山三地区福祉委員会

山三地区福祉委員会は、「誰もが安心して暮らせるすみよいまちづくり」を目差し地域で孤立を無くす活動をしています。

2年ぶりの敬老会

2021-09-15 19:10:07 | 各種の地域行事
昨年11月、一旦おさまりかけたコロナ感染症が、再び拡大する傾向になった時に、私たち民生委員会は、令和2年に中止した敬老会を令和3年はどうするか、敬老行事実行委員会を立ち上げ、感染対策を中心に様々な検討することにしました。リードタイムは、9か月です。
その頃のワクチンの接種については、未だその効果も定まっておらず、大手ファイザーのワクチンの臨床試験では、ワクチンによる予防効果は95%だとされ、こうした結果を受けて12月2日に世界で初めてイギリスでワクチンが承認され8日から接種が始まった時期でした。

日本でもファイザーのワクチンの承認申請が行われ、早ければ令和3年2月中にも承認されるかどうかでした。
厚生労働省は令和3年2月をめどに医療従事者、3月下旬をめどに高齢者への接種を始める体制を確保し、その後基礎疾患のある人などに優先して接種を行う方針が示されました。
そして2月17日に125回分の接種が始まりました。その後、4月12日からは、65歳以上の高齢者を対象にした優先接種も進められ、この9月には新型コロナのワクチン接種総接種回数は1億4758万6692回に達しています。敬老会を実施した12日の翌々日9月15日厚労省から公表されました。

敬老の日は、国民の祝日で、多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日として国民の祝日に関する法律で定めています。この敬老の日は、地域の高齢者をいたわり励ます行事や、高齢者に対し周囲の人たちの「敬老」に感謝する行事が全国的に行われ、家庭でも父母、祖父母の長寿をお祝いするようです。若い人たちも、いずれは通る道で、高齢になった時にこのことを感じることだと思います。

また、特に、コロナ禍の高齢者は、自粛生活を余儀なくされ、家に閉じこもりがちになるので、何とか敬老会を実施して高齢者の長寿を祝い、少しでも外出して気分を新たにして頂きたいと、寄り添う気持ちを込めて実施に向けた計画を検討してきました。

特に感染状況には、敏感になりデルタ株の感染力に対しては、会場入口で検温・手指消毒やマスク着用を呼びかけ、密を避け人との間隔が1m以上確保できるよう机等をずらして配置し、記念品を受け取ったら一方通行で帰って頂くようにし、通路には左右に一方通行の看板やパーティション等を設置しました。また、エアロゾル対策で十分な換気を実施するために大型扇風機を準備し一方向への強制換気を計画、スタッフの検温時間中3回行い、体調がすぐれない場合は退出を求めることにしました。

その結果、9月12日にコミセンにて開催する事が出来ました。
そして嬉しいお知らせもあります。山三小学校4年生にお願いした敬老会対象者へのお手紙で、感謝のメールを頂きました。その一部をご紹介します。お一人暮らしの高齢者の方からお電話で、小学校にお礼に行かれる時にぜひお伝えくださいとして、小学生のお手紙に感動しました。きれいな字であらためてあんな事を伝えて頂くと1人暮らしの自分も頑張ろう!と力を貰った。学校は本当に良い教育をされていると思う。


今のお子さんはコロナで本当に苦労していると思うが、必ず今後の人生にプラスになると思うので頑張って欲しいと機会があれば伝えて欲しい。実は、子供たちのお手紙には、いつまでも元気でとか、百歳以上まで頑張ってとか書かれていました。
その他、記念品の梅干しがとても美味しかった。いつものとは違い大きくてふっくらして、帰って直ぐに温かいにゅう麺に入れて食べたら涙が出るほど美味しかった。
5年前に亡くなった主人がいつもこの敬老会を本当に楽しみにしていて、75歳になってからはいつも背広を着て伺っていました。5年前にこの敬老会に出た後12月に亡くなった事を改めて思い出して、今回とてもありがたく思いました。
コロナのこんな中でも敬老会を開いてくださった事に本当に感謝しています。いつも引きこもらざるを得ない私たちを外に出す機会を作って下さった皆さんに感謝。
当日、感染対策をしっかりして準備してくださり、皆さんが一生懸命動かれている姿を見て、本当に感動しました。ここまでしてくださっていた事に感謝です。
私も頑張りますので、皆さんも頑張ってください。
お手紙でも書きたかったけれど、直接の声をお届けしたかった。皆さん、本当にありがとうございました。との事でした。
当該地区の担当の方は、こんな風に思ってくださっていたのですねと、お話聞きながら涙が出ましたと言っておられました。

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せっかくの子育てサロン、申し込みは一組だけ

2021-09-09 16:04:11 | 子育て
9月のワクワク子育てサロンは、16日を予定して、コロナ対策を再度見直して大型扇風機で強制換気を計画して開催しようと考えていましたが、残念ながら、申込制にして初めての1組だけの申込であり、スタッフ11名に親子だけでは、子育てに周囲の手助けを求めたい時の為に地域でのつながりで子育ての知恵や経験を共有し、子育ての孤立化や負担感を和らげ、子育て中のお母さんが一人で子育てを抱え込み、不安や悩みごとを相談するなど地域における子育て支援を充実したいという部会の思いが達成されないと考えて中止としました。

これまで子育てサロンは、両親が就労しているとか、長時間労働で父親の家事育児などへの関与が不十分で子育て家庭を支える取り組みで、保育所の地域子育て支援センター事業や児童館、子育て広場など支援の拠点づくりが行われてきました。
しかし、同年代の親子と一緒に過ごす機会を持つことで子育て相談をしながら情報を共有し、子育ての不安が少しでも解消されることを願って地域の歩いて行ける場所で開催される子育てサロンもそれなりの役割を担っています。

その上、行政主導の多様な事業と共に、次世代を担う子供たちを育み、豊かな子育てを目指し、人々が支え合い、地域の中で手を携え、支援を面としてつなぎ合うネットワークを形成する意義はあると思いますので、今後もコロナ禍で出来ることを考えながら進めて行きたいと思います。

本日9日は、子育てサロンの準備会でしたが予定を変えて、今後のワクワク子育てサロン従来通りのプログラムでの実施は不可能であると考え、コロナ禍で感染対策を施したものにする時に、不要となるものを捨てるなど、保管庫を整理することにしました。
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コロナ休校と学力

2021-09-09 15:13:44 | 日記
文科省の全国学力学習状況調査でコロナ禍の休校期間と学力の関係について全体では相関は見られないと分析した結果を発表しました。小6と中3を対象に2年ぶりに実施し、各教科の平均正答率には、コロナ禍による昨年の一斉休校の長さの影響は見られなかったとした。

ただ、同時に行ったアンケートでは休校中、勉強に不安を感じたという児童生徒が半数を超えた。休校明けに成績が落ちる子どもは普段から課題を抱えているケースが多く、社会全体で個別にきめ細かい支援をして行くのが必要と考えられる。
自治体や民間調査では、算数の学力低下可能性や勉強時間の減少傾向が浮かぶ、専門家は休校の長さや学力対策など地域や学校の実情に応じて丁寧に見ていく必要があるとしている。
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パラに感動

2021-09-09 14:45:35 | 日記
7月23日から始まったオリンピックは、8月8日に終わり、続いて8月24日からパラリンピックが開催され9月5日に終わり、コロナ対策を徹底した大会が可能だと国内外にアピールした。ゼロコロナと言う非現実的なスローガンも掲げられ世界の変異株の展示会になると言っていた野党党首の反対論も影を潜めた。閉会式や選手の出国の際に感動をありがとうと言ったプラカードも選手の感謝の言葉が多く聞かれました。

選手たちは、宿舎と競技場の往復しかできない中、多様な食文化や宗教に配慮した700種以上の料理などでのおもてなしも好評だったようです。会場へのバスを間違えた選手に女性スタッフが手持ちのお金を渡し、タクシーで行けた選手が金メダルを取った事などは有名ですね。
このような事を実地に行っているのはボランティア活動をしている人や選手たちの身近で応対する関係職員であり、偉い人はそれなりの役目があるのでしょう。
そんな大会も終わったら当初中止を唱えていた人の声も聞かれなくなりました。
このように前向きな人はやれる対策を徹底して出来たと達成感が残ったと思いますが、反対してきた人には、後悔が残ったのではないでしょうか。
今回は自国での開催なので、選手以外に障害のある人のボランティアも脚光を浴びていました。見えなくても出来ることが多いと知って欲しい、支えられるだけでなく出来る事で互いに助け合い、人の役に立てた。
パラリンピック後も少しずつしか変わらないと思うが障害のある人が一緒にいる事が当たり前の社会になればと思う。等々、今大会では、障害を持つ人が健常者と同じようにできるという、あきらめないことを教えてくれた大会でした
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