暇になっても忙しい

定年を迎え、会社との雇用契約も終了。以前よりもだいぶ自由になる時間が増えてしまった今、さて何をしようかと。

ネットと放送

2007年07月01日 | インターネットと放送の融合
楽天からTBSへと既存のメディアへの経営統合の働きかけが行われる中、TBS側から賛同を得られなかった理由のひとつに、「楽天のインターネットと放送の融合は具体性が無いこと、提案には魅力がなかった」と言うことが報道されていたと思う。 いったい楽天がどのような提案をしたのか中身はわからないので何とも評価することはできないが、私自身の経験から言えば、インターネットと伝統的な放送を視聴者を楽しませると言う観点からだけみれば大いに融合の利点があると思う。このインターネットと放送が融合してコンテンツ提供が柔軟にダイナミックに広範囲に実現できたときの楽しみ、可能性についての議論が持ち株比率や役員の受け入れの議論に先立って話し合ってみるのが良いと思うのだが。実際にはしているのかも知れないが。

今から9年前、1998年の長野オリンピックとパラリンピック開催に当たって双方の公式ウェブサイトの責任者を担当した。 当時の組織委員会からはサイトを訪問する世界中の利用者すべてを満足させるコンテンツを用意することという大変な命題を与えられて、関係民間企業はもちろん、各国大使館、各自治体、官公庁、競技連盟などとサイトの青写真を元にお願いに回り、苦労はあったが皆さん「国を挙げてのプロジェクトだから」とたいへん協力的で今では懐かしい思い出になっている。

その中で放送局の制作したコンテンツや正式TV放映画像のコンテンツをどのようにインターネットを通してウェブ上に配信できるかが大きな課題であった。私たちは競技開催日が迫るなか、中々結論が出ずイライラする日が続いたものだった。
ただ、このときも、提案はネットを担当する我々の方からで、放送機構側としては、放送としての課題が山積しており、ただ楽しいことなら何でもやろうというネット側からの提案は中々真剣に検討が進められなかったのは確かである。放送側からすれば当時は与えるところがばかりで得るものが少ないというのが現実だったのだろう。

店主のランニング記録

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