THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

ヒュンダイ ソナタに試乗!(2005年) わかった、アメ車だこれ。

2020-08-28 21:49:18 | ヒョンデ(ヒュンダイ)

●良い点 

思ったほど悪くないクルマ。4気筒エンジンはかなりスムーズで、トルクも充分。静粛性も悪くない。居住性もなかなか広い。トランクも広いし開口部も広い。実サイズほどは大きくかんじない取りまわし。熟年カップルが韓流ブームに乗って購入しても後悔することはないだろう。

●悪い点 

インパネの品質は日本車に劣る。アイドリング時の振動も今一歩。エクステリアデザインは、ようやく嫌悪感を感じないレベルに達した、というかんじ。

●こんな人にオススメ 

費用対効果の高い、不満のない性能。軽めのハンドル。無個性、無機質なキャラクター。なるほど、これはアメリカ市場にフォーカスして作られたセダンだ、と試乗して気がついた。個人的には価格が高いと思うが、まあヨン様ファンが試乗せずに買っても、少なくとも損はしないレベルに仕上がってる。逆に言うと、積極的に選ぶ理由は何ひとつ見当たらない。

 


トヨタ セリカSSーIIに試乗! 今見ると中々のかっこよさ

2020-08-26 19:13:46 | トヨタ

◎新型セリカSS-Ⅱ

※本記事は新車試乗当時の内容です。


 最近、ちょっとMEGAWEBに行く機会があったので、RIDE ONEでも人気の高いセリカに試乗してみることにした。といっても、セリカ自体にはあまり興味はない(笑)。新型セリカのSS-Ⅱには、MR-Sと同型のエンジンが搭載されており、こちらはVVT-iにより190馬力にパワーアップされている。つまり、もしMR-Sにこのエンジンが搭載されたらどうなるだろう?という興味があったので、今回試乗の対象とした。

○概要
 常にアグレッシブなデザインで世間を驚かせるセリカ。今回も、セリカの名に恥じることなく、相当斬新なデザインで登場した。また、動力性能的にも、1.8Lの新型VVT-iエンジンを搭載し、パワーと燃費、環境対策を両立している。基本的に、セリカはデザイン重視のスペシャルティカーであり、トヨタのスポーティイメージの代表であるから、まあその役目は果たしているといえる。残念ながら、このような車が大量に売れる時代ではないので販売面では苦戦しているが、個人的には、この思い切りのいいデザインは嫌いではない。先代セリカのデザインも好きだったが、今回のデザインも、かなりインパクトがある。

○居住性★★★
 スペシャルティカーなので、当然絶対的な居住スペースやリアシートは広くない。ただし、前席は、必要充分な広さだと思う。座面もMR-Sのような低さはないが、見通しが良いとは言いがたい。インパネは、外観ほどの先進性はないが、近未来的で悪くない。トヨタは最近、非常に内装デザインに凝っている。まあ、センスの良し悪しはともかく、チャレンジ精神は評価したい。S2000みたいに、なんのひねりもない内装よりは、よっぽど評価できる。乗り心地も、特に硬さはないので、快適なドライブが楽しめるだろう。

○動力性能★★★
 さて、今回最も注目されたエンジンだが、なかなかスムーズかつパワフルであった。アルテッツァのようにスポーティな演出がされている訳ではないが、新しいエンジンだけあって、よりスムーズな吹けあがりをみせる。それでいて、MR-S以上に高回転がパワフルで、VVT-iが効いているのは確かだ。

 ただし、残念ながらホンダのVTECのような絹のようなスムーズな吹けあがりや、バルブ切り替え後の劇的なパワーの盛り上がり、といった演出にはかけるし、絶対的なパワーも劣っているだろう。つまり、NAスポーツエンジンとしては及第点だが、最高点ではない、といったところ。
 ハンドリングについては、MR-Sと比較すると、FFとMRという駆動方式の差と重量差もあって、キビキビとはいかないが、必要充分なレベル。まあ、スポーティなFFの平均点、といったところ。逆にいえば、過度に敏感なところもないので、ドライブ中に神経質になることもないだろう。

○結論
 セリカは、トヨタの先進的・スペシャルティカーという役割を、充分はたしている。そういう意味では、買って損のない車だ。というか、コンセプトからして、デザインが気に入れば”買い”だろう。
 ただし、もしトヨタが今後F1参戦に象徴されるように、本当にスポーツイメージを構築したいのであれば、課題は山積みと言える。つまり、ホンダのS2000やインテR、マツダのRX-7、三菱のランエボやスバルのインプレッサといった、絶対的なスポーツカーとしてのブランドイメージという点では、残念ながら比肩できるレベルには達していない。エンジン特性やハンドリング等、すべて”悪くない”というレベルに達しているが、逆に”ここがいい”といった点が少ないことが、それを裏付けている。
 まあ、トヨタは最近、ようやくスポーツ路線に着手し始めたばかりであるし、技術力という点ではトップレベルの会社なので、今後は大いに期待したい。
 また、このエンジンがMR-Sに搭載されれば、けっこうエキサイティングなスポーツカーになるのは間違いないだろう。ただし、その際はバルブ切り替え時のパワー感やサウンド等、演出面の強化もぜひお願いしたいところである。


レクサス RC300に試乗! (動画あり) 上質な86としては高すぎる

2020-08-21 21:48:58 | レクサス

レクサス RC300Fに試乗しました!

レクサスのスポーツクーペ、RC300F F sports2Lガソリンターボ)に試乗しました!マイナーチェンジ前の2018年モデルです。正直、それ程知名度が高い訳ではないのであまり知らなかった車なのですが、試乗レポートをお伝えします。ちょっと辛口です。

 

居住性★★★

 レクサスらしく上質ですね。乗り心地も良く、静粛性もいい方です。

 

動力性能★★★

 うーん、決して遅い訳ではなく、爽やかな走りが楽しめると言っていいのですが、なんというか走り味が86みたいです。500万円を超える車で、このエクステリアのスポーツカーとしては、正直肩透かし感は否めません。

 

ハンドリング★★★

 すっきりリニアなハンドリングです。特にクイックすぎるところもなく、かといってもちろんダルなところもありません。

 

総合評価★★

 うーん。これに500万円出すのは正直辛いと思います。レクサスで、しかもこのエクステリアだと、やはり少し秀でた個性を求めてしまいますね。エンジンが気持ちいいとか、ハンドリングがすごいとか。でも、あまり記憶に残らない味付けなんです。薄味なんです。これなら86の方がバーゲンプライスですし、RCFは別物のいいデキですし、LCは世界に誇れる美しさだと思います。中古試乗でもう少し価格が下がってきて200万円くらいになると、グッとお買い得かんが出てきますけどね。

 では、動画をどうぞ。


ヴィッツ1.3ユーロスポーツに試乗! 名前に反するエンジンレスポンス

2020-08-19 19:08:40 | トヨタ

※インプレは新車試乗当時の内容です。

○概要
 トヨタの大ヒットコンパクトカー。それまでマーチの独壇場であったコンパクトカークラス市場を一気に席巻し、月間販売台数で何十年も王座に君臨していたカローラすら凌駕した。低価格、コンパクトなボディーながら広い居住性、プリウスなみの低燃費等々、ナンバーワンになる理由は数々あるが、特筆すべき点は、なんといってもその日本車ばなれしたデザインにある。一目でVitzと分かるその独創的なデザインは、従来の日本車的、保守的で野暮ったいデザインとは一線をかくし、欧州車なみのセンスを感じさせる。Vitzだけではなく、同じシャシーを利用したプラッツ、ファンカーゴ、bB、WillVIもそれぞれヒットし、まさにトヨタに敵なし、といった状況。

○居住性★★★★
 まず乗車して驚くのが、そのヒップポイントの高さ。座面が想像以上に高いのだ。実は、乗車する前は、Vitzの斬新なデザインを構成する要素のひとつである、ワイドラインの高さが視界不良に結びつくのでは、と懸念していたが、なるほどこのアイポイントの高さなら不満のない視界の広さが確保できる。インパネも、さすがに高級感はないが、エクステリア同様斬新なデザインで新鮮、もちろん操作性に不満はない。後部座席にも座ってみたが、見た目以上に空間が広く、大人4人でも過不足なく乗車可能。ただ、さすがに後部座席では、そのウエストラインの高さが災いして開放感には欠けるが、頭上空間が広いので、それほど閉塞感は感じないだろう。このサイズでこの空間、見事というしかないパッケージングである。

○動力性能★★
 結論から言うと、非常に残念だ。私が試乗したのは排気量の大きい1.3Lだったので、さすがにパワー的には街乗りではそれなりのレベルだった。しかし、そのフィーリングは最悪。電気モーターのように、アクセルオンかオフ、この2つしかない。パーシャルスロットというものがないのである。つまり、走り味とか、ドライビングプレジャーなんてものは皆無で、ただ走るだけの箱、といった感じ。ちなみに静粛性については、さすがにこのクラスなり、といったところ。あと、エアコンを欠けると結構パワー不足を感じさせる。
 ボディはさすがに新型だけあって、このクラスにしては剛性感がある。足回りも、安定指向だが、それなりだ。逆に、このしっかりしたボディ周りが、エンジンの味気なさをさらに増幅させているのかもしれない。かえすがえすも残念だ。

○結論
 MR-Sの時と同様、非常に残念な思いでいっぱいだ。マーチと比較すれば、安全性、デザイン、居住性、燃費、ほぼすべての面でVitzは勝っている。しかし、私なら”走る楽しさ”というただ一点のため、マーチを選ぶだろう。トヨタはこのクルマを、アルテッツァと並んで欧州戦略の一つとしているが、このエンジンは致命的だろう。なにしろ欧州はコンパクトカー王国で、しかも誰でもMTで走りを楽しむ傾向にある。このエンジンでは、市場を開拓するのは困難なのではないだろうか。確かに燃費や低公害性は今後も重要なファクターだが、車としての楽しさを放棄する理由にはならないだろう。まあ、逆にいえば、クルマに走る楽しさを求めない人には、ベストチョイスといっていいクルマと言える。情報誌によれば、この秋にもトヨタはVitzに1.5Lのスポーティバージョンを出すそうで、こちらは期待したい。しかし、最初1Lだったスポーツ仕様が、1.3Lになり、また今度は1.5Lになるなんて、少々消費者を馬鹿にしてないか?それなら最初から出せばいいのに・・・

 


レクサスUX200に試乗!(動画あり) ちょうどいい高級コンパクトSUV

2020-08-14 16:27:18 | レクサス

レクサス UX200に試乗しました!

居住性 ★★★★

足回りはfスポーツとあまり差がわからないがノーマルのほうが当たりが柔らかく好印象。

乗り心地はスポーティだが不快ではない。

低速ではコツコツ感がきになるが、高速はフラット。

自動運転の完成度は高い

CVTの割にはダイレクト感とトルク感がある。普通のトルコンATに比べればフィーリングがよい訳ではないが。

静粛性高いし、内装の質感もいい。

 

動力性能★★★

悪くないがハイブリッドの方が加速力やスムーズさに高級感あり。

エンジンパワー自体は不満のないレベルだが、特にスポーティなフィーリングという訳ではない。

 

ハンドリング★★★★

ハンドリングもスポーティでキビキビ走る。

操作の遅れもないし、ロールも気にならないレベル。

あまりSUVということを意識させない。

 

総合評価★★★

取り回しやすいサイズがいい。軽快さを感じる。

ほどよいスポーティさと上質感がウリ。

上質なSUVが欲しいけど、CHRはデザインが奇抜すぎて・・

という方にはピッタリ。

個人的にはハイブリッドの方がCVTの違和感が薄れる。

このクラスはXC40やアウディQ3等、ライバルも力を入れているので、

比較してみて欲しい。気に入れば買って損はないしリセールも悪くないと思う。


アルテッツァAS200に試乗!(AT) 当時としては中々上質な直6エンジン

2020-08-12 19:04:59 | トヨタ

※インプレは新車試乗当時の内容です。

 

 久しぶりにマイネッツ港北に訪問。ちょっとアリストに興味があったので、一度試乗してみたかったのだが・・・なんと、8月中にアリストは試乗中止にしてしまったとのこと!えー、HPには試乗可になってたのに・・・HPのメンテナンスはしっかりして欲しい。まあ、愚痴を言っても始まらないし、せっかく来たので、とりあえずアルテッツアのASとビッツに試乗してみることにした。

○概要
 鳴り物入りで昨年デビューした、トヨタのFRスポーツセダン。久々のFRということで当初の売れ行きは好調だったが、意外に早く人気低迷に。。。RSが直列4気筒でスポーティな味付けをされているのに対し、ASは直列6気筒で、より上品な味付けになっており、ヨーロッパではBMWのライバルとして位置付けられている。

○居住性★★★
 セダンとしての居住性は悪くなく、大人4人が充分楽に乗れる。コックピット周りにも、クロノ風メーターやメタリック調のエアコン噴出口等、随所に新しい試みが感じられ、評価できる。まあ、デザイン的に成功しているかどうかは別物で、質感的にも少々軽く感じられるが、スポーツセダンのひとつの提案としては良いのではないだろうか。

○動力性能★★★
 キーを回し、エンジンを始動させると、まずその静かさにビックリ。確かに、最近のクルマはどのクルマも充分な静粛性が確保されているが、このクルマは、特に静か。エンジンの振動もほとんどなく、直6エンジンの上質さが伝わってくる。そのエンジンだが、これがまた気持ちいい!いや、私は個人的には直6の上品な吹けあがりより、直列4気筒のダイレクトな吹けあがりの方が好きな人間である。しかし、この6気筒は、なんというかトルクの出方や吹けあがりが気持ちいい。うまく表現できないが、上品かつエンジンの存在感を感じさせる、かなりポテンシャルの高いエンジンだと思う。残念ながら、AS200は車重がちょっと重いので、これに3L直6エンジンを積めば、かなりアルテッツアはいいクルマになると思う。大げさではなく、本当にBMWと互角に勝負できるクルマに成長するかもしれない。

○結論★★★
 想像はいい意味で裏切られた。いや、確かに一部評論家ではアルテッツアは直6の方が評価が高かったのだが、直4好きの私としては、おそらく個人的には感性に合わないだろうと思っていた。しかし、このエンジンは、確かにいい。ただ、さすがに長時間乗っていると、もうすこしトルクが欲しくなってくる。もし、3Lモデルのエンジンがスポーティな味付けでデビューすれば、かなり欲しいクルマになるかもしれない。

 


ホンダの上級SUV、CR-Vに試乗!(動画あり) 7人乗り高級SUVとしてはデキはいいが、価格がネック

2020-08-07 17:56:21 | ホンダ

ホンダの上級SUVCR-V ガソリンターボモデルに試乗しました!

久しぶりに日本で発売されるCRV。外観はいかにもアメリカ人好みですが、中身はどうでしょう?果たして日本で売れる車に仕上がっているのでしょうか。

早速、試乗インプレです!

 

居住性★★★★

乗り心地は上質、フラットかつシットリしてますね!

この大らかな感じがこの車の最大のウリだと思います。

居住空間も広く、3列シートもちゃん座れます。

内装の質感も良く、特に艶消しウッドの質感と

シートの革が高級感あります。

横幅が広く、視界は狭目なので、ちょい見にくいですね。

リアクオーターピラーに窓があるのは死角が狭くてありがたいです。

 

動力性能★★★

エンジン自体はスポーティなサウンドだが、CVTでダイレクト感はありません。

パワーは日常域なら不満はそれほどないが、高速道路等の追い越しや加速では結構エンジン回転を上げる必要があります。

1.5Lターボというと全然走らなそうなイメージだが、そんな事はないですね。

ただ、もちろんパワフルな訳ではありません。

 

ハンドリング★★★★

ハンドリングはスポーティでリニア。

基本的には安定感重視でアメリカ好みのゆったりした感じです。

 

総合評価★★★★

車自体のデキは悪くないです。

上質な乗り心地、快適な空間、ちょっといいSUVという感じ。

ただ、価格も高いですね。7人乗りなら400万円近い。

RAV4の方がスポーティで価格も安いとなれば、中々厳しいところです。

デザインもRAV4は欧州でも通用する洗練されている感じだが、こちらはアメリカ重視のバタくささは否めない。

まあ7人乗りがこの車のアピールポイントなので、CX-8と比べてみたいですね。

では、動画をどうぞ!


トヨタ MR-Sに試乗! 素材は良かったが、正直ロードスターの方が楽しい車

2020-08-05 18:59:03 | トヨタ

※インプレは新車試乗当時のものです。

 

MR-Sは、トヨタの新型ミッドシップ・ライトウェイトオープンカー。MR-2の後継車だが、コンセプト的には別物で、ロードスターのライバルといえる。つまり、バブル期の重厚長大スポーツ路線から、一転して日常的なスポーティさに主眼を置いた、今後のトヨタのスポーツ路線の象徴ともいえる車。車重が1tを切っているところは高く評価したい。

○居住性★★
 まず座ってみての第一印象だが、座席が低い!MEGAWEBやショールームでは感じなかったのは、やはり周りに比較対象物が少ないからだろう。特に、信号待ち等で目の前を歩行者が歩いたりすると、かなり着座位置の低さを感じる。
 次に感じるのは、せまい、ということ。タイト、ではなく、せまい。まさにバスタブのようだ。フロントガラスの傾斜は意外に気にならないが、サイドシルとリア側が、自分の肩や頭を越すので、非常にせまく感じてしまう。まさに、バスタブにつかって空だけ見えるかんじ。走り出しても印象は変わらず、スポーティなはずの着座位置の低さがあだとなって、開放感をスポイルしている。まあ、風の巻き込みも少ないし、安全性も高そうだが、オープンカーで最も重要な開放感がイマイチでは、商品力としてかなり厳しいといえる。

○動力性能★★★
 結論から言うと、これが意外に速い。エンジンがトルクフルなのに加え、やはり車重の軽さが利いている。ただし、残念ながら”まわして楽しい”エンジンではないし、絶対的なパワーもたいしたことはない。また、サウンド面でも刺激が少ない。ボディ剛性も悪くないレベルだし、ブレーキのフィールも利きも悪くない。シフトフィールも、ややストロークが長いものの、結構コキコキと気持ち良くきまる。

 ただ、ハンドリングがいただけない。実は、MEGAWEBで試乗した時は、キビキビしてミッドシップらしいハンドリングだと思ったが、これが深く切り込んでいくと、妙な違和感を感じる。もしかして、ミッドシップということで、リバースしないようにパワステを調整しているのかもしれないが、どうも作られた身軽さ、みたいな演出が感じられ、リニアリティに欠けた。

○結論★★
 残念ながら、今回の試乗も失望に終わった、というしかないだろう。前回の試乗での印象では、
MR-Sは”オープンを楽しむ車”、ロードスターは”オープンスポーツを楽しむ車”
というのが私の結論だったが、意外に街中での試乗は開放感に欠けるものだった。また、現在のプジョー205と比較しても、アクセルに対するツキや足回りのしなやかさ等、205の方が優れている点が多かったところも見逃せない。
 トヨタは最近、若者にターゲットを絞り、様様な車を出してきているが、ことスポーティさの演出については、まだまだ課題が残るようだ。しかし、素材はいいので、今後に期待したい。