マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

空気電池なり~

2022-04-30 07:10:29 | 理系オタク
空気から電気をつくる究極の蓄電池が近い将来に実現できる見込みが出てきたでつ。
その名も空気電池。

従来のような電極が要らず、重さは既存のリチウムイオン電池の5分の1。
韓国や中国勢を交えた開発競争が過熱しているでつ。
今の時代、電池は必須アイテム。

新しい電池の開発は活発でつ。
この空気電池は、軽さと容量を兼ね備えた蓄電池は、2030年代以降の普及を
目指す空飛ぶクルマに欠かせない動力源の一つになるでつ。
日本では道路の渋滞が年に10兆円以上の経済損失を招くでつ。

都市では時に10キロメートル先へ行くのにも30分はかかり、時間が無駄になるでつ。
切り札といえる解決策はないでつが、一つの候補になり得るのが道路より広い空の活用。

今は絵空事のように思えるのは、車を宙に浮かせるだけの軽くて優れた蓄電池が
手に入らないからでつ。
これからの時代は化石燃料を燃やして飛ぶわけにもいかないでつ。

最高速度は時速40~50キロメートル。
空飛ぶクルマを開発するでタクシーや救急搬送に使う予定。
それには、5~10分程度とみられる現在の飛行時間を延ばしていく必要があるでつ。

電池の研究では、車が約1時間飛ぶには、1キログラムあたり450ワット時以上の容
量の電池が必要。
リチウムイオン電池は、同300ワット時の壁に突き当たるでつ。

電池を軽くできれば見かけ上の容量は増えるが、リチウムイオン電池は
全体の重さの半分弱を占める電極つまり正極が軽量化を阻むでつ。

そこで空気電池の出番でつ。
大胆に構造を変え、正極の代わりに空気から取り込んだ酸素を使い、
リチウム金属でできた電極と組み合わせるでつ。

外にある空気がいわば電池の素材だ。正極がなくなったとみなせば、
本体の多くをリチウム金属が占めるでつ。
軽いうえに、リチウムが多くて蓄電容量を増やせる利点があるでつ。

電気を取り出す際は、電池の隙間から入り込んだ助っ人の酸素が
容器の炭素や樹脂のなかでリチウムイオンと手を結ぶでつ。
酸素は酸化物の塊になりながら、協力して電子を動かすでつ。
充電では役割を終えた酸素が塊から離れ、リチウムイオンと別れて再び外に出て行くでつ。

ただ、酸化物の塊から酸素が離れにくく、金属のリチウムは発火や発熱のリスクが高いでつ。
技術開発の難しさから「究極の電池」とされてきたでつ。
だが、ここにきて中国や韓国の研究者が課題を乗り越えるアイデアを見つけ始めたでつ。

中国の中国自動車電池研究所はリチウム空気電池で電極の構造を工夫し、
1キログラムあたり769ワット時の容量に手が届いたでつ。

わずかな量の材料を調べただけで電池に仕上げるには課題が多いでつが、
将来は「航空宇宙産業や電気自動車に使える可能性があるでつ。

韓国メーカは酸素が通る部分の劣化を抑えようと有機材料をセラミックに
代えたでつ。
充放電の回数を10回以下から100回に増やせたでつ。

リチウムイオン電池の約4千回には及ばないが、
電解液の改良に活路を見いだすでつ。

リチウムを使う空気電池は使用中に負極が変形し、短絡を起こしやすいでつ。
そこで他の元素を使い、容量は少なくても作りやすい空気電池を
探る動きもあるでつ。

ニッケル水素電池の正極を空気に代えた水素空気電池を幾つもつなぎ、充放電に成功。
連結する電池の数を増やせば、原理上はリチウムイオン電池の容量を超えるでつ。

米国のフォーム・エナジーは鉄と酸素で働く鉄空気電池を実現し、
再生可能エネルギーで作った電気をためる用途などに使う計画。

空飛ぶクルマを電動にすれば燃料を燃やす必要は無くなるでつが、そもそも電池で
飛べるのかといった問題が残るでつ。

宙に浮くためには、電池切れを心配するのと同時に、電池を極限まで
軽くしなければならないでつ。

軽さだけでいえば、主な素材に樹脂を取り入れた「全樹脂電池」も有望。
APBが開発した新型リチウムイオン電池は、同型のリチウムイオン電池より
2割は軽いでつ。

無人潜水艇向けに納入する。電池の容量を増やしにくいとの見方があるでつが
電極の原料などを工夫すれば、空飛ぶクルマにも使えるでつ。

電池の世界で空気中の酸素を使う空気電池の登場は、いわば太陽の光で
光合成をする微生物が地球に大量の酸素をもたらしたのと同じくらいの
変化といえるでつ。

酸素によって人類は18世紀の産業革命以降は大量の石炭や石油、
天然ガスを燃やして豊かな生活を築いてきたでつが、
今度は燃やさないために酸素を電池に使うでつ。

発想の大きな転換が必要になるだけに、期待の大きい空気電池の開発には
なお難路が待ち受けているでつ。

21世紀のキー技術は、電池。
そして、空や宇宙でつなぁ~
軽くて小さくて、長持ちという課題克服は生半可ではないでつ。

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新年度が始まったので、千葉ビール園で気合入れたでつ。

2022-04-29 07:10:29 | グルメ
2022年度が始まりましたなぁ~
2022年度も無事に1年過ごせるようにと千葉ビール園へ行ったでつ。








サッポロの文字を見ると出来立てビールとジンギスカンを食べたい気持ちが逸るでつ。
ここにくるまでに…
南船橋から徒歩で十分に運動したでつ。








ということでまずは2021年度を無事に終えたことに、
エーデルピルスで乾杯なり~




ビール園内の景色を眺めながめは、いいでつなぁ~
ビール園キタ感満載でつ。
やっぱりビール園で飲む最初の一口は最高でつなぁ~




そして、2022年度へのスタートに琥珀エビスで乾杯なり~




あのタンクに、出来立てビールが入ってるでつなぁ~




匠がついだ工場出来立てビールを満喫したところで…
いよいよジンギスカンでつなぁ~
喉を潤したら胃袋も潤さわないといけないでつ。




ラムタンから焼き始めるでつ。
塩コショウたっぷり効かして、食べると超まいう~なんでつなぁ~
厚切りで歯ごたえもよくて、ハマるでつなぁ~




オーダは最初のオーダは店員さんにだけど以降はタッチパネルでつ。




お肉ばかりではなく、やっぱりサイドもいかないとでつ。




やっぱりサッポロなので、ニシンだなぁ~
このマリネは…
まいう~だなぁ~




そして最近のビール園では外せないガーリックトースト。
このマグカップがいいでつなぁ~
出てる部分は、手を使わず食べれるでつ。




そしてプレミアムブラックでつ。
黒ビールはやっぱり鮮度。
ビール園でしか飲めないでつなぁ~




ラムタンを食べると次からは、ラムカルビとビール園では絶対に食べたい
ソーセージでつなぁ~
ソーセージはよく焼いて食べるでつなぁ~




ふとビールの銘柄あったでつ。
こりオーダー出来るのかタッチパネルみたでつが…
店員さんにきいてもよかったかなぁ~




さて、焼きもジャンジャンいくでつ。
ラム肩ロースとラムチップなり~
ラムチップも1本からオーダ出来るので、ありがたいでつ。




さらにタケスィの大好きな味噌ラムでつなぁ~
行き始めた頃は、味付けラムしかなかったけど…
そう考えるとメニューが増えたのは、ありがたいでつ。




その味噌ラム。
安定した味でつなぁ~
こりには、ハーフ&ハーフでつ。




そして…
どうしても目に入ってしまう黒ラベルをオーダでつ。




サッポロのスタンダード。
匠が入れるとさらに味が増すでつなぁ~
で~メニュー見てると黒ラベルのカクテルがあったのでオーダでつ。




カシスと黒ラベルのコラボ。
こり、ハマるなぁ~
こりは市販したら絶対大ヒットするから市販してほしいでつ。




出来立てビールとジンギスカンを満喫したところで、
シメはやっぱり…




リンゴのジャーベットでつなぁ~




千葉ビール園は、カーブを描いたレイアウトになってるでつ。




そして、黒ラベルの看板とビールタンクだなぁ~
そういえば、店員さんも変わったな~
制服の人が多くなったでつ。




千葉ビール園で、工場出来立てビールとジンギスカンを満喫してバスで移動でつなぁ~
こりで、ハードな2022年を乗り切れるパワーを注入したでつ。
次回も東京へ来る機会があれば、千葉ビール園には必ず行くでつ。

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愛車遍歴のアシストさんが変わったでつ。

2022-04-28 07:10:29 | 
オギハギの愛車遍歴は10年続く長寿番組。
車好きのタレントさんが愛車を語るでつ。

そのオギハギをサポートするのがモータージャーナリストの圭ちゃん。
最近はいろいろと活動も多いので…
番組を卒業したでつ。  




圭ちゃんは、ラリーもやってるし、なかなか日本高速道路旅にも出ててるでつ。
タレント活動も多いでつなぁ~
さて、愛車遍歴二代目アシスタントさんは…




今井優杏ちゃんでつ。
優杏ちゃんは、奈良県出身なんでつなぁ~

二代目は、初代の築いたイメージがあるから大変。
だけど…
優杏ちゃん流の愛車遍歴に頑張ってほしいでつ。

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スマホとタブレットと比べると…

2022-04-27 07:10:29 | モバイル
3Gが完了するからといろいろと悩んだでつがスマホにしたでつ。
そりから1月たったでつ。

使ってみると電車や食事の待ち時間とかで利用することが多いでつ。
でも画像とか見るとあっという間に制限になるでつ。
まぁ~外出やフリーWi-Fiがないところ以外は、Wi-Fi利用にしてるでつ。

さてスマホーを使うとタブレットをあまり使わなくなったでつ。
小型な以外はほぼ同機能。
となると持ち運びが楽な方へとなるでつ。

iPhoneとiPadと比較するとiPhoneが断然売れてるのがわかるでつ。
価格はiPadのが半分くらい安い。
電車でもiPad使ってる人は3ヶ月に1回見ればいい方…

タブレットの立ち位置が少しない感じ。
コストが安い位でつ。
そいとバッテリが長持ちな点かなぁ~

だけどiPadがニューモデル出す限り
タブレットは、大丈夫かなぁ~

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スカイラインは残るでつなぁ~

2022-04-25 07:10:29 | 
日産はフーガ、シーマ、スカイラインのハイブリッド車、3車種を2022年夏をもって、終了。
こりは2022年9月1日以降の車外騒音規制強化に伴う措置。

セダン市場が縮小していることもあって法規規制変更を機にすることになっでつつ。
なお、スカイラインのガソリン車は引き続いて生産・販売を行うでつ。
スカイラインのブランド名は継続するにのは、ありがたいでつ。

でもニッサンのセダンの場合、なんとなくアメリカで販売してるモデルを
そのまま日本に導入してるだけって感じがするでつ。

そいと価格。
少し手を伸ばせばというのを通り越して、全く手の届かない価格帯となってるでつ。
クラウンもだけど、外車並の価格はどうかなぁ~

クラウンとカムリを比べて、なんで倍も価格違うのってなるでつ。
スカイラインHVもそう。
500万超えれば、欧州車買うでつなぁ~

でもニッサンの車もトヨタ以上に金太郎飴だなぁ~
似たような車ばかり。
フーガ、シーマ、スカイラインと比較して何か特徴あるかなぁ~

どれも走りもいいし、室内も豪勢。
価格帯も似たり寄ったり…

かくてのスカイライン、ローレル、セフィーロの3兄弟のようなコンセプトが
分かれてないから魅力がない。
唯一400Rを題したのが最近のニッサンのヒットだなぁ~

その400Rもアメリカモデルにはあったわけだから、結局は
アメリカからのお下がり的な感じがあるでつ。
でもスカイラインを残してほしいというコメントは多いなぁ~

「スカイラインは日産の代名詞」「スカイラインはシーマやフーガより歴史が長く、日産を代表するクルマだから」
「歴史と伝統という日産のイメージがある」など、日産車としてもっとも長く販売されているスカイラインは
継続させるべきというコメントが多く寄せられたでつ。

「自分の青春の思い出なので」「以前にスカイラインクーペに乗っていて名前に愛着がある」など、
所有していたという人たくさんいるでつ。

Zが復活して価格もそこそこに出るなら、スカイラインもカムリ位の価格帯へすれば
まだ、販売も持ち直す可能性はあるでつ。

ニッサン、ホンダ、トヨタはセダンが売れないとボヤいているでつが、
高価格にしてらば売れないことわからないかなぁ~
そいとSUVブームとかいいつつ、足元はあぶないでつ。

高下取りがあるから売れてるけど、そりも体力がある間はいいけど…
SUVもそんなに数が売れてるわけではなく、結局80%くらいは軽とコンパクトカーが
今の主流。

セダンも5ナンバーでコンパクトに低コストなら少なくともSUVよりが売れるでつ。
そのSUVもダイハツロッキーが一番売れてることを理解してほしいでつ。

今改めて思うけど、やっぱり車はセダンが一番いいでつ。
そのセダンの代表であるスカイラインがセダンとして、残るためにも
ニッサンは消してあきらめずの開発してほしいでつ。

次期スカイラインに大きな期待をしてるでつ。

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EVがHVを超えたところで各社の戦略はどうなるかなぁ~

2022-04-24 07:10:29 | ビジネス
21年の新車販売台数はEV前年の2.2倍に増加した一方、HVは33%増え約310万台。
最大市場である中国では低価格帯EVが人気で、新車の1割を占めたでつ。




温暖化対策を掲げて普及を促進する欧米でも販売は好調で、ノルウェーでは新車の半数を超えたでつ。
購入時に日本の消費税にあたる税金を免除する政策が後押ししているでつ。
自動車業界では日本勢がHVで優位だったでつが、海外勢がEVで次の主導権を狙う構図。




各国のEV普及へ向けての戦略もいろいろでつ。

フォルクスワーゲンは7兆円を投じ25年までにEV比率を20%に引き上げるでつ。
テスラも新工場を稼働させ、生産能力を倍増させるでつ。
電池など部品が大きく変わるEVの主導権争いは、自動車産業がリードしてきた日本経済の将来にも影響するでつ。

HVも日本では主流になってるけど、実燃費とかはカタログ値と全く違うから欧米ではそりほど普及していないでつ。
大手の戦略はどうかというと…




HVは、iPhoneと同じで日本では売れるけど、世界ではそりほどってことでつなぁ~
だけどEVにはまだまだ解決しないといけない課題も多いし、本当にエコカーでもない。
メリットだけ先行してるだけでデメリットが浮き彫りになるとあっというまにあの技術はになる可能性が高い。

日本では真実の報道はされないからだけど、欧米が完全電動化に進んでるとは思えない。
レシプロエンジンをまだまだ開発してるし、EV1本という戦略ではない気がするでつ。
EVも基本的には発電しながら走行する方向になるように思うでつ。

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論文は難しい。

2022-04-23 07:10:29 | 学習
最近のテストはマークシートが多いので文章を書く機会が少ないでつ。
だけど技術士や電験の二次試験は、論文が多いでつ。

学会に入ってると成果を論文化することもあるし、社内発表でもでつなぁ~
本当、文章の組み方はむずかしいでつ。
ということで、とりあえず合格点をとるということで本を購入。




論文の書き方の前に知らなければならないのが、「論文とは何なのか」ということ。
それには、一連の研究のプロセスの意味を知らないといけないでつ。
そのためには、「研究とは何なのか」を知っていないといけないでつ。

論文には構成があるでつ。
まずは、問いと根拠ある答えの形式になっていること。

感想文やエッセイのような自由な形式は論文ではないでつ。
序論,本論,結論,の形式で構成されなければならないでつ。

序論:あるテーマで問題を立てる。
本論:それについて論理的・実証的に論述を展開する。
結論:立てた問題に解答を与える。

理論と実証のみによって記されなければならないでつ。
文学的表現,美文は不要でつ。
論理的・実証的説得力が不可欠でつ。

そいと論文を書くときの注意点は、理解と解の2段階の過程が必要。
理論を押さえたうえで,自分の意見を論ずるでつ。
自分の意見を立証するために実験を行うでつ。

根拠ある主張を行うでつ。
自分の意見の提案でも自己主張でもない.根拠が必要でつ。
用語を定義するでつ。

論を展開するとき,用語に複数の意味を持たせてはいけないでつ。
過去形で書でつ。

論文の構成は以下の通りになるでつ。

まえがき
目次 (+図目次)
概要
本文(100%)
序論(5-10%)
本論(80%以上)
結論(10%)
文献一覧
索引
あとがき

構成上の注意は…

目的・結論(=問・答)の基本形式であることでつ。
下記の文章構成は,使ってはダメでつ。
 × 起・承・転・結(比喩的効果を高める方法)
 × 序・破・急(能の舞や日本舞踊の舞のペース)
 × 導入・展開・結末(問題提起と結論がない)

文言の注意点も…
 ×「です,ます調」 →○「である調」

逃げの言い方,どちらともとられる言い方はしないでつ。
 ×「~とも言える」
 ×「~とも考えられる」

口語体は使わないでつ。
 ×「だから」,「だって」 →○「よって」.「従って」.「つまり」

 ×「でも」→○「しかし」

漢字にしない方がいい場合もあるでつ。
 ×「出来る」→○「できる」
 ×「~の通り」→○「~のとおり」

最も大切な点は…
最もよく陥るケースとして,目的と結論の整合性が取れていないことが挙げられるでつ。
目的をコピーして結論部分へペーストして,結論を記すことを勧める.

その他の注意点は…
結論では,各実験における結論を羅列したのでは(査読者としても)面白くないでつ。

目的に対する結論は当然のこととして,各実験の結論を俯瞰し,総合的結論として新たな視点で
各実験の結果も結論の時点で見るとまた異なった視点で考えることができることを書くことでつ。.

最初に概要を過去形で書くでつ。
論文が書けない人は、概要を先ず書くこと。

概要は、論文を書き終えた後に要約したものですが、理想の論文を書き終えた時を想像し、
概要を書くでつ。
注意するのは、過去形で書くことでつ。

そもそも論文は、結論に導いたことを書くのですから全て過去形で書くのが当然。
それをやり終えてもいない最初の段階に過去形で書くことで、自分がどうすべきかが明確になるでつ。
概要が書けるということは、当然目次が書けますから、その次は、目次を書くでつ。

既存の論文を10編ファイリングするでつ。
自分が書こうとする論文に関するキーワードを含んだ論文をj-stageなどからダウンロードするでつ。
通常原著論文は10ページ程度。

それを透明な袋を持ったA4サイズ縦型の薄いファイルに入れるでつ。
一つの論文は、1枚の透明ファイルに入れるのです。二つ目の論文も同様に入れて行くでつ。

10編の論文を入れると10枚のファイルができるというわけでつ。
そのタイトルを見て下さい。それが、あなたの論文を補強してくれる知識となっているでつ。
つまり、これが引用文献となるのです。必要に応じて増やしていくでつ。


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11代目時シビックにハイブリットモデル追加なり~

2022-04-22 07:10:29 | 走り屋
11代目シビックが発表されたけど、ターボモデルのみだったでつ。
そして満を持して登場したのがハイブリットモデル。




シビックのHV「シビック e:HEV」は2022年6月に正式発表だけど、先に試乗車が出てきたでつ。
さてそうなると…
ジャーナリストさんが試乗してインスピを出してるでつ。




フジトモちゃんも早速、試乗でつなぁ~
さてまずは乗り味がどうなのかなぁ~
ということで…




ハイブリットは、新開発の直噴の2Lガソリンエンジンが搭載されたでつ。




スペックは、最高出力141PS、最大トルク182Nm。
アコードが145PSだから若干出力は控えめだなぁ~
こりに…




電動モータが184PS、315Nmがあるでつ。
低速域はモータ、中高速域がエンジンで、さらに高速走行になるとエンジン+モータのHVで走行するでつ。
アコードはエンジン+モータのHVにはならないけど、シビックは走りのイメージがあるからかなぁ~




だから出だしは…




しないのは、ホンダサウンドが好きな人にはちと不満。
ホンダエンジンの加速時のサウンドがホンダ車の魅力なんだけど…
9月にある騒音規制とかあるのも影響してるかなぁ~

だけどエンジンがかかると、ホンダサウンドが
気持ちよく聞けるでつなぁ~
そうなると…




になるでつなぁ~
そうなると走り屋魂に火が付くでつ。








になるでつなぁ~
ホンダ車は踏んでこそだなぁ~
そこは…








この走りは、かなりのレベル。
ギアレバーがないのはどうかと思うけど、その分バトルシフトがきちんと全段変速してくれるといいんだけどなぁ~
アコードやインサイトは減速3段とか中途半端だから、そこは改善してほしいところ。




ターボ車と比べても重量が100kg増えただけだからパワーウエイトレシオでも
HVのがよさそうだからモータの特性で加速はかなり良さそうでつなぁ~
レスポンスもターボとは違ってストレス感じないでつなぁ~




そいと…






そういうところは、パラレルの…




しかも…




でもパワー全開できそうでつなぁ~
島下さんが言われてた通り、かなりいい仕上がりだなぁ~

だけど2Lにする必要あったのかなぁ~
こりだとアコードとの差異がないでつなぁ~
車体は若干小さい感じだし、アコードのハッチスポーツモデルな位置かなぁ~

さて2Lへアップしたことで価格は400万台になるかなぁ~
アコードが465万だから、さすがにそこまでは行かないだろうけど、ターボモデルが350万弱だから
400万前後だろうね。

好調と言われてるターボモデルの後に、いい車ではあるけど、高価格がネックにならないかなぁ~
先行のターボモデルも先代より高価格になって出てきたけど、さらに強気な戦略で出す感じかなぁ~
五味ちゃんもE-CarLifeで言ってたでつが、シビック400万超えちゃ~ダメでつなぁ~

いい車ではあるけど、もう少し価格を抑えてくれるとというかターボモデルと同価格帯か下げてで出てくると
ホンダも本気モードだなぁ~と思えるんだけけどなぁ~

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排ガス・下水からエコ燃料

2022-04-21 07:10:29 | 理系オタク
水素や二酸化炭素などを反応させ都市ガスをつくるエコ燃料製造技術「メタネーション」の
実用化が進んできたでつ。

排ガスを使い、下水から都市ガスをつくるでつ。
電力に比べ遅れていた都市ガスで脱炭素化に道を開くでつ。
コストが課題だが、技術革新で天然ガス並みに下がる可能性もあるでつ。

水素に比べ既存設備を転用できる利点もあるでつ。
自然豊かな公園に囲まれたごみ焼却施設。
その一角で4月に7メートルほどの複数のタンクから成るメタン発生装置が動き始めたでつ。

ごみ焼却施設から出た排ガスから不純物を取り除いたCO2をつくり、水素とともに触媒の入った配管に送り込み、
セ氏200度で設備内で反応させると、都市ガスとして使われるメタンができるでつ。
CO2を原料に使えば都市ガスを燃焼しても実質的に排出量に算出されないでつ。

世界的な脱炭素化が進む中で再生可能エネルギーの調達は欠かせないでつ。
電力では太陽光や洋上風力など様々な選択肢があるでつが、天然ガスに頼る都市ガスでも
エコ燃料化の重要性が高まっているでつ。

経済産業省によると国内で消費されるエネルギーのうち6割を産業用ボイラーや家庭用給湯などの
需要が占めるでつ。
特に鉄鋼や化学、製紙など加熱の工程を多く持つ製造業は都市ガスを多く使うでつ。

CO2を排出しない都市ガスの製造方法として、有望視されているのがメタネーション技術。
メタネーションは工場から回収したCO2と再生可能エネルギー由来の電力でつくる水素を合成し、
都市ガスの主成分となるメタンを製造する仕組み。

工場内で排ガスをそのまま直接エネルギーに転換できる利点があるでつ。
脱炭素化では水素も有効な代替エネルギー源として有望視されているでつが、低温での運搬や保存の難しさなど
課題が多い水素などに比べ、メタネーションは既存の都市ガスの設備を活用できるのが利点。

これまで基礎開発が中心だった同技術でつが、ネックだった7倍とも言われる天然ガスとの製造コスト差を
埋めるべく、大規模化と高効率の製造技術の開発が進むでつ。

メタネーション設備は従来設備と比べ10倍の規模で、日本最大級。
商用利用に向け将来的にさらに100倍以上の製造能力を持つ設備を目指すでつ。

水素などのふき込みの量や速度を調整して効率を高め、反応装置など設備の
製造コストも半減するでつ。

一般家庭1万世帯分に相当するメタンを製造し実用化。
天然ガス精製の際に排出したCO2と国内の再生可能エネルギー由来の電力で
つくったグリーン水素を使うでつ。

大型化で1キロワットあたりの設備コストを実験設備の4分の1程度に下げることを目指しているでつ。
海外向けの設備の基本設計も25年までに進めるでつ。

また、CO2と水素を組み合わせるこれまでの方式に加え、生物の力を
活用した「バイオメタネーション」の研究を進めるでつ。

22年度上期から下水処理施設の汚泥の一部を使った実証を始めるでつ。
汚泥を水素とともに設備に投入すると、細菌がメタンを生成する仕組みを使うでつ。

宇宙航空研究開発機構と次世代型のメタネーション開発に乗り出したでつ。
原料として使う水の電気分解と設備を一体化して組み合わせることで、製造効率を高めるでつ。

従来のニッケル系の触媒を使った手法ではセ氏500度ほどまで高温にする必要があったでつが、
金属系の別の触媒に切り替えることで、200度ほどの低温でも合成できるようにしたでつ。

政府が掲げる50年の温暖化ガス排出量の実質ゼロ目標は電気だけでなく都市ガスでも脱炭素化を実現できないと
目標の達成は難しくなるでつ。

都市ガスの脱炭素化は官民会議などが開かれてきたものの、電力と違い知名度も低く、
国際的なCO2削減量の位置づけも十分に整備されてこなかったでつ。

技術改良により、様々なエコ燃料への布石を打つことがエネルギー安全保障上でも
重要になっているでつ。

メタネーションは水素などに比べ既存の都市ガスインフラを活用でき、
特に工場などで大規模改修しなくてもそのまま設備を使えるのが利点。
一方でエネルギー効率の悪さを克服する技術改良が欠かせないでつ。

メタネーションはノーベル賞も受賞した仏科学者のポール・サバティエ氏が約100年前に
発見した「古くて新しい」技術が元になっているでつ。
大規模な商用化がなかなか進まなかった一因には生産効率の悪さもあるでつ。

反応の過程で熱損失が発生するのが特徴で、これまでエネルギー変換効率は6割程度にとどまり、
メタンの製造価格は天然ガス由来に比べ7倍かかることもあったでつ。

ただ、最近では都市ガス各社が排熱の再利用など設備の改良を加速させ、
エネルギー変換効率は約9割が視野に入ってきたでつ。

将来的には補助金などを含めれば天然ガス由来のメタンに価格面で
匹敵できる水準になる可能性があるでつ。

政府が定めた「グリーン成長戦略」では50年時点でLNG価格と
同水準にすることを目指しているでつ。

また二酸化炭素を実質ゼロにするためには原料製造にグリーン調達した電気が必要。
今後は太陽光発電などと組み合わせていくことが必要になるでつ。

経済産業省は2050年には既存の都市ガスインフラの9割がメタネーションなどを
使った合成メタン原料に置き換わり、国内向け市場は1兆8000億円に達すると試算。

日本ガス協会も30年までにメタネーションの実用化を広げ、
国内の都市ガス全体の1%以上を合成メタンでまかなう目標。
50年までにカーボンニュートラルを達成させる方針。

達成には技術革新の成否がかかっているでつ。

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放射線使う発電技術

2022-04-19 07:10:29 | 理系オタク
放射線の一種であるガンマ線を利用して発電する基礎技術を開発。
水と酸化鉄の微粒子という安価な材料を活用。

実用化できれば、従来研究よりも低コストで放射線からエネルギーが得られる可能性があるでつ。
現在は有効利用策がない高レベル放射性廃棄物などの活用を視野に、
今後は発電効率の向上などの研究を続けるでつ。

ガンマ線は太陽光と同じ電磁波だが、太陽光の100~10万倍のエネルギーを持つでつ。
ガンマ線からエネルギーを取り出す手法の研究開発は進む一方、人体に悪影響があり
取り扱いが難しいことから、実用化段階に入った手法の報告はないでつ。

現在検討される手法の1つが、ガンマ線を使って水を分解し、
できた水素ガスを燃料電池や発電に使うもの。
ただ、分解した水のうちわずかしか水素にならず効率が悪いでつ。

実験施設内で、直径5ナノメートルと微細な酸化鉄の粒子を混ぜた水にガンマ線をあてる実験。
水分子の中にある電子が鉄の微粒子に移動し、鉄が電子を運ぶ媒体になることが分かったでつ。

10分ほど放射線を照射した後に水中に電極と電線を設置し、磁石で水中の酸化鉄を
片側の電極周辺に集めると電気が流れ、最大で1.2ボルトの電圧が確認できたでつ。

新手法は充放電を繰り返して直接電気が作れるでつ。
安全な形で放射線を取り扱う技術ができれば、使用済み核燃料の貯蔵設備に組み込んでエネルギーを
得るといった利用法があるかもしれないでつ。

現在のエネルギー変換効率は0.5%程度で高くないでつ。
今後は変換効率の向上を目指すでつ。

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時代は再び直6へ

2022-04-18 07:10:29 | エンジン
ステランティスは、グループPSAとフィアット・クライスラー・オートモービルズが折半出資で合併して誕生した多国籍自動車メーカでつ。
そのステランティスが直列6気筒ターボエンジンを開発するでつ。

ガソリンの直6エンジンは、BMW、ダイムラー、ジャガーランドローバー、マツダに続いての新開発直6エンジンとなるでつ。
ステランティスが開発する直6エンジンは、「ハリケーン・ツインターボ(Hurricane Twin Turbo)」。
排気量は他メーカーの直6エンジンと同じく3.0ℓ。

3.0ℓハリケーン直6ツインターボエンジンは、大排気量自然吸気V8エンジンの代替エンジンとなるでつ。
ステランティスでいえば、5.7ℓ~6.4ℓのHEMIエンジンからのダウンサイジングとなるでつ。

ステランティスは、戦略計画「Dare Forward 2030」で、2030年までにCO₂排出量を50%削減し、
2038年までにカーボンネットゼロを実現するという目標を掲げているでつ。
ハリケーン・ツインターボは将来の電動化にも対応するエンジンとして登場。

ハリケーン・ツインターボは大排気量V8エンジンに匹敵する性能を実現しながら最大で15%高い効率を実現しているでつ。
エンジンブロックはもちろんアルミ合金製。鍛造スチール製のクランクシャフトとコンロッドからなる回転系アッセンブリーを
クロスボルトで固定したスチール製メインベアリングキャップに収めているでつ。

ボア×ストロークは、84.0mm×90.0mm。
シリンダーボアにはプラズマトランファーワイヤーアークコーティングが施され、超薄膜で低摩擦の摩擦面を実現。
高出力版のHO(High Output)と標準版のSO(Standard Output)の2仕様が設定。
圧縮比はHOが9.5、SOが10.4。

燃料供給は筒内燃料直接噴射で最大噴射圧は35MPa(350bar)。
過給は2基の低イナーシャターボが3気筒毎に付く。
水冷インタークーラーはSOがシングルインレット、HOがデュアルインレット。

過給圧はSOが1.52bar、HOが1.79barと発表。
パワースペックは
HO:500ps/644Nm
SO:400ps/610Nm
でつ。

燃料はSOが91オクタン、HOがプレミアムを推奨。
振動特性に優れる直列6気筒。
レスシリンダー化と衝突安全対策の観点などから、ひとり気を吐くBMWを除き自動車用としてはもはや…

だけど、ダイムラーが直6エンジンを復活。
ストレート6復活には…

レシプロエンジンの性能を規定するのは、第一にシリンダー内径×行程、つまりボア/ストロークと
それによって決定される単室気筒容積であるでつ。

特にガソリンエンジンの場合、シリンダー内径はプラグ点火の火炎伝播距離という制約から
無闇に大きくすることは憚られるため、概ね100㎜が上限とされるでつ。

第二次大戦時の航空機用ガソリンエンジンには200㎜級の内径を持つものもあったけど、
航空機用エンジンはフェイルセーフの観点から2プラグが必須であること、
常用エンジン回転数が2000rpm台に収まり、自動車用のように高回転を用いないから何とかなったでつ。

内径に制約があるからには、単室容積を大きくするには行程を上げる他ないでつ。
でもこちらも同様に制約が発生するでつ。

同じ単室容積のまま内径を減らすと燃焼室がコンパクトになって冷却損失が減る代わり、
吸排気弁の開口面積が減って混合気の吸入効率が悪くなるでつ。
また、行程を長く採ると単位時間クランク1回転あたりのピストン移動量が大きくなるでつ。

言い換えるとピストン速度が上昇して機械的抵抗が増すでつ。
ロングストロークになればなるほど平均ピストン速度は上昇し、フリクションと機械的強度の点から
高回転化が難しくなるでつ。

エンジンの出力は要約すれば単室容積あたりの実効トルク(排気量)×回転数であるから、
高出力化するには気筒容積を増やすか、高回転化するしかなく、どちらの方法にも物理的な限界が
あるでつ。

そこで、もうひとつの解法が登場。
気筒数を増やす方法でつ。

単室容積500㏄/行程86㎜の単気筒エンジンを内径をそのままに行程を43㎜として250㏄×2気筒とすれば、
平均ピストンスピードは半分になるでつ。

その分回転数を上げることで高出力となるし、内径×行程をそのままにして単に気筒数を
増やせばこれまた出力は上がるでつ。

ガソリンエンジンの気筒単室容積には一種のセオリーがあって、概ね400~500㏄が抵抗と冷却損失のバランスが
とれているでつ。
それ故にエンジンの出力バリエーションを作るには、気筒数を増減することになるでつ。

世の2ℓ級エンジンがおしなべて4気筒となるのはそうした必然的理由があるでつ。
車格に応じて必要な出力が定まれば、あとは気筒数をどうするかがエンジン設計の要諦となるでつ。

カール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーが作った世界最初の実用ガソリンエンジンは当然ながら単気筒。
そこからエンジンの進化は多気筒化と同義であったでつ。
だけど多気筒化には紆余曲折があったでつ。

2気筒エンジンを作る際、誰でも思いつくのはクランクピンをふたつ並べた直列2気筒。
ところが世界初の2気筒エンジンはV型だったでつ。

しかもクランクピンだけでなく、コンロッドもひとつ。ひとつの大端部から二叉になって
ふたつの小端部とピストンを形成するV型としていたでつ。

なぜこんな面倒なことをしたかといえば、おそらくピンをふたつ持つクランクシャフトを作るのが
困難だったから。

クランクシャフトは自動車で最も強度と剛性が必要とされる部品であり、屈曲しながら両端は
同一軸上に正確になければいけないでつ。
それほど精度が必要な部品を19世紀の技術水準で作るのは難しかったでつ。

直列方向に気筒数が増えれば、クランクシャフトはどんどん長くなるでつ。
長くなればピストンの上下動でクランクは曲げと捻り方向に複雑な応力を受けてのたうち回るようになるでつ。
折角高出力&高回転のために多気筒化しても、クランク強度の問題で高回転化できなくなるでつ。

初期のガソリンエンジンでは、長いクランクシャフトを避けるために多気筒化は星型配列とすることが多かったでつ。
星型エンジンはひとつのクランクピンにマスターコンロッドという大端部が取り付き、その周囲に放射状に他の
サブコンロッドが配置されるという形状なので、気筒数が増えてもクランク長は増えないでつ。

星型エンジンにはもうひとつ利点があるでつ。
クランクセンターに対して各気筒が均等に放射状配列され、点火もたすき掛けに為されるため、この点火方法のために星型は必ず奇数気筒となるでつ。
回転バランスが自動的に取れて振動の発生が抑えられるでつ。

単気筒エンジンが回る時、ピストンは上点と下点で一端停止状態になるでつ。
そこから反対方向にピストンが動くことで発生する振動が「一次振動」。
クランク1回転につき一回発生するエンジンが上下方向に揺すられる動き。

これを抑えるために、クランクピンにはクランクセンターを軸に反対方向にカウンターウエイトという
錘が設けられて、ピストンの動きによる加振力を相殺するようになっているでつ。

ただカウンターウエイトを加振力を釣り合うようにバランス率100%するとクランクそのものが重くなり、
それ自体の慣性力が増えてしまうでつ。

コンロッドは、ピストンの上下動に伴って斜めに傾きながら動くのでつが、上点から下降する時と、下点から上昇する時では
傾きの角度に差が発生。
これがピストンをシリンダー壁に押しつけるサイドスラストと総合して振動を生むでつ。

これがクランク1回転で二回発生する「二次振動」で、単気筒はもちろん、直列2気筒や直列4気筒のように、
クランクピンの配列が180度位相でピストンが上下点で一斉に停止する機構では不可避となるでつ。

一次振動と二次振動は、共に上下方向の慣性力が原因で発生。
そこでピストンの上下運動が重ならないように、クランクピンの位相を3等分・120度間隔で配置すると、
加振力は分散・相殺されてうまく消すことができるでつ。

直列3気筒配列のメリット。
けれども直列3気筒は中央の2番気筒に対して左右の1・3番気筒が必ず斜めに位置するので、
回転時にクランクシャフト両端は異なった応力を受けるでつ。

でも直4であればクランク両端の応力は釣り合うでつ。
こうなるとクランクシャフトは2番気筒を軸に偏心するような動き=偶力を発生させてしまうでつ。

擂り鉢で味噌を摺る時の擂り粉木の動きから「味噌摺り運動」とも呼ばれる偶力もまた、
自動車にとっては厄介な振動。

ピストンエンジンはシリンダーの配置、即ちクランクピンの位相とピストン運動がクランクシャフトに
与える応力のバランスによって振動特性が変わるでつ。
特に問題となるのは二次振動と偶力。

実際には三次以上の細かい振動が発生するのだけれど、それはほとんど無視できるでつ。
点火のタイミングも重要。
クランクピンの位相と配置は点火タイミングを等間隔にするように決められるでつ。

直列4気筒で前から順番に#1→#2→#3→#4と180度毎に点火すれば確かに等間隔ではあるものの、
上下の加振力がクランク軸方向に移動するためバラついてバランスが取れないでつ。

それを解消するには#1→#2→#4→#3(もしくは#1→#3→#4→#2)として左右のバランスを
取ることになるでつ。
直4のクランクピンが互い違い配列でないのはその理由。

同じ4気筒でもピン位相を互い違いの180度配列にするやり方もあるでつ。
水平対向・ボクサーだ。直列と違い上下加振力は対向するピストンがそれぞれ反対に動くことで解消され、
同様に二次振動も打ち消し合うでつ。

振動の点では理想的な形式ではあるでつが、自動車用としては問題があるでつ。
吸気管もしくは排気管が地面側に生えるため、サスペンションストロークを確保するために搭載位置を
上げなければならず、それは自動的にクランクセンターと、それに同軸で取り付く変速機軸位置上昇を招くでつ。

また、シリンダーが左右両方向に拡がることでエンジンコンパートメント内に収めることが難しくなるでつ。
エンジンマウントの位置も理想的にはしにくいでつ。
振動特性が優れているから関係なさそうでつが、こと4気筒のボクサーに関しては、少なからず偶力が発生してしまうでつ。

 
4ストロークサイクルエンジンの振動問題は、4気筒を境に様相が変わるでつ。
4気筒より少ないと点火間隔が180度以上となるため、どうしても気筒間の影響を受けてしまうでつ。

点火による加振力がバラつくのが問題であって、多気筒になればなるほど振動のバラつきの目が
細かくなって気にならなくといえばよいでつ。

振動は単純に気筒数を増やせば少なくなるということもできるでつが、ここでも様々な制約があるでつ。
まず星型を除いて奇数気筒はどうしても偶力が出るからヨロシクないでつ。
偶数気筒でも野放図に気筒を増やすとクランクシャフトが長くなって強度と剛性の問題が出るでつ。

水平対向は自動車用にはいろいろ難しいでつ。
ではV型がベストか、といえばそれはそれで面倒。

8気筒エンジンで直列とV型を比べれば、V8はクランク長もエンジン長さも短くなって、回しやすく積みやすいでつ。
ところがシリンダーブロックはふたつ要るでつ。
カムシャフトも吸排気管も直列の倍必要。

V8ではクランク位相が180度と90度(存在するのでつが、180度は片バンクで見れば直4と同じなので二次振動の問題があり、
90度は片バンクで等間隔点火にならないためある気筒の排気が他気筒の排気を妨げる排気干渉が発生して効率が悪いでつ。
一番面倒なV型はV6。

数ある他気筒エンジンの中でも、V6は最後に登場した種別。
一般的なV型は対抗する気筒のコンロッド大端部をひとつのクランクピンに取り付けるでつ。
そしてバンク角をクランク2回転=720度÷気筒数で割り出せばOK。

ところがV6にその法則を割り当てるとバンク角が120度になってしまうでつ。
これだけ広い角度だともはや水平対向と変わりなく、車体搭載が難しくなるでつ。
かといってバンク角を狭めれば今度は等間隔点火でなくなるでつ。

このジレンマを解消したのは1950年にランチアがアウレリア用にクランクピンを分割オフセット配置した60度V6から。
ピン共用のメリットは部品数の低減とエンジン長の短縮にあるのでつが、オフセットピンは元々ひとつの丸棒だったものを
ふたつにわけてズラすわけで、その接合面積は小さくそのままでは強度が持たないでつ。

そこでオフセットされたピンの間にウェブを噛ますでつ。
でもウェブの分総クランク長さは長くなってしまうでつ。

そのクランクシャフトも、片バンクが直3というレイアウト故に偶力が発生するため、カウンターウェイトの量を
センターと両端で変えるというややこしい構造。
メカニズム的には中々に興味深いV型ではあるものの、複雑で高コストであることは否めないでつ。

それならもっとよい多気筒エンジンがあるではないかでつ。
そう、直列6気筒。

大排気量V8という形式が跋扈する北米を除けば、直列6気筒は高級車用エンジンの象徴であったでつ。
それは何より振動特性に優れているからでつ。

直6は直3×2。
直3と違うのはクランクを横から見てウェブが左右均等になっていること。
それによって直3の欠点であった偶力が発生しないでつ。

二次振動は直3由来なので当然ゼロ。
つまり二大悪振動が排除された完全バランスエンジン。

構造的にはシリンダーブロックと吸排気系はひとつで済むからコストも低いし、何より主流である直4と
設計も生産工程も共用できるでつ。

かつて日産の主力エンジンであったL型は、1.3ℓ直4から2.8ℓ直6まで、ガソリン・ディーゼル併せて4種類の内径と
7種類の行程を組み合わせたモジュラーエンジンとして、数多くの車種に採用されたでつ。

低廉な4気筒の基本設計で高級な6気筒を作れるのは、V型には真似の出来ない芸当。
日産のL型はメルセデス・ベンツのM180型を下敷きに設計されたと言われているでつが、ベンツとBMWというドイツの二大巨頭は、
ともに上級車種には腕によりをかけた直6を使い続けてきたでつ。

ジャガーもまた創設以来直6を看板にしてきたメーカーで、市販車にDOHCを採用した嚆矢として誉れ高いXK6も当然直6。
イギリス車ということであれば、ロールス・ロイスもベントレーも、戦前から戦後にかけては直6エンジンが標準であり、
世界の高級車のエンジンは軒並みスムーズな直列6気筒搭載と相場は決まっていたでつ。

直6の余録というか発展型がV12。
シングルプレーンV8が直4×2という成り立ちであるのと同様、V12も直6×2という機構。

シングルプレーンV8が二次振動という直4の持病をそのまま持ち込んでいるのに対し、V12は完全バランスのエンジンが
基だけに隙がないでつ。
V型ではバンク角の設定が気筒数によって決まってしまうでつが、V12ではその制約がほとんどないでつ。

もちろん変な角度にすると不等間隔点火になってしまうのだけれど、その影響はほとんどないでつ。
高級乗用車と違って、モータースポーツの世界では何故か専用設計の直6というのは例が少ないでつが、
V12はターボ過給が一般化する以前の自然吸気全盛時代には、レーシングエンジンに於いてもやはり最高峰のレイアウト。

そうした慣例が崩れ始めたのは石油ショックが引き起こしたダウンサイジングから。
V8王国であった北米メーカーが、手っ取り早くV8から2気筒を切り落としたV6を大量に作り始めたでつ。

バンク角はV8と同じ90度であり、クランクシャフトは新規に起こす必要があるものの、
60度バンクよりピンオフセット量は少なくて済み、ピンウェブはなくてもよくなるでつ。

そうこうする内にFF車の上級移行が進み始め、Dセグメントに6気筒が必要になってきたでつ。
直6の長さでは流石に横置きは難しいでつ。

ボルボという例外はあるけれど、その大小としてステアリングの切れ角やサスペンションアームの配置に
少なからぬ我慢を強いられるでつ。
そうなるとどうしてもV型となってきたでつ。

さらに時代は進んで衝突安全性がクローズアップされると、エンジン長の長さからクラッシャブルゾーンを確保しにくい
直6はどんどん淘汰されるようになるでつ。
拍車を掛けたのは「第二次」ダウンサイジングブーム、つまり新世代の直噴ターボエンジンの勃興。

それまで高級車エンジンとしてボリュームゾーンであった3ℓ級の6気筒エンジンでつが、直4ターボでOK、
ということになっていよいよ直6はおろか、6気筒エンジンの存在すら否定される傾向になったでつ。
孤高を守り続けてきたBMWも直6の搭載車種を減らし続けたでつ。

日本ではダウンサイジングターボの波の影響は少なかったけど、日産RB型とトヨタJ型が同時期に生産終了となり、
直6は絶滅危惧種となってしまったでつ。

メルセデス・ベンツがガソリン/ディーゼル共用設計の新型直列6気筒エンジンを突如市場投入。
その理由は様々に言われるところでつが、最大の理由は直4エンジンとの生産共用。
姿カタチから見ても直列とV型はまったく異なるエンジン。

開発も製作もそれぞれにコストがかかるでつ。
それでも需要があるうちはよかった。しかし今や生産量のほとんどは2ℓの直4ターボであり、少数のV6を造り続けるのは
負担が大きくなったでつ。

内径83.0㎜×行程92.4㎜というシリンダーブロックを同じくする4気筒と6気筒を直列でまとめることに、
ビジネスチャンスを求めたでつ。

直6衰退の一因となった衝突安全性についても、クラッシャブルボディ設計の経験値が上がって、
エンジン長の制約が緩和されてきたでつ。

ドイツの2大高級車メーカーであるベンツとBMWに共通するのは、生産車のほとんどが縦置きエンジン搭載の後輪駆動車ということ。
これがVWになると前輪駆動ばかりだから、横置き用に直6を作るとは考えられないでつ。

他メーカーも同じ。
BMWだってMINIをはじめとして横置きエンジン車のボリュームを増やしてきているから、新しい直6を作るかどうかは相当に不透明。
日産が可変圧縮比エンジンを作ったのは、V6を直4ターボに置き換えるのが目的であり、その独特の機構から二次振動がほとんど
出ない可変圧縮比エンジンが高コストを圧して選ばれたでつ。
北米でもマルチシリンダーエンジンは縦置きFRに特化したもので、生産ボリュームが十分にあるのなら、敢えて直6を新規開発する必然性はないでつ。

直6最大の特質である振動バランスではあるでつが、往復運動機構を持たない電動モーターにとっては敵ですらないでつ。
日産のノートe-POWERに乗ると分かるでつ。

野暮な振動が盛大に出る直3エンジンと、コスト面で静音化が難しいBセグメントクラスでも、動力源がモーターになっただけで
圧倒的に静かにスムーズになるでつ。

ハイブリッドに乗り遅れたベンツは、直6に48Vマイルドハイブリッドを押し込んで勝負に出たけど、ストロング+シリーズハイブリッドであれば、
それ以上の静粛性と低燃費をもたらすことができるでつ。

直6エンジンの魅力を知る世代にとって、その復活は喜ばしいことではあるけれど、メルセデスM256&OM656がでてきたことに感謝でつ。

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バイオマスファクトリー

2022-04-17 07:10:29 | 理系オタク
バイオマスと廃棄物の混焼施設のバイオマスファクトリーの建設が活発化してきたでつ。
バイオマスファクトリーは、地域から発生する廃木材や食品残さ等のバイオマス資源と
さまざまな廃棄物を混焼するサーマルリサイクル施設。

発生した熱エネルギーは固定価格買取制度を利用して売電するとともに、温熱利用等による
地域還元も検討。




廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏を構築するでつ。
また、メタン発酵(バイオガス発電)施設および堆肥化施設の開発もあって、
バイオマス発電事業は大きく拡大されるでつ。

バイオマスには多くの種類があるでつ。
木質系、農業系、食品残渣系、生活系、海外でつくられているバイオマスなどに分類できるでつ。

木質系としては、製材所からでる廃材、建物を壊したときに出る建築廃材、山の管理で発生する間伐材などがあるでつ。
農業系としては、お米の生産で発生する、“もみがら”や“わら”などがあるでつ。
食品残渣系としては、ジュース、コーヒー、お茶などを作るときに出る絞り粕、食品加工工場から出る汚泥や
廃棄物などがあるでつ。
生活系としては、生ゴミ、廃プラ、下水汚泥などがあるでつ。
海外のバイオマスとしては、パーム椰子油やジャトロファ油の搾油滓などが代表。

バイオマスにはカーボンニュートラルという考え方があるでつ。
これは、バイオマスを燃やすとCO2が出るでつが、木が生長するときにCO2を吸収するので、
大気中のCO2は増えず、排出はゼロという考え方のこと。

また、バイオマスは植林することで増やすこともできるから再生可能な大事なエネルギーと言るでつ。
以前は、生ゴミなどを燃やして処理するだけでしたが、最近では燃やす時の熱を利用して電気を作っているでつ。
資源の乏しい日本にとってとても大事なことと言えるでつ。
 
カーボンニュートラルなバイオマスの利用にあたって、化石燃料と異なり、「そのままでは利用しにくい」、
「どんなバイオマスを使ったらいいのか」、といった、いくつかの課題があるでつ。

そのままでは燃料として利用しにくいのは、水分が多くて燃えにくい、
かさばるので運びにくい、カロリーが低くて取り出せるエネルギーが少ない、
広く薄く分布しているので、大量に集めるのが大変。

どんなバイオマスを使ったらいいのかというと
バイオマスをエネルギーとして利用するには、大事な使い途の順番があるでつ。
バイオマスは、食料品や生活用品にも広く使われてるでつので、これらと競合しないよう注意が必要。

大型の石炭火力発電所では、約40%と高い効率で電気が作られているでつ。
この火力発電所の燃料にバイオマスを混ぜてやれば、高い効率を維持したまま電気を作ることができるでつ。
そこで、石炭にバイオマスを混ぜて利用する混焼発電が進められているでつ。

ただし、発電所では電気を安定に作って安定に供給することが本来の大事な使命なので、
バイオマスを混ぜても悪い影響がでないか事前に確認する必要があるでつ。
様々な評価装置を使って、貯蔵時の安全性、粉砕性、燃焼性、環境影響等の事前評価を行っているでつ。

バイオマスは広く薄く分布しているので、大量のバイオマスを集めるのが困難。
だけど、中小規模のプラントでは、熱損失が大きく一般的に低効率を余儀なくされるでつ。
そこで、中小規模も高効率なバイオマス発電システムの開発を行っているでつ。

また、様々なバイオマスを一緒に利用できれば規模も大きくでき、処理にも便利。
バイオマスを炭化により均質な燃料に変換し、これをガス化して、高効率なガスエンジンや高温形の燃料電池で
発電するシステムを考案し、開発を行っているでつ。

このシステムは、発電で余った熱を再利用するので、とても高効率。
バイオエネルギー利用のあるべき姿は、地域のバイオエネルギー資源を廃棄物や副産物から優先的に燃料として利用し、
熱利用もしくは熱電併給を基本とするもの。

燃料の集荷距離や熱利用範囲を考慮すれば、必然的に中小規模で分散型の配置。
だけど、現状の日本のFiT制度は、このような利用のインセンティブとなっておらず、むしろ多くの問題を抱えているでつ。

まず第一に、資源の有限性が考慮されていないため、買取対象規模の上限がなく、また認定容量の管理も行われていないでつ。
そのため、主に輸入材を用いる一般木質の認定量が急増し、燃料不足の懸念があるでつ。

また、大量の燃料を消費するにも関わらず、持続性を確保するための基準がない。その問題が端的に現れているのは、
パーム油の問題であり、森林破壊や二酸化炭素排出量増加が懸念されているでつ。

そしてもう一つの大きな課題として、新設の石炭火力発電へのバイオマス混焼をFiTの支援対象としていること。
世界的には石炭ビジネスからの撤退が本格化しつつある中、日本では40件以上の新設計画があるでつ 。
これらの計画はCO2排出量の大幅増加に繋がることから、気候変動対策の観点から厳しい批判を受けているでつ。

そして、その批判の緩和を狙うかのように、バイオマスの混焼を計画しているものが多くあり、
制度上はFiTの支援対象となっているでつ。

新設計画の中では、20件近くがバイオマス混焼を検討。
特に、国の環境アセスメント第2種事業の対象外となる11.25万kW未満の小型案件で、省エネ法の発電効率基準への
対応のため、30%程度の比率でのバイオマス混焼が多数計画されているでつ。

さらに、環境アセスメント第1種事業の対象となるより大型の案件では、環境大臣意見により
バイオマス混焼が求められているでつ。

日本のFiT制度では、バイオマス混焼のうち既存設備の混焼への改造は支援対象外としているでつが、
新設の場合、バイオマス燃料による発電量はFiTの買取対象となるでつ。
問題なのは、現状では混焼率の基準が全く設定されていないため、十分なCO2削減にならないこと。

バイオマスを混焼すれば、その発電所のCO2排出係数が減少することは確かでつが、
新規計画でよく見られる30%程度の比率では、従来型のガス火力発電所の排出係数と
比べても相当高い水準となるでつ 。

また現状のFiT制度の助成水準が、混焼に必要なコストに比べて高いことも問題。
新設計画は全て「一般木質」区分での認定を受けてて、24円/kWhの買取価格が適用される でつ 。

混焼による発電コストは、およそ10数円/kWhと言われており、
現在のFiT制度は明らかに過剰な支援になっているでつ。

世界はより高い混焼率の実現、100%転換へは、石炭火力へのバイオマスの混焼は、
2000年代から欧州を中心に、北米やオーストラリア、アジアなどでも広く行われてきたでつ。

日本でも3%程度の混焼率で、FiT制度導入前から旧電力会社が全国12ヶ所で実施していたものがあったでつが、
世界的には混焼率は上昇し、20%を超えるものも増えてきたでつ 。

さらに近年では、世界的に気候変動対策の強化が必要になり、石炭火力発電の抑制が進む中で、
混焼率が高まり、最終的には100%バイオマスに転換することも行われているでつ。

たとえば、イギリスにおける最大の石炭火力発電所だったDraxは、2003年から混焼の取組を開始し、
最終的には100%のバイオマス転換に成功しているでつ。

カナダでは、2014年にオンタリオ州のAkitokan発電所も、100%バイオマスに転換。
また、2017年2月、デンマークのDONG Energy社は2023年までに、保有する火力発電所での石炭使用を
ゼロにし、バイオマスへの転換を表明しているでつ。

欧州諸国におけるバイオマス混焼政策のあり方は、バイオマス混焼は、石炭を代替し、
その使用量を直接的に削減できるという特徴を持っているでつ。
燃料の持続的な調達可能性などを考慮して、政策的支援は慎重に設計する必要があるでつ。

特に、近年は、自然エネルギーの導入拡大により、火力発電所の稼働率が低下し、
経営の維持は困難になることが予想されているでつ。

そのため欧州諸国においても、混焼に対して、政策的な支援に積極的ではない国もあり、
具体的には、ドイツでは2万kW以上のバイオマス発電及び混焼はFiT対象外としているでつ 。

他方、石炭からのバイオマスへの転換に対して、一定の条件下で政策的支援を行ってきた国としてイギリス、
オランダなどがあるでつ。

これらの国では、支援の前提として、第一に、石炭火力からの撤退の政策的な方針を明らかにしているでつ。
第二に、使用する多量の燃料の影響を鑑み、生態系の持続性とCO2削減効果を担保するための持続可能性基準が策定され、
その遵守が義務付けられているでつ 。

第三に、国として支援する総量が管理されているでつ。
具体的には、入札制度が採用され、支援量の管理とコスト低減の両立を目指しているでつ。
なお、両国において、バイオマスによる熱電併給は、混焼とは別枠で支援されているでつ。

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アンモニア発電、環境負荷を低減

2022-04-16 07:10:29 | ガスタービン
出力20万キロワット超の大型タービンでもアンモニアを使える設備を開発するでつ。
通常のアンモニア発電設備で発生する窒素酸化物(NOx)が出ず、環境負荷を抑えられるでつ。

アンモニアはアジアで多い石炭火力からの転換が容易で、ウクライナ危機などでエネルギー源の
多様化を求める声も高まっているでつ。
一方、将来は不足する懸念もあり調達網や発電効率の改善が課題。




大型ガスタービンは稼働時に出るセ氏600度超の排熱の一部を用い、液化アンモニアを窒素と水素に分解。
取り出した水素を燃やしてガスタービンを動かし、その熱で再び液化アンモニアを分解。
新設備は2030年代に商用化する。一般的な家庭なら約2万5000世帯に電力を供給できる計算。

石炭をガス化して燃焼させる既存の設備を改修して設置すれば、設置コストは水素タービンの
新設の約1割に抑えられるケースもあるでつ。

水素とアンモニアは燃やしても二酸化炭素が発生しないものの、対応するタービンの構造が異なるでつ。
足元では発電への応用は水素が先行しており、最大57万キロワット級の技術実証が進むでつ。
アンモニアは燃焼時に発生する大気汚染物質、NOxへの対応も必要。

また発電設備は出力が大きいほど必要とされる電力需要に対して設置数が少なくて済み、
設備の管理などを効率化できるでつ。

アンモニア自体を燃やす出力4万キロワット超の中小型ガスタービンも早ければ25年の実用化をめざすでつ。
燃料は100%アンモニア。
中小型は工場などの自家発電向けで、主にシンガポールなど燃料自給率の低い東南アジアの需要を見込むでつ。

重工各社もアンモニア活用に力を入れてるでつ。
製造から輸送、活用までの供給網全体で技術開発を進めるでつ。

オーストラリアでは商社などと組み、再生可能エネルギー由来の電力を使う「グリーンアンモニア」の
製造・輸出をめざすでつ。

水力発電と自社製の水電解装置を使って水素をつくり、アンモニアを合成。
事業化調査を終えており、25年にも年間数十万トンのアンモニアを日本やアジアに輸出できるようにするでつ。

船などとアンモニアを燃料に、アンモニアを大量に運べる輸送船も開発。
火力発電所で、アンモニアを燃料に使う実験も始めるでつ。

液化石油ガスとアンモニアのどちらも燃料に使える大型運搬船を21年に実用化。
各社がアンモニアに力を入れる理由は2つあるでつ。

まず使いやすさ。
アンモニアの液化温度はマイナス33度。
水素の同253度と比べ常温に近く、冷却コストを抑えられるでつ。

アジアは島国が多く、パイプラインを敷設しにくい。アンモニアは海上輸送しやすく、
アジアを中心に需要が広がるとみるでつ。

さらにアジアで多い石炭火力発電からも移行しやすいでつ。
燃焼速度が石炭と同程度で、既存の石炭火力設備の小規模な改修で使えるようになるでつ。
燃焼効率は液化天然ガスや水素と同等で、発電コストは1キロワット時あたり23.5円。

運搬コストが加わる水素の4分の1以下に抑えられるでつ。
世界の石炭火力発電所のうち新設の80%、既設の75%をアジアが占めるでつ。

国際エネルギー機関の調べでは、アジア太平洋は世界のエネルギー需要の7割に上り、
40年でも石炭火力が電源全体の4割を占める見通し。

経済産業省によるとアンモニアの世界市場は30年に7500億円、50年に7兆3000億円に膨らむ見通しで、
アジアの需要拡大がけん引役になっているでつ。
日本でも50年に1億トン規模の供給網を整備することを目指すでつ。

課題は供給網の拡大だ。アンモニアの世界生産のうち約8割は肥料用で、いまは発電用にほぼ使われていないでつ。
電力用の需要が増えれば、既存産業での需給バランスが崩れ供給不足に陥りかねないでつ。
アンモニア自体に毒性もあり、他の化学品と比べ管理が難しいでつ。

アンモニア供給網の拡大には、生産設備の大規模化や高効率化を通じ、エネルギー分野での需要を高める必要があるでつ。
ウクライナ情勢などで世界のエネルギー供給が不安定になるなか、早期に生産技術を確立できるかが普及のカギとなるでつ。

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令和3年度頑張ったご褒美なり~

2022-04-15 07:10:29 | グルメ
半月前でつが、令和3年度も無事に完了。
ということで、自分で自分にご褒美というとで千葉ビール園で祝杯でつ。




いつもここに来る時は、空き腹に喉カラカラにして登場でつ。
南船橋から歩いて…
ビール園が見えると心がはやるでつ。




まずは…
エーデルピルスで乾杯




ビールタンクに出来立てのビールがあるでつなぁ~




そしてやっぱり…
ジンギスカンの登場でつ。




ソーセージも必須。
ジンギスカン行く前に…
エーデルピルスを飲みほしたので…




琥珀エビスでつ。
琥珀エビスを飲みながら…




ジンギスカンとニシンのマリネでつ。
う~ん、激まいう~でつなぁ~
そして、ビール園に来るといかないと…




ハーフ&ハーフでつ。
こりは、ビアレストランでもあるでつが、やっぱり出来立てが、激まいう~。
さらに…




ガーリックトーストでつ。
こりは、焼きのシメで最後にまた焼いて食べると絶品なんでつなぁ~
ハーフ&ハーフいったら…




プレミアムブラックいかないわけにはいかないでつなぁ~
さてあまりお酒に強くないタケスィとしては、飲める量も限界があるので…
ちと悩みつつ…




どうしようかと…
でもやっぱりいきますなぁ~




前回は限界で飲めなかったけど…
サッポロといえば、黒ラベルでつなぁ~
ということでシメは…




リンゴのシャーベットでつなぁ~
ということで…




酔いを少し覚ましつつ…




ボチボチと…




階段踏み外さないように…
ちと食べ過ぎと飲み過ぎましたなぁ~
さて、令和4年度へビール園でパワー注入したので、頑張るでつよぉ~

電車乗り過ごさないように注意が必要だけど…

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入力トラブルを簡単に変更

2022-04-13 07:10:29 | パソコン
パソコンを入力してると突然…
アレ~ってなることあるでつ。

そういう時に慌てふためいて時間をロスするでつ。
ということで…
そういう時の解除方法でつ。





「キーボードが正常に入力できない…」それは故障ではなく、単に入力モードが変更されているだけ。
下記を参考に、症状に合わせた対処を行うでつ。

「Caps Lockモード」が有効になっているでつ。
【Shift】キーを押しながら【Caps Lock】キーを押して「Caps Lockモード」を解除。
ローマ字が一部数字になってる場合は、「NumLock」が有効になっている可能性があるでつ。

「NumLock」を有効にした状態でノートパソコンを使用すると、一部のアルファベットキーがテンキーとして利用さるでつ。
【NumLock】(【NumLk】)キーを押して「NumLock」を解除。

ローマ字で入力したい場合、「かな入力」になった状態でノートパソコンを使用すると、
【A】を押すと「ち」、【B】を押すと「こ」などと入力さるでつ。
【Alt】キーを押しながら、【カタカナ ひらがな ローマ字】キーを押して「ローマ字入力」に変更。

また、ショートカットキーでも変更されない場合はIMEのオプションから変更するでつ。
そいと「上書きモード」が有効になっている場合、カーソルより後ろの文字が新しく入力した文字に
上書きさるでつ。

上書きモードを解除したい場合は【Insert】(【Ins】)キーを押すでつ。
Windowsサインイン時にパスワードを入力しても再入力を求められる場合は、
キーボードが下記の状態になっている可能性があるでつ。

ナムロック/テンキーモードランプの点灯を確認。
ランプが点灯している場合は、ナムロック/テンキーモード状態になっているので、
【NumLock】(【NumLk】)キーを押してテンキーモードを解除後、再入力して確認するでつ。

よく困るのは、□カギにAが入ってるキャップスロックランプの点灯してる時。
ランプが点灯している場合はキャプスロックモードになっているので、
【Shift】キーを押しながら【Caps Lock】キーを押してキャプスロックモードを解除後、再入力して確認。

何気にキーボードを押してることがあるので、注意が必要になるでつ。

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