休日限定エンジニアリング

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

インバーター発電機 IEG900

2023-06-06 18:34:12 | オイル臭い部屋

また放置発電機のエンジン始動不良機が持ち込まれた。

今度は、新ダイワのIEG900Mという、インバーター搭載機で出力は

0.9KVAのものだ。

これの大きな特徴としては、何と言っても軽いということ。

片手で楽々持ち上げられるので、トラックの荷台に乗せるのも簡単。

 

どこかの作業現場などで使用されていたものだろうか、外観はとて

も使用感がある。

 

リコイルを引いてもまったくエンジンがかかる気配はない。

エアクリーナーを外して、パーツクリーナーを食わせると、初爆は

あるので、長期間放置によるキャブのつまりだろうと推測する。

 

オイルは交換されてからあまり使用されていなかったようで、交換

の必要はないみたいだ。でも、2年くらいは経っているらしいが。

 

エアクリーナーは、湿式タイプで洗浄すればまだ使えそうだったの

で、再使用することにした。

あとは、キャブのオーバーホールになるのだが、キャブを外すため

には結構面倒というか、厄介なものが付いていた。

スロットルバルブをモーターで制御しているようだ。

ガバナのリンケージも見当たらないので、そのあたりの制御も

電子化されているのか?

まあ、余計はところには触れずに、キャブの下半分だけを清掃

することにした。

フロートチャンバーの中はそれほど汚れておらず、ジェットも

すんなり外れるくらい綺麗な状態だった。

この状態からは詰まりはあまり考えられないが、それでも一応

キャブクリーナーでポートやジェット類は洗浄した。

 

洗浄が終わり組み上げると、エンジンは難なくかかったのだが

ハンチングがある。

チュークを少し閉じると安定するので、燃料が薄い症状である

が、キャブは洗浄済みなので、納得がいかない。

エアークリーナーを元通りにすると少しハンチングが治まった。

エアクリーナーもやはり空気抵抗になっていることを感じる。

2年前の燃料ということもあり、劣化でガソリンの質が変わっ

てしまったか?

手持ちのガソリンを300cc程追加して撹拌した後に掛けてみると

更にハンチングは少なくなったので、やはりガソリンの劣化は

大きな原因だったのか?

本当なら全部を入れ替えてみると一番ハッキリするのだが、抜

いたガソリンをどうするかということもあるので、エンジンは

かかるようになったので、今入っているガソリンは早く使い切

ってもらうしかない。

 

発電機の部分は問題もなく102Vちょっとの電圧が出ている。

この電圧制御はエンジン回転に依存するとことが全くないよう

で、回転が変わっても電圧変化はない。

さすがインバーターだ。

 

インバーターといえば気になるのが、出力波形だ。

オシロスコープで電圧波形を見ると、綺麗な正弦波交流になっ

ていた。

まあ、まともな矩形波ということはないだろうが、疑似正弦波

くらいに思っていたので、これには正直驚いた。

この機種はOEMでヤマハやヤンマーからも販売されているもの

だが、どれを買っても、問題なくマイコン搭載の家電品に使え

るだろう。

※取扱説明書にはパソコン等に使用する場合は販売店に相談す

 すれといった内容の記載がされている。

 

 

 

 

 


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