気ままに菓子作り

差し上げて喜んでもらえ、たまにはほめられて満足してます

南アルプスジオライン(よろぎ会)

2018-08-25 23:29:31 | 植物観察

よろぎかいも、今年の計画で、
大島の地層、先月の大涌谷のジオ、
今月はユネスコのジオパークに認定されている
南アルプス、中央構造線を、学びに行きました。
台風19号、20号が立て続けに、列島に接近しているので、
心配されましたが、大して降られもせず、
伊那のジオガイドさんの案内で、じっくり見ることが出来ました。

   

   
  

      二宮町内を回り、6時にインターから伊那市長谷に向かい
     仙流荘10時発のバスで、ジオガイドさんと歌宿下車
     林道を歩きながら、地層と、言うまでもなく、植物の観察もしました。
     メインの仏像構造線の場所まで、ルンルンの林道歩きです。


  

       右側の赤茶けた岩肌と、左側の白い石灰岩の岩肌
       今回のポイントのようです。
  

  


  

     アルプス林道がなかった時は、この河原沿いを
     6時間かかって北沢峠まで歩いたようです。

  

    

        マルバダケブキ

  

        センジュガンビ

  

             フジアザミの株の後ろに、オオビランジ

  

             フジアザミ

   

       白いフジアザミ

  

       アサギマダラがヒヨドリバナに吸密に来てました

  

        アサギマダラの食草、イケマが繁茂してました

  
   

         マルバダケブキにミドリヒョウモンチョウ

     

               フジウツギ
       
          後翅に♂は黒い性標あり

   

        ホソバキリンソウ


    
  
         ウダイカンバ
   シラカバ→ダケカンバ→ウダイカンバ
   標高によってすみ分けているようです

   
   
     ウシキタソウ
     ミズタマソウのような種です。
     ほかの植物の葉が、邪魔してしまいました

     

     ミヤマモジズリ 最盛期でした

          


    

           ミヤマダイコンソウ?

   

               ソバナ
   
   
         これもソバナ?→ミヤマシャジン

    

         アカバナ

       
    
            トダイアカバナ
       分布が限られている
       南アルプスの石灰岩地には多く見られる
      


   

                     ?→カマナシミヤマハタザオ
       

        ミヤマタニタデ

      

          シナノナデシコ


  

       ウメバチソウ
  

  

         キツリフネ 

     

             ダイモンジソウ
  
  
             ダイモンジソウ     
       雨が落ちてきたので、濡れないところで昼食
  

        ウスユキソウ
     似ている植物で、ヤマハハコ、
     この土地の名前が付いたトダイハハコ、
     見ることが出来ました。
  
  
   

             トダイハハコ
     

   

          ウスユキソウとトダイハハコ

      

          ヤマハハコ 
  
   

        本日の重要ポイント 仏像構造線
    てっきり隣の崩れかかっているところかと思いましたら
    この辺りを通っているようです。
    中央構造線に並行して走っていて、
    四万十帯の地層と秩父帯が帯状に接している
    
    南アルプスは、1億2000万年前は海の中
    日本列島が形成された頃の地層に、
    南の海で作られた比較的新しい地層が、
    プレートに乗ってきてぶつかり、押し上げられて形作られた。
    この構造線を境に、北側と南側は地層が異なる。
    この中央構造線が、九州から西日本を縦断して、
    南アルプスの稜線を作り、関東地方の下仁田までの大断層 
         
    
   フォッサマグナ   という言葉も出てきて??
 これは西南日本と東北日本の境目の大きな亀裂ということ
 中央構造線の北側の地質 は、比較的温度が高く、地表に近い地中で
 化学変化を受けた。
 南側の地層は、比較的温度が低く、地下の深いところで、
 高い圧力や化学変化が起こって作られたと、
 初心者は解ったような解からないようなもやもやしてます。
   

       

       セセリチョウの名前は?     
     構造線も見たので、予定より1本前のバスに乗り出発点へ。
    ここからちょっと移動して、露頭の見られる美和湖へ移動 

   


     

      中央構造線を表わすポールが立っていた
     日本列島が中央構造線によって、北側を内帯
     南側が外帯に分けられると書かれていた。
     少し下って露頭を見る 溝口露頭
  

  

   地質が違うというのは解りますが、
  右側が三波川変成帯、左側が領家変成帯
  来月の定例の勉強会で、もう1度復習していただきたい。
  台風の影響か、高速乗ったらひどい雨でしたが、
  二宮に戻るころには、ほとんど雨がやんでました。
  無事、念願の南アルプスジオラインを、訪れることが出来ました。
  どうもジオは難しい

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夏向きの菓子

2018-08-13 16:58:02 | ケーキ&料理

6月末に梅雨が明けると、酷暑が45日以上続き
危険を感じる、体温並みの暑さに、
そろそろお引き取りいただきたいと思いましたら、
先日の台風から、居座っていた熱帯高気圧が、
変化し始めたようです。
久しぶりに、当地でも雷鳴とともに、
かなりの雨がありました。
今日はお盆の入りで、仏様にお線香あげに出かけます。
昨日干しゼンマイを戻して、
姫竹の子と炒め煮にしました。

   


  


  
 

        刺身の盛り合わせ、ねばねば系のモロヘイヤ、オクラ、山芋に
        サラダカツオを合わせて、ポン酢で食べました        

 

                       甘酒&クランベリ入り焼き菓子

 


             甘酒入りの水まんじゅう
     くず粉50g 砂糖50g 甘酒200cc 水100cc
     紫芋あん(しろあん50gに紫芋のペースト100g)
     フルーツ缶(黄桃、ミカン、パイナップル等)適量
     甘酒を使わないで、水だけで中身を変えました
 

              ブルーベリのジャムを入れて・・・
 

            白あんを入れて、杏のシロップにを入れました
 

        先日のツアーで持参した鬼饅頭
        サツマイモ200g 砂糖40g 薄力粉50g 白玉10g
        牛乳10cc黒ゴマ
        20分ほど蒸しました

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山古志&中越地震の復興と、越後妻有大地の芸術をめぐる(2)

2018-08-09 22:32:28 | 観光旅行

皆さん目覚めが早い。
いつもより1時間も早く起きてしまい、同室の人と、
散歩しながら、温泉の吹き出ているところを見に行く。
熱いお湯は苦手なので、サーと出てしまい、
気が付かなかったのですが、かなり塩分の強い泉質のようでした。

   

  松之山温泉は、開湯700年の歴史ある湯で、室町時代の上杉家の隠し湯であったとも
  いわれている。なぜこの山奥で塩分が強く、90度と高温なのは、看板の能書きによると、
  地殻の隆起により、1200万年前の海水が、マグマによって温められ、
  地層の割れ目から一気に湧出する「ジオプレッシャー型温泉」で、
  大変珍しい温泉のようです。
   

       この牛も作品のようです。

   
    

        

           朝食です 
    出発前に、買い物ができるように、お土産物屋さんを、
    特別に早く開けてもらいました。
    干しゼンマイ買いましたので、うまく調理ができるかお楽しみ

   
    奴奈川キャンパス(昭和59年に開校し平成2年に閉校)
    

       
    
   

   玄関前で、地元の農家の方による、お漬物とお茶の接待があり
   生産された朝取りの野菜を買いました。
   美人林と「森の学校」キョロロへ移動しました。
    
             大正末期に木炭にするため、一斉にブナを伐採した後、
      育ったブナ林。
      芽吹きもきれいですが、野鳥の宝庫でもあるようです。
      美人林といわれる通り、そろって姿が美しい!!
       

     

       

      

      160段からあるキョロロの塔に上りました。
      キョロロとは、アカショウビンの鳴き声からとったようです。
     

      上から見下ろした駐車場です。
      放射線状に枕木が並べてあるのですが、これも作品だそうです
      次の会場 最後の教室 ボルタンスキー
  

      廃校のエントランスです。
      壁を彫刻した板で覆ってます。
  

    体育館のような建物の床に、藁を敷き詰めてあります
    暗闇に扇風機が回っていて、あかりが見えます。
    手振れでおかしい画像です。
       

   

  2011年3月12日(東北の3.11の翌日)北部地震で、山腹の斜面が崩壊し、
  下流の積雪や土砂を巻き込んで、土石流となって100メーターにわたって
  国道に流れ込んだ。
   

              鋼製の砂防堰堤です。

   
        その後予定していた"お蕎麦屋さん”を探したのですが、
        残念ながら見当たりませんでした。
        店じまいしたのか、移転したのか、
        地震と豪雪により、学校も閉校したり、空き家も多く、
        残念ながら過疎化は食い止められそうにありません。
        雪国の生活は、高齢者には過酷です。
        雪国ゆえに、日常生活を営むには、住民の結びつきが強く、
        それが、災害の時に効力を発揮するようです。
        昼食前に、2つ作品の会場に立ち寄りました。
    

         「たくさんの失われた窓の為に」
         気持ちよさそうに、カーテンが風に揺れてます。  
         右手には河岸段丘が・・・・
         清津渓谷で、おそばを頂きました。  

     


      地震で立派な柱状節理が崩れたり、観光客の減少と、痛手を受け、
   芸術祭に参加することで、お客さんが訪れるようになりました。
  
    


  

            トイレです。
          作品ではありますが、使用できます。  
 

     清津渓谷のトンネルは全長750m、ハード
     トンネルの終点もアート作品 
 

        ペリスコープ(潜望鏡)のようなイメージだそうです。
        トンネルを上流へ上ってきたと思いましたら、
        眼下の川の流れが、逆になっているようで、
        頭をかしげてしまいました。
        最後のトンネルがUターンしているのだといわれましたが、
        理解できませんでした。
        2日にわたって、地震からの復興と、地域を元気にする
        芸術祭を体験しました。
        住民のつながりの強さが、災害の時には、1番の力になるというのを実感しました。        

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山古志&中越地震の復興と、越後妻有大地の芸術をめぐる(1)

2018-08-08 23:03:00 | 観光旅行

災害ボランティアネットワークの活動の一つとして
体験と復興を学ぶために、昨年は石巻方面に、
今年は中越地震から、15年という節目に当たり、
その時の現状を聞いたり、復興した様子を、
見させていただいたりしました。
今回は、2006年まで松之山在住で、(現在は大磯町)
十日町広域事業組合へ出向していたTさんのご尽力で
1泊2日ではありましたが、
現地で携わっていた人ならではの、
欲張った中身の濃い研修旅行となりました。
その上嬉しいことに、大磯町の災害ボランティアの
(正式なグループ名は?)5名が参加してくださいました。
最初に訪れたのは、旧山古志村(2005年に長岡市と合併)
2004年に中越大震災で、道路が寸断されて孤立した地域
生業としていた闘牛の牛や、養殖していた錦鯉を残して、
全村民の避難を指示し、ヘリコプターで避難する、
テレビの映像が鮮烈でした。
集落のコミュニティーを崩さず、避難生活をし、
2007年に帰村して復興、復活を果たしました。
 
 

  

     水没した木篭(コゴモ)地区 
     土砂崩れで川が塞がれ、2軒だけ残ってます
  

      近くに公営住宅が用意されてました。
      その後おらたる復興交流館で、映像による、その当時の説明を受けました。

   

    

          地元の食材によるお弁当
   

        下条(ゲジョウ)地区の関係者から
        その当時の避難所の様子をお聞きする
        尚、この会場の上でも、芸術祭の映像による作品が出展されてました。
        我々が訪問するまで、雨がなかったので、
        農作物には恵みの雨と、歓迎されました。
   

             十日町キナーレ(方丈記私記)
   

    

        2000年から3年ごとに、大地の芸術妻有(ツマリ)という
   世界最大級の国際芸術祭が開かれ、初年度は11万人の来場者だったが
   前回は51万人、今年で6回目だそうです。
   十日町市や津南町で、過疎高齢化を食い止めるために、
   町おこしの一つと位置付けられ、
   人間と自然のかかわり、あるものを生かして、新しい価値を加えるために
   特に、急激な人口減で、廃校となった施設を利用したものが多い。
   学校は地域集落の拠点でもあるので、息を吹き返している気がした。
   
  


     


   

       草間彌生氏作品
      本日のお宿、松之山温泉
      予定していた三省ハウスから変更になる
  
 

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