おきらくごきらく

社会人大学院(早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース)へ通う、のんきなサラリーウーマン実録

老舗の底力

2006年10月20日 | お仕事

先日、日本橋高島屋の資生堂パーラーに行ってみました。資生堂パーラーと言えば、

『1902年に日本で初めてのソーダ水や、まだ珍しかったアイスクリームの製造と販売をおこなうソーダファウンテンとして誕生。1928年から本格的にレストランを開業し、西洋料理の草分け的な存在として、また銀座のシンボルとして多くのお客様と美味しい思い出を刻んでまいりました』(ホームページより)

と紹介されているように、日本における洋食メニューを語るうえで欠かせない存在でもある老舗。

でも、私、ちゃんと店舗で食事したことなかったかも・・・。

ということで、王道のビーフクロケットを注文してみました。ランチセットでスープやパン・ライス、コーヒーもついてきます。お得な感じ。

で、味はというと、主役のクロケットが登場する前の段階でヤラれてしまいました。なんと、スープが美味しかったのです。日替わり(週替わり?)なんでしょうけれど、その時のスープは、カレー風味のヴィシソワーズ。ランチのスープなんてあまり期待もしていなかったので、ギャップも激しかったことがさらに評価を助長したと思われます。

もちろんクロケットもなかなかのもので、老舗の暖簾を守り続けるってことは、こういう全てのメニューに手を抜かないことなのかぁ・・・と感心しました。

ただ、クロケットの上に乗っかっているパセリが生ではなく、油で揚げてあるものだったのが個人的には残念。揚げてしまうとせっかくのパセリの味や香りが飛んでしまっていたように思うんだけれどなぁ・・・。

ところで、この資生堂パーラー、資生堂という化粧品メーカーの名前がついているにもかかわらず、そのブランドのイメージが邪魔をしていないのがスゴイところです。

もし、カネボウがこのような店舗を持っていたら、鐘紡パーラー?花王だったら花王パーラー?なんか、これではブランド連想が上手く効かず、沸いてくるイメージがかえって変な感じです。やはりパーラーは、資生堂だけに成せるワザなのですね。


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