IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットに
それ以外の様々なモノを接続することを意味。
読み方はアイオーティー。
テレビやデジタルカメラ、デジタルオーディオプレーヤー、HDレコーダー等のデジタル情報家電をインターネットに接続する流れは既に始まっているでつ。
更にデジタル化された映像、音楽、音声、写真、文字情報をインターネットを介して伝達されるシーンがますます増えてるでつ。
現在ではスマートフォンやタブレット端末もインターネットに接続され便利に利用されるようになったでつ。
更に世界中に張り巡らされたインターネットはあらゆるモノがコミュニケーションをするための情報伝送路に進化しつつあるでつ。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とはモノをインターネット経由で通信させることを意味するでつ。
インターネットに接続されるモノは大きく以下の三つに分類できるでつ。
パソコン類(スマートフォン、タブレットを含む)
機械類
その他
様々なモノ、機械、人間の行動や自然現象は膨大な情報を生成。
これらの情報を収集して可視化することができれば様々な問題が解決できるでつ。
見ることや聞くこと触ることができる情報はもちろんでつが、それらができない情報もセンサーにより数値化され収集可能。
IoTのThings(モノ)はこれを意味するでつ。
従来のように人間がパソコン類を使用して入力したデータ以外にモノに取り付けられたセンサーが人手を介さずにデーターを入力し、
インターネット経由で利用されるものでつ。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)により、センサーと通信機能を持ったモノ達、例えば、ドアが「今、開いているよ。」
猫が「今寝ているよ。」植物が「喉が渇いたよ。」等とつぶやき始めるでつ。
これらの情報をインターネットを介し様々な場所で活用することができるでつ。
このパソコン類以外のモノをインターネットに接続することをIoT:Internet of Things(モノのインターネット)と呼ぶでつ。
ちなみに、機械同士の通信をM2M(Machine to Machine)でつ。
モノをネットにつなぐ事例が徐々に増加しつつあり、市場規模の拡大が期待大でつ。
モノをインターネットにつなぐことにより、以下を実現
離れた場所の状態を知りたい。→離れたモノの状態を知る
離れた場所の状態を変えたい。→離れたモノを操作する
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)ではモノに対し各種センサーを付けてその状態をインターネットを介しモニターしたり、
インターネットを介しモノをコントロールしたりすることにより安全で快適な生活を実現しようとしているでつ。
モノをインターネットに接続して計測データ、センサーデータ、制御データの通信をすることでIoT:Internet of Things(モノのインターネット)が実現。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)は特殊な場所や限られた場所で使われる技術ではないでつ。
離れた場所に状態を知りたいモノがある時や、離れた場所に状態を変えたいモノがある場合には全てが適用場所になるでつ。
モノとインターネットを物理的に接続する手段として有線と無線があるでつ。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)では無線による接続が便利な場合や、
無線でなくては実現が困難な場合が多数あるでつ。
無線にも様々な方式があるでつ。
現在もWiFi(無線LAN)やLTE、3G、WiMAXといった無線方式で様々な機器がインターネットに接続されており利便性を向上。
駅までの交通手段が様々あるようにインターネットへ接続するための通信手段も様々必要。
これらは料金が無料か有料か、速度が速いか遅いか、消費電力が大きいか小さいか、アクセスポイントが必要か不要か等、必要に応じて使い分けたり連携。
パソコン類は映像や音声等の大容量のデータを扱う必要。
よって、データ伝送には高速の通信網(ブロードバンド)が必要です。WiFi(無線LAN)や携帯通信網を使用した3G、4G LTE等が
無線通信インフラとしてすでに確立されているでつ。
だけど、高速の通信網(ブロードバンド)は大きな電力が必要なため電池で年単位の使用には向かないでつ。
一方、IoT:Internet of Things(モノのインターネット)により新たにネットに接続される機械やモノが扱うデータは一部を除き小さなデータが
ほとんどですので低速(ナローバンド)な通信で充分。
更に電源を持っていないモノに通信機能を持たせる場合は電池の交換が頻繁に必要だと非実用的ですので低消費電力な通信手段で接続することがIoTでは必要。
インターネットは、IP(Internet Protocol)という標準規格で通信。
通信にはIPパケットというデータ形式を使用。
様々な通信手段で使用されているデータ形式をIPパケットに変換することにより、インターネットに接続すること可。通信方式またはデータ形式を変換する装置を
ゲートウェイまたはアクセスポイントと呼ぶでつ。
これらによりナローバンド無線をブロードバンド無線(WiFiや3G/LTE)に変換したり、イーサーネットに変換したりしてインターネットに接続し、
モノのインターネット(Internet of Things : IoT)を実現。
データ形式がIP(Internet Protocol)に変換された後は、ブロードバンド無線(WiFiや3G/LTE)を介して、場所を選ばずに遠隔地の携帯電話やパソコン等との通信も可能。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)の場合、接続されるモノの数が非常に多くなるため、同一のエリア内にある多数のノード接続に対応できる無線技術が必要。
多数のモノが無線通信をするためには「ナローバンド(狭帯域)」の無線を使用し、使用帯域を小さくして輻輳を起きにくくする必要。
アンテナは忘れられがちですが無線通信にとってアンテナはとても重要。
アンテナの位置と向きが通信に大きく影響。
通常のアンテナはお互いの向きを揃えないと感度が悪くなるでつ。
これは電波の波のゆれる向き(偏波)が異なってしまうため。
しかし、IoTやM2Mのセンサーネットワーク向けの用途ではセンサーの設置条件によってはアンテナの向きを揃えることが困難で、ウエアラブル端末のように移動している
無線端末の場合はアンテナの方向は不定。
この問題を解決するためにセンサーネットワーク向けの両偏波パッチアンテナを開発。
様々なモノが無線機能を持つ「IoT/M2M時代」に適したアンテナ。
両偏波パッチアンテナは相手側のアンテナの向きが垂直でも水平でも良好な感度で通信できるため、様々なモノとの通信や移動端末との通信に最適なアンテナでつ。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)の実現に適した無線方式として従来の無線方式(WiFi、Bluetooth)を補うために
IEEEで策定された短距離ナローバンド(狭帯域)の通信規格として低消費電力なIEEE802.15.14があるでつ。
長距離ナローバンドのLPWA(Low Power, Wide Area)は通信速度を極限まで落として長距離通信を実現したものでNB-IoT、LoRaWAN、SIGFOXの通信規格もあるでつ。
インターネットの場合はIPアドレスと呼ばれる識別子が使用。
IPv4(Internet Protocol Version 4)で割当可能なIPアドレスは32ビットで約40億個ですが、グローバルにアドレスを振った場合、インターネットに接続されるモノが増えてくるとアドレスは枯渇。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)に対応するためIPアドレスが128ビットのIPv6(Internet Protocol Version 6)を用いて割当可能なIPアドレスは約340澗という
非常に大きな数で世の中にある全てのモノにアドレスを割り当てることも可能。
IEEE802.15.4ネットワークにIPv6のデータパケットを通す為に6LoWPAN(IPv6 over Low power Wireless Personal Area Networks)というIETFにより策定されている通信プロトコル。
6LoWPANはシックスロウパンと読むでつ。
6LoWPANによりIEEE802.15.4を搭載した機器をIP(Internet Protocol)網に接続することができるでつ。
よって、6LoWPANによりIEEE802.15.4を搭載した機器をインターネットを経由して有線通信(イーサーネット)やWiFi、Bluetooth、3G等を搭載した機器と通信可能にし、
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)を実現。
IPネットワークとIEEE802.15.4との間にゲートウェイ装置を配置してIEEE802.15.4のネットワークアドレスに変換。
これにより、IEEE802.15.4ネットワークに接続された機器がIPネットワークと通信可能になり、IoT:Internet of Things(モノのインターネット)を実現。
ゲートウエイにより、IEEE802.15.4をイーサーネットやWiFi、3G携帯網等に接続し、インターネットを介して様々なセンサーや機器が通信可。
スマートフォンやタブレットPC、または遠隔地のパソコンでIEEE802.15.4機器からの情報を受けたり、IEEE802.15.4機器の制御をしたりでき、
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)を実現。
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)は複数の通信方式が連携しながらインターネット網を通じて通信。
IEEE802.15.4無線により接続された各種センサーや機器をインターネットに接続するためにはゲートウエイという装置を使用。
このゲートウエイによりIEEE802.15.4無線をWiFiや3G/LTEに変換したり、イーサーネットに変換したりしてインターネットに接続し、
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)を実現。
IEEE802.15.4無線装置がインターネットへ接続状態になればスマートフォンやタブレットPC、パソコン等から監視や制御が行えるでつ。