こんにちは。
国公立受験まで残り2週間。今年度の受験も大詰めです。
今日は昨年度京都市立芸術大学の美術科に合格したAさんの話をしたいと思います。
Aさんは本番5日前に体調を崩して、教室の色彩授業を一日お休みしました。『先生、今日のテーマを教えてもらえませんか?家で描いて持って行きます。』と連絡が。
その時は「水のある風景」というテーマを出題しました。
後日持参した作品は流れる川の水を細かく線描で描いたものでしたが、主役が無くて少し寂しい印象でした。そこで『魚を描いた方がいい。』とアドバイス。本番の色彩はほぼ同じテーマだったため、Aさんは魚を加えて描きました。
元々色彩が苦手でしたが、運も味方して3科目で最も高得点を獲得しました。Aさんの真面目さが結果に繋がった瞬間でした。
「時は点なり」(入試前に僕がよく使う言葉です。)
時間をどのように使うかによって、点数をどれくらい生み出せるか決まります。
もう2週間しかないと思うかもしれませんが、『この2週間は1年で最も実技が伸びる2週間なのです。』
これからの時間の使い方で点数はまだまだ大きく変わります。