暇になっても忙しい

定年を迎え、会社との雇用契約も終了。以前よりもだいぶ自由になる時間が増えてしまった今、さて何をしようかと。

ネットと放送 2

2007年07月07日 | インターネットと放送の融合
当時何度も伝統的なメディア代表者や「放送チーム」と議論をした項目を思い出しながら挙げてみると。

1.競技結果のウェブ上への反映はいつ行うべきか。

   ウェブチームは当然リアルタイムに近いかたちで掲載することを提案したが
   放送チームは30分以上の時差を設けるよう主張。結果的に15分の時差を
   設けることで合意。ただ、実際に競技が始まってしまうといつの間にか
   ほぼリアルタイムに更新されていたように思う。

2.競技中の会場からのテレビ用画像のネットへの取り込み。

   その前のアトランタ大会では開催されている全競技会場のテレビ画像から
   1分間に15画面スナップショットで取り入れネットのコンテンツとして
   利用することができたが、この長野では散々もめた末、6画面、大体10
   秒に1回ということに落ち着いた。ウェブを担当するほうからすれば
   折角すべての会場にテレビカメラが入って中継していても、実際にTVで
   放送される部分はごく限られているのだから良いではないかと思うが、
   これがなかなか。ただ楽しければ良いではないかと言うウェブチームと
   放映権を持つ放送チームの違いが際立つ会議でした。

3.競技施設、公式施設内にウェブ専用のカメラの持ち込み。

   これは、固く禁じられていました。唯一の例外が表彰式会場で、選手の表彰
   が始まる前のイベントはTV放送の範囲外ということで表彰式が始まるまでを
   ウェブで中継。始まるとウェブはシャットダウンすることで合意。
   ただ、白馬のジャンプ台にウェブカメラを前年の夏に据付、選手の練習
   風景などを何分に一回か画面を送っていたものを、本番に入ってもとりはず
   せず、そのままになっていたので。

製菓上級No.6

2007年07月02日 | 料理と料理教室

今日は平田圭先生の製菓のクラスです。出席者は8名。二つのテーブルに分かれて調理しました。一つ目はズィーパックと呼ぶラスクを焼いて砕いて粉にしたものでくるんだカッテージ・チーズケーキ。  二番目はビターチョコレートを使ったチョコレート・ムース、果物とゼリーで夏らしくデコレートしてあります。


ネットと放送

2007年07月01日 | インターネットと放送の融合
楽天からTBSへと既存のメディアへの経営統合の働きかけが行われる中、TBS側から賛同を得られなかった理由のひとつに、「楽天のインターネットと放送の融合は具体性が無いこと、提案には魅力がなかった」と言うことが報道されていたと思う。 いったい楽天がどのような提案をしたのか中身はわからないので何とも評価することはできないが、私自身の経験から言えば、インターネットと伝統的な放送を視聴者を楽しませると言う観点からだけみれば大いに融合の利点があると思う。このインターネットと放送が融合してコンテンツ提供が柔軟にダイナミックに広範囲に実現できたときの楽しみ、可能性についての議論が持ち株比率や役員の受け入れの議論に先立って話し合ってみるのが良いと思うのだが。実際にはしているのかも知れないが。

今から9年前、1998年の長野オリンピックとパラリンピック開催に当たって双方の公式ウェブサイトの責任者を担当した。 当時の組織委員会からはサイトを訪問する世界中の利用者すべてを満足させるコンテンツを用意することという大変な命題を与えられて、関係民間企業はもちろん、各国大使館、各自治体、官公庁、競技連盟などとサイトの青写真を元にお願いに回り、苦労はあったが皆さん「国を挙げてのプロジェクトだから」とたいへん協力的で今では懐かしい思い出になっている。

その中で放送局の制作したコンテンツや正式TV放映画像のコンテンツをどのようにインターネットを通してウェブ上に配信できるかが大きな課題であった。私たちは競技開催日が迫るなか、中々結論が出ずイライラする日が続いたものだった。
ただ、このときも、提案はネットを担当する我々の方からで、放送機構側としては、放送としての課題が山積しており、ただ楽しいことなら何でもやろうというネット側からの提案は中々真剣に検討が進められなかったのは確かである。放送側からすれば当時は与えるところがばかりで得るものが少ないというのが現実だったのだろう。

店主のランニング記録

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