暇になっても忙しい

定年を迎え、会社との雇用契約も終了。以前よりもだいぶ自由になる時間が増えてしまった今、さて何をしようかと。

フランス人は個人主義者!

2008年06月15日 | 毎日の生活
また、フランス語のレッスンです。

レッスンの場所に出かけるまでの時間や、地下鉄に乗っている間に、本日の話題の組み立てを考えなければなりません。

あまり、簡単に会話が終わってしまってもいけないし、かといって、あまり面倒な話になってもわからなくなるし。

この加減が難しい。今日は、フランス人と個人主義を取り上げることにしました。

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「フランス人は一般的に、個人主義者だと聞いているけど、先生自身、どんなときに
フランス人は個人主義者だなと思う?」「なるべく具体的な例を聞かせてください。」

「フランスでは、目の前に老人が来ても、席を譲ったりしないんだけど。そんな時かしら。」

「それは、最近の日本でも同じだし、個人主義と違うのでは。」「ほかの大勢と意見が合わなくても、私は私のような例はありませんか。」

「そういえば、昔、高校のとき、生物の先生が、他の試験と重なる日に、突然、試験をやると言い出したの。」
「私は、今日は、他の科目も試験があるので、他の日にすべきだと、手をあげて反対したの。」

「なるほど。そういうのは、日本の生徒はしないかもしれない。」「でも、それを撤回させるのは難しいんじゃない?」

「私もそう思ったから、先生を脅かしたのよ。」

「えー!」「何と言って?」

「試験の日を変えなければ、今すぐ、全員で授業をボイコットして、教室から出て行くと言ったの。」

「すごい!」

「それでも、先生は試験を進めようとするので、私は、席を立って、皆にも教室に出ようを声をかけたわ。」

「それで?」

「結局、誰も私に続かず、皆を誘ったけど、目を伏せられてしまって、私一人が授業をボイコットすることになったの。ひどいと思わない? 」
「あの時は、みじめだったわ。」

「その後はどうなったの?」

「結局、放課後も教室に残される罰を受けたわ。これでも、私は良い生徒だったから、この程度の罰で済んだみたいだけど。」

「うーん、民衆の蜂起にはいたらなかったわけだ。」「これは、確かにフランス的かも知れない。」「勇敢だったね、先生。」
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今日は、なかなか、良いレッスンでした。

店主のランニング記録

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