田舎へ行ってご/見てご!

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国立科学博物館:自然史標本棟:見学スペース

2022年11月30日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

先日(11/29)、特定外来種の「牡丹浮草(ボタンウキクサ)」で川一面が緑色に覆わているとblogに書きました。

今度は広島県三次市の沼地で外来種浮草「アゾラ(アカウキクサ属)」が大量発生し、沼地の水面の一部が真っ赤に染まっているとのニュース。

アゾラ・クリスタータ(アメリカオオアカウキクサ)」か、交雑種の「アイオオアカウキクサ」ではないかと言われています。

秋から冬にかけて赤くなるのが特徴で繁殖力が強いそうです。

 

国立科学博物館と言えば上野を思い浮かべると思いますが、上野にある展示施設で公開されている標本は全体の1%にも満たないそうです。

研究施設や標本収蔵施設や筑波実験植物園はつくば市にあります。

収蔵されている標本・資料は450万点以上もあるそうです。

この収蔵施設が「自然史標本棟」で、7層になっています。

1階に小さな「見学スペース」があり、筑波実験植物園の入場料を支払い、同園に入場すると見学することができます。

コロナの影響で長らく公開を中止していたようですが、11/25に行ったら再開されていました。

見学スペースから大型動物などの骨格標本を間近に見ることができます。

ほとんどすべての動物群の標本200万点以上を収蔵しているそうです。

ちょっと不気味?

こちらの大きな標本は「クジラ」の全身骨格でしょうか?

中央はアジアゾウの骨格標本

標本は毎年数万点のペースで増え続けているそうです。

上に吊ってあるのはイルカ類などの哺乳類の標本でしょうか?

見学スペースは小スペースですがクジラやゾウなどの大型動物の骨格標本を中心に、標本の収蔵状況をガラス越しに見ることができます。

また、国立科学博物館の標本資料や研究活動についての紹介映像・パネルを見ることができます。

新型コロナ感染(第8波)の状況次第でまた公開中止になるかも?

 


フルクラエア・フォエティダ

2022年11月29日 | 花さんぽ・花めぐり

'221125 長い花茎を伸ばし「フルクラエア・フォエティダ」(Furcraea foetida)の花が咲いていました。

別名:オオマンネンラン(大万年蘭) 熱帯アメリカ原産

クサスギカズラ科フルクラエア属の常緑多年草(多肉植物) 

花期:不定期 葉縁にとげがなく、わずかにギザギザがある。

奥の濃緑色の葉の植物は「サイザル」です。こちらも花茎を伸ばし始めました。

花は10年に一度程度、株の中心部から長い花茎を伸ばし、多数の緑ががかった乳白色の花を咲かせます。

花茎の高さは、3m以上になり、花後に株は枯れるが、そこに無数の子株をつけます。

つくば植物園の株は高さ4~5mほどありそうです。もっとかも?

最も右側の木、「トックリラン」(2本)にも花が咲いています。

<追録>

<追録> ’230209 丸い’むかご’が大量についています。

これが地面に落ちて新たな株が育つそうです。

 

'210306 川口グリーンセンター

なお、フォエティダの園芸品種で葉に黄白い中斑が入る‘メディオピクタ’F. foetida ‘Mediopicta’)が観賞用として栽培されています。


秋の実:サルココッカ・ルスキフォリア

2022年11月28日 | 花さんぽ・花めぐり

'091123「サルココッカ・ルスキフォリア」(Sarcococca ruscifolia)

別名:ヤセンカ(野扇花) ツゲ科サルココッカ属の常緑低木 中国原産

'220327 日陰に強く丈夫で、葉には光沢がある。

雌雄異花 秋から冬に白く香りの良い花を咲かせます。

果期:11~4月 花後に真っ赤な美しい液果をつけます。

この属の中では、中国原産の「コンフサ」(S. confusa)と中国、北東インド、ネパールなどが原産の「フッケリアナ」(S. hookeriana )及びその園芸品種が栽培されています。


秋の花:菊渓菊

2022年11月27日 | 花さんぽ・花めぐり

山地の谷間のやや乾燥している崖に生える「キクタニギク(菊渓菊)」(Chrysanthemum seticuspe f. boreale

名前は京都東山の菊渓の菊の意味 日本、朝鮮・中国に分布

別名:アワコガネギク(泡黄金菊) 準絶滅危惧 (NT)

キク科クク属の多年草 草丈1~1.5mで多く分枝する。

花期:10~11月  

茎の先端に花径1.5㎝ほどの黄色い頭花を多数付ける。


牡丹浮草

2022年11月26日 | 花さんぽ・花めぐり

熊本市の加勢川で「ボタンウキクサ(牡丹浮草)」(Pistia stratiotes)が異常繁茂して 川一面が緑色に覆われているとのニュース(11/22)

その範囲は約6haで例年の2倍の量とのこと。

'050813 浜松フラワーパーク

英名:ウォターレタス(Water lettuce) 

サトイモ科ボタンウキクサ属の浮遊性の常緑多年草(水草) 

花期:5~10月(暖地では周年)

'050821 つくば植物園 

特定外来生物に指定されており、栽培、保管、運搬が禁止されています。

繁殖力が強いため、水面を広く覆って日光を遮断し、生態系への影響が懸念されています。 

冬季の水温が15~20℃以上ないと衰弱して枯れることが多いそうです。