山三地区福祉委員会

山三地区福祉委員会は、「誰もが安心して暮らせるすみよいまちづくり」を目差し地域で孤立を無くす活動をしています。

よく知られているのになかなか改善ができない

2021-05-24 17:29:38 | 健康
 こんにちは!コロナ禍で毎日大変ですが、カロリーオーバーになっていませんか。今日は、若い人でも見られる生活習慣病について観てみます。
生活習慣病は、メタボとしての肥満症や高血圧症、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症などのことで、その重症化や合併症によって、脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)や糖尿病の合併症としての人工透析が必要な腎疾患、網膜症による失明など、重篤な死亡リスクの高い疾患を引き起こすことは、よく知られています。これらの重篤な疾患により、身体機能・認知機能・生活機能も低下して要介護状態へと進行していくそうです。 
そうならない為に、運動習慣を持つこと、適正体重を維持して主食・主菜・副菜を組み合わせた栄養バランスのとれた食事を規則正しくとること、塩分を控え、野菜や果物をとること、禁煙、節酒、質のよい睡眠をとること、ストレスとなる問題を解決することなどの生活習慣の改善を行い、健康寿命を延ばすことが生活習慣病の予防となります。(出典:健康長寿ネット)
ところで果物を食べると太る、血糖値が上がりやすいと思っている人が多いのですが、最近では生活習慣病の予防・改善に活用できるという研究も出てきたそうです。
果物は各種ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいて、2017年改訂の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」では果物が心臓病や脳卒中のリスクを減らす可能性があると示唆していて、グレープフルーツ、キウイフルーツ、ベリー類などの適量摂取を勧めています。
また、心臓病や脳卒中を誘発するのが動脈硬化で、悪玉と呼ばれる「LDLコレステロール」は増えすぎると血管の壁に付いて動脈硬化の原因になるということはよく知られています。
国立循環器病研究センター健診部の小久保喜弘特任部長は「果物に含まれる食物繊維は脂質の吸収を抑える働きがある。また腸内環境を改善し、免疫力を高めることにも役立つ」と話しておられ、動脈硬化とも関係する高血圧は「万病のもと」と言われる。原因のひとつとしてナトリウム(塩分)の取り過ぎが挙げられますが、果物にはカリウムを含むものが多く、カリウムが豊富なのはバナナやキウイフルーツは、ナトリウムの排出を促すので、果物を適量食べるのは高血圧予防につながるとも言っておられます。

様々な理由で体内に増えすぎた活性酸素は細胞を酸化させてダメージを与え、生活習慣病につながるとされる。動脈硬化も血液中でのLDLコレステロールの酸化で促進されるという。そこで注目したいのが柿やキウイフルーツに多いビタミンCをはじめとするビタミン類の抗酸化作用で、国が推進する健康づくりの取り組み「健康日本21」は1日に200グラム以上の果物摂取を目標としています。
それは、ミカン、バナナ、キウイフルーツなら2個程度、リンゴや梨なら1個程度が可食部200グラムの目安です。しかし2019年実施の国民健康・栄養調査によると、1人当たりの1日平均摂取量は96.4グラムに止まるそうですから、まだまだ不足していますね。出典:日本経済新聞電子版
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