細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・教育者のブログです。

高野長英

2009-10-27 05:48:32 | 趣味のこと
吉村昭の「長英逃亡」を読み終わりました。すさまじい人生、逃亡人生、その結末に衝撃を受けました。

しかし、逃亡中の長英こそ、もっとも人間らしい生活を送った、という吉村さんの着眼点は鋭く、傑出した蘭学者の人間性の機微を随所に感じた素晴らしい作品でした。

長英の死後、13年で明治維新となります。長英の遺した訳書、書物は薩摩藩や宇和島藩の思想に大きな影響を与えたと思われます。維新前夜の思想家の生き方に焦点を絞った小説を始めて読んだので、とても勉強になりました。
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2009-10-26 17:08:10 | 職場のこと
中田宏前横浜市長と大前研一さんの対談を、購読を始めた季刊誌で読みました。

リーダーとはどうあるべきで、混迷の現在にリーダーに求められることも明確に述べられてましたが、目に留まったのが、リーダーの素養は、その立場に置かれないと身につかないし、磨かれないということです。

これは私の経験を踏まえてもその通りだと思います。

いくらリーダー論を叩きこまれても、それを実践する場がないと身につきません。

我が研究室では、構成員それぞれの立場でリーダーシップを発揮できるような組織づくりをしてきたつもりです。各自が意識さえすれば、リーダーとしての資質を磨く場がいくらでも転がっているはずです。逆に言えば、何も意識しなければ、いくら研究室に在籍しようがリーダーとしての資質は何も変化しません。すべては個人の意識次第です。

各自がリーダーのつもりで日々行動してもらえれば、組織は非常に強くなります。私も多くを学ぶことができます。

各自が高い志を持ち、それらの切磋琢磨の中から、真のリーダーがたくさん出てくることを願います。
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多様な構成員

2009-10-24 09:34:52 | 職場のこと
 研究室の構成員は年々変化します。また、研究室での研究も、現時点では年々レベルは上がっていっているように思います。構成員が成長しているのでそれにつれてレベルが向上するのは当然かと思います。

 構成員も、博士課程の国費留学生も4人に増え、世界銀行からサポートを受けているインフラ管理学コースの修士課程の留学生2名も研究室に属し、国際的になってきています。

 それだけでなく、外に留学して帰ってきた学生や、PEDコースといって修士課程の間に半期ごとにいろいろな研究室に所属し小プロジェクトを遂行していくコースの学生で他の研究室を見てから我々の研究室に帰ってきた学生もいます。

 さらには、大学院入試で他大学や高専の専攻課程を修了してから仲間に加わっている学生もいます。

 高専で学部3年生に編入して、わが研究室に入ってきた学生も複数います。

 こうなってくると、内部生というか、学部1年から上がってきた学生以外の構成員も非常にたくさんおり、とても多様であり、誰が特別で、ということもなくなります。

 多様であることはよいことです。みんなの得意なこと、みんなの長所を持ち寄れば、とてもクリエイティブになるでしょう。

 たとえば5年前の我が研究室と比べて、多様性という意味では雲泥の差であると思います。また、組織の活力や可能性という意味でも5年前よりも相当に向上してきているのではないかと思います。

 まだまだ変化していくでしょうから、この多様性、前に向かっていくエネルギーを、構成員たちは存分に味わってもらえればと思います。
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長英逃亡

2009-10-22 07:35:09 | 趣味のこと
吉村昭の「長英逃亡」を読んでいます。

この本については、「史実を歩く」という吉村さんの本を読んだときに知っていました。それを読んで、破獄や、その他の吉村さんの本を読むきっかけを得ました。

高野長英については蘭学、医学のエキスパートとしては知っているかと思いますが、この逃亡劇は衝撃です。幕府の鎖国政策を批判したことで投獄され、そのまま死を待つのみの重罪人として扱われていましたが、そこからの逃亡劇です。

信じられないような話が続きますが、当時の時代背景も知ることができて、手に汗を握って読んでいます。
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浦佐調査

2009-10-15 18:11:42 | 研究のこと
新潟県の浦佐に調査に来ています。
昨晩、夜勤での調査が終わり、新作の表面吸水試験機は上々?のデビューを飾ったようです。今回がデビュー戦であり、今後改良を重ね、商品化を目指したいと思います。皆さん、買ってください。私のお友達には特別価格でご提供です。

防音壁から全部で50本以上ものコアを採取しますので、大変な作業ですが、初日が終わって予定通り以上のペースで進んでいます。

今日の日中は、日本海側へ出て、羽越線の構造物をいくつか視察し、暴露してあるシリンダー供試体を採取しに行きました。これらも一連の表面含浸材の研究に活躍してくれます。

今回の調査と直接は関係ありませんが、7年くらい前に訪れた葡萄川橋梁や大川橋梁も再度訪れました。大川橋梁では複数の電気防食が行われており、10年が経過した姿を見ることができました。また、表面含浸材を塗布した実構造物の橋梁にも皆で訪れ、30分ほど観察しました。勉強になりました。

今夜は2回目の夜勤です。幸いに天気が良好なので、無事に調査が終わることを祈ります。

明日の帰りには高架橋のひび割れ調査(目視)を2つ実施して、横浜に帰ります。
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学部3年生のゼミナール

2009-10-13 21:46:59 | 教育のこと
来年度から、学部3年生を対象に、少人数ゼミナールを開講します。

今年度は、試行ということで有志の3年生を対象に、ゼミナールを有志の教員が開講します。私はもちろん開講します。

そして、私のゼミナールですが、どこぞで聞いたことのあるタイトルですが、「人間学とリーダーシップについて考える」です。猿真似?かもしれませんが、私がこのゼミナールを開講することについて異論のある方もあまりいないかと思います。

上限の人数を4名としましたが、最新情報で18名の学生の有志のうち3名がこのゼミナールを希望してくれたようです。

学生と意見交換して、どのような書物を皆で読むか決めようと思いますが、基本は、本を予習してフリーディスカッションです。私も議論に参加します。最初は傍観すると思いますが、適切にアドバイスしようと思います。

どのような本を読むか、で議論は七色に変化すると思います。以下、コメントも含めて選定する本のメモです。あくまで候補であり、どんどん追加しますし、学生と相談して選定します。ゼミナールで読むと決まった本は、人数分、研究室で用意します。

・後世への最大遺物
・高校生が感動した論語
・7つの習慣
・代表的日本人(内村鑑三)
・代表的日本人(齋藤孝)
・国富論
・「日本よい国」構想
・知価革命

とりあえず、以上を列挙し、以降、思いつくままにコメントに挙げていきます。
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第5回 研究会

2009-10-09 10:52:51 | 研究のこと
第5回の「コンクリート材料-構造の最先端技術に関する研究会」の内容が固まってきましたので,ここでもご案内しておきます。こちらをクリックしてみてください。

どなたでもご参加可能です。教員の方はぜひ学生さんも同伴してください。
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秋合宿構想

2009-10-08 13:28:34 | 教育のこと
以下、先ほど研究室のメンバー(教員含む)に送ったメールを転記します。

「メールタイトル:『秋合宿?』

研究室の皆さん

以前から少し思っていたアイディアを伝えます。ご意見等あればお願いします。

研究室の合宿としては、夏合宿のみをこれまで6年間実施してきました。他の大学の研究室などでは、卒論などの終わったころに打ち上げの合宿をやっているところもありますが、その時期は各自で羽を伸ばして楽しめばいい、というのが私の考えで、これまで実施してきませんでした。今後も私はあまりやるつもりはありません。

一方で、秋の深まったころに、時間を気にせずに研究の議論をする場があってもよいと昨年ごろから思い始めていました。適切な時期はそれぞれの年によって異なるかと思いますが、各学生の研究の結果がそこそこ出てきた時期がよいように思います。

大学でやってもいいのですが、気分を盛り上げるために近場の温泉や民宿等で合宿形式でやるのも一興かと思っています。PCとプロジェクタさえ持っていけば、どこでもゼミはできます。

一泊で、できれば平日の遅めの午後くらいから開始、というイメージです。

2月の頭にほぼ皆さんの結果が出揃ったころにM2、B4全員が発表する時間無制限のゼミ(毎年7時間とか)をやっていますが、私はすべて集中して聞いてコメントしていますが、学生はどれだけ理解できているのか不明です。

秋の深まったころ、もしくは初冬に、まだ余裕のあるころに、それぞれの研究について深く議論し、お互いの研究に興味を持って情報を吸収する、という機会があるのはよいと私は思っています。

どうでしょうか。やってみたい、という気持ちはありますか?あれば、幹事を決めて具体的に行動に移したいと思います。

研究室全体で実施すると場所や日程の選定が困難になる可能性があるので、場合によっては私が直接指導する学生たちと私だけで試行的に実施してみてもよいかと思います。他のグループは別個にやってもいいですしね。」

さあ、どうなるでしょうか。
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学生たちの力

2009-10-02 21:08:28 | 職場のこと

研究室の夏合宿から早1か月近く経とうとしています。

先ほど、学生たちの感想を再度読んでみました。
素晴らしいことが書かれていると思います。夏合宿が本格化してきたのは3年前と思いますが、3年前の学生たちの感想とは雲泥の差のように思います。

決して3年前の学生のレベルが低いのではありません。すごく優秀な人たちでした。

スタッフも学生もいろいろ苦しんではいますが、研究室の総力としては確実にアップしてきているのだと思います。そして、学生時代にこれくらい考える力とか、組織のことを考える習慣が付いていれば、その後社会に出てからの成長はとても大きいのではないか、と期待してしまいます。

が、継続的に成長していくことは大変です。人間力のすべてが問われます。成長組織に属しているから伸びているだけなのか、自分の地力が付いているのか、よく考えて、結局は個人個人が継続的に成長して社会に貢献することが大切であることを肝に銘じてもらえればと思います。

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