ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

妻との会話

2008-01-13 20:00:13 | Weblog
今日、集落の女性部の新年会があった。
妻の所属する集落の女性部は、8戸の酪農家を中心にして十数戸で構成されている。都合などで出席されない方もいて12名が集まったという。

地域活性化の為に果たしている集落の女性部の役割は大きく、行事のたびに今日まで頼りにされてきた。今後も期待はおおきいでしょう。
そんな女性部の会員も酪農家の離農や高齢化によって、地域を離れる人も増え大きく減少したという。

妻も、集落の仲間と久し振りの酒席の新年会とあってはりきって出かけていった。
予定の時間に帰宅後、新年会での会話の出来事だったのか、酔い気分でいろいろと語っていた。
「会員の平均年齢が○○歳とか、もう数年たったら便利な町へ行く人もいる」とか、現実味のある話しで良き酒のおかずになったんだろうと聞いていた。

話しは自分たち夫婦の老いた時へと進んだ。
「あと20年たったらどうなるだろう・・。このままここで暮らせるだろうか」とか「商店が側にないと生活できないのでは」・・・。話しをしているうちに将来の生活に不安もでてきた。
今まで真剣に、老いた時の自分の生活など考えたことがなかったが、どういうわけか瞬時ではあるが、「どうなるんだろう」なんて真剣に思ったりした。

「ケアハウスにはいろうか」とか「温泉のあるところに行こうか」とか「雪の降らないところが良いのでは」といくらで良い場所の話しが出てくる。
「どこに行ってもお金がかかるね」と顔を見合わせてから、話しは沈んだが自分の持っている財産のこと、借金の事、年金のことなどが脳裏に浮かんだ。
しかし、話しの最後は「やっぱりここが一番良いところかな」と言うことだった。

短い時間の妻との会話。いろいろな場所で、いろいろな時に、必ずやってくる自分たちの老いの生き方を話しておくこと、かんがえておくことが大切なんだろうということを感じた「妻との会話」だった。

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