山三地区福祉委員会

山三地区福祉委員会は、「誰もが安心して暮らせるすみよいまちづくり」を目差し地域で孤立を無くす活動をしています。

社協のCSWシンポジウムに参加しました

2022-02-18 19:44:14 | 広報活動
2月18日(金)吹田市社会福祉協議会CSWシンポジウムがメイシアター中ホールで開催されました。
第1部では、「今後求められるCSWの役割」と題して基調報告がありました。
今日のシンポジウムは、リモート参加者を合せて約100人が参加しました。
冒頭、少子高齢化の進展・無縁社会、孤立の顕在化、引きこもりの増加、ヤングケアラー等の社会的問題や貧困の広がり等でもつながりの希薄化、自治会加入率の減少等社会が大きく変化していることを話して頂きました。
その後、地域福祉の2つの機能と2つの専門性を上げ、個別支援のくらしを守る専門職とつながりをつくる地域支援=コミュニティワークを上げておられました。

そのCSWを先駆的に配置した大阪府は、その機能として、個別支援と地域支援の展開、ネットワークとコーディネーション、サービスの開発に整理しています。
CSWは、地域で顕在する、あるいは潜在的な信頼と契約を基に家族の悩み苦しみ抱える課題に対してカウンセリングを的な対応で支援をしています。
またどのような支援が必要とされるのかアセスメントを行いケア方針を決め、更にインフォームドコンセントを実施する等して、これまでは様々な生活課題に向き合って地域自立支援を統合的に展開していて、そのCSWで役割は多岐にわたると感じられました。
しかし、少子高齢化をはじめ様々な社会問題に取り組むCSWの方々の役割などが紹介されましたが、その中では、深層にあるCSWの苦労が感じ取れる紹介事例でした。

しかし、現実的には自分さえ良ければ他人には無関心でいられる社会が形成されていて、大変な仕事だと思います。そんな社会の中、政治経済を問わず、指導的な立場にある人達が、空虚な言葉のやり取りで満足し、そのことに問題意識を持たず、使命感に欠ける言動にあるのが根本問題と虚しさを感じるのは私だけではないのではないでしょうか。

第二部では、山手地区の紹介でしたが、その活動には大学などを含め、多くのメディアがあり羨ましいと思いました。

昨年山三地区ではコロナ禍もあってなかなか思うような活動もできず、諸団体と情報交換を試みてみましたが不調に終わり、高齢者への対応は手紙での安否確認や弁当の配布などで凌いできました。しかし、十分な対応というには反省が残るものでした。広報の担当としては、とりわけそう思いましたが、シンポジウムで「山手地区つながり瓦版」の紹介とそれに至る苦労のお話などを聞き、私たちも山手地区のように対象を絞って発信する方法もあるのではないかと参考になりました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

活動の輪の中で、継続はみんなの願い

2022-02-16 17:15:51 | 研修会
2月15日(火)コミセンにて福祉委員会実践委員交流会が開催されました。第1部は、参加した実践委員会で「福祉委員後継者問題について」と題してワークショップ形式で議論をし、第2部では日本赤十字社の方に「防災をテーマにコロナ禍での生活」と題して講演をして頂きました。
ワークショップの前に議論の在り方やボランティアの意義及びボランティアにおける自身の立ち位置などの説明を行いました。

行政や社協の福祉政策の中で実践的な活動団体としての地区福祉委員会は、居住地の中では社会環境の変化により、昔のように向こう三軒両隣で防犯防災も含めて相互に見守り、命を世話する社会はもう望めない中、福祉委員会各委員はボランティア活動において、福祉委員が地域の方々を思いやる姿勢は崇高なことだと思います。
つまり、同じ住区にお住いの方々は、自治体や社協等の組織体の活動にも一定の感謝をされていますが、福祉委員会委員の方々の日々の活動に参加され、その努力を身近に感じられて、それなりに感謝されていると思います。
そのような中で、今回の交流会では、「福祉委員後継者問題について」というテーマで議論がなされました。地区福祉委員会の危機感の現れです。このことは、地区内と言わず多くの団体でも国の福祉政策でも共通の問題だと思います。

地区福祉委員会ではこのことに懸念を抱き今日まで広報誌や活動の中でその活動を紹介してきましたが、なかなか伝わらず、理解を得ることができないのが現状です。
本日参加された皆さんには、ワークショップ形式で真剣に議論をして頂き、その結果を発表して頂きました。
ボランティア活動に参加している以上、自分の居場所があり、自分が楽しくないと続かないと思います。また、継続するには仲間同志のコミュニケーションが大切です。

現状ボランティア不足は、地域社会のつながりや、地域に対する関心の希薄化が問題だと思います。他人へは不干渉という思いがあるのか、他人に関心を持つ方が少なくなっているのです。むろん干渉するのは困りますが、少なくとも関心を持って見守る姿が必要ではないか。等々の発表の他にも、現実的な提案もありました。それは福祉委員会の活動を、地域の皆さんに知らしめるポスター作りに工夫をして募集するとか、現在関わっている福祉委員の私達が、ボランティアをして楽しんでいる姿が見せられると良い結果につながるのではといった意見もありました。

総括すると有用感を持って各部会各人が融合して楽しむ姿が、やがて地域の方々に伝わり、同時にもっと仲間を増やして楽しさを分かち合いたいとの思いで知人に声を掛けて、一つの方向に、共に歩むことができるという連帯感が大切な地域コミュニティとなり得るのではないでしょうか。それこそが福祉委員会の存在意義ではないでしょうか。とまとめました。
午後の第2部では、地震のへの対応や防災への備えなど、日赤の方にお話頂き、一日有意義な交流会となりました。
よろしければ、読者の皆さんも、(ブログ開設から15日現在で224,465PVになります)ぜひ体験参加頂ければ幸いです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする