同時進行

　私もそうなのですが、多くの人は、同時に複数の作業を行なっていると思います。
　ご飯を食べながら、呼吸をし、心臓を動かして、人と話をして、テレビを見て・・・。
　１つの作業に困難が生じても、他の作業は維持し続けることは、困難になった作業の解決にもつながる、という気がします。

実験結果に対する解釈＝「科学」

　勇気ある人が行なう実験・・・。
　この実験に対して、その結果をどのように解釈するか・・・。
　１つの解釈に対して、誰も反論できないならば、それは定説となる。
　誰も反論できない仮説・・・それが定説、つまり「科学」となる。
　新しい実験によって、現在の定説が否定されたら、過去のさまざまな実験の結果をよく知る人によって、新しい仮説が作られる。
　科学とは常に、最も、もっともらしい仮説である。

大建築

　建物を設計するとき、建築家は、いろいろな制約の中で、それを行なう。
　あまりにも巨大な屋根にすると、ちょっとした地震でつぶれてしまう。
　宇宙をはじめに設計した人も、無理な構造は、採用してはいないはずだ。
　雑草を抜いたりする行為は、宇宙の設計者の意図に一致しない行為である場合がある。
　宇宙の設計者の意図に気づく、という事は、時として、自分の習慣的な行動に疑問を持つことにつながるかもしれない。
　それは、自己否定というよりも、宇宙の設計者への同調と言ってよい。

アイデア

　アイデアは、自分の中から来ることもあるが、人から何か言われることもある。
　また、他人や、他の生き物、物体から来ることもある。
　アイデアの出所を正確に特定しようとしても、時として、それは難しい。
　アイデアを採用するかどうかは、受けた人自身の判断にゆだねられている。
　「このアイデアを採用しよう。」と、考えた時、その人は、同時に、そのアイデアを信用・信頼している。
　信用・信頼がまた、アイデアの実現を、より確かなものにする。

ミミズだって

　石ころや空き缶、ミミズやコウモリ・・・。
　みんなが動くために必要なパワーの全て、必要な命令の全てに該当する物。
　この衝動（パワー・命令）に気づくことができれば、「さて、私に対しては、それは働いているのかな？」という考えが、出てくるかもしれない。
　論理的に考えると、当然、同様な物体である私の肉体にも、それは、働いているはずだ。
　自分の肉体に対して与えられている、命令やパワーに気づくことが出来れば、「それは、私の心にも、何か訴えているのかな？」という考えが出てくる。
　「ちょっと注意して聞いてみよう。」
　・・・ここまでくれば、私のような鈍感な人間にも、生活に多少の変化が出てくるかもしれない。
　もしかしたら、何か良いことでも、起きてくるかもしれない。
　石ころ、ミミズ、私の体、私の心、これらのものに共通して、同じ命令とパワーが、差別なく与えられている。