細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

改善

2016-11-23 10:50:30 | 人生論

「土木史と技術者倫理」や研究室等で、学生に偉そうなことを言ってますので、私も自身と常に向き合いながら改善を重ねているということを書いておこうと思います。

30歳でJR東日本を退職し、横浜国立大学に着任しましたが、「このままではダメだよなー」と明確に何度か思ったことを記憶しています。

私は大学に助教授で着任しましたが、もちろん個々人で環境も異なるのでしょうが、助教授となると日常を管理してくれる明確な上司はいません。私の場合はいなくなりました。30歳と言えば大人のようであり、今思い返せば、とても大人と言えるレベルではありませんでした。だからこそ、悩んでいたのだろうと思います。

このままではダメだ、と思った理由はいくつかありますが、端的に言いますと、生活習慣(特にアルコール)と、大事で困難なことから逃げる(例えば論文執筆)、という二点でした。

それらの点を改善しない限り、この分野でそれなりのレベルに到達することは絶対にあり得ない、と自分では分かっていても、人間とは弱いものです。。。

33歳になったときに、私の人生でも長く記憶に残るであろう、生活習慣の改善の第一弾を始めました。締まりの無い身体、コントロールできない飲酒習慣等に対して、相当に抜本的な改善を行いました。食生活は基本的にこのときの改善を継続し、現在まで10年近くが経っています。断酒も半年くらい行いました(その後、のん兵衛に戻りましたが。。。。) ブログを再開したのも、32歳のころからであったと思います。いろいろと改善したい、と苦しんでいたのでしょうね。

そして、やはりその改善がベースにあって、私の職業における実質的な成長も始まったのだろうと思っています。そのときの改善がなければ、今は恐ろしく低空飛行しているか、別の職業に就いている可能性も大きいかと思います。

大事で困難なことから逃げない、という点についても、少しずつ経験を積み重ね、いろいろとチャンスもいただき、逃げないマインドは少しずつではありますが育ってきたようには思います。

大事なことから逃げても、本来のあるべき自分の姿から逃げても、生きては行けます。ですが、大事な仕事は任されなくなるし、チャンスも巡ってこなくなるし、自分を肯定もできなくなるので、そのような生き方はしたくありません。

その後、何度か生活習慣の改善を行いました。

記憶に残っている改善としては、2011年ごろに朝の体操を始めました。今でも、この習慣は継続しています。体操を始めたにかかわらず、2012年1月に左肩が非常に痛くなり、カイロプラクティクに通い、治癒しました。決して若くないことを自覚しました。

そして、今年の9月ごろからの生活改善は、私の人生の中でも記憶に残るものになろうかと思います。9月23日から、超繁忙期の10月以降に備えるために生活習慣の改善に着手しました。以降、2ヵ月経過しましたが、飲酒は基本的には外でのお付き合いの時にほぼ限定し、結果的に50%の日で飲まなくなりました。お付き合いが多く、50%は決して高い数字ではないのかもしれませんが、現在の私の体力を考えれば十分です。将来、もっと減らす必要があれば、そのときの改善で考えます。また、右ヒザの痛みが一年前からあるため、体操は従来通り継続し、さらに柔軟体操も少し始めました。カイロプラクティク(マッサージ含む)にも月1回通って、身体に溜まるひずみを解消することにしています。また、9月からの生活習慣の改善に先立ち、4月末からは水泳を習慣付けました。1500m泳いでも疲れない体になりました。

本業の面では、30歳の当時のように、一人で悶々と悩む、という立場でも状況でもありませんが、周囲の同志、仲間、学生たちとよくコミュニケーションしながら、良い仕事をしていけるように様々な改善を図って実践してきているところです。

超繁忙期に入り、11月下旬まではまさにあっという間に来ました。1ヵ月で年末で少し一息付けるかと思いますが、年末までも大事な予定がびっしりです。一つ一つ、限られた時間での対応にはなりますが、出来得るベストを尽くしていきたいと思います。 


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