健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

夏休みの自由研究にどうぞ

2011-08-28 13:07:08 | 断食
実は、納豆を作るのは初めてです。







まず、大豆を一晩水に漬けます。




これを2時間ほどやわらかくなるまで煮ます。




煮汁を捨てて、これに市販の納豆を10粒ほど混ぜ合わせます。




これをタッパに移しますが、納豆は好気性ですからフタはしっかり閉めません。




タッパにキッチンペーパーを載せ、その上にフタを置く感じです。




そして、これを40℃に保存するわけですが、湯たんぽを用意し熱湯を入れたらこの上にタッパに入れた納豆の素を載せ、それを毛布でくるみ、それを段ボールにいれてフタをします。




6時間ほどしたらお湯を入れ替えてさらに保温します。




作り始めたのがお昼くらいですから、このまま一晩置くことにしました。








そして、朝。




大豆はうっすらと白いカビが生えています。




匂いをかぐとうっすらとアンモニア臭。




これは、昔食べた納豆の匂いです。最近の納豆はこの匂いはしませんね。




この納豆の香りを関西の人は嫌がったんですね。




私が25年前に大阪に行ったときは、スーパーには旭松の納豆が肩身が狭そうに、売り場の端っこにひっそりと置いてあったのをおぼえています。




私が通った辻調理師専門学校の先生さえ“あんな腐った豆が食えるか!”と、言っていました。




当時は、納豆を置いていないスーパーもありましたが、現在では関東のスーパーと遜色ないぐらいの品揃えです。




関西の人が納豆を食べ始めたのは、ほんのつい最近のことです。




(関東より関西の乳幼児に頭蓋内脳出血が少なかったのは、関東のお母さんが納豆をよく食べていたからですね。ビタミンKには止血の作用があります。赤ちゃんのためには朝ご飯は和食に限ります。朝、パンを食べる人は乳がんになりやすくもなります。)







関西の人が納豆を食べるようになったのは、健康志向の高まりと納豆のアンモニア臭を減らした企業の努力が実を結んだ結果ですが、手作り納豆はあのアンモニア臭がします。




恐る恐る一粒つまんでみると、納豆の糸がスゥーと引きます。




“腐ってる”




そう、納豆って豆のくさったヤツだよな~、とあらためて思います。




これをはじめて食べた人は勇気があります。




匂いといい、見た目といい、これは完全に腐っています。




勇気を出して食べてみます。




納豆でした。




市販のものとは全く違いますが、これは納豆です




これを冷蔵庫でしばらく寝かせて、醤油をかけて美味しくいただきました。




結論としては、納豆は買うのが良いと思った次第です。







夏休みの自由研究にいかが?




まだでしょ!




佐下橋聡 拝











真生たまり醤油
カドのない味は、カレーやスパゲッティーに使っても全く違和感を感じない、旨みの塊のようなたまり醤油です。もちろん、お刺身や和食に実力を発揮する醤油で、直接ご飯にかけても、卵かけご飯にしても最高です。そばつゆやラーメンに使えば個性的な旨みのつよい味が楽しめます。