田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

服部農園あじさい屋敷:茂原市

2018年04月26日 | BOSOの見どころ+α

紫陽花の季節には少し早いのですが、BOSOの紫陽花の名所である「服部農園あじさい屋敷」(個人の庭)を紹介します。

私は昨年と一昨年の2度行きましたが、見頃に行くと、山の斜面一面が紫陽花の花で埋め尽くされていて、圧巻です。

場所は、JR茂原駅から車で10分又は圏央道茂原長南I.Cより約10km、24分のところにあります。
県内には次のような紫陽花の名所がありますが、中でも花の寺とも呼ばれる松戸市にある「本土寺」と、「服部農園あじさい屋敷」が有名です。
 ① 松戸市「本土寺」
 ② 茂原市「服部農園あじさい屋敷」
 ③「清水公園」(野田市)
 ④「道の駅 多古 あじさい館」(多古町)
 ⑤「日本寺(にちほんじ)」(多古町)
 ⑥「マザー牧場」(富津市)
 ⑦「佐倉城址公園」(佐倉市)
 ⑧「花野辺の里」(勝浦市)
 ⑨「香澄公園」(習志野市)
 ⑩「麻綿原高原」(大多喜町)



「あじさい屋敷は」広大な敷地に300品種、10,000株以上の紫陽花が咲いていて、山の頂上まで色彩豊かに咲き競います。



頂上と言っても簡単に登れる山で、頂上からみた一面の紫陽花は絶景です。



例年見頃は6月中旬~6月下旬です。入園料は500円。

因みに我が家からは10分もかからず行くことが出来ます。



入口の長屋門ではビワなども販売しています。房総はビワの産地としても有名ですが、さすがにこのお値段だと手が出ません。
(千葉県は長崎県に次ぐビワの生産量2位)


お風呂に入りたい。

2018年04月23日 | 昭和の杜で田舎暮らし
金曜日から日曜日までは夏日で暑かった。BOSOも最高気温が28℃でした。
里帰り中の次女の友達が双子の赤ちゃんを連れて、土曜日に来るというのでお邪魔虫の私はBOSOに退避しました。
この日もジモティで購入した円卓を千葉市まで受け取りに行き、我が家に持って帰りました。
この円卓が非常に重たい(60kg位か?)。積み込みの時は売主さんに手伝っていただきましたが、BOSOでは一人で車から降ろさなればならず、家の中に入れるのにも四苦八苦。当然、汗だくだくです。
家を購入して3年以上も経つというのに我が家では風呂に入れない状況が続いています。
それというのもプロパンガスが未契約で、給湯器もない状態だからです。
どちらも安くないのでこれまで後送りしてきました。

給湯器があったであろう場所。右側壁のフックに本来なら配管があったはず。これも撤去されています。
いよいよ本格的に寝泊りするには風呂が欠かせないので、一昨日プロパンガスと給湯器の見積もりを業者さんにお願いしました。
少しでも安い会社と契約したいと思い、ご近所さんにも聞いて業者さんを紹介頂きました。


初夏には使えるようにしたいと考えていますが、取り敢えず一昨日は「長柄町福祉センター」に行って来ました。
長柄町福祉センターは真黒な温泉でヌルヌル。町内の人は200円、町外の人は500円で入浴できます。但し、18:00で閉館になってしまいます。公共施設なので閉館が早いのか、夜まで需要がないのか?
白子温泉の日帰り入浴は650円~1,000円位が主流ですからとてもリーズナブルですが、設備・備品などはそれなりです。(失礼!)
因みに茂原市唯一の銭湯「桜湯」は、400円。

この日は電気設備の業者さんにも来て頂いて、アンテナや照明などの見積もりもお願いしました。

納屋は碍子引き配線。壊れた照明は撤去したのでコンセント1カ所のみです。

庭ではクルメツツジ(久留米躑躅)が満開に。

シランも咲き始めました。

ヤマツツジ?の花はちらほら。

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)。千葉県では自治体が住民に対し、「特定外来生物や生態系被害防止外来種(要注意外来生物)には指定されていないものの、これらと同様に生態系に大きな影響を与える外来植物」としてナガミヒナゲシの危険性を周知するとともに、駆除の協力を呼びかけているそうです。
これまでは気づきませんでしたが、ついに今年から我が家にも侵入してきました。根こそぎ除去しました。
「オオキンケイギク」や「姫檜扇水仙」と同様、繁殖力旺盛でどんどん増えていきます。
夜は近くの焼き鳥屋さんに初めて行きました。特段感想はありませんが早めに切り上げてきました。

BOSOでは既に雑草天国です。
翌日曜日は、早朝(4:45)に起床し、三角ホーで草取り、刈払機で草刈を行いました。

早朝の田園風景。(撮影6:24)

田んぼの水面に木々が写りきれいですね。既に田植えは終わっています。

斑入りマサキ。(before)

斑入りマサキ。(after)ご覧のようにトラ刈り状態。もっと丁寧にやらねばと思いますがなにせ暑くて暑くて。

花が終わった躑躅も刈込みをしましたがこちらは比較的きれいに刈り込めました。

この日は暑くてこれ以上作業をする気になれず、筍を掘って帰宅しました。

名勝高梨氏庭園:野田市

2018年04月19日 | 日本っていいなぁ(花とみどりと遊びのスポット)

昨日は野田に用事があったため、帰りに上花輪歴史館「※国指定名勝 高梨氏庭園」に久しぶりに訪れました。

 ※庭園などの名勝地で、芸術上、観賞上価値の高いものを国が文化財保護法に基づいて指定した名勝。(県内には4カ所あります)

江戸時代には上花輪村の名主であり、また、醤油醸造を家業としていた高梨兵左衛門家(高梨本家)が永年にわたって保存してきた居宅や、庭園、土蔵、屋敷林など歴史的価値の高い建造物などが見学できます。

※十二畳前庭への入口。 ※主人の居室

十二畳前庭(中には入れませんでした)

経産省の「近代化産業遺産」(H19)にも認定されています。

住宅部内覧及び呈茶は予約が必要なため建物の外観と庭園のみを見学しました。

冠木門(かぶきもん)昭和17年改築 

※左右の門柱を横木(冠木)によって構成した門。右側の建物は馬廻し(門長屋と同時代築)

門長屋(もんながや)明和3年(1766年)築。

右側は穀蔵、左側が文庫蔵。※長屋門と同じ

門長屋の重厚な扉。

門長屋を内側から見る。見事な「赤松」ですね。

門長屋周辺の庭。

数寄屋造り棟の表玄関周り。

書院。文化3年(1806年)改修。

台所入口周り。右の塀は「竹木賊張塀(たけとくさばりへい)」という高級な竹垣。

霊神様(書院)前の庭園。

書院前の庭園。右が「」、左が「黒松」。

枯山水と築山の築造にによる書院の庭は県下では珍しい貴重な庭園。

左が「神楽殿(かぐらでん)」明治10年代(1877~1886年)築。

右が「稲荷神社(伏見稲荷)」(江戸期)



ハナミズキ(花水木)」が咲いています。



植物の見本園みたいになっています。

シャガ(射干)」(アヤメ科:多年草)の花

エビネ(海老根)」(ラン科:多年草)

溝掘・船着場(かまえぼり、ふなつきば)

主人や家族が江戸に行く際、この船着場から江戸川の河岸に出たそうです。

眺春庵(ちょうしゅんあん)」江戸末期築。昭和6年(1931年)改築。

モウソウダケ(孟宗竹)」の竹林。

右側(西)が自然が残っている貴重な屋敷林(森)

ナツグミ」(落葉樹)の花が咲き、いい香りが漂っています。

ムレスズメ(群雀)」黄色い蝶形の花がたくさん咲き、花が垂れ下がる。

鯉幟(こいのぼり)の竿(杉材)。

上段は明治11年(1878)約20m、中段は昭和9年(1934)約23m、下段は、昭和12年(1937)約17m

この竿の上に矢車を乗せ、吹き流しや真鯉を泳がせたとのこと。

直径4尺3寸(約1.3m)、容量8石(1.4Kl)の大豆を煮るための巨大な大釜。

味噌製造蒸籠(せいろ)、麦炒釜などの醸造用具。

柿渋臼。渋柿を搗(つ)いたもので、普通の臼より深く刳(く)られ外部に飛び出さないように作られている。

籾蔵(もみぐら)。 飢餓に備えた、上屋造りの備蓄倉庫。江戸期築。

下部屋(したべや) ※職人・庭番の部屋

オオデマリ(大手毬)」が満開

巨木の欅並木も名勝の一部です。

上花輪歴史館の道路を挟んだ反対側にキッコーマン㈱)野田工場製造第3部煉瓦蔵(旧高梨辰巳蔵)があります。

余談ですが、かみさんから野田の帰りに「何か美味い物でも買ってきて!」とのリクエストがあり、野田市野田にある老舗の「丸嶋屋 本店」(嘉永元年(1848年)の創業)で「のだれーぬ」、「ぱいなのだ」「樽最中」などをお土産に購入。

店に入るとまずはお茶が出て、好きなものを試食できます。





ふるさとは春です

2018年04月17日 | 昭和の杜で田舎暮らし

浦部雅美さんの歌で「ふるさとは春です(https://youtu.be/Tm8BMt8ZweI)」(1977年1月25日発売)という曲をご存知ですか?私の好き曲の一つです。

歌詞の冒頭部分は「思い出してあなたの好きな 故郷の春を」というフレーズから始まる軽快な曲です。

この歌を聴くと故郷の春の(昔の)情景が目に浮かび、亡き両親や今は解体撤去してしまった生家や数々の思い出などが思い起こされます。



我が家の前には広大な田んぼが広がり、田起こしのが終わった田んぼに水を張って、大型のトラクターで代掻きが行われています。夜になると蛙の大合唱です。

一昨日から2日間、BOSOの我が家に行って来ましたが、この田園風景を眺めるビューポイントに「お立ち台」を造りました。前出の写真はこのお立ち台からの田園風景です。
お立ち台と言っても周辺の木を剪定し、玉切りにした伐採木を置いただけですが。

庭も春真っ盛りです。黄緑色の新葉の時期が一番いいですね。

一昨日(15日)は強風で雨でしたが、昨日はうって変わって快晴で心地よい陽気でした。
荒天の中、なぜBOSOに行ったかと言うと「ジモティ」で譲り受けた品物を佐倉市まで受け取りに行く約束があったためです。
両日とも、落ち葉の清掃、草取り、筍の伐採などの作業をしました。

初日の夜はマグロのブツ食べながら一人酒。

シラー・カンパニュラタ(ユリ科)

キリシマツツジ(霧島躑躅)

ミツバツツジ(三つ葉躑躅)

クルメツツジ(久留米躑躅)。もう少しで満開になります。

オオアマナ(オーニソガラム・ウンベラツム)

梅の実。毎年なぜかほとんど落果してしまいます。今年こそは梅酒を作りたいと思っていますがどうなることやら。

ミョウガ(茗荷)の新芽。夏には茗荷がたくさん採れます。

ウラシマソウ(浦島草)。一つの株から2つ苞が出ています。

ホウチャクソウの花

ハクモクレン(白木蓮)の新葉

トベラの新葉

クリの新葉

ヤブカンゾウ?の新葉

南天の新葉

アマドコロの花

アマドコロ。ナルコユリに似ていますが、茎に引っかかりがあります。

サルトリイバラの花

棕櫚の蕾

ドイツスズランの花。

ヤツデの実が黒くなりました。



懐かしく、楽しい筍掘りでした。

2018年04月13日 | 昭和の杜で田舎暮らし
11日(水)は「春の嵐」になり、BOSOも強風に見舞われ樹木や竹が大きく揺らいでいました。
茂原市では日最大風速9.6(m/s) (13:50)とのことでしたが、我が家は南側が田んぼで遮るものがないため、竹が大きく撓り、凄い風でした。
落ち葉が次々に舞い落ちて庭は落ち葉だらけになり、掃いても掃いても元の木阿弥状態。
翌日、友人たちが筍掘りに来ることになっているため、落ち葉掃きは翌日に回し、筍を茹でる準備や草取り、片づけなどを行いました。
我が家に遊びに来る人がいると、俄然やる気が出てきます。
この日の夜も芋焼酎を飲みながら早め(10時)に就寝。なんと午前3時に目が覚めてしまいましたが、なんとか二度寝し5時に起床。
5日(木)は前日と打って変わって風も弱く、穏やかな日和になりました。

緑色の容器(ガーデンハンディバケツ)には焚き付け用の杉の葉を入れています。右下のステンレスの竈に大きな「平釜」(直径:57cm)、これで茹でます。

昨年は、井戸の蓋の上に乗っている「羽釜」と「鉄鍋」で茹でました。
筍を掘ったら直ぐに茹でることが出来るよう準備をしました。

10時過ぎに都内からM.N夫妻、続いて県内からT夫妻とS.Nさんが到着。
旦那さんとは毎月のように会って(飲んで)いますが、N.Mさんの奥さんとは約40年ぶり、Tさんの奥さんとも10数年ぶりにお会いしました。
久しぶりにお会いでき、青春時代がプレイバックしたような気分でした。
写真を撮り忘れましたが大量の筍を掘ることができました。

地上に大きく出てしまっている筍は硬く、美味しくないので通常掘らないのですが、M.Nさんは「このような筍の方がむしろ歯ごたえがあって美味いのだ。」と言って聞かず、こんなに大きな筍を何本も掘っていました。

2回目の釜茹でが終わったところ。

茹でた筍。こちらは軟らかく美味しく茹であがりました。

またまた、昼食時の写真を撮り忘れました。食べ終わった後のコーヒータイムの写真。
昼食は茹でたての筍を山葵醤油で食べ、各自持参した弁当とノンアルコールビールなどを飲みながら春風に吹かれしばらく談笑。
S.Nさんは今日は休肝日と言いながら、車の運転も無いので、一人缶ビールとワンカップ酒を飲んで上機嫌でした。(奥さんには内緒で)
我が家での滞在は5時間程度でしたが、とても楽しい時を過ごすことが出来ました。