細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・教育者のブログです。

サムライ

2007-11-28 21:11:36 | 人生論
ある経験豊富な方が、私のことを「サムライ」である、と称されたことがあります。先月のことです。

あまり普段、「死」のことは考えませんが、死んでも構わない、とは思っています。死生観は年齢を重ねていくにつれ、どんどん変わると思いますが、現時点での死生観を書いておきたくて書いてます。

2006年度に入ってから現在までの1年半ちょっとは、後悔することはほとんどありません。現時点での全力で生きてきて、毎日「興奮と情熱」で過ごしてきました。そうなると、「死んでも構わない」という気持ちになってきました。もちろん、死にたいのではなく、死ぬのは嫌だし、周囲に迷惑がかかると思います。しかし、個人としては、今この瞬間に消えて無くなっても構わないと思うようになっているのです。

毎日が非常に充実しており、最優先事項を毎日実施しているので、そのような感覚になるのだと思います。

この世に生を受けたことにとても感謝しています。生きること自体が「ゲーム」であって、フィクションである。楽しむべきなのだと思います。生きる意味が分からない、苦しいだけだ、と思う人も多いと思いますが、まあいずれそのうちこの世からは消えていなくなるのですから、人生ゲームのつもりで遊ぶくらいの感覚でいいのかもしれません。いつ消えてもいいように、日々そのときの全力で過ごす。全力なのですから、自分にできること・すべきことを実施します。覚悟は座っています。それで、「サムライ」なのでしょうか。

まあ、まずは明日を精一杯生きるところから。
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留学のこと

2007-11-23 05:54:11 | 人生論
数年先?に1年間留学することを考えています。自分は実行するつもりでいますが、周囲との調整もあるかと思うので、もちろん確定ではありません。時期を決めているので、資金面でのサポートが得られない場合は、自費(自分の研究費)で行くつもりです。

実行できたとして、毎日ではないだろうけど、朝から晩まで勉強する時間がとれる日がかなりあるのだと思います。日本にいて日常を過ごす中でそういう日があると、逆に休憩しちゃうかもしれません。自ら望んで勉強しに海外に行き、そして実際にたくさん勉強する時間があると、どれだけ勉強するのだろう?とわくわくしてしまいます。

もちろん、いくらでも勉強したいことがあります。これまでに不十分であった勉強や、将来に向けた勉強をたくさんするのだろうと思います。その時間はとても楽しいだろうし、それを肥やしに、大きくステップアップできるのだろう、と勝手に想像しています。

もちろん机に座って勉強だけするつもりなどなく、持前のフットワークでいろんな人と会い、いろんなことを経験するつもりです。
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センス

2007-11-21 22:05:49 | 人生論
どうでもよいことなのですが、
自分が自身に対して持っているイメージと、
他人が自分に対して持っているイメージとが、非常にかけ離れていると、やはり不都合が起こるのかと思います。

特に、他人が自分に対してマイナスイメージを持っている場合は、良くない感じがします。

まあ他人にどう思われているかはそんなに意識する必要はないですが、やはり人とのかかわりあいで生きているのが人間であって、意識しないで生きていくこともやはり難しいです。

どういうときに、そのギャップが生まれやすいか。いろいろあるかとは思いますが、自尊心・プライドが強すぎるときに生じやすいように思います。実力がないのに自尊心のみ強い、というような場合です。

そういう方は、まずは実力に見合わない自尊心は破壊するのがよいと思います。それができなければ、常に周囲から微妙に思われ続けることでしょう。なかなか不要な自尊心を打ち砕くのって、できないんです。チャンスを逃すと一生そのままになるでしょう。
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過去の日記

2007-11-17 08:44:20 | 人生論
先輩の研究者が、「細田の過去の日記(博士課程時代)を読み始めたら1時間過ぎていた」、とメールで連絡をくれたので、私も読んでみました。その先輩もしばしば登場してたのでのめりこんで読んでおられたのだと思います。

当時は自己制御できずに苦しんでいるのですが、「視野の狭さ」が明らかです。私自身、日記の著者が自分でないような感覚を持ってしまいます。良い意味で言えば、約8年くらいの間に自分が大きく成長しているということですが、26歳くらいのときの自分が非常に幼稚に見えます。ただし、当時ではそれが全力です。

「視野」という意味で言えば、25-6歳当時と今では相当に違います。今後、私の視野がどのように広がっていくのかは自分でも分かりませんが、「コンクリートだけでなく土木」、「横浜から関東、日本、アジア、世界へ」、「自身から家族、研究室、教室、大学」などいろいろな展開の軸があり、視野は確実に広がっていくのだと思います。

そうなっても対応できるように、底力をつけるべく、コンクリートのことは当然ですが、上記の展開に必要と思われるさまざまな教養を身につけたい、と心から思って努力しております。
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研究費

2007-11-10 12:12:57 | 職場のこと
国立大学の予算も、国、文部科学省の方針により、年々減っています。
自動的に?各研究者に配分される研究費・教育費はどんどんと減り、
昨日ある大学の先生に聞いたところでは、年間20万円程度だとか。

もちろん、コピー費、出張費などすべて含んだ額です。
これでは何もできませんね。

文科省の科研費に外れたら、基本的には無一文に近くなる。これでは、研究をバリバリやることはできないし、教育の質も落ちざるを得ない。

まあ、それは何とか打開しないといけません。科研費以外の助成金に申請するとか、民間との共同研究を仕掛けるとか、同じ分野の研究者で連携するとか。まあそれは皆さんやってるだろうし、私も当然やってます。

それよりも昨日その先生と話していて気になるのは、教授・准教授・助手のグループは解体され、教員個人の研究室体制に移行していくのも良いとしても、「安全」は大丈夫ですか?ということ。

学生が夜も徹して実験しているようなところもあり、しかも教員個人が管理する研究室で、教員が出張してたらどうなる?何か事故が起こったら対処できるのか?最終的に責任を負うのは大学だぞ。と気になるのです。そんな危険なことが放置されている研究室は世の中に山ほどあることは間違いない。

私の研究室は、危険を伴う作業はスタッフ3名のうち誰か1人はいるときでないとダメというルールにしています。したがって、夜間の危険作業は禁止。しかし、将来的には人員削減の方向に向かうと思うので、とにかく学生の「安全」を念頭においた研究体制を構築できるよう、工夫を続けたいと思っています。

予算も減らして、講座制も解体するのは、理念としては良くても、教育現場がどうなるか、よく考えていただきたい。企業とは違うのですよ。
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プラスの面を

2007-11-10 09:57:29 | 教育のこと
昨日は、JCIのひび割れ自己修復委員会があり、その後懇親会でいろいろ語り合いました。

「人間にはいいやつと、悪いやつがいる。いいやつを見抜けるようにならないといけない」ということをおっしゃった方があり、それは私もそうだとは思います。

が、私は反論しました。「人間は、誰でもいい面と悪い面を持っている。どちらかだけという人はほとんどいない。私は、みんなのいい面を引き出したり、統合したりして、いろんなことをやっていきたいと思っている」と言いました。

教育という仕事に携わっていると、当然できの悪いやつや、考え方の未熟なやつがいるわけです。また、悪ぶっているやつだっている。だからと言って、彼らを見放しては教育になりません。

大人の社会は大学とは違うのかもしれませんが、私はプラスの面を統合していくことは可能だと感じています。いざという時に裏切られる、ということもあるのかもしれませんが、そのときはそのとき。もっと強烈なプラスのエネルギーで統合していこう、と心の中で思いました。
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日記を書くこと

2007-11-05 20:30:24 | 人生論
日記を書く、ことの効用はいろんなところで聞きますし、
私も実感しています。合田先生も何度もおっしゃっていました。

いろんな効用があると思いますが、
とにかく「書く」ということの練習にもなっていると思います。
人間は、意外に自分の頭の中で考えていることを分かっていません。

言葉に表してみて初めて明確に分かります。

予算の申請書や、論文にまとめようとする過程で、研究のアイディアがきちんと体系的に分かる、というのと似ています。

日々、自分の考えていることを日記に書いていると、文章を書く能力も身に付きます。また、書くことで考えが明確になり、自分の脳裏にも焼き付きます。そして、何度でも見直せる。

以前は私も論文や文章を書くのが遅かったです。やはり読書も十分でなく、書くトレーニングも不足していたのでしょう。

今は、頭に思っていることをスラスラと文章にすることがだいぶできるようになっています。これは、仕事をする上でもかなり強力な武器になります。仕事が早くなり、かつ仕事の質が上がる、と言ってもよいと思います。

もちろん、私の文章能力はまだまだ未熟ですので、良質の文章を読み、論文などの査読でのご意見もしっかりと参考にして、自分なりの読みやすい、味わい深い文章が書けるように努力したいと思います。

日記に関して言えば、効果が明確に出てくるのは数年書き続けてからかと思います。三日坊主どころではどうにもなりません。私は付け始めてからすでに10年以上経過しています。皆さんもどうぞ。自分のためです。
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謙虚と感謝

2007-11-04 16:10:56 | 人生論
ちょっと読み残していた、松下幸之助さんの「指導者の条件」を読み終わりました。102個の教訓が、歴史上の指導者たちのエピソードともからめて紹介されており、とても勉強になります。

最後の教訓が「謙虚さと感謝」でした。松下さんがこれまで出会ってきた一流の経営者、指導者たちに共通することは、この謙虚さと感謝する気持ちだそうです。

当然ながら、自らへの戒めとし、いつも謙虚さを持ち続けようと思います。周囲の人には私も「自信満々」に見られるときもありますが、人を引っ張っていくためには自信は必要です。が、傲慢になるつもりは毛頭なく、自らの精進で身に付けるべきことが山ほどあることは百も承知です。しかし、焦る気持ちは全くありませんので、着実に努力していくつもりです。なおその上で、謙虚さと周囲への感謝の気持ちを忘れないようにします。

読みたい・勉強したいものだらけで、本当に勉強したいものは優先的に日常に組み込んでいきます。

・「セメント・コンクリート材料科学」の再読
・「雪国」川端康成
・「氷川清話」(勝 海舟)
・「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」井沢 元彦
・「仏教・神道・儒教集中講座」井沢 元彦
・「宮本武蔵」吉川英治
・「戦艦武蔵」吉村昭
・「博士の愛した数式」
・「ダヴィンチ・コード」
・「金閣寺」三島由紀夫

以上などに加え、高炉スラグ、細骨材、ディープビームなどについて収集してきた国内外の論文の内容把握がインプット。
せっせせっせと論文、報告書を書くのがアウトプット。

今日は、科研の申請書の最終仕上げを頑張ってます。もちろん当選してほしい。
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ひび割れ自己治癒に関する大きなムーブメント

2007-11-02 12:29:15 | 研究のこと
昨日は,群馬でひび割れ自己治癒の実験をしてきました。
いろいろと不安要素はあったのですが,まあすべて想定内であり,うまく行ったと思います。夜は草津温泉の旅館で打ち上げをして,今後の戦略会議をしました。終わったのはAM1:00ごろでした。

このブログにも書きましたが,9月10日の時点で,「ひび割れ自己治癒ピンチ!」の記事でした。

もちろん,ピンチはチャンスであって,このピンチをきっかけに,開発チームが一丸となって,またチーム外からも多大なご協力をいただき,ぐいっと大きなムーブメントが生じました。

結局,ピンチでも何でもなく,実構造物に使うプロセスの中で経験すべき当たり前のことだったようです。開発した材料を実構造物に使う,というプロセスの中で学んでいることはあまりにも大きいです。

さて,大きなムーブメントとなり,もちろんチャレンジはここからが本番です。いよいよ,3つの配合のひび割れ自己治癒コンクリートが,本物のトンネルの覆工コンクリートに打ち込まれます。11月下旬の予定となっています。とことんチャレンジです。

今日は大学に戻って3件打ち合わせで,これらも重要です。
週末は科研費の申請書を完成させることに集中!

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草津へ向かう特急の中で

2007-11-01 09:00:49 | 研究のこと
昨夜は諸事情あって,夜に浦和の実家に移動しました。
今朝は浦和駅から特急草津に乗って,草津へ向かっています。

自由席を見渡したら,東大の安さんもいたので,その前の座席に座りました。
前日に安さんにお願いしてあった,コピーしてもらった論文を2つ受け取って仕事を開始。

昨年度辺りから,細骨材に着目して研究を始めました。面白そうな現象を見つけたのがH18年度の成果。H19年度は,その現象をとっかかりに,研究の今後の展望を描くことを4年生の西尾君と一緒にやろうとしています。今回の草津の出張の行き帰りに,おそらく論文を7つほど読んで,過去に蓄積してある私の知見と総合して,ざっと研究の展望を描きます。今2つほど読み終わりましたが,統合的な視点から研究を展開する必要性を強く感じています。

・セメント材料系の研究者の研究が多く,コンクリートの視点で見たものが少ない。
・コンクリートを,セメント-細骨材-粗骨材の粒子の集合として把握して,総合的な性質を解明しようという研究が少ない。
・実務のことをきちんと念頭に置いた研究が少ないように見える。
・微粒分,微粉末のみにターゲットを絞ったものばかりで,それだけでは新規展開はないし,「コンクリート」を見ていない。

ほぼ私の方向性は見えてきましたが,もう少し情報収集して,戦略を固めます。

明日は大学に戻って,この研究について企業と打ち合わせです。

11月に入り,心機一転し,タフであろう11月12月のイメージが明確に湧くようになったので,かなり闘志にあふれています。

今日は自己治癒コンクリートの実機ミキサーでの練り混ぜなので,かなり楽しみです。頑張って写真たくさん撮ってきます。トラブルが起きてもいいですが(頑張って対処しますが),できればスムースに事が運んで,草津温泉でおいしいお酒を飲みながら戦略会議ができるといいです。

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