田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

竹根除根しました

2022年01月31日 | 昭和の杜で田舎暮らし

土日にかみさんとフルハウスに行って来ました。

今回は畑の土づくり、木の剪定がメインですが、日曜日に竹根の除根もしました。

刈払機で草を刈っているとチップソーが竹根に食い込んで難渋します。

また、フルハウスの建物基礎の所まで伸びているものもあります。

雑草がなく竹根を探しやすく冬の今がチャンス。

しかし、この作業が超キツイ!ほんの一部の根切だけで、体力を消耗し、大汗をかきます。

両端を切ってから、バールをテコにして取り除きます。小さなユンボがあれば楽なのになぁ…。

これが切った根。まだまだたくさんありましたがこれが限界です。

次回はフルハウス周りの竹を伐採して竹藪のエリアを狭めたいと思います。

本当はもっと広範囲を伐採したいのですが、筍も採りたいので仕方ありません。

 

 

 


フリーセア・ヒエログリフィカ

2022年01月30日 | 花さんぽ・花めぐり

フリーセア(インコアナナス)属は中南米に250種ほどあります。

葉は多数つき、弓状に伸び、軟質で、葉縁には棘がありません。

美しい葉を観賞するアナナス「フリーセア・ヒエログリフィカ」(Vriesea hieroglyphica)

パイナップル(ブロメリア)科インコアナナス(フリーセア)属の常緑多年草 ブラジル原産

英名:キング・オブ・ブロメリア 葉は長さ約80cmで大型種。

葉には黄緑色地に濃緑色の横縞模様が入り、光沢があり、大変美しいです。

花は高さ1.5mにもなる花茎につくが、開花はなかなか見られないそうです。

花は薄い黄緑色で何輪も咲かせますが、あまり観賞価値はないようです。

以下は同じ属のフリーセアです。

フリーセア・レッドチェストナット」(Vriesea forsteriana 'Red Chestnut')

葉が赤くなり独特の模様が入る

フリーセア・カリナタ(カリナータ)」(Vriesea carinata)ブラジル東部~南部原産 

花を包む苞がインコの嘴のように見えることから和名インコアナナス 葉長:20cm

フリーセア・スプレンデンス」(Vriesea splendens)ギアナ原産

和名:トラフアナナス(虎斑アナナス) 葉に濃緑、茶、黒色の虎斑模様が入る

葉長:40~50㎝。長さ60cmほどの赤色の苞、花被は10cmほどの黄色い管状花。


ロドデンドロン’シンブ・サンセット’

2022年01月29日 | 花さんぽ・花めぐり

マレーシアシャクナゲ」は、南アジアの熱帯地域の高山に自生しているシャクナゲの総称です。

原産地:熱帯アジア、オーストラリア・ニューギニア、ボルネオ

熱帯シャクナゲ」や「ビレア・シャクナゲ」とも呼ばれます。世界で5,000を超える園芸品種が作出されています。

以前UPした、「シャクナゲ ‘太陽’」など、現在流通している品種は、耐暑性が強く栽培が容易なものが殆ど。

ロドデンドロン’シンブ・サンセット’」(Rhododendron (vireya) 'Simbu Sunset')は、’ラエツム’Rhododendron laetum)と’ゾエレリ’Rhododendron zoelleri)の交雑種。

品種名は、「パプアニューギニアの地名シンブ 州の夕日」の意味。

ツツジ科ツツジ属の非耐寒性常緑低木。

花径は約5cmで漏斗型。花期:周年開花。

主として春と秋にオレンジの縁取りの黄色い美しい花を咲かせます。

写真は全て「つくば植物園(温室)」で撮影。12月や1月にも咲いていました。

花は散形花序に4~6個つき、花冠は5裂します。

燃えるように鮮やかな夕暮れを思わせる美しいグラデーションが目を引きます。

樹高は1~2m。葉は、厚みがある革質の楕円形で全縁

 


冬の花:デンドロキルム・コッビアヌム

2022年01月28日 | 花さんぽ・花めぐり

感染力が強く、伝播性が高い、オミクロン株。

このオミクロン株の約2倍の感染力がある「ステルス・オミクロン(SO)株」は、既に日本を含め、40か国以上で確認されているとか。

ステルスというのは、PCR検査で判別できず、陽性か陰性かは判るが、詳細な遺伝子検査をしないとSO株であるというのが判らないそうです。

日本でも今後、SO株が増えていく可能性があるとのこと。

第6波が長引く可能性と、SO株による第7波がやってくる恐れあると専門家は指摘しています。

次々に変異して、際限がありません。

先日、「冬来りなば春遠からじ」と書きましたが、あまりに長い厳冬で凍死しそうです。

'210128 毎年冬に咲く「デンドロキルム・コッビアヌム」(Dendrochilum cobbianum

デンドロキラムとも呼びます。

ラン科デンドロキルム属の多年草 

フィリピン原産で樹上または岩上に着生します。

草丈は30cmほど。

簪(かんざし)のような長さ15~20cmの総状花序を下垂し、黄色い小さな花を多数咲かせます。

’210303

'210220 花期:秋~冬。規則的に並んでいて美しい。

'061028 白い花もあります。

'061028 花には芳香があり、花径1.5cmで、横~やや下向きにつきます。

以下は同じデンドロキルム属の花です。

花茎が細長く垂れ下がる姿が、米が実った穂のように見えるため、原産地のフィリピンでは、ライスオーキッドとも呼ばれています。

'210220「デンドロキルム・グルマケウム(グルマセウム)」(Dendrochilum glumaceum

英名: chain orchid(鎖状のラン) 白い花が咲く小型タイプの原種。主に春咲き。

 

'211104「デンドロキルム・コーテシー」(Dendrochilum cootesii

 

'211212「デンドロキルム・コンヴァラリフォルメ」(Dendrochilum convallariiforme

透明感のある薄いオレンジ色の花が咲く。開花時には芳香を放つ。

 

’'190905

'210626

'210916 「デンドロキルム・マグヌム(マグナム)」(Dendrochilum magnum

花序は20cm以上で下垂し、黄色い花が開花。主に秋咲き。

 

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'201127 「デンドロキルム・ウンカトゥム(アンカタム)」(Dendrochilum uncatum

別名:タイワンムカゴソウ 秋から冬にかけて、黄緑色の花が開花。

 

 


大谷渡

2022年01月27日 | 花さんぽ・花めぐり

冬枯れで花が少ないので、ときどきヤシや多肉植物・羊歯植物なども取り上げています

基本的には植物園の名板どおりにしていますが、判別はかなり難しく、?と思うものもあります。

日本に生育するオオタニワタリの仲間としては、

オオタニワタリ(大谷渡)、➋シマオオタニワタリ(縞大谷渡)、➌ヤエヤマオオタニワタリ(八重山大谷渡)の3種が知られます。

3種共「つくば植物園」の温室で見ることができます。

チャセンシダ科チャセンシダ(アスプレニウム)属の大型の常緑性シダ植物 着生植物

オオタニワタリ(大谷渡) 別名:タニワタリ 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

日本南部の暖地から台湾にかけて分布 

葉の裏側。胞子のう群が葉縁近くまで伸びる。

シマオオタニワタリ(島大谷渡) 日本、台湾、中国に分布

葉の裏側。胞子のう群は葉軸から葉縁の中間以上に伸びない。

ヤエヤマオオタニワタリ(八重山大谷渡) 準絶滅危惧 (NT) 

日本・台湾・中国・フィリピンなどに分布 

葉の裏側。胞子のう群は葉軸と葉縁の中間以上に伸びないものが多い。

琉球南部の八重山地域では若芽をてんぷらなどにして食べます

以下の解説は「三重県総合博物館」のHPから引用させていただきました。

オオタニワタリの仲間の特徴は葉の形にあります。

多くの種類のシダ植物には、葉の縁に多数の切れ込みがある羽状分岐がみられ(別図参照)、これが一般的なシダの葉のイメージとなっています。

しかし、オオタニワタリの仲間の葉では、縁の切れ込みがみられない単葉全縁であり、長さ1m近い葉を根元から放射状に広げる大型シダであることから、見た目からも他のシダとは明確に区別することができます。

【別図】シダ植物の葉の形状例

その一方で、オオタニワタリの仲間である3種はよく似ているため、種類を判別(同定)するためには葉の細部の違いで見分ける必要があります。

同定のポイントとしては、葉の裏についている「胞子のう群」(ソーラス)の長さや、「チュウロク(中肋)」(葉の中央の軸)の形状などがあります(別表参照)

【別表】オオタニワタリの仲間を区別するポイント

オオタニワタリ
(Asplenium antiquum Makino)

葉の裏にある胞子のう群(ソーラス)が中肋(葉の中央の軸)から葉縁近くまで伸びる。日本では伊豆諸島・紀伊半島・九州(西部・南部)・琉球などの暖地でみられる。

シマオオタニワタリ
(Asplenium nidus L.)

葉の裏にある胞子のう群は中肋から葉縁の中間以上に伸びない。葉の中肋は胞子のう群の付く裏面でほぼ扁平。日本では屋久島・種子島以南の琉球と小笠原北硫黄島にみられる。
ヤエヤマオオタニワタリ
Asplenium setoi N.Murak. et Seriz.)
葉の裏にある胞子のう群は中肋(中央の軸)から葉縁の中間以上に伸びないものが多い。葉の中肋は胞子のう群のつく裏面で著しく盛り上がり2段にみえる。日本では沖縄本島以南と小笠原にみられる。

オオタニワタリは、大きな葉を生け花に使ったり、鉢植えなどの園芸植物として、主に観賞用に利用されています。

オオタニワタリの仲間は欧米でもBird's nest fern(鳥の巣シダ)と呼ばれ人気があります。

なお、近年、オオタニワタリの名で花屋に並ぶ鉢物のほとんどは近縁のシマオオタニワタリとのことです。