細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・教育者のブログです。

師走

2010-11-28 19:14:21 | 家族のこと

明日からの一週間は5日のうち3日,現場や実地調査です。

2日間は磯子で実構造物の調査。最初に本格的な調査を行ったのが7月。その次が9月。今回が3回目の本格的な調査で,今回は丸二日間の調査となります。構造物の表層品質の調査であり,かつマクロなひび割れとの連関もターゲットに入っています。

12/3(金)は小樽へ。小樽で丸一日,電柱の調査をします。塩害と凍害の複合劣化の環境にあり,学部4年の渡辺君と二人で連携しながら調査です。

この時期にこれほど現地調査に行くのはなかなか珍しいことですが,優先順位が高いためにこのようなスケジュールとなっています。

年末や年始のスケジュールも固まってきました。家族や親族でゆっくりする時間も確保しました。昨年同様,親族と過ごす期間はひたすら執筆活動に時間を費やそうと思っています。

例年は息も絶え絶えで年末にたどり着きますが,今年は肩の力が抜けた状態で師走に入ります。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

なにゆえ仕事は,これほど楽しいのか

2010-11-28 09:57:09 | 趣味のこと

高久多美男さんの「なにゆえ仕事は,これほど楽しいのか」という本を非常に楽しく読んでいます。

高久さんは,私の購読している大好きな志誌「ジャパニスト」の発行人&編集者です。

ちなみに,「ブクログ」なるものも私も立ち上げ,このブログにリンクを張ってます。面白い本を登録していくのでご参考に。

高久さんの考えには私も共鳴するところが多く,同じように生きているように思います。高久さんの考え方も参考に,もっと楽しく生きることができるように思います。また,これまで何となく感じていた私の考え方も,この本を読んでよりクリアになる感覚も楽しいです。

さすがに広告業,編集業をなりわいとしているだけあって,付き合いの幅が広いし,この方は一級の人々にばかりインタビューしているので,いろんな一級の情報を得ることができます。ますます新聞など読む気がなくなります。新聞の購読をやめてかれこれ2年半。ときどき新聞を見ることがありますが,やはり必要性を感じない。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

視界

2010-11-27 08:31:05 | 研究のこと
研究とは,未知を解明したいこと,過去の誰もなしとげていないことでやりたいことを,目標に設定してそこに到達することなので,その過程においては視界が不良になることも多々あるわけです。

私も研究者であり,いつまでも修行の身ではありますが,いくつもの研究を経験し,見てきて,研究ということがどういうことなのか,少しずつわかってきてはいます。

現在も多くの研究プロジェクトを併行で進めており,外部の研究者と連携しながら,また対象も実構造物や実物(電柱など)であるものも多く,エキサイティングな日々を送っています。

その中でも,博士課程の学生に対しては,困難なテーマを設定します。当然のことです。

私が初めて主査を務めた学生はソンさん(ベトナム)でした。ソンさんの研究テーマは高炉スラグに関するもの。日本人学生たちと取り組んできた研究を,ソンさんがAE法を駆使してかなりのレベルまで引き上げてくれました。博士論文は9月にまとまりましたが,その後も再び日本人学生たちと研究を進めています。この研究においても,何度か「視界」が開けたときがあり,そのたびに研究が大きく進展することを経験してきました。

次に主査を務める学生は博士2年のウスマンさん(パキスタン)です。彼は表層品質の検査システムを構築することが研究テーマです。中でも,表面吸水試験による実構造物の品質の検査方法を確立することをテーマに設定しました。彼も研究を進めていますが,現在は修士2年の吉田さんが中核となってどんどんと研究を進めてくれています。私だけでなく,林さんも実質的なプロジェクトリーダーとして研究を切り盛りしており,ある意味で総力戦です。この研究においては,各プレーヤーの努力により,「視界」が開けようとしています。私の中では突き進める状態に完全に入った感覚です。直観なので,ほぼ間違いないと思います。日本人学生たちが今年度,全力で進めてくれるであろう研究を受けて,ウスマンさんがソンさんのように高みにまで持っていってくれるでしょう。

私の研究室のマネジメントのパターンが以上の2例に表れているように思います。

以上の2人の学生の前には,林さんの研究がありました。主査は椿先生です。研究の立ち上げあたりから実質的には私と議論を重ねながら,林さんが日本人学生と一緒に地道に行ってきた研究を,椿先生のご指導を受けながら最後取りまとめました。苦労もしたでしょうが,徐々に視界を広げながら進んできた時間を懐かしく思います。

現在,私の初めての日本人の博士課程の学生である小松君が研究に取り組んでいます。収縮とひび割れ,がテーマの中心です。まだ博士課程の研究がスタートしたばかりなので,あまり小さくまとまらず,膨張や表層品質も見ながら,本質的なテーマ設定ができるとよいなと思っています。当面,苦労はするでしょうが,頑張るでしょうから,先輩達と同じように視界が開け,突き進む日が来るのを楽しみに,研鑽してもらえればと思います。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

横浜市での研修

2010-11-26 17:47:19 | 職場のこと
横浜市の職員の研修で,コンクリート構造物の劣化のメカニズムについて3時間半の講義を行ってきました。横浜市から直接私に依頼があったわけではなかったので,あまり気乗りしていなかったのですが,横浜市の建設,維持管理にかかわる技術者の方々が非常に熱心に聴いてくださり,また質問も非常にたくさん,質の高いものをいただき,よい議論もできました。すごく楽しかったです。

中性化,塩害,ASR,化学的侵食,凍害などの本質的な情報,実務の情報,最前線の情報も織り交ぜて面白おかしく講義しました。たくさん笑いも出ており,非常によい雰囲気で講義ができました。

また,山口県のひび割れ抑制対策の話もしました。とても興味を持っていただけたようで,
官学連携の話も横浜でも起こりそうな雰囲気です。手ごたえを感じました。

12月21日の研究会の紹介もしましたので,たくさん参加していただけるとうれしいです。

さあ,いよいよ地元でも動きが起こるでしょうか。12月21日は表層品質の最新成果も織り交ぜながプレゼンするつもりですが,全体を盛り上げるためにも全力を注ぎたいと思います。大きな動きを作り出すつもりで頑張ります。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ご機嫌

2010-11-22 06:45:06 | 家族のこと
2泊で九州に旅行に来ています。

昨日は,博多から車で熊本県にまで入り,ウルトラマンランドに行ってきました。我が家は娘二人なのですが,長女がどうにもウルトラマンが大好きで,家にはフィギュアがたくさんあります。かねてからの念願であったウルトラマンランドにわくわくしながら向かいました。

ウルトラマンランドでは「ショー」が秀逸で,娘を含め子供たちはウルトラマンのピンチのときに大絶叫。今回のショーは「ロストメモリー」というタイトルで,記憶をなくしたウルトラマンを,ゾフィー,レオ,ウルトラマンゼロ(セブンの息子)が支えて本来の姿を取り戻す,というストーリーで,私も奥さんも楽しんでました。

写真はそのショーでない,もう少し小さなショーの後にウルトラマンゼロと娘が握手をしている様子。

今日は大相撲の9日目を見に行きます。本来であれば白鵬が71連勝をする日だったのですが,負けちゃいました。でも,魁皇も好調のようなのである程度は盛り上がるでしょう。平日なので,空いているとは思いますが,これまた娘の大好きな白鵬を絶叫で応援してこようと思います。

我々家族にとって,旅行はとても大切です。日常は共働きの両親に十分に甘える時間もないかもしれない子供達にとって,家族水入らずの貴重な時間です。1歳半の次女が明らかにご機嫌で,はしゃぎまわっています。旅行で両親もリラックスしていることを敏感に感じて,自己表現しているのでしょう。

隙間を見つけて仕事もしておりますが,家族との時間はとても大切。もうすぐ博多も日の出なので,海沿いのお散歩をしてきます。

今夜帰京して,明日は祝日ですがオープンキャンパス。模擬講義のみの担当のはずでしたが,入試委員が海外出張からトラブルで帰ってこられず,私が学科説明なども含めてほぼ全部担当することになりそうです。まあ,何度も経験してる業務ですからそれなりにこなしましょう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

訳してまで

2010-11-17 19:25:21 | 人生論
今日の昼,パキスタンからの留学生のサリームさんと立ち話をしていました。

雑談だったのですが,私のHPの話になり,パキスタンのラホーレ大学の関係者が私の日記を読んでいるそうです。直接は,我々の研究室にいるサリームさんとウスマンさんのコンビと,他の研究室にいる留学生(すべてラホーレ大学から)しか知りませんが,彼らも読んでいるようだし,ラホーレ大学の次の留学を目指す研究者の中にも読んでいる人たちがいるようです。

「日本語でしょ?読めるの?」と聞いたら,グーグルの翻訳ソフトで大体の意味は分かるそうです。先生のphilosophyが分かる,と言ってました。

いやはやすごい時代になったものです。かつては,英語でブログも書かなきゃなあとか思った時期もあったのですが,日本語で書いていれば読みたい人は勝手に翻訳して読むのですね。(先ほど私のある記事をgoogleのソフトで訳してみましたが,ひどい英文でした。大体の意味は分かりますが。ソフトが低レベルなのか,私の日本語がひどいのか。まあ両方でしょうが,これは日記ですからね。)

もはやいろんな方々から,しかも想像もしない方面からも,私の考えは見られているようですので,なおさら開き直ってまっすぐに進んでいこうと思います。

留学生からはとても尊敬されているのが伝わるので,仕事がやりやすいです。

日本人学生は全く尊敬してくれません(嘘です)。

教師と学生の関係についてはいろんな考え方があると思いますが,やはり私は教師は尊敬されるべき存在であるべきと思います。その上で,学生は自分の師匠を乗り越えていけばよいのです。尊敬できる師匠を乗り越えていくのは並大抵な努力では無理ですが,その関係こそが大事なのだと私は思います。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

こわい,人たち

2010-11-17 06:18:50 | 研究のこと
昨日は335委員会(表層品質の検査システム)の主査幹事会でした。14:00-18:00。ほぼずっとトップギアの議論でした。ちなみに午前は示方書の維持管理編の改訂部会。

この主査幹事会のメンバーは,コンクリート工学の耐久性の分野の気鋭の研究者,技術者が集っていますが,まあすごい議論が飛び交います。私もその中心で頭をフル回転させて情報発信し,クリエイティブな議論に貢献しようと努力しています。

どんどんと進化していくので,しかもそれがチームとして進化していくので,端(はた)から見ているとこわい,かもと思います。とどまるつもりもないし,さらに火をつけるために「示方書勉強会」も2011年1月8日から再開します。

閉じこもった議論をしていれば,間違った方向に行く危険性もはらんでいますが,各メンバーはそれぞれのコミュニティをどんどんと拡大しており,それらの情報も踏まえて議論し,学んで成長して行っています。

こわい人たちではあるのですが,何のためにそういうことをしているかを常に意識して,周囲へのフィードバック,貢献をできるよう努力すべきと思っています。我が国がよくなるため,です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「凛とした」

2010-11-14 11:49:45 | 人生論
八戸では,気が付けば夜中の12時半まで,田村先生と阿波先生と屋台で語り合っていました。途中からは「龍馬伝」という名前の焼酎で盛り上がっていました。二度ほど,三人で大きな乾杯をしました。一度目は何が理由か忘れてしまいましたが4回くらい乾杯していました。二度目は「データベース」に乾杯でした。

尊敬しお慕いする田村先生からは,私のことを何度もほめていただきました。「スケールがでかい」「視野が広い」などなどのお言葉をいただきましたが,すべて「栄養」にさせていただいて,前へ前へと協働で進んで行きたいと思います。

決して自惚れるつもりはありませんが,リーダーとしてビジョンを示し,協働で皆が生き生きと活躍できるよう,そして結果が伴うよう,マネジメントしていく役割を担っていると自覚しています。

そのような役割を担わせていただけるのは,これまで一級の方々を見させていただいたこと,一級の考え方を叩き込んでいただいてきたこと,多くの素晴らしい仲間がいること,などなどによります。また,自分自身の研究のことも大事ですが,人間性や教養が大事なので,幅広く勉強し,感性を磨くことにも多くの時間を割いているつもりだし,これからもそうしたいと思っています。例えば教室の見学会も,私にとっては視野が広がり,感性を磨くことに不可欠な場の一つになってきています。とにかく日常が大事。日常を徹底的に活用する。

田村先生と阿波先生と語り合ったビジョンはとてつもなく大きなものであり,身震いするようなものです。田村先生は翌朝のメールで,「命ある限り,いや命を繋いででも実現したい」とおっしゃっていました。

以下,両先生に起床後にお送りしたメールの一部。

「昨日は遅くまでありがとうございました。

これまでも数々の楽しい会話は,多くの仲間,先輩,師匠たちとしてまいりましたが,昨夜の先生方との時間は格別でした。阿波先生,あのような素晴らしいチャンスを私にも与えていただき,ありがとうございました。

決して夢物語ではなく,時間と労力はかかると思いますが,なんとしても実行しなければならないミッションと理解しています。

朝起きて多少お酒は残っておりましたが,ベッドの上で昨日のことを思い出して「すごいことをやっとるなあ」と笑いがこみ上げてきました。朝起きてまでそういう感覚が残るのもめったにないことです。

ですが,風呂につかりながら小説を読んで,身支度を終えたら,「凛とした」気分になり,平常心に戻っていました。やはり,夢物語ではなく,実現するためにできるあらゆることを着実に協働で実行していくべきである,と思います。

これから大仕事が待ち受けておりますが,昨夜の「乾杯」からすべてが転がり始めると思っておりますので,ご指導,お付き合いのほどよろしくお願いいたします。」

頑張りましょう。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

協働

2010-11-14 10:22:49 | 研究のこと
11/12(金)は田村隆弘先生とともに,八戸を訪れ,八戸工業大学の主催のシンポジウムで200人の聴衆を前に講演をしてきました。阿波先生のコーディネートでした。

ひび割れ抑制対策と,ひび割れ抑制と表層品質の向上,というテーマで二人で講演をしました。が,本質は「マネジメント」です。

この取組みに関与し始めて1年半ちょっと経過しましたが,本質が見えてきました。これは決してひび割れだけの問題でもなく,コンクリート工事だけの問題でもなく,建設だけの問題でもなく,社会全体にまで及ぶ問題であり,マネジメントである,と確信し始めています。

社会活動が細分化され,それぞれの竪穴での専門性は高度化しているのでしょうが,横の連携が取りたくても取れない状況になってきている。また,大政奉還後,平等な社会が構築されてきましたが,現在は決して平等ではなく,「官」が大きな権力を持っており,また身分も保障されている。そのような硬直した社会で,皆が生き生きと活動できず,かつ意味のない仕事が増え,結果も出なくなってきている。成長戦略を描くリーダーも数えるほどしか出てこない。

そこで「協働」です。山口県の二宮さんは自分達のプロジェクトを高杉晋作の「奇兵隊」に例えておられます。「協働」だからです。(田村先生が吉田松陰,私は坂本竜馬かな,と身内で盛り上がってます)

これは非常に大きな流れで,ある意味では「革命」に当たるかもしれません。発注者(官)が性能発注という形で,もしくは責任施工という形で,施工者に丸投げするような流れが見られましたが,山口県の取組みは,昔のように発注者に技術力と責任を戻す動きのように見えるかもしれませんが,そう単純ではありません。「協働」し,それぞれのやるべき役割をしっかりと行うことで,自然と結果がよくなる仕組み。それぞれが生き生きとクリエイティブに活動することが,全体がよくなる方向につながる仕組み。まさに明治維新の頃に必要とされた仕組みの再構築が今求められています。山口県の取組みは,建設という社会経済活動のやり方の再構築,です。

もう一つのキーワードは「データベース」です。データベースが核にあるので,自分達の取組みが毎回検証され,次につながっていきます。技術規準類へのフィードバックがなされる仕組みもいずれ構築されるでしょう。例えば総合評価方式は,提案された技術がきちんと検証されていますか?そうでないとすれば何のための仕組みなのでしょうか。

我々は,「データベース」を核とした,ひび割れ抑制対策,維持管理システムを各地で立ち上げ,技術規準類へフィードバックしていく仕組みを構築します。それらを日本全国で展開し,コーディネートするチーム(例えばJCIの常置委員会のようなもの)を立ち上げ,マネジメントします。そうすれば,各地域の研究者,実務者などの取組みが連携され,頑張れば頑張るほど構造物も良くなり,規準類も高度化していく。

夢が広がります。もはや夢とも思っていませんので,実現に向けてしかるべき手を着実に「協働」で打っていきます。

次は12/21(火)に我が横浜国立大学で研究会を開催します。テーマはまさにこの記事に書いたこと。火を付けるつもりで頑張ります。東大の小澤一雅先生にも来ていただき,アドバイスをいただく予定です。
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

学生たち

2010-11-10 20:02:03 | 職場のこと
11月も中旬に差し掛かってきました。

やはりこの時期は気候もよく,勉強に研究にスポーツに精が出る最高の季節でしょうか。

我が研究室の学生たちも頑張って研究を進めているように見えます。今年は研究室ゼミに予定が合わせられずに欠席しているときもあるのですが,ゼミでの議論はもっと充実すべきと思います。まだこれからですかね。

学生たちの意識のレベルはかなり向上してきており,自分勝手な学生もほぼ皆無ですし,みんなで連携して向上していこうという意欲が皆に見られるのにはとても好感が持てます。

今年は研究室の調査チームが現場に出ることがかなり多くなっています。年内にもまだまだ大掛かりな調査が続々と控えています。私の経験では,実構造物の調査で何かを学ばなかったことは皆無です。調査を行うたびに発見があり,新たな視点を得ることができます。年内にあと4日以上は調査に出ますので,本当に楽しみです。

学生たちと研究に思い切り取り組めることは,本当に幸せなことです。外でどんどんと展開していくのは教員の役割ですが,学生たちも,自分たちが行っている研究の影響力が決して小さくないことを認識して,苦しみは皆で分かち合って楽しんでもらいたいと思います。

12月3日には,小樽で4年生の渡辺君と電柱の調査を一日中行うことになりました。寒そう。おいしいお寿司とお酒を楽しみましょう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ひび割れ抑制対策の講習会

2010-11-07 17:17:05 | 研究のこと
5日の金曜日は,岡山県に行ってきました。

JCIの中国支部が主催の,ひび割れ抑制対策に関する講習会。私はひび割れ抑制対策と表層品質の向上について,50分の講演をしました。メインは,徳山高専の田村先生や,山口県の二宮さんらによる,山口県のひび割れ抑制対策についての講演です。

来週の12日の金曜日には今度は八戸へ田村先生と私のコンビで講演に行きます。

世の中が大きく動いていく変革期において,民間が5年で変わる場合,政治が変わるのに10年,行政が最も遅く15年かかる,というのが堺屋太一さんの持論です。

山口県のひび割れ抑制対策は行政が主導で画期的なマネジメントを行った特筆すべき事例だと思っています。しかし,行政が単独で行ったというわけではなく,徳山高専の田村先生の強いリーダーシップがあり,民間の業者の熱い思いがありました。

我々,学の担う役割は,ビジョンを示すことであり,行政の実施するひび割れ抑制対策や維持管理のシステムなどを良い方向に行くようにリードすることであり,検証することです。本来,政治家の行うべき役割を,我々は担っているのだと思います。

この週末は,"Leaders of Japan"という本を読んでいました。自治体の首長たち10人のインタビューがまとめられた本です。すごいリーダー達が地方で闘っています。いずれ彼らが国政にも出て行くでしょうし,地方から国政にすさまじいプレッシャーを与え続けるのだと思います。国政が変わるのもまだ先,霞ヶ関が変わるのか解体になるのかも分かりませんが,変わるのはまだまだ先でしょうか。どう見ても地方の政治が先を走っています。

山口県のひび割れ抑制対策や,青森県のアセットマネジメントなども,そのような役割を担うプロジェクトなのだと思います。

そして我々は,そのような元気のあるプロジェクトを各地域で実践し,マネジメントを学び,現場を知る技術者として日本をリードしていく人間にならないといけないと思っています。

週末にはその他にもいろいろな本を読み出しました。
「すらすら読める方丈記」「納棺夫日記」などなど。古典を大事にしたいし,自らの死生観に深みを出したいと思っています



コメント
この記事をはてなブックマークに追加