団塊的“It's me”

コキロク(古稀+6歳)からコキシチ(古稀+7歳)への道草随筆 2週間ごとの月・水・金・火・木に更新。土日祭日休み

老いぼれ 抗加齢 アンチエイジング

2017年09月28日 | Weblog

①    パズル

②    ラジオ録音書き取り

③    孫の英語ノート作り

①     北朝鮮とアメリカの首脳の罵り合いのような言葉の激しい応酬が続いている。中でも北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が直々に出した声明でトランプアメリカ大統領を口撃した。「米国の老いぼれの狂人を必ず火で罰するであろう」 33歳の金正恩委員長が71歳のトランプ大統領を“老いぼれ”と言った。政治にも外交にも私は疎い。しかし70歳になった私は年齢に関して敏感である。“老いぼれ”は、私にグサリと突き刺さって全身に毒のように拡がった。

 日々、老いを感じている。無駄な抵抗と知りつつ、老いに闘いを挑んでいる。体力の衰退、身体のサビ付きのような機能不全に対する認識は定着してきた。私という存在の総司令部である脳の老化に手こずっている。もともと頭は悪かった。特に記憶力がひどかった。秀才がさっと記憶できることでも、長時間かかった。当然、学生時代の学校の試験には間に合わなかった。学生時代の優秀だった周りの人たちも老いてきた。まだ元気に活躍している人もいるが、ほとんどは私の老化と五十歩百歩になってきた。皆が私にドンドン近づいてきてくれた。

 頭の体操だと思ってクロスワード・パズルの本を買って毎日解くようにしている。最初買った本は、難しかった。カギ:4サイクルエンジンが毎分2000回転なら、この部分は毎分1000回転 答え:カムシャフト こんな問題メカに弱い私に分かるわけがない。自分に適当なものを探しあてるのも時間と忍耐が必要である。やっと見つけた。『傑作 クロスワード』(株式会社メディアソフト 500円+税) このシリーズは私の知能レベルにピッタリ。カギ:神社の門 答え:トリイ 己を知った。

②    毎週月曜日から金曜日まである番組を自動録音している。以前はその番組が放送されている時、無謀にも書き取りを試みていた。とてもついて行けなかった。記憶力のせいにした。自動録音装置がついているラジオに替えた。早送り早戻しを何回も使う。粘れば書き取りできる。そんな大学ノートがもう5冊たまった。

③    『他人をバカにしたがる男たち』 河合薫著日本経済新聞出版社 850円+税を読んだ。帯に「職場に社会にはびこる“ジジイの壁”の正体」とある。私はこの本を読んで思った。私はジイジと呼ばれても、ジジイとは呼ばせない。イの位置が違うだけだが、ジジイとジイジは違う。ジジイは壁でもジイジは踏み石である。

 私は英語をカナダから帰国して始めた英語塾で教えながら学んだ。学生時代に学んだことより、カナダと塾での実践が役立った。マルカギカッコという英文の最初から読み下っていく学習法をあみ出した。それを孫たちに伝えておこうとノート作りをしている。孫が使ってくれているかはわからない。すでにノートの冊数は100冊を超えた。私は今日もジジイとジイジの境界線にある塀の上をフラフラしながら歩き続けている。 


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