キキョウ科のヤマホタルブクロです。
東北地方南部から近畿地方で見られる多年草です。
「ヤマ」のつかない普通のホタルブクロは北海道から九州まで分布します。
花の付けねの「萼(がく)」、花の根もとについている小さな葉っぱのようなものの間が少しふくらんでいます、これはヤマホタルブクロです。
「ホタルブクロ」は、このガクとガクの間の小さなガクがそりかえっていることで見わけます。
花の色は白いものから紅紫色のものまであります。
花の中には、先が三つに分かれたメシベが見えます。
メシベの付け根に見える黄色いものがオシベです。
花が開くとオシベが花粉をほうしゅつしてから、メシベの先が三つに分かれて花ふんを待ちます。
花粉を放出するオバナの時期と花粉を待つメバナの時期があるのです。