ツユクサ科のツユクサです。
北海道から本州、四国、九州に分布する一年草、漢字では「露草」と書き、万葉集では「月草」とよばれました。
葉は先のとがった卵型、茎を巻きます。
茎の先で「苞」と呼ばれる葉の中から花が出てきます。
ミッキーマウスの耳のような青色の花びらが2枚と白い花びらが下側につきます。
花の外側からは外花被片が3枚、付け根のまわりにつきます。
花の先には長く伸びたオシベ2本とメシベ1本があります。
ほかに短いオシベが3本と、中くらいの長さのオシベが1本あります。
花の付け根側のオシベが3本目立つので、その花粉を食べようとして長いオシベの花粉が昆虫につくように工夫されているようです。
花は、朝さいて、午後にはしぼんでしまいます。花が終わると苞の中に実ができます。