触覚波動の種類

　私たちの体が、空間から感受する触覚波動に対しては、少なくとも私の場合、あまり気にしない方がよいものがあるように思える。
　上記の判断は私にとってはまだ不完全だ、と、私は思うが、「この波動は、今は気にかけない方がよい。」といったものがあると、私は考える。
　例えばイエスの語った言葉が記録されている福音書には、「パリサイ人のパン種に気をつけよ。」という１節がある。
　また、「異教人の地に入るな。」という１節もある。
　これらのアドバイスは、決してパリサイ人や異教人を差別したり、裁いたりしているのではなく、「あんたらは関わらない方がいい。」と言っているだけの事である。
　逆に、「少なくともこれには関心を持っていい。」と、いった種類の触覚波動も、私にはあるように感じる。
　それは、植物や動物・岩石などから出ている自然な波動や、過去の記憶を伝えるような、物品から出ている波動である。
　自分に不安感や恐怖心を起こさせる波動には、とりあえず今は深入りしますまい、というのが妥当な判断だと、私は考えている。