ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

麦飯に感謝

2010-03-31 14:31:12 | Weblog
 私は小檜山さんの書くエッセイがすきだ。ある農業雑誌に連載小説を書いていてそれを毎月楽しく読んでいた。完結したあと続いて同じ雑誌にエッセイを書いていて、今月号のを見て自分の幼少期を思い起こし感動した。

 先日の札幌でのクロストークで「食の大切さで感じることは」とのコーディネーターの質問に私は小学校時代の食べ物の話をした。「私は貧困の中で小学校時代を過ごした。今では健康食品のひとつだが、当時は貧乏人が食べる麦飯があった。米半分、麦半分はいった黒っぽいご飯だった。米だけのご飯は、盆と正月だけしか食べられなかった。カレーライスも豚肉など入っていない。かまぼこがたいていで肉と言えば野ウサギか自分の家にいた鶏肉だった。そうした生活の中で身についたのは、食べものの大切さだったと思う。食べることが一番の楽しみとなって育ってきた・・」と。
恥ずかしい話だったが大切な事だと瞬時に思って語った。会場が静まりかえっていたことを感じていた。

 小檜山さんのエッセイの中で、「65年前の7才の時の正月の楽しみに3つあった」とある。「一つは、三日間だけ真っ白いご飯が食べられたこと。二つ目に、兄弟がみんな揃うこと、三つ目に、みかんが食べられたこと」と。
私とは一回り以上違う時代だが、全く同じスタイルに感動すらした。ミカンもそうだったな~~あ・・と。

 今の時代を生きる人にそんな話をしても通じないかも知れないが、クロストークの時の話は聞いてもらえたと勝手に思っている。
何故なら、次の日の私のメールにある女子高校生から「感動しました。小川さんが食べることを楽しみにしている理由をもっと詳しく教えて下さい。発表会に出る原稿を作っているのです」という質問だった。

 貧困でミカンも自由に食べられなかったことに、麦飯を食べれたことに感謝だね~~。
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55ビル へ

2010-03-30 19:26:30 | Weblog
 今夜は1日おいて札幌でのフォーラムの時の話に戻ってしまう。
フォーラムの後、狭い会場で楽しく懇親会。響きわたる若々しい声、熟女の声など様々な語りは沢山の元気をいただくものだった。

 当然それで終わることなく色々なところへ。どこから来るのかどこへ行っても人だけは沢山いる。「やっぱりわが町とはちがうなあぁ~~」と・・。
一層ネオンが輝かしい所へタクシーを向かわせた。ほんの少しだけ老いたお世話になっているおじさん達と楽しく飲んだ。フォーラムと同じように楽しい一時だった。(写真と語りすいません)
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酪農体験の冊子

2010-03-29 20:55:06 | Weblog
 昨年の10月初めに、私の所で行った北海道教育大学札幌校の生活、食育グループの酪農体験をまとめた冊子が送られてきた。
先日のフォーラムでその時に参加していただいた学生さんと再会し元気な姿を見て懐かしんだが、まとまった冊子を見て改めて当時を思い起こし、片道6時間かけて参加していただいた事への責任の重大さを感じつつ、おそるおそるページを開いてみた。

 「来ていただいてよかったな~~あ~」という一言につきた。

 先日関係者の方と札幌でお会いしたときに「今年もお世話になります」と声をかけられていましたので、またまた責任の重さを感じつつ、「伝えよう」という意識をたかめているところです。
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絵本をいただいて

2010-03-28 20:33:01 | Weblog
 先日の札幌での「食と農の・・」のフォーラムの時にご一緒したチームナックスのリーダー森崎さんから、ご自身が発行した絵本「チビナックスえほん」いただきまーす~、を私に進呈してくれた。
久しぶりの再会したとき、挨拶をそこそこに森崎さんは、私の所での撮影の時の酪農体験の時に「酪農の話」として語った「いただきます」の持つ意義の事が心に残ったらしく、子ども達の為に絵本にしたとのことでした。
とても見やすく、絵を見てどんなふうにでも語ってあげれる様な絵本だと思います。

 森崎さんの第2段の絵本のもとが、私の語った表現をヒントに作っていただいたことに心から感謝と感激でした。
多くの方々が子ども達に食の大切さを伝えるために活用していただければ・・と思いました。
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食と農をつなぐ教育フォーラム

2010-03-27 19:44:21 | Weblog
 3泊4日の出張から帰ると雪が溶けて減っているのではなく、増えていたように感じた。音威子府の役に止めておいた車の上には15㎝程の雪が積もっていた。

 1つめの要件であった「食と農をつなぐフォーラム」のクロストークに、アグリー王国で有名な俳優の森崎さん、コンサドーレ札幌の曽田さん、北海道教育大学の学生と4人でのクロストークに参加してきた。
これは、JA北海道グループと北海道教育大学、北海道フットボールクラブの3者が結ぶ協力協定に基づく活動として毎年行われているらしい。

 私に取っては大物パネラーの方々と一緒出来てとても光栄でしたが、そのぶん緊張もすごかった。森崎さんとは、取材に来ていただいたときからの1年半位ぶりの再会でお互いとても懐かしんだ。また、コンサドーレの曽田さんの食育に対する熱意ある話も伺うことが出来た。
更に、コンサドーレ札幌を引退して広報事業部でホームタウン推進マネージャーをしている三浦さんとは、懇親会でも杯をともにし、話にも花が咲いた。彼は出張移動中に浜頓別で昼食を取ったことや以前に浜頓別でサッカー教室をいたことなどをを覚えていただいて、一層話しが盛り上がった。
彼の地方の子ども達へのサッカー心向上や地域活性化の為の連携することなどの熱意が強く伝わってきた。

 まだまだ未熟な私ですが、関係者の皆さんのおかげで声をかけていただき、新しい出会いが出来て沢山の元気をいただいた出張でもあった。
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「俺はやります」と・・

2010-03-24 09:48:10 | Weblog
 ようやく陽気さを感じる日になってきました。

 今日もまた閉校式の事になってしまいます。閉校式には山村留学していた多くの方々も全国から来てくれました。平成7年から始めた山村留学は19年の終わるまでに、65名の子ども達が留学しました。その数の半数近くの子ども達や家族がやって来てくれましたから、賑やかだったです。

 閉校式当日は、私は惜別の会の司会者として会場の片隅に立っていました。ですから楽しんでいる様子が良く伝わってきました。
終了後の2次会の席には多くの留学生達もやって来て思い出話に花を咲かせました。何人かの大人達の話に続いて、留学生を代表して発言したY君は、今年東京の高校を卒業して豊寒別に戻ってきました。そして、酪農ヘルパーの仕事に就職が決まっています。

 Y君は、「ボクはお世話になったこの地域に戻ってきました。学校が無くなって寂しくなりますが、ボクがこの地域を守っていきます。ですからみんなもいつでも遊びに来て下さい」とのべ、大拍手に包まれました。

 地域の担い手が大きな社会問題になっているときに、それを打ち砕くような逞しい発言です。私達はそんな若者の気持ちをとらえ育てていかなければならないと痛感しました。
そして、山村留学に取り組んだ成果が、こんな所に大きな形で現れたことに安堵した瞬間でもありました。

 陽気につつまれ、これから3泊4日の札幌出張です。明日は「食と農をつなぐフォーラム」のパネラーとして、明後日は農業委員会の会長会議に・・。前後が移動日でいつもながらにアクセスの悪さを実感。
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「無くして良かったんだろうか」と・・

2010-03-23 19:22:58 | Weblog
 賑やかだった閉校式の後片付けを昨日行った。「初めも大切だが終わりもみんなで整理することも大事だ」とミーテングで述べた。

 閉校式の後、学校のそばにある会館で、2次会もセットしていて賑やかに楽しんだ。そして「3次会は我が家に行こう」と酒の力も借りて誘った。7~8人で楽しく飲み語った。
帰りの車中で私は運転手の妻に、さりげなく語った。「学校を無くして良かったんだろうか」・・・と。何だか無性な寂しさになっていたことを酔っていながらも鮮明に覚えている。それは「学校が地域の核として地域作りを側面で支えてきてくれた事を失った寂しさでもあり、今後の地域作りへの自信の喪失なのかも知れない」と自分を攻めても見た。

 昨夜ファームインに泊まっていただいた5人の方々と杯をかわす機会があった。当然のごとく学校の閉校の事、新しい地域作りの事も話題になった。地域の中では、「酒と地域づくり」は切り離すことが出来ない大切なものだ。しかし、集落内に何㎞も離れたところに点在する住民が集まるためには「飲酒と車」は大きな課題になる。
そのことを私は述べた。さりげない会話に中から解決の方法も見えてきた。

 地域住民と多くを語り、元気のある地域にしていくことが必要なのだろう。そのことが93年間、地域の核になってきた学校への感謝になるのかも・・・。
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貴方のことは忘れない

2010-03-22 09:57:29 | Weblog
 やっぱり今年もやって来た彼岸あれ。雨や雪で大変な天候だったがと豊寒別小学校の閉校記念式典と惜別の会が無事に終了した。何名かの人が悪路のため出席出来なかったことが残念であった。
 近代的の設備の整った校舎でもあり、これまでの93年間の歴史のある、地域の核となってきた学校だけに同窓生や地域関係者の皆さんには、惜しむ声がいたるところで聞かれたが、時代の歴史の現実として受け止め、豊寒別小学校で学んだ事や思い出は永遠に不滅であることを感じているようでもあった。

 まだ地域に学校が無くなった事を現実として受け止めることは出来ないが、学校の無い中での新しい地域作りを学校の後利用と合わせて考えていかなければならないだろう。

 全国で活躍する豊寒別小学校の同窓生は、決して貴方(豊寒別小学校)のことは忘れないでしょう。
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準備ができました。

2010-03-20 21:57:29 | Weblog
 低気圧は容赦なく私達におおいかかってきそうです。夜の10時近いいま、私の家の周辺は吹雪です。

 そんな天候の中ですが、明日はいよいよ集落の小学校の閉校式です。今日は地域住民そうでで準備を完了致しました。
閉校式に出席を予定している山村留学をしていた方々の東京、大阪の人たちが尋ねて来ていただき、変わった姿に感動して挨拶を交わしました。我が家にも2家族の方々が泊まってくれました。

 懐かしい人達と前夜で飲み過ぎましたが、明日も頑張ります
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旬の味

2010-03-19 20:29:30 | Weblog
 今が旬の毛ガニ漁が解禁になった。オホーツク海の毛ガニ、とりわけ頓別産は格別に美味しいと思っている。
そんな毛ガニの初物が今夜の食卓にあがった。こんな事も珍しいのだが、明日に東京から毛ガニ好きのお客さんが来るために、妻が浜の友人に取り立てを頼んでいたのだ。それを明日のための味の予行演習の為に、今夜の食卓でいただいただけのことだった。
もちろん本来なら、食べることは出来ないだろうが・・・。

 なにはともあれ、とても美味しかったので来客は喜んでくれるでしょう。夢中で食べてくれる姿が目に写ります。そのくらいカニ好きな方だから。

 明日あたりからの天気予報が良くない。最近の雪でウンザリで、またの雪を思うと心も沈む。あたっては集落の小学校の閉校式だ。良い天気であってほしい。
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