細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・教育者のブログです。

土木史2017の序盤3回終了

2017-10-27 09:24:15 | 教育のこと

東日本大震災の年に開始した「土木史と技術者倫理」ですが、早、今年で7年目になりました。

新学部である都市科学部の開設に当たり、講義名が「土木史と文明」に変更になりましたが、内容は変わりません。

今年は、第2回目に私の海外出張と重なり、休講にせざるを得ず、全学教養科目であるためとても休講にはできない(振替の講義の日程調整が不可能)ので、高崎哲郎先生にお出ましいただき、廣井勇についての講義をしていただく手配をしました。

例年、「楽単」と噂を聞いて群がってくる学生も多く、動物園状態からスタートするので、第2回目に私が不在の状態で作家の先生を講師でお呼びするには相当の準備が必要でした。

結果的にはほぼベストの状態で講義を運営することができ、第3回目の私の講義「トンネル掘削技術の発達」も、しっかりと聴いてくれ、優秀なレポートが多かったです。高崎先生の回のレポートもすべて採点しましたが、「現場を大切にすること」「オリジナリティを追求すること」が高崎先生の言葉、実践の姿勢で強く響いたようです。良かったです。

今年も250名程度の学生たちを相手にしての講義になりますが、すでに土木の意義、土木が根底から私たちの社会を支えてくれていること、土木が無ければ死ぬこと、ストック効果、先人たちへの敬意、を学生たちが理解し始めているように思います。

私もこの講義には強い思い入れを持っており、もちろんやりがいも感じていますが、最初は試行錯誤を重ねた講義方法もほぼ確立できてきたので、私のこの講義における講義スキルも向上しているのだろうと思います。

真実を知る、確かな知識を持つ、興味を持つ、ということは極めて重要なことですので、この講義を通じて一人でも多くの学生に覚醒してもらい、土木のファンになってもらえればと心から思っています。

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適性

2017-10-20 02:43:42 | 人生論

出張、特に海外出張の場合、一人の時間が増えるからか、日常と違うミッションを帯びるからなのか、自分を見つめ直す機会になることが少なくありません。

今回も、多くの方々とコミュニケーションしましたが、自分の役割について考える良い機会となりました。

自分で自分自身の適性など分からない、他人(でよく物事を見通せる人)の方が逆に自分の適性のことを理解している、ということを言う方がいます。そういう面もあると私も思います。20年前に、私の今のような品質・耐久性確保の産官学協働の取組みに熱中している姿は、当時の私には想像もつきません。でも、旧知の知人(先輩)に言わせると、「昔からそうだったよね(人間の気質的には)」と言われたことがあります。でも、30年前の中学生のときにさかのぼると、今の私は想像がさらに付きません。

要は、自分の現時点での想像には限界がある、ということです。

私も自分の人生で多くの出会いがあり、たくさんのことを教えてもらい、自分でも考え、少しずつ今の自分になってきました。

五十にて天命を知る、との言葉の通り、私が自分の生涯をかけて成し遂げるべきことは、実はまだ見えていないのかもしれません。

世の中を善くしていくためには、「システムが大事だ」と今回の学会中にも、国際的なシステムの構築等で日本の代表選手の一人として牽引してきた先生に言われました。「世の中を本当に善くしていきたいと思うならば、仕事のやり方を少し変えていった方がよいと思うぞ」とも言っていただきました。

もちろん、反論しました(ポジティブに)。人間にはそれぞれの特技があり、システムを構築するのが得意な人もいれば、システムだけでは十分でないと思う人もいます。私は、システムだけでは世の中は善くならないと思っており、マネジメントに力を入れます。そう私が言うと、「マネジメントも含めたシステムだ」と言われるわけですが、私の言うマネジメントは、「情熱」でもあり、「人」です。

私にもシステム構築の仕事は(one of the playersとして)できるのだろうと思いますが、本当に向いているとは現時点では思えません。国際的な活動も、不向きだとは全く思いませんが、自分の生涯をかけてやるべき仕事だとは、今は思えません。

土木史の講義も始まり、今年もまた、200名以上の学生のレポートと毎週向き合う日々が始まりました。

私の初回のイントロダクション(10月10日)だけで、早くも覚醒しようとしている学生も少なくありません。10月17日には、私の不在の間に、贅沢にも、高崎哲郎先生に代打で講義していただきました(廣井勇がテーマ)。そのレポートも届いており、学生たちはたった2回の講義でかなり揺さぶられたようです。10月24日からは私が戻って講義を再開します。

システム構築もよいけれど、極めて大切なのも分かるけれど、私はこの何百名もの学生たちの意識を覚醒させ、今後の日本および国際社会に力強く貢献してくれる人財育成の方に力を注ぎたい。

まだ6年近くありますので、天命を知るための努力を重ねたいと思います。

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杞憂

2017-10-19 12:16:28 | 人生論

人間とは、本当にくだらないことをいろいろ気にする生き物だな、と今回も改めて感じました。

今回は、社会人になってからは初めてのアメリカ出張でした。欧州、アジア、アフリカへの出張は数多く行ってきましたが、アメリカは本土に来ることすら15年以上前のことです。

という事情もあり、少し今回の出張にはいろいろなことが以前から、また直前にも気になっていました。

アナハイムにはロサンゼルスからどうやって行けばよいのか。ディズニーランドエクスプレスというバスで行けるようだけど、どこで乗り、降車したところからどうやってホテルにたどり着けるのか。出張終盤に人を訪ねようと思っていたけれど段取りができないまま出発してしまった。ということもあり出張終盤のホテルを予約せずに来てしまった。今回の英語での発表ファイルは、フォーラムの主査の指導を受けながら作ったが、ホテル到着後に最終指導を受けることになっておりやや気が重い。ホテル到着後、チップのための1ドル札がない。ACI秋季大会には学生の時を除いて実質初めての参加で、楽しめるのだろうか。

などなど、普段の私の思考回路からするとおよそ考えられないような、どうでもよいことにも不安を感じている状況でした。

結論としては、一つ一つ、対応策を調べて手を打っていけばすべて解決することばかりなので、余計な心配をすることは何の得にもなりません。結果的には、学会そのものもいろいろ吸収もできたし、発表ももちろんしっかりやったし、主査の先生の顔を立てることもできたしご指導もたくさんいただいたし、たくさんコミュニケーションしたし、新しい知人もそれなりにできました。

何も考えずに楽観的に行く、ということではなく、予想される状況に対して適切に準備をし、不安要素を着実に取り除きながら、悠然と行く、ということかと思います。

今回、上記のような思考回路に陥ったのにはいくつか理由はあるのでしょうが、まあ一つの経験として良い方向に解釈しようと思います。

本日、学会が終わり、ロサンゼルス空港の近くのホテルに移動しました。ここで二泊。ジムで30分ほど走ってきました。学会中は会食が多くお酒を飲む日ばかりでしたが、ここから二泊はお酒なし。毎日体操もしています。

明日の最終日は、大林組の建設現場を視察します。

ホテルでの空いた時間で、土木史のレポートの採点やら、各種の仕事。読書も気ままにしており、岡潔さんの「数学を志す人に」を岡先生らしい悠然としたリズムに惹きこまれて読んでいます。数学を志すわけでは全くありませんが、人間、について非常に深い考察が大変勉強になります。

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山口県のトンネルでの勉強会

2017-10-12 12:27:35 | 研究のこと

昨日は、日帰りの山口出張でした。最近、鞆の浦も二回連続で日帰りですし、本当はゆっくり一泊したいのですが、繁忙期は仕方ありません。

岩国空港に二回目の着陸で、多くの米軍機も視界に入りました。11月ごろ以降、何事も起こらなければ、と思いますが、状況はかなり逼迫しているのだろうと思われます。

山口県が発注した森ヶ原第一トンネルで、二次覆工コンクリートの品質確保の勉強会でした。東北地方整備局の品質確保の手引き(トンネル覆工コンクリート版)も参考にしながら、品質確保について実構造物で皆で勉強していく、という場が整備されており、すごく充実した一日となりました。

私は講師役、で呼ばれていますが、私ももちろん一緒になって勉強します。トンネル版の施工状況把握チェックシートを実際に持って、覆工コンクリートの打込みに立会い、施工者(シマダ)の所長さん、技術者の方々や、技術支援のコンサルの方、作業員の方々ともたくさんコミュニケーションしました。私も新たに学んだことも多く、とても楽しい勉強会でした。目視評価を行った既設のブロックでは、非常に出来栄えもよく、誠実に施工の努力をされていることが分かり、私の言葉でも賞賛しておきました。

施工現場のすぐ近くに、山口県の管理する既設のトンネル(2002年竣工)もあったので、歩道を歩きながらコンクリートの出来栄えや、劣化の状況も皆で見て回りました。

山口県が運用している品質確保システム(もともとは、ひび割れ抑制システム)が、マンネリ化せずに、またさらに多くの人々を育成していくためにも、新たな題材にチャレンジする、ということは極めて重要なことだと思います。トンネルについても勉強する、ということは、非常に有効な手段かと思います。そのように、岩国空港から帰る前の、岩国の中心街での5人での懇親会でもお伝えしておきました。

8:35に岩国空港に到着後、ほとんど隙間のないスケジュールで19:40発の飛行機で戻りました。行きの6:55発の飛行機に乗るまでも、飛行機に乗ってからもほとんど頭を使って何かをしていたので、帰りの飛行機ではぐったりしておりましたが、やはり自分は現場が本当に好きなのだな、といつものことながら思いました。本当に現場が好きなんですね、と旧知の山口県の方にも言われました。

今日は久しぶりに二日酔いの状態で講義2発ですが、午前の大学院の講義(英語)では、日本が開発したRCD工法(ダムの急速施工)について、工法そのものだけでなく、開発の経緯・裏話も含めて説明しました。開発者の廣瀬利雄博士の哲学を可能な範囲で伝えました。私も廣瀬さんの哲学には共鳴する点が多く、とても廣瀬さんには及ばないけれど、自分にできうることを現場で実践している、というメッセージも学生たちに伝えました。

自分自身も学んで成長していきますが、周囲の皆さんが成長していくための媒体となれれば幸せです。

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貧すれば鈍する

2017-10-10 05:48:30 | 人生論

3連休中、テレビ討論番組の「日本強靭化会議」を興味深く拝聴しました。腐りきった、とも言える日本の惨状を改めて理解するとともに、絶望的な状況の中でどう振舞うべきか、今一度考えさせられました。この会議の中でも言及されていますが、徹底的に痛めつけられた大学の再生は、我が国にとって極めて意義の大きいことであることも腑に落ちました。なるべく多くの国民が真実を知る、しか変わる方法はないと思います。

まさに、貧すれば鈍する。先行きに希望の持てない状況では、ネガティブスパイラルになります。

3連休の初日には、横浜国立大学の土木工学教室の将来検討会議を行いました。都合の付く教員たちが集まって、将来のための議論を行いました。貧すれば鈍する、ですが、その中ででき得る方策をポジティブに議論しました。研究・教育資金の調達についてもアイディアが出ましたので、どこまで抵抗できるか分かりませんが、ネガティブスパイラルの中で少しでも研究・教育のレベルを維持できればと思います。

心身も同じ。

今年度は9月18日から秋学期の繁忙期に向けて節制モードに入りました。今朝は、9日連続で朝の体操・柔軟体操を行い、健康維持へのモチベーションもかなり高まってきました。三連休の中日はミニトライアスロン(自転車8.4km、Run5.3km、水泳1000m)、最終日は皇居2周を含むツーリング23.5kmで、心地よい汗を流しました。

健康、節制モードに入ると、健康へのモチベーションも高くなり、ポジティブスパイラルに入ります。

非節制モードだと、どうでもよくなり、運動もせずにだらだらと過ごしたり、飲む必要もないのに飲酒したり、となってしまいます。

結果、健康、節制モードの方が仕事もはかどり、精神状態も良好になります。

日本社会がデフレを脱却し、ゆるやかでよいのでインフレモードに戻り、ポジティブに努力が重ねられる状況に一刻も早く戻ることを期待します。それまで、大学は体力が持つでしょうか?完膚なきまで叩きのめされるような状況も遠くないように感じます。

今日から、土木史の講義が始まります。来週の第2回目に、作家・ジャーナリストの高崎哲郎先生をお招きして、廣井勇についてご講義いただきます。私の来週のアメリカ出張に伴うぜいたくな代講ですが、私が不在の状況で、動物園状態にならないよう、初回の今日の講義で徹底的に雰囲気づくり、やる気のない「楽単」に群がってきた思考停止の学生たちの排除、を行う予定です。本当にこの講義を受講してほしい、誠実に育つ可能性のある学生たちに教室に残ってもらえるよう、私の全力で臨みます。

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具体的な課題

2017-10-06 14:55:53 | 人生論

私自身が、どちらかというと、大きな戦略を立てて、様々なプロジェクトを展開していくタイプではなく、目の前の具体的な課題を解決したり、目の前の状況を改善していくような方が得意です。いろんな人がいた方がよいので、私は自分の特長を活かせばよい、と最近は思っていますが。

10月の繁忙期が始まり、遅ればせながら我が大学の秋学期の講義も始まりました。10月4日に鞆の浦の小中で防災授業を行ったので、ギアが回った状態で10月5日の大学の開講を迎えることができました。それでも、昨日の5日は夕方には疲労感たっぷりだったので、帰りに1000m泳いでリラックスして帰りました。

どんな課題でも、どんなに困難に事前には思える状況でも、いざ具体的に取り組み始めると、結局は一つ一つの状況判断や行為・工夫によって解決されたり、実践されたりしていきます。

昨日に開講した大学院の修士課程の講義も、そのような事例の一つでした。隔年で英語、日本語で開講しており、今年は英語です。受講生は非常に多くの留学生と、日本人学生が混じっており、25名程度ではないかと思います。この講義は、昨年度にかなり実験的な講義スタイルを取り、一級の論文や解説文等を事前に配布し、予習を前提とし、講義では議論のみ行いました。しっかり予習してくれる優秀な学生が数名いたこともあり、議論はかなり深いところまで達したものも多く、それほど数は多くなかったものの聴講した日本人学生たちも、私も満足して終わりました。

今年の英語での講義は、よりハードルが上がります。留学生はよいものの、日本人学生に英語の論文のみ配布してのディスカッションはやはり負荷が大きすぎるようにも思っていました。といって、単純な講義へと戻ってしまうのもチャレンジ精神にもとると思っていました。

講義を開講しなくてはならないので、具体的に思考を開始し、様々な工夫を思いつき、昨日、スタートしました。留学生も日本人も入り混じる状況で、皆が満足するようなディスカッションが成立するのか、非常に実験的ではありますが、私としてもベストを尽くしてみたいと思います。特に留学生たちは初回の講義でとてもモチベーションが高いように感じましたので、私のモチベーションもぐい、と持ち上げてもらいました。学生たちに感謝です。

目の前の課題は無数にあり、それぞれの状況で改善を重ね始めました。

9月下旬から節制モードに入り、節酒もほぼ予定通りに実践しており、健康への配慮もギアが上がってきました。体操、柔軟体操はほぼ毎日しっかりと行い、なるべく時間を見つけて水泳、自転車、さらに頑張ればランニングマシンも、と運動も頑張る気になっています。体重もベスト体重に向けて着実に減り始めました。

転校した次女は、自分で通学するようになったので、以前のように通学時のコミュニケーションをする時間が激減します。それではよくないので、私に余裕のあるときはなるべく次女と一緒に家を出るようにして、私の最寄り駅までの通勤ルートを少し変更して、数分時間が多くかかるのだけど次女と一緒に歩く時間を多く取れるようにしています。朝のたった5分強のおしゃべりですが、二人の時間が増えることは大事だと思っています。これも改善。

もちろん、多くの研究プロジェクトにおいても、日々の改善、工夫、アイディア出しが活発になってきました。

改善を重ねるモードになると、私の本調子なので、近く全力疾走できるようギアを徐々に上げていきたいと思います。

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鞆中、鞆小での防災授業

2017-10-04 20:18:48 | 研究のこと

今日、10月4日は、鞆の浦の鞆中学校、鞆小学校での防災授業でした。日帰り出張で、一日に中学校、小学校での防災授業は結構タフでした。

鞆中学校では、中学2年生を対象に、家庭科の授業で防災授業。現代は、家庭科の教科書に家具固定が載っている防災の時代なのです。

今年度、鞆の浦の研究を担当する学部4年生の平塚君と、昨年度の担当であった修士1年の石橋さんとの三人で実施しました。中学校2年生の12名(1名欠席)を対象とした授業で、

・なぜ家具固定が重要なのか(細田)
・家具固定の適切な方法の説明や、家具固定以外にもたくさんある、住まいの危険な環境を改善する方法(石橋、平塚)

を教えた後、家庭科の教室で過去の横浜国大の担当学生が固定した家具を用いて説明したり、様々な家具固定のグッズを回覧したりしました。

授業のおさらいプリントが、生徒の家庭で何らかの対策が実践されるように、可能な範囲で工夫した内容となっており、今後、意識の変わった生徒たちが、できればご家庭で家族と協力・対話しながら、一つでも二つでもチャレンジしてもらえればな、と願っています。そのサポートを、我々研究チームが続けていければと思っています。

この授業が11:50スタートで12:40終了。



その後、小学校の校長先生に迎えに来ていただいて、車で小学校へ移動。徒歩では結構時間のかかる距離です。

小学校で三人で給食をいただいた後、14時からの土砂災害の防災授業の準備。

今年は鞆小学校で大きなチャンスをいただきました。4年生の担任の先生が、総合的な学習の時間で、生徒たちのリクエストも踏まえ、防災について勉強を開始されていました。何と20時間(1時間は45分の授業に相当)を使って、土砂災害について勉強をしていくそうです。その5時間が終わったところで、私たちの研究チームと連携することになりました。

今日は、2時間を使いましたが、私たちとの連携が始まる初回だったので、土砂災害のメカニズムを理解し、補強工法の効果について理解する実験を行いました。

鞆で発生する可能性のある崖くずれと土石流のそれぞれについて実験をしました。実験については極めて秀逸な参考書があり、これらの実験の準備を平塚君が一所懸命やってくれました。



写真は、がけ崩れの実験を行っている様子です。がけ崩れが起きにくいように、アンカー工法で補強した場合の実験でもかなり盛り上がっていました。

キーワードとしては、風化、氷河、重力、なども使いながら、なぜ日本では崖くずれが起きやすいのか、なども説明しました。

実験はやはり楽しいようで、生徒たちもかなり熱心に勉強していました。

土石流の実験は、平塚君が作った実験装置をみんなが囲んで観察する、というスタイルでしたが、これも好評でした。

砂防堰堤の役割についても、実験の後に説明を行い、質問も受け付けて授業は終了しました。

私と平塚君は始発列車でやってきたので、授業が終わった後はやや放心状態でしたが、校長室にて今後の方針について打ち合わせしました。

私は二週間後の10月25日に再訪して、今度は、鞆のハザードマップも踏まえた上で、避難というものについて多角的に考え、議論していく内容にチャレンジすることになりそうです。研究担当の平塚君は、私よりもっと足繁く通って、総合的な学習の授業に入り込む見込みです。

4年生の担任の先生以外にも、熱心な先生も議論に加わり、盛り上がり、今後がますます楽しみになっています。

11月の中旬には、福山市の教育委員会の方々も視察する公開授業も予定されているそうで、ぜひ、担任の先生を中心にこの総合的な学習をチャレンジングな、魅力的なものにしていければと思っています。

明日は大学の開講日(秋学期の講義開始日)です。明日は、大学院と学部の二つの講義を開始します。例の土木史の講義は来週に開講です。

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動くこと

2017-10-02 14:50:49 | 人生論

9月29日(金)に、高知県のコンクリート診断士会の第8回目の研修会で90分の講演をしました。「コンクリート構造物の品質確保の意義」-ひび割れ抑制、長寿命の達成、人財育成-、というタイトルで話しました。高知、四国でもこういう取組みが前進する一助になればと願います。夜も楽しい時間を過ごさせていただきました。このようなご縁をいただき、幸せです。

9月30日の午後、10月1日はどうにもやる気になれず、家族との時間以外、仕事にはほぼノータッチでした。以前に何冊か読んだ矢部宏治氏の著書を読み、なるべく多くの日本人に読んでもらいたいと思いました。確かな知識を身に付けてのみ、まともな議論が可能になるし、仮に現状が悲惨であっても、改善していくことが可能になると思います。

本日、繁忙期の初日が始まりました。繁忙期に入ってしまいさえすれば、すぐに心身が慣れるかと思いますが、今年もこの時期がスタートしました。

早朝、長女のお弁当作り、洗濯、食器洗いからスタートしましたが、前日のけだるさを引きずっていました。

けだるい時等に聴くお気に入りの、武田鉄矢の今朝の三枚おろし(文化放送)ですが、日曜日に聴いていた過去の番組の中で、以下のようなくだりがありました。

「人間は、面倒くさい、と思っていても、何か行動を始めると、それを心地よいと思う神経物質を分泌するようになっている。」

これには何度も思い当たるところがあります。お弁当作りやら、家事は限られた時間で片づけないといけないので、最初はいやいややっているのですが、やっているうちに体にリズムが出てくる。

体操も同じような効果があります。今朝も、家事が一段落した段階で、6時25分からテレビ体操。このテレビ体操で、体が活動的になり、けだるさが払しょくされ、繁忙期の初日に入っていくことができました。

とにかく動いてみる。動いたら変化が生じる。

逆に言うと、動かないでいると、いつまでも倦怠感とともにそこにいることになる。慣性力も大きく、動かないでいると、人間はとめどなく怠惰になります。

品質確保も同じでしょうか。新たなアクションを取らないでいることの方が一見楽に見えます。でも、実は、一歩を踏み出してみた方が、実は楽しくなる。

結局、私も仕事人間でして、繁忙期でないと自分の100%を引き出すことができない凡人です。今日から、私のフルパワーを引き出して仕事、家庭、趣味に全力で当たりたいと思います。

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