ひさしぶりに司馬遼太郎の言葉に浸った・・・

2016-10-27 17:43:14 | 日記
没後20年『司馬遼太郎の言葉』(週刊朝日2015年12月発行)を昨日から今日にかけて読んだ。1986(昭和61)年から執筆を始めた「風塵抄」、まるで30年後の今でも魅了される言葉が連なっている。冒頭に、「ひとびとに恒心がなければ、社会はくずれる」「政府も自治体もフライパンの上のアヒルである。充実した都市設計などはできそうにない」「“好き”というのは、刃の上を素足でわたるようにきわどい」「日本は、常人の国である。それが、私どもの誇りでもある」「生物にも耐用年数があるように、国家にも社会にも団体にもそれがある。戦後秩序が現実にあわないほどに古び、そのことによる大事件が内外でおこっている」「私ども日本人は、無意味な言語に忍従するように馴らされている。さらにいえば、言語というものは魅力のないものだとあきらめてもいるのである」「日本人は喋り下手だといわれているが、、それ以上に、正直さに欠けているのではないか。政界のやりとりをみると、ついそう思ってしまう」等々だ。高校時代に「竜馬がゆく」(1963年)を読んで以来、今日まで司馬遼太郎作品に50年以上親しんできた。それだけに司馬遼太郎の言葉には全幅の信頼を置いている、友の会の会員でもある。きょうの楽しかったことは、○ひさしぶりに司馬遼太郎の言葉に浸ったこと、○「鬼平犯科帳」(DVD)全85巻のうち70巻まで鑑賞できたこと、○夕食は塩昆布のお茶漬け、さらりとしてウマかったことだ。(14,960歩)

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