奇跡イコール願望、願望イコール奇跡

　「アラジンよ、おまえの望みを叶えてあげよう。おまえの望みを言ってみなさい。」
　「特にない…。」
　「………。」

　逆にいえば、願望さえあれば、いかなることも実現する。
　たとえそれが奇跡のようなことでも。
　ただ願望のみが原動力となる。

メッセージの送り手と受け手

　メッセージを送る方法としては、言葉、ジェスチャーなどが知られています。
　もっとも正確に伝える方法、というものは、発明されていません。
　受け取る側が、上手く理解してくれるかどうか分からないからです。
　
　間違った解釈によって、とんでもないことが起きる、ということもあるかもしれません。
　
　しかし、いずれにせよ、人間には記憶というものがありますから、メッセージが送られた時には、受け手に、ほとんど理解されていない場合でも、いつかは完全に、メッセージの内容が理解されるはずです。

回復

　取り戻せない失敗、というものは、この世には、存在しない。
　時間のかかることもあるかもしれないが、解決のきざしの様なものが、突然現れる。
　このことから言えるのは、何かをあきらめて失望し、突発的な行動に出るのは、早まったことのようだ。
　どんなことでも、いつかは、脳内に解決のイメージが突然現れる。
　場合によっては、何かの行動を促されるかもしれない。
　とにかく、失敗したと思って、あわてないこと。

否定の否定

　はじめから自分の考えを疑わないこと。自分の考えに水を差さない。
　疑うとは、自分の現在の考えを、吟味もせずにあきらめること。
　どんな、一見「そんなことあるまい」と、思えるような考えも、あたまから否定しない。
　全部いちおう心で了解する。
　否定の否定。
　しかし、他人の自由を制限するような結果に結びつく考えには、注意が必要だ。

今が一番大事

　自分で現在の自分を軽視しないこと。他人からもなるべく軽視されないようにしよう。
　また、他人を軽視しないようにしよう。他人を見定めないようにしよう。
　自然の目で見れば、全ての人が、発達の途上にある。
　次の瞬間に、自分や他人が、どのように変化するかは、誰にも分からない。
　あらゆる人間に、制限なしの進歩の可能性がある。