山三地区福祉委員会

山三地区福祉委員会は、「誰もが安心して暮らせるすみよいまちづくり」を目差し地域で孤立を無くす活動をしています。

ママと一緒にリズムに乗って!

2019-05-23 18:20:02 | 子育て
5月23日のワクワク子育てサロンのテーマは、リズム遊びでした。
いつもの男性スタッフが、早くからマットやボールを出して、揃えたり、拭いたりと準備して下さいました。
参加された方は、親子で29名でした。その内訳は、初めて参加された方がお父さんお母さんで4名子どもが4名、リピーターの方が、21名でした。残念なのは、いつもパパと一緒に来てくれ、お誕生月のお祝いを楽しみにしていた子が熱を出してお休みでした。
しかし、他にもパパが一緒に来て下さって、子どもと一生懸命に遊んで下さいました。
“パパの育児参加、また待っていま~す!”ところでパパの感想は?気になるところですが、今日は効くのを忘れていましたね。でも「たのしかった!」と言って帰られたのだと思います。良かったですね。
あいさつの歌に始まって、笑い声っていいな!おはなしゆびさん、おもちゃのチャチャチャなどの歌に合わせてペープサートで楽しく遊びました。

ペープサートとは、紙に竹串などを挟んで動物の絵を描いたものを、参加者各人が持ち、歌の歌詞に合わせて串の部分を手に持って演じる紙人形劇のようなものです。明治期からあった紙人形劇を戦後、永柴孝堂(1908-1984)という人が、復興させて保育に取り入れる際に、ペーパー・パペット・シアターを略して「ペープサート」と命名したとされています。おはなし会などで実演されることが多いのですが、ワクワクサロンでは、♪おとうさんが ワッハッハッ ♬おにいちゃんが イッヒッヒッ 🎶おかあさんが ウッフッフッと、歌に合わせて子どもたちが、それを出して表現します。

メインテーマのリズム遊びは、スタッフが作った小さなマラカスを親子で振って、”チャチャチャ“リズムに合わせてラップのマラカスで曲に合わせ叩きました。ママさんたちも見る・やってみる・楽しさの体験・夢中になるというプロセスを楽しみんだようでした。

子どもたちもママがたたくのを見て、ニコニコ、ケラケラと、とてもいい表情で喜んでいました。その表情を見ていると、私達もうれしくなり癒されました。
この他に、ふれあい遊びで、おすわりやす・ぞうきんなどで親子がふれあい、絵本で谷川俊太郎さんのロングセラー「もこもこもこ」をスタッフが読んでくれました。「もこ!」「ぴゅー!」という言葉が聞こえてくると子どもたちは???と興味を抱いてくれます。
今日は、参加者全員で自己紹介をしました。他の地区からも沢山参加されていて、山三地区だけではないのに、運営している方は、どうして山三地区だけで使っていると決めつけ、不便な思いをしていることを理解してくれないのか、やる気を摘み取られているように思えてなりません。まあ、4月から実施されていて、今までと違った使用方法に戸惑っている面もありますけどね。読者の皆さん!スタッフの苦労や悩みも理解して下さいね。

少し時間もあったので、先月に続きパラバルーンをしてみんなで仲良くなりました。
終わりに、いつものようにエビカニクスの曲に合わせて体操をしました。初めてのお母さんが多いのですが、リズム感も良ったように感じました。
さて、ワクワク子育てサロンでは、子育てにお役立てることも考慮しながら、色々なテーマで展開しています。今日のリズム遊びは、子どもには色々な能力を身につけて欲しいと、早い時期から子どものリズム感を育てようという親が増えています。リズム感がある人はおしゃべりのテンポがよく、会話がスムーズなのだそうです。人との会話の呑み込みの早さなんかも、実はリズム感が関わってくるのだそうです。
幼児のうちからリズム感を鍛えるのなら、音楽を聴いて楽しむことが一番のようで、音楽に合わせて体を動かしたり、手を叩いたりという動きは良いトレーニングになります。
幼児期の子どもは柔軟性が高く、素直に音楽を聴いて体全体でリズムを感じるもので、地面に水が染み込むように、驚異的な吸収力でリズム感を会得するそうです。
保育園や幼稚園などでは、リズム遊びのことをリトミックというそうですが、遊びや教育の一環として取り入れられているそうです。五感を用いて体を動かすことにより、幼児期に心の基礎を形成して成長を促すだけではなく、将来的に社会で生き抜くためにも必要な感性を養うことが期待されます。
リトミックには、子どもの音楽的な能力、身体能力、人間力の幅を広げる効果があるといわれています。音楽面では、リズム・音感・発声・作曲・分析などの能力を身に付けられます。身体能力の面では、手足の使い方や反射神経、柔軟性が養えるでしょう。
幼児期のリズム遊びは、音楽面や身体面、また協調性や社会性など人間性の面での成長にも大きく影響を与えるそうで、大切なことは、子どもが楽しみながら行えるように工夫することで、楽しく遊びながら育んだ音感やリズム感、音楽性は、楽器を習い始めた際に大いに発揮されると言われています。
次回は、6月27日です。七夕をテーマに展開します。
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ウンチは腸内環境のバロメーター

2019-05-21 14:59:03 | 昼食会
前々回のブログでふれあい昼食会のことをアップしていましたが、アトラクションのヤクルトさんの出前講座で「ウンチ」のことも話して下さいました。
健康な人のウンチは、80%が水分で、残る20%の内3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜です。わずか1g(乾燥ベース)のうんちに、約1兆個の腸内細菌が含まれているのです。ウンチを見れば腸内細菌バランスが分かるそうで、バナナウンチが理想的だそうです。ウンチは、食生活・運動のほか、ストレスなどの影響で日々変化します。面白いのは、ストレスがあると女性は便秘しますが、男性は逆に下痢をする傾向があることです。いつもバナナウンチになるように、自分のお“便”りを、毎日きちんと観察する癖をつけましょうね!

バナナウンチは、水分75~80%、黄色~黄褐色、バナナ2~3本分、臭いはきつくない。ちなみに赤ちゃんのウンチは、ビフィズス菌が多いので甘酸っぱい臭いがします。硬さは練り歯磨き程度で、排便時にはいきまずにストーンと気持ちよく出る。軽く水に浮くとベストで腸内状態は、善玉菌が優位で健康な証拠だそうです。
反対に、がちがちコロコロ、ビシャビシャウンチは悪玉菌が優位になっているのだそうです。便秘気味で、食物繊維や水分が不足していたり、ストレスで過敏性腸症候群になっている場合も考えられるようです。

生まれたばかりの赤ちゃんの便は無菌です。次第に大腸菌などの雑菌が棲みつきますが、それを上回る勢いで、善玉のビフィズス菌が棲みつき、青年期の頃まではずっとビフィズス菌の優位が続くそうです。
しかし、中年から老年期になると、悪玉菌が台頭してきます。お父さんの便が臭いと家族に嫌われてしまうのも、よる年波のなせるわざなのです。

また、風邪や慢性の病気(胃潰瘍、糖尿病、肝臓病)などの時は、体調が悪く、ビフィズス菌が勢力を弱め、悪玉菌が増えてきます。便秘や下痢の時も同様です。何を食べたか、日頃どんな食生活をしているか、それによって腸内の細菌の勢力図「フローラ」がほぼ決定するそうですから、食べるものに気を使いましょう。オリゴ糖を多く含む食品ですとオリゴ糖は、消化されずに大腸まで届き、ビフィズス菌のエサになるので善玉菌が増えると思います。
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五月、さわやかな季節、CSWをお迎えして

2019-05-14 20:09:28 | いきいきサロン
新緑がまぶしいさわやかな季節となりました。令和元年5月11日のいきいきサロンは、従来のコミセンのボランティア室を利用できなくなり、山三地区公民館での開催となりました。

新年度社協の山三地区担当のNさんに来て頂き、CSWの役割と仕事等身近な例を挙げて説明して頂きました。
今、福祉で問題となっていることは8050です。80歳の高齢の親が50歳の子どもの世話をしていることが現実問題として起こっているという事。これからの社会はどうなって行くのか不安になります。

その後は、昔の電気製品、電話、通信手段などの写真を見て懐かしみ、不便な社会だった等お互いに話し合いました。
これは回想法で古き良き時代を懐かしんで、脳の活性化にも役立つとの事で楽しくおしゃべりしました。また、Nさんからは、今年度からコミセンでの業務は終了して総合福祉会館での業務に変わりましたが、いつでも相談窓口を開いていますのでお気軽にご相談ください。とのコメントを頂き、CSWを身近に感じた次第です。


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たまには揚げ物で舌鼓

2019-05-08 18:01:55 | 昼食会
5月8日(水)のふれあい昼食会は、好天に恵まれて、コミセン2階多目的ホールで開催しました。今日の担当班は、水曜班です。豆ごはんに唐揚げがメインです。
参加者52名、それに社協のCSWと、福祉委員会のスタッフを含めて約80食のお弁当づくりに、少ないスタッフ15名が、ミーティングのあと一斉に自分たちの持ち場で一生懸命お弁当作りに奮闘しました。

今日のメニューは、ご飯は豆ごはん、揚げ物は、「からあげグランプリ」中日本味バラエティ部門で3年連続で最高金賞を受賞している「揚匠しげ盛」監修のから揚げ粉、ゆず胡椒味を使った鶏むね肉と「第4回からあげグランプリ」西日本しょうゆダレ部門で最高金賞を受賞した「からあげ太閤」監修の醤油味のから揚げ粉を使った、鶏モモ肉の唐揚げ、それにアスパラとスライスチーズにカニカマの春巻き、舞茸の天ぷら、切り干し大根の煮物、木綿豆腐のじゃこのせ、梅酢沢庵それにお吸い物を作りました。
本来なら70食を超えると限界なので、女性スタッフ12名では手が足りず男性3名が応援に入り、揚げ物をひたすらあげていました。


しかし、多くの唐揚げや天ぷらを揚げるには、ガスコンロが小さくて場所が上手く取れず、参加者が集まる時間になってもまだ作っている状態でしたが、何とか間に合って良かったと思います。
やはりこれが、ボランティア活動の盲点なのかなあと感じましたね。スタッフが集まらなくなったらどうしようと思います。
昨年のメニューは豆ごはんをメインに、ヒレカツとナスや南瓜の天婦羅を副菜に煮物・酢の物と盛りだくさんでしたが、今年はさらにステップアップして、少しでもおいしいものを召し上がって頂こうというスタッフの意気込みが伝わってきました。鶏の唐揚げに肉の性質が違うムネ肉とモモ肉を使い、脂肪分や味などの違いも味わって頂きました。

ムネ肉は、脂肪が少なく締まった肉でタンパク質が豊富でナイアシンが多く、やや白っぽい色をしています。脂肪が少ないため、味は淡白でサッパリ。うまみ成分であるイノシン酸が鶏モモより豊富で、味わい深いのです。調理法によっては食感がパサパサで硬くなりやすいのも特徴です。スープやソースで味を加える足し算の料理と言われ、バンバンジーやチキンカツなどに用います。今日は、唐揚げに使ったのですが、ノンオイルドレッシングを使いました。
一方、モモ肉は、足の付根の部分の肉ですから程よい脂肪分があり、タンパク質に加え鉄分、ビタミンB2も多い部位で、色は赤みがかっています。適度に脂がのっていて、ジューシーでコクと旨味のある味わいですが、肉質はやや硬めで、いろんな味付けに合います。和食の煮物の出汁の役割にも欠かせない存在と言われています。モモ肉は和食にむいています。和食の基本は「引き算の料理」といわれ、素材の持ち味を活かした料理で、煮物や、照り焼き、唐揚げなどに使います。今日は、高齢者の方が対象ですから脂肪分の皮を取き、フォークで刺してから唐揚げ粉に漬けて調理しました。もちろん、皮は、最初に取り除き、筋には少し切り目を入れました。取り除いた皮は後で焼いてパリパリにして男性の酒のつまみにお持ち帰りして頂きました。
参加された皆さんは、ほとんどの方が美味しいと言って完食されました。「今日も美味しかったよ!ここに来たら皆さんとお話が出来るから良いと!」と仰ってる方もおられ、スタッフもやりがいを感じます。
また、豆ご飯の炊き方は、先にご飯を炊き、炊き上がり前に、塩ゆでしたお豆を入れるやり方と、最初からお豆も入れて炊く方法があると思いますが、今日はどちらの方法だったのか聞くのを忘れましたが、先ほど連絡がありました。
米と豆、塩、酒を入れて、きれいに洗ったさやををご飯の上にのせて炊き上げたそうです。さやから豆の風味が一段と引き立ち香りが良かったと思います。豆は無農薬でスーパーなどには市販されていない特別な豆を使いました。だそうです。
スタッフはえんどう豆をむいて豆を取り出すのにも苦心していました。でも、テーブルで話されているのを聞くと、少し硬いけどとても美味しいですと喜び一番でした。

食事の後は、「どんな方が、料理して下さっているの」という声に応え、今日の調理スタッフ全員が自己紹介をしました。
今日のアトラクションは、ヤクルトの健康出前講座でした。ヤクルト販売のスタッフが出張して下さって、腸内環境と腸内バランスについて詳しくお話し頂きました。人の身体には500種類以上の細菌(腸内細菌)が住み着いていて、その重量は1.5Kgほどあり、人の栄養吸収や薬効、生理機能、老化、発がん、免疫、感染などにきわめて大きな影響を及ぼしているそうです。腸内細菌は善玉菌と悪玉菌に分けられ一定のバランスが保たれていますが、善玉菌は20%、悪玉菌は10%、残りが日和見菌になるそうで、悪玉菌が優位になると、日和見菌が悪玉に変わって、腸内バランスが崩れ、重大な病気の原因を作り出すそうです。

日頃から、発がん物質を無毒化したり、免疫機能を高める働きをする善玉菌を支援するため、発酵乳・乳酸菌飲料や食物繊維とるよう心掛けましょう。というお話でした。
アトラクションの後は、お話タイムとなり、初めて参加の方の紹介もあってコーヒーや紅茶を頂きながら、おしゃべりする機会が少ない日頃を補い、にぎやかに時を過ごしました。
また、広報部会としては、楽しく読んで頂けることを願ってふくし通信4月号を配布しました。ヤクルトさんからは、お土産に「きになる野菜」というジュースを頂きました。最後の後片付けもみんなできれいになりました。

次回は7月4日です。
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地域活動参加で認知症リスク22%減

2019-05-07 09:13:29 | お知らせ・情報
平成の終わり天皇の退位をはじめ、令和に入ると地域の各種団体や自治会が総会を終え、各方面でご尽力頂いた方々の引退の報を耳にし、寂しく感じるこの頃です。一方では、地域の活動が理解されず、福祉委員会や自治会への参加者の減少が止まりません。せっかく令和の時代を迎えたのに何かいい話がないかと思っていたら標記のような論文に出合いました。
「高齢者が、地域の活動に参加すると、認知症予防につながる」ということは、これまでも良く言われてきましたが、早稲田大大学院博士後期課程の根本裕太さんの論文には、以下のことが書かれていたそうです。

高齢者13,850名を約10年間追跡し、前期高齢者(9,234人)と後期高齢者(4,616人)でそれぞれ解析しました結果、前期高齢者では、地域活動への非参加者と比べ、役割を伴わない参加者は、認知症発症リスクが22%低くなっていました。また、役割を伴う参加者は、役割を伴わない参加者に比べて、認知症発症リスクが19%低くなっていました。と記載されています。これは、愛知県の6市町の高齢者を約10年間追跡した調査した、愛知老年学的評価研究のデータを用いたものだそうです。

解析した結果、地域活動で「役職」を担うと、さらに認知症リスクが減るということが証明され、地域活動への「参加形態」の違いが、認知症リスクの大小に影響する、という新しい事実が分かったそうです。

分析した根本裕太さん(運動疫学)は「退職後の比較的若いうちから地域活動に積極的に取り組むことが健康づくりにつながるのではないか」と話しています。論文は老年医学の専門誌「BMCジェリアトリクス」に掲載されたものです。
これまで高齢者が様々な地域活動に参加することが、認知症発症リスクの抑制につながるということは分かっていましたが、今回単に参加するだけでなく、組織の世話役などの「役職」を担ってより積極的に参加することが、さらに認知症リスクを下げることが分かったと解説していました。
更にリーダー的役割をするとなると、活動の日数も多くなり、メンバー間の調整など多様な仕事を主体的に行わなければならないので、量的にも質的にも活動への参加頻度が増え、その結果、認知機能の低下防止につながるそうです。特に、女性の場合は、ボランティア活動への参加が認知活動の低下を防ぐ可能性が高いことがわかっているそうです。

今回の研究では、調査開始時点で75歳以上の後期高齢者については、地域活動への参加や役職を持つことと認知症リスクの間には、関連性が見られず、地域活動への参加よりも健康状態の方が強く関連しているそうです。従って、若いうちから地域活動に積極的に関わることで、結果的に認知症を予防することができるのではないでしょうか。

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