朝夕の冷え込みは厳しいが、太陽に照らされる日中は幾分日差しの強さを感じるようになってきた最北。だが、まだまだ厳寒の日々は続きます。
以前から寝静まった頃に密かに現れる野生のシカ。最近では人影が無くなった日中でも、堂々と現れる。あさ牛に食べさせるために準備をしておくロールサイレージ(密閉の状態で発酵させたもの)をむしって食べに来るのである。
多いときには十頭ほどいるようだ。その為、出現する付近の歩く道は固くなってついている。
数日前から、何とかこらしめてやりたいと思い、通り道にロープの輪を作りシカの角が引っかかる事を想定して小枝にかけておいた。2日目から、そんなことおかまい無しにロープの輪のそばを通り抜けていたことに腹立たしさを強めていたが、あきらめずに挑戦し続けた。
すると今朝大きな雄シカの角がロープに巻き付いていた。見事に捕獲だ。
とは言っても、捕獲したからとてどうすることも出来ない。いくらシカ肉がはやっているとて、食べることなどできない。長い時間、脱出の為にもがいた形跡があって相当答えているようにも感じた。
そこで「もう人里に現れるな」と心の中でお灸をすえて、ロープを切って山に戻すことにした。長いカマをのばしロープの根元を切ってあげたら、感謝の言葉こそなかったがいちもくさんに、傾斜地をのぼり姿を消した。
野生のシカといえども生きるためには深刻なエサ確保だ。雪深い山の中でも野生動物との知恵比べがまだまだ続きそうだ。
以前から寝静まった頃に密かに現れる野生のシカ。最近では人影が無くなった日中でも、堂々と現れる。あさ牛に食べさせるために準備をしておくロールサイレージ(密閉の状態で発酵させたもの)をむしって食べに来るのである。
多いときには十頭ほどいるようだ。その為、出現する付近の歩く道は固くなってついている。
数日前から、何とかこらしめてやりたいと思い、通り道にロープの輪を作りシカの角が引っかかる事を想定して小枝にかけておいた。2日目から、そんなことおかまい無しにロープの輪のそばを通り抜けていたことに腹立たしさを強めていたが、あきらめずに挑戦し続けた。
すると今朝大きな雄シカの角がロープに巻き付いていた。見事に捕獲だ。
とは言っても、捕獲したからとてどうすることも出来ない。いくらシカ肉がはやっているとて、食べることなどできない。長い時間、脱出の為にもがいた形跡があって相当答えているようにも感じた。
そこで「もう人里に現れるな」と心の中でお灸をすえて、ロープを切って山に戻すことにした。長いカマをのばしロープの根元を切ってあげたら、感謝の言葉こそなかったがいちもくさんに、傾斜地をのぼり姿を消した。
野生のシカといえども生きるためには深刻なエサ確保だ。雪深い山の中でも野生動物との知恵比べがまだまだ続きそうだ。