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エンジンは存続できるか、欧州次期排ガス規制に注目。

2022-04-07 07:10:29 | エンジン
欧州において、次期排ガス規制「ユーロ7」の策定作業が大詰めを迎えるでつ。
当初の予定から延期されていたドラフト(草案)が2022年3~4月に発行される見通し。

ユーロ7の適用開始は、26~27年になるでつ。
欧州連合では…
電気自動車化への動きを急速に加速させているでつ。

その欧州委員会が21年7月、30年までに温暖化ガスを少なくとも1990年比で55%削減するという
政策パッケージ「フィット・フォー55」を提案しているでつ。

その中には、35年にエンジン車の販売を禁止する内容も含まれてて、エンジンを搭載した電動車である
ハイブリッド車も対象になるでつ。

ユーロ7では、そうしたHEVを含むエンジン車禁止に向けた動きの回避を狙って、ぎりぎりの選択がなされる見通し。
エンジン車禁止を支持する層を納得させられれば、HEVなどエンジンを使った電動車の存続に道が
開ける可能性があるでつ。

ユーロ7には以下の4つの視点が反映されているでつ。
(1)25年までに使用可能となる技術を考慮し排ガスをさらに減らす。
(2)車両のライフタイムにわたって排ガスを減らす。
(3)全ての走行条件を考慮する。
4)車両のタイプや燃料の違いによる分類をなくした規制にする。
基本的には、達成可能でコストが上がりすぎないぎりぎりの厳しさを狙った規制として、
エンジン禁止の回避につなげたい考え。

そうした狙いから検討が進められているのが、例えば、排ガス排出量の規制値について。
ユーロ7について技術面の検討を行ってきたコンソーシアム「CLOVE」が、シナリオ1とシナリオ2と
呼ぶ2通りの規制値を、21年4月のプロポーザルの中に示しているでつ。

これら2つの規制値に対して、達成可能かどうかの確認を進めているでつ。
路上走行で排ガス排出量を評価するRDE試験のショートトリップについても検討を行っているでつ。
緩和条件を残せないかどうかという検討。

排ガスの規制値は、走行1キロメートル当たりの排出量の上限値として規定されるでつ。
このため、コールドスタートからの走り始めを対象とするショートトリップでは、
規制値クリアのハードルが高くなるでつ。

走り始めは触媒が十分に暖まっておらず、排ガスが出やすくなるため。
そこで、走り始めから16キロメートルまでは「規制値×16キロメートル」の範囲で排出を認めようという
緩和条件を検討しているでつ。

一方でコストアップは避けられないでつが、義務化の可能性が高いのが、OBMの搭載。
車両のライフタイムにわたって排ガスを減らすためには、排ガスが実際に抑えられているかどうかをモニタリングして
確認する必要があるでつ。

どんな方式のものになるかを含めて、今後の検討課題とされているが、エンジン禁止を回避するためには
不可欠とみているでつ。

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