田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

古民家カフェ「寿京庵」:東金市

2019年08月31日 | お気に入りのお店(BOSO編)

30日(金)、BOSOからの帰りに「寿京庵(じゅきょうあん)」に昼ごはんを食べに寄りました。

「寿京庵」は、昨年の6月、築200年という江戸時代の古民家をリノベーションしてオープンした古民家カフェです。

寄棟造りの茅葺屋根にトタンを被せた母屋。こんな古民家いいですね!

母屋の前の庭園。巨大な沓脱石もありました。

店の入口には「唐箕」が展示され、大きな花瓶に野趣あふれる「オオケタデとオミナエシ」が活けてあります。

入口の土間は石畳になっていて、正面にカウンター席も。ここだけが和洋折衷でオシャレな空間になっています。

真黒に燻された重厚な梁、天井には簀の子?が張ってあります。

ちょっとした古民具が置かれ、季節の野花が飾られていて店主のセンスが覗われます。

格子の奥はテーブル席です。

店内はとても綺麗にリノベされており、ノスタルジックな雰囲気で大変落ち着きます。

私達は手前のテーブル席を利用。

こちらにも古民具がさりげなく置かれています。

縁側にも古民具、雑貨が置いてあり、売り物のようです。

陶器や着物などの展示販売スペースも。

ランチは「きまぐれランチプレート」のみですが、四種類の中からメインの料理を選べます。

この日は「煮魚(カレイ)」、「イワシのフライ」、「冷し中華」、「煮込みハンバーグ」でした。

私は「イワシのフライ」(ドリンク付き)を注文。野菜は地元産の新鮮な野菜を使っているそうです。

あーちゃんは「煮込みハンバーグ」(ドリンク付き)を注文。

食べかけですみません。食後、離れにある「素材館」に。

「素材館」はアンティーク雑貨、古民具、帯などを販売しています。

入口付近。ここで靴を脱いで上がります。

まあ、色々な古民具や雑貨が所狭しと並んでいます。

「寿京庵」に展示されているものも全部こちらの売り物のようです?

どれも格安で、中には無料なんてものもありました。

なお、「寿京庵」は、(水)~(土)の11時~16時頃まで営業。不定休(9月は2回)もあるので要事前確認。


久し振りの楽園?行き

2019年08月31日 | 昭和の杜で田舎暮らし

久し振りにBOSOの楽園(古家)?を目指しました。毎日、猛暑で中々腰があがりません。

前回から2週間以上経っているので、どうしても「草刈」と「ベニアズマのつる返し」、「空気の入れ替え」をしなければなりません。

途中、「東金ダム」の貯水池「ときがね湖」(東金市)に立ち寄りました。「※房総導水路」にある2つのダムのうちの1つで、平成6年に完成。(※利根川の水を九十九里地域や南房総地域に約100Km運ぶ)

「東金ダム」は土を盛り立てたアースダム。「ときがね湖」の名称はダム周辺が約500年前、鴇(トキ)の舞う楽園であったことに由来。湖の周囲には遊歩道が整備されいています。

ダムカードは房総導水路事業所(大網白里市)に行かなければ貰えないそうだ。証拠写真も持参。

10時半過ぎに古家に到着。先ずは窓を開け、空気の入れ替え。扇風機2台もフル稼働で換気。

「ゴーヤ」と「ピーマン」も収穫。ピーマンは赤くなり、ゴーヤは黄色くなっているものも。

一息ついたら昼食は「ゆう久庵」へ。今回で2回目。

私は「そば丼 御膳」を

あーちゃんは「冷したぬきそば」を頂きました。

戻って作業着に着替える。ドット汗が出て動けば更に大変なことに。この日の最高気温は34℃。

「芋掘り隊」は11月初に来る予定。「草刈り隊」は来る予定はないのかなぁ?

先ずはつる返しと畝周りの草取りからスタート。蔓は四方八方に伸び不定根が出ています。

次に、「ほったらかし農園」全体の草刈り。虎刈りですがなんとか完了。文章に書くとあっという間ですが、熱中症になりそうでした。

この日の作業は、腰が痛くなり5時で終了。あとは翌日まわし。

ところが翌日は朝から雷が鳴り、土砂降り。仕方がないので雨が止むまで待機。(写真:樋から溢れた雨水)

庭が川のように。10時過ぎに止んだので草刈り開始。ところが、1時間後、またもや雨が降り出し、草刈はこれにて終了。

シャワーを浴び、帰り支度をして、古民家カフェにランチに。

途中、(株)三真千葉工場直売店の「あられちゃん家(ち)」(茂原市)に寄り道。

雨模様の平日ですが多くの客が来ていました。弁当、おはぎなども販売しています。

大量のあられ、せんべいが山のように積んであり、リーズナブルな値段で売られています。

何故か「いすみ鉄道」の車両が。中は休憩所になっていて、運転席にも座れるそうです。

工場の隅の緑地にヤギの一家が暮らしています?。

この後、古民家カフェ「寿京庵」(東金市)へ。(続きは別頁にUP予定)


夏の終わり:蝉

2019年08月30日 | BOSOって生き物の楽園?

庭の木から大きな鳴き声が聞こえてきた。その名のとおり、「ツクツクボウシ」、翅(はね)が透明で中型のセミです。

鳴き声を頼りに止まっている場所を捜したら、「ヤブツバキ」の木に止まっていた。逃げられないようにゆっくり傍に近づいたが、ピクリとも動かない。写真を撮り始めたが中々上手く撮れない。そうこうしていると別のセミも近くに止まった。

後で調べてみると「ツクツクボウシ」は、警戒心が強く、動きも素早いのでミンミンゼミやクマゼミに比べて捕獲が難しいとのこと。捕まえるつもりは無かったが、網があれば簡単に採集できそうでした。

クマゼミやアブラゼミに比べ体は細長く、光沢のない淡褐色。夏の終わりを告げるセミとも呼ばれる。夏休みもあと2日(9/1が日曜なので)。このセミが鳴きだすと、夏休みの終わりを連想する人も多いのでは?

 


夏の花23-29:秋の七草?

2019年08月28日 | 花さんぽ・花めぐり

連日の猛暑から少しだけ朝夕が涼しくなり、エアコンなしでも眠れるようになりました。

「春の七草」(写真)

旧暦では、7月が初秋、8月が中秋、9月が晩秋となり、新暦では夏と初秋になります。「春の七草)」は、「おかゆ」にして食べますが、「秋の七草」は観賞用として、短歌や俳句で詠まれ愛でられました。

「秋の七草」は、奈良時代、山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集で詠んだ二首の歌において①「秋の野に 咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば七種(ななくさ)の花」、② 「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」がはじまりと言われています。

朝貌(あさがお)の花は、諸説ありますが「キキョウ(桔梗)」の花という説が最も有力。今で言う「朝顔」が中国から伝わったのは山上憶良より後の時代とのことです。

他の方のblogにもありましたが「秋の七草」の覚え方は語呂あわせで「お好きな服は(おすきなふくは)?」です。
女郎花(おみなえし)、尾花(すすき)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、藤袴(ふじばかま)、葛(くず)、萩(はぎ) となります。

前置きが長くなりましたが「秋の七草」=現代の「夏の花」と言うことで、勝手ながら<夏の花22~28>とします。

夏の花23:オミナエシ(女郎花)(オミナエシ科)。 開花期は7月~10月。

(参考)「オトコエシ(男郎花)」 開花期は8月~10月。「オミナエシ」に対立させる形で、より強豪であることを男性にたとえたとのこと。

夏の花24:すすき(尾花=薄)(イネ科)。 開花期は8月~10月(斑入り品種の観賞期は5月~11月)

夏の花25:キキョウ(桔梗)(キキョウ科)。 開花期は6月~9月

 

夏の花26:(カワラ)ナデシコ(河原撫子)(ナデシコ科)。開花期は6月~9月

夏の花27:フジバカマ(藤袴)(キク科)。 開花期は8月~10月。

夏の花28:クズ(葛)(マメ科)。 開花期は8月~9月。

夏の花29:ハギ(萩)(マメ科)。 開花期は7月~10月。(萩は草ではなく木:落葉低木)

開花期から七草を同時期に観賞しようとすると中秋の8月になるようです。


夏の花22:オオボウシバナ

2019年08月27日 | 花さんぽ・花めぐり

名前は知らないが見たことあるような?という人がほとんどだと思います。

オオボウシバナ(大帽子花)」、別名:アオバナ(青花)です。

ツユクサ科ツユクサ属の一年草 「ツユクサ(露草)」の栽培変種

花期:7~8月。花は早朝から開花し、ほぼ午前中には閉じてしまう一日花です。

花径は4cmにもなり、「ツユクサ」の倍以上あります。

この花の色素は水につけると溶けてしまう性質があるため、それを利用して、友禅などの染色の下絵を描く染料として利用されています。

日本特産の染料植物として滋賀県草津市近辺でのみ栽培されてきました。

こちらは「ツユクサ(露草)」ツユクサ科ツユクサ属の一年草。

夏、畑や道端などに自生していて、草丈は20~30cmほど。

花期:7~9月、二つ折りの苞(ほう)の間から青い花を次々に咲かせます。

花径は1.5cm~2cm位。花弁は3枚ありますが、下方の1枚は小さく白色(無色)です。

どこにでも生えている雑草ですが、傍で見るとなかなかユニークな形をしています。

青花、藍花、移し草、鎌柄(かまつか)、帽子花、蛍草(ほたるぐさ)など別名の多い花の一つです。 

同じツユクサ科別属(ムラサキツユクサ属)の「オオムラサキツユクサ(大紫露草)」(多年草)

    

花期:6~9月頃 花径:2.5~5cm 花は青が多く、白、ピンク、紫もあり、花弁は3枚です。

白花。朝、開花して昼、萎むのは同じですが、天候の影響も受けます。

同じムラサキツユクサ属の「トキワツユクサ(常磐露草)」(多年草) ※要注意外来生物

別名:ノハカタカラクサ(野博多唐草) 花期:6~8月 花径:1.5cn 

 

同じムラサキツユクサ属の「シラゲツユクサ(白毛露草)」(多年草)

別名:トラデスカンティア・シラモンタナ、シラユキヒメ(白雪姫)など

花期:6~10月。全草が白毛で覆われていて、花弁3枚で花径2cmほどの花をつけます。