写らず、文字だけで「信号が受信できません」「データが受信できません」と出てくる。時々画面にモザイクが掛かる。パズルのピースをメチャクチャに置いたような画面になり、すぐ消える。イライラがつのる。

 集合住宅なのでアンテナも共同のモノから各家に分岐されている。テレビ本体の問題ではないので、どうしようもない。アンテナの周りの木々が新芽を出し、アンテナの前を塞いでいる。晴れていれば映るが、雨が降ると映らない。隠居生活者にとっての楽しみが、雨によって奪われる。野球好きだった父親が観ることができなかったアメリカの野球中継をリアルタイムで観戦できる便利な時代。それができなくなるとストレスになる。わがままこの上ない。そんな時は、太陽のフレアや宇宙の神秘に想いを寄せてみる。

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