Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

我が家の春

2006年04月10日 | デジタル写真

朝からどんよりとした、あいにくの曇り空である。
天気でも良ければ、遊水池の川柳の芽吹きでも撮りに出かけてみようと
思っていたが、この天気では行く気になれない。
昨日、部屋の模様替えで本棚やPCデスクなど結構重い荷物を移動した。
その為か、体のあっちこっちが痛い。間違いなく筋肉痛の様だ。

医学的な根拠のない話だろうが、翌日に筋肉痛が出るのは若い証拠で、
歳を取ってくると数日経ってから出るらしい。
しかし、自分の歳は十分に心得ている。
間違っても、”若い”などと軽はずみに喜んだりするつもりはない。

鎌倉に住んでいる娘のコンピュータと、私のコンピュータはMSN Messenger
でオンライン状態が一目で分かるようになっている。
私が退職した途端に、何かと言うとインスタントメッセージを送ってくる。
Blogを見て大笑いしていると言うが、こっちはそれどころでは無い。

勤めていた頃は昼間の庭を見るチャンスは休日だけだった。
こうしてじっくり眺めてみると、我が家の庭も春真っ盛りだ。
庭に目が行くようになったのは、時間にゆとりが出来た為なのか、気持ちに
余裕が出てきた為なのか・・・・。
何れにしても、まさに長閑な春の午後である。


言うは易く行うは難し

2006年04月07日 | デジタル写真

先月末に申請しておいたパスポートを受け取りに行ってきた。
今までと違うのは、この部分にICチップが埋め込まれ、顔写真だけを取り
替えて偽造しようとしても出来ない仕組みになっているらしい。
道すがら、入学式の終わった小学校の校庭で桜を背景に母親と記念撮影を
している光景が見られた。
小さな体には大きすぎるほどのランドセルを背負う格好に、”私の子供達にも
あんな時があったのか・・・”と、懐かしさを覚えると同時に時の流れを
しみじみと感じてしまった。子供の事は一切女房まかせだった。
娘の授業参観には一度も出たことが無い。
息子の時に1度だけ行った事があるが、あまり良く覚えていない。
その息子も、今年の夏で25歳になる。
もし、何かの拍子にタイムスリップでもして、あのころの時代に戻れたと
したら、間違いなく運動会や授業参観にも進んで参加できる父親になって
いるだろう。
”あの時、ああしておけば良かった・・・”と後悔ばかりしてるうちに、
気が付いたらこの歳になってしまった。
もう、今からでは失敗をやり直す時間の余裕はない。
一日一日を精一杯生きる事が、「悔いのない人生になる」とは分かってはいる。
しかし、凡人の私には「言うは易く行うは難し」なのである。

後ろめたさ?

2006年04月06日 | デジタル写真

今日は、幸手の権現堂に桜の花を撮りに行ってきた。
此処は、桜土手の下に菜の花畑があり、被写体としては申し分ない。
今年は残念ながら、菜の花の生育が今一つで期待はずれだった。
しかし、平日だというのに、ものすごい花見客である。
かく言う自分もその一人なのだが・・・・・。
帰り道、ちょっと早めのお昼をと思いそば屋さんに立ち寄った。
”今日はお休みですか?”と、愛想の良いお店の女将さんが話しかけてくる。
その言葉に、一瞬戸惑った。
戸惑ったと言うより少しばかり後ろめたさの様なものを感じた。
「そう言えば、この時間はみんな仕事してるのか~」と、思うと、こうして
いる自分が恥ずかしく思えた。
女将から見れば、私の風体は退職した年齢とは思えないほど溌剌と見えた
のかもしれない。
自分の足で、あちこち飛び歩いていられる事が普通の事の様に思えるのも、
健康である証拠だとつくづく感じた。

一羽の白鷺

2006年04月04日 | デジタル写真

つい1週間ほど前の環境と、今では180度違う。
一人で、しかも限られた空間の中で一日中生活する事に不安感もあった。
しかし、この調子ならそんな心配もなく何とか気ままな生活を送れそうである。
今まで急いで済ませていた事も実にゆっくりと丁寧にやるようになった。
”気ままな生活”とは言え、勤めていた時と同じに6時20分には起きる。
仕事に出て行く家内と息子の手前、こうするしか仕方がない。
いつの間にか掃除と洗濯は私がやる事になってしまった。
所謂「暗黙の了解」と言うやつだ。
普段なら掃除機で一気にガ-ッと簡単に済ませていた掃除も、隅々まで実に
丁寧にやっている。洗濯を干すコツも自然と分かってきた。干し方一つで
乾き方が全然違う様だ。我ながらなかなか大したものだと思う。
と、格好を付けてはみたものの、正直な所「何かをしていなくては時間が
持たない」というのが本音なのかも知れない。
確かに、時間がゆっくりと動いている。
惚け防止にと、コンピュータのプログラムを勉強し始めた。
取り敢えずは、CSSが目標である。しかし、脳みその退化が始まっている
私にとっては、かなりの難関だ。
使いこなせるようになるのは何時の事やら・・・・。


白鷺が、私がレンズを向けている事もまるで気にする事もなく、気取らず、
慌てる事もなく、ゆっくりとした足取りで歩いている。
自分も早く白鷺の境地を悟りたいと思う。

パタゴニア

2006年04月02日 | デジタル写真

久しぶりに鎌倉に嫁いでいる娘が帰ってきた。
おそらく息子と相談して、私の退職記念にと言うことでプレゼントを届けに来た
のだと思う。
PATAGONIAという銘柄のフリースジャケットをプレゼントされた。
最近山に凝っている息子の発案らしい。
着るものには余り拘らない私には、勿体ないくらいの値段だったようだ。
子供達から何かをプレゼントされたというのは、もしかしたら初めてだったかも
知れない。(娘には誕生日の時に貰ったかも・・・・?。)
少なくとも、息子から貰ったのは初めてのような気がする。
暫くの間は着る機会は無いと思うが、その時期になったら、大いに活用させて
貰おうと思う。
何人もの友人から、”御苦労様でした”と言うメールやら電話を戴いた。
友達の心配りに感謝するとともに、少しずつ自分の置かれている環境が変わり
つつある事を実感した。
買い物のついでに茂林寺の境内に寄ってみたが、今年は開花の時期が早いのか、
桜の花がちょうど見頃である。近いうちに幸手の権現堂に出かけてみようと
思っている。

祭りの後

2006年04月01日 | デジタル写真

昨日は、西風も強く冬に逆戻りしたような寒さだった。
何でも、群馬県の北部山沿いでは雪になったらしい。
ヨシ焼きの跡を撮りに遊水池に行ってみた。
この時期の日の出の時間は思ったよりも早い。既に太陽は顔を出し、何もない
遊水池に光が差し込んでくる。
普段ならとても入れそうにもない原の中に、普通の運動靴で楽々と入って行く
事が出来た。遠くでしか見たことのない木々も、近くで見ると意外に大きい。
足下には、あの猛火にもかかわらず少し気の早いツクシの芽が出ている。
自然の持っている生命力の偉大さには脱帽する。
しかし、何も無い遊水池は何となく間が抜けた感じだ。違和感さえ覚える。
もう暫くすると葦の新芽も出そろい、遊水池も春真っ盛りになる。

鎌倉に嫁いでいった娘が暫くぶりに帰ってくる時間だ。
こうしては居られない。
駅まで迎えに行かなくては・・・・・・。