THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

カマロ Z28に試乗!1995年式(歴代マイカー) 激安で体感できる、本物のマッスルカー!

2018-06-01 20:57:37 | シボレー

*アメリカ赴任当時に書いた文章です。

 インターネットで在庫をチェック。車探しの始まりです。とりあえず、近場のオートセンターをブラブラ見てみることにしましょう。近場で見つかれば、それに越したことはないもんね・・・いきなりブルーのカマロ発見。はやっ!年式は95年式なので、ギリギリOKです。しかもこれは・・・Z28じゃないですか!噂の5.7L!外観は、年式相応だな。一応、ディーラー車だし(ホンダディーラーだけど)。予算は$12000ドルと2000ドルほどオーバーだが、ちょっとカマロがどういうものか乗ってみようかな・・・ということで、早々に試乗することになりました。
 エンジン始動から”ドルウンッ!デロデロデロデロ・・”これこそアメ車!というサウンド。マスタングV6とはスタートから違います。ばかでかいドアを開け、シートに身を沈めると、なんとも形容しがたいインパネが御出迎え。さて、試乗スタート!ハンドル重いなあ・・・ウインカーかたいっ!なんでこんなところが・・・しかしこのエンジン、アクセルに足を乗せておくだけで市内は充分です。なんていうか、ほとんどクリーピングで走ってるってかんじ。これが大排気量車の醍醐味かも。店員が高速に誘導してくれたので、ちょっとアクセルを踏みこんでみよっと”ズババババババ!!!!”ぐおぅふ、はええ!なんていう加速!これは、今まで乗った車の中で最速の加速です。インプレッサに匹敵します。インプレッサが宇宙船のワープなら、こちらは投石器で投げ出されたようななんともプリミティブかつホホが引きつるような加速です。これこそ俺がイメージしていたアメ車だ!!そんな訳で、最初の店で即決。でも、しっかり3000ドルも値下げしてもらいました。

◎走り:★★★

 加速命っ!このヒトコトにつきます。あとは、すべて苦手。まず、車重が1.5t以上ありますから、止まるのが大の苦手(笑)。ブレーキ、けっこう堅くて、しかもききません。もちろん、曲がるのも苦手です。っていうか、ステアリングインフォメーション?なにそれ?ってかんじなので、とても怖くて高速コーナーなんかつっこめません。足回りはとうぜん、ゆるめです。でも、のりごこちはかためです(笑)。ちょっと路面があれてくると、着陸時の飛行機みたいな振動を発生します。まがるのも苦手ですが、まっすぐはしるのも苦手です(爆笑)。これはアライメントが狂っているのかもしれませんが、ハンドルを握りしめていないと、すぐ右へ右へ行こうとします。
 まあ、かなりボロクソに書いてきましたが、当然良いところもあります。何と行っても、エンジンの余裕です。特に1500回転80kmくらいでデロロロローーーと流すときのフィーリングは、非常にGoodです。市販車最高回転数を誇るS2000オーナーから石を投げられそうな転身ブリですが、本当に低回転が気持ちいいです。高速でも2000回転くらいしか使いません。当然、アクセルをひと踏みすれば暴力的な加速が待っています。

◎居住性:★★★

 横幅がバカでかいおかげで、室内の横方向は広大です。縦方向は、外寸ほどは広くなく、後部座席はオマケに近いです。トランクも見た目より浅いのですが、ハッチバックなので後部座席を倒せば結構荷物が入ります(家具の運搬に重宝しました)。とりまわしは、結構きついです。まだアメリカは広いのでましですが、日本では確実に持て余すでしょう。最低回転半径が6mもありますから。。。典型的なクサビ型フォルムのおかげで、前も後ろも見えません。内装は、駄菓子のオマケを彷彿させるような軟質プラスチッキーさです。でも、デザインはエグさは、無国籍化が進む昨今の自動車の中では、新鮮なエグさがありGoodです。

◎まとめ:★★★★

 グローバル化が進み、車がどんどん無国籍化する中、このカマロはいかにもアメ車!といった匂いがプンプンする1台です。広大な土地、果てしなく続くフリーウェイ、そして分かりやすい価値観。カマロはそんな一昔前のアメリカらしさが詰まってます。正直、アメリカで走っている車の1/3は日本車で、1/3はヨーロッパ車です。マスタングは結構走ってますが、カマロはあまりみかけませんが、それも理解できます。ハードとしては、確実にマスタングの方が良くできているからです(ルックスも)。でも、私みたいにちょっと変わった車好きには、イマドキOHVでしかも5.7Lもあるカマロの方が楽しめるようです。なにしろ、歴代の所有者の中では、最大排気量、最大馬力&トルク、最大重量、最大サイズと最大のオンパレードですから、本当に今までとは違う味わいを堪能できます。あとは、壊れないことを祈るだけです(1年乗りましたが、窓以外は壊れませんでした)。

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カマロ (ワールド・カー・ガイド (26))
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カマロに試乗!@2dayモニターキャンペーン

2010-08-10 22:00:00 | シボレー

カマロのモニターキャンペーンに当選しました!!

Camaro2010

いや~、実車はスゴイ迫力!!

全幅は1.9mを超えてますからね。

では早速、試乗のインプレを。

●居住性 ★★★

 乗り込んでまず驚くのが天地の低さ!

かなり天井低いです。

しかもグラスエリアが狭い!MINI並み。

でも横幅があるせいか、あまり閉塞感は感じません。

シートは余裕タップリ。

インパネは独特のメーターだらけのクラシック・モダンテイスト。

乗り心地は20インチホイールにしては快適。

今回は2日で250km走り、途中大渋滞にも巻き込まれましたが、

あまり疲れは感じませんでした。

●ハンドリング ★★★

ハンドルは重め。

前後重量配分は悪くないので、それなりにスポーティな走りが可能なのですが、

タイヤが幅広(前245、後ろ275!)なせいか、ハンドルを取られがち。

ステアリングインフォメーションも薄めなので、あまり目を三角にして走るタイプではありません。

まぁアメ車らしく、まっすぐな道をダラッと走るのが気持ちいい車です。

●動力性能 ★★★★

この3.6Lエンジンはなかなか優秀です。

低速でもそこそこのトルクを発しますが、2000回転以上では結構スポーティな吹け上がりとサウンドが堪能できます!

車重が1.7tあるので余裕のトルク、とはいきませんが、

踏み込めば活発な走りが楽しめます。

●総合評価 ★★★★

外観とは裏腹に、中身はしっかり現代の車になっていました。

ボディ剛性も高く、内装の質感も悪くありません。

静粛性も高く、耳をすまさないとエンジン音も聞こえてきません。

ただ、アクセルを踏み込んだ時に聞かせるサウンドはなかなかのもの。

V6ながら、V8に近い低音のゴロゴロ感を響かせ、

3000回転以上では「シュガーーーー」と勇ましいサウンドを聞かせてくれます。

先代V6マスタングが「これカムリ?」と思ったほどマイルドだったのとは雲泥の差。

400万円は決して安くありませんが、この迫力ボディと雰囲気が買えると思えば高くはないかもしれませんね。

久しぶりに乗ってて男らしさを感じさせる車でした。

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コルベット、キャディラック、サーブ試乗会!!

2007-07-31 22:00:00 | シボレー

8/26、みなとみらいにてGMの試乗会が開催されるそうです。

なんとコルベットZ06やキャディラックSTS、サーブ等が試乗可能!!Z06、速かったなぁ。
早速申し込んでおきました。今回はサーブ狙いで。

http://signup.gmjapan.co.jp/event/testdrive.php

●試乗車ラインアップ
CADILLAC STS/STS-V/SRX/DTS
CORVETTE Coupe/Z06
Saab 9-3 Sport Sedan/9-3 Sport Estate/9-3 Cabriolet/9-5 Sedan/9-5 Estate


GM試乗会でコルベットZ06に試乗(動画)!!これならフェラーリにも勝てるかも。。

2006-11-03 22:00:00 | シボレー

 GM試乗会、Part2.海ホタルで乗り換え、ついに史上最強のコルベットZ06です!!

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”あなたがもしフェラーリF430やランボルギーニ・ガヤルドに乗っていたとしても、この顔がミラーに映ったら道を譲ったほうがいい”。
ーAUTOCAR誌

ノーマルですら5.7L、400馬力オーバーのハイパフォーマンスですが、Z06はさらに7Lにアップし511馬力を達成!さらにプレームをアルミ化!まさにアメリカの威信を賭けた1台です。英国の車番組TOP GEARでは、なんとムルシエラーゴやF430を上回るタイムをマーク!!史上最強のコルベットです。

○居住性 ★★★
 海ホタルの駐車場で静かに鎮座するZ06。隣のSTSの半分ほどの車高のボディに乗り込むと、室内は思ったより余裕があり、タイトというほどではありません。フロントガラス越しに見えるフェンダーが、いかにもコルベット。

○動力性能 ★★★★★

イグニッションをオン。”ゴァーーーーーーー”という勇ましいアイドリングが既に只者ではありません。アクセルを煽ると”ゴアァン”とレーシングカーさながらのレスポンス。高速に合流し、頃合を見計らってフルアクセル!”ズァーーーーーーー”というV8レーシングユニットそのままのサウンドを響かせながら、瞬く間に恐ろしいスピード域に!しかしボディがしっかりしている上に直進性も良いので、あまり不安は感じません。しかしこのエンジン、さすがはアメリカンV8、どこから踏み込んでも瞬時に豪快なトルクが立ち上がります!ムルシーは加速の度に心臓がドキドキしましたが、Z06はボクサーのボディブローのように胃にきます。しかし速い。恐るべき速さです。

○ハンドリング ★★★★

 アメ車=直線番長というのは昔の話。Z06,ガンガン回ります。高速のランプで加速しながらハンドルを切り足していくと、グイグイとノーズがインをさします。ブレーキも強力。挙動も安定しています。流石に4WDのガヤルドやポルシェほどの安定感はありませんが、500馬力Overを2輪でコントロールしているとは思えないほどの安定感。ダッジバイパーとは比べ物になりません。

以上、片道50kmあまりのツーリングはアッと言う間に過ぎてしまいました。確かに普段乗りには洗練度が足りないし、MTの入りもイマイチですが、まあ初期型S2000を常用できる方なら問題ないレベルだと思います。むしろ、カレラRSのような、ロードゴーイング・レーシングカーを堪能したい方には非常にお勧めです。今まで試乗した中では間違いなく最強クラス。1000万円でこの性能はバーゲン価格。ノーマルポルシェだと相手にならないでしょう。以上、下期最大のイベントでした。試乗車の日本導入を決断したGMAJさんに拍手!!

では動画をどうぞ!


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コルベットZ06の雄姿をDVDで!!
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