米国留学中の方から、以下の情報が寄せられました。
お知らせいたします。
-------なお、本情報は、全難聴HPからもPDFでの入手が可能になっております。
【被災地への補聴器/人工内耳企業からの支援】
ここアメリカでも連日、地震に関するニュースが新聞やテレビを通して入ってきます。
皆様、元気でお過ごしでしょうか。
さて、いくつかの補聴器企業と人工内耳企業の海外本社、そして日本支社から連絡が入りましたのでこのメールを見た方は全難聴、また全難聴会員でなくても知り合いに補聴器/人工内耳装用者がいたらお伝え願います。
以下、補聴器企業からのお知らせです。
【スターキー社】
高木代表によりますと、スターキージャパン(横浜市)は被災地にお住まいの弊社製補聴器ユーザーに対して無償修理と無償電池提供をさせていただくとのことです。
電池の支給に関しては他社の補聴器をお使いの方も対象だそうです。
しかし、在庫に限りがあるので、各県の難聴者協会に支給させていただくとのことです。下記の連絡先まで「○○県難聴者協会、○○型補聴器電池を○○個希望」ご一報くださいとのことです。また、分からない事がありましたら、気軽にメールを送ってくださいとのことです。
*StarkeyJapan*
〒224-0041
神奈川県横浜市都筑区仲町台5-2-20
TEL:045-942-7226
FAX:045-942-7158
E-mail:sjinfo@starkey.com
【GNResound社】
GNResound社は「今回の地震で被災し、補聴器を遺失したり修理が必要になったお客様に対しては、無償で対応させて頂きます。」とのことです。
ただし、「GNリサウンド補聴器使用者の方に限りの対応となります。そして、可能であれば、まずはご購入された販売店にお尋ね下さい。」とのことです。
しかし、購入した販売店と連絡が取れないという場合は下記に書かれたGNResound日本支社へご一報くださいとのことです。
*GNResoundJapan*
メール:gnr@gnresound.jp
電話:0120-921-310
FAX:0120-636-392
【Oticon】
16日/補聴器会社「オーティコン」(川崎市)は、補聴器用の電池を、被災した全ての人に無料で、簡易書留で送っています。1人3パックを約9千人分用意したそうです。
電話0120-113320まで。
また、Oticon社は「今回の地震で被災し、弊社製の補聴器装用者で修理が必要となった方は無償で修理させていただくとのことです」
【SIEMENS社】
シーメンス日本支社からは下記の支援を受け付けていると連絡が入りました。
今回、被災された方を対象に、下記の補聴器を無料で提供させていただきます。これは、今回の震災により補聴器を紛失されたり、故障して使用できないなどといった方に対して、メーカーとして支援させていただきたいとの主旨で行います。
今回被災された難聴者の方が、少しでも早く通常の生活に戻れるよう、販売店様とともに支援を実施していきたいと思います。
*■対象のお客様*
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県に所在の在る販売店様のお客様。
*■無料提供対象商品*
いずれも、耳掛け型補聴器のみとさせていただきます。
*Cielo2,Cielo2Life,Cielo2P,Cielo2S,Cielo2SP,
D6Life300/500/700
Lotus13P/13SP
Phoenix113/213/313
デジミミ2
*※
このたび提供予定の補聴器については、数に限りがございます。予定数を超えた時点でご提供を中止とさせていただきますのでご了承願います。
なお、被災地においては未だ物流網に支障がでており、提供補聴器の納期についてご希望に添えない場合もございます。
あらかじめご了承願います。
※デジミミ2に関しては、左右50台ずつをご提供させていただきます。
*■お申し込み方法*
ご注文の際には、「被災された方の氏名」、「以前ご使用していた補聴器名称」をご連絡の上、「被災者対応にて無料提供希望」とお申し付けください。
*■その他*
当該商品には無料保証期間並びに安心修理保証期間はございません。
当該商品出荷の際には、ボタン空気電池を1P添付いたします。
2.被災者の方の補聴器修理を無償対応いたします。
*■対象のお客様*
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県にお住まいのお客様。または、当該県に所在の在る販売店様のお客様。
*■お申し込み方法*
通常通り、修理品を当社修理伝票と一緒にお送りください。
その際、修理伝票の特記事項欄に「被災者対応」とご記入願います。
*■対応期間*
修理品無償対応期間は、4月28日受付分までとさせていただきます。
注*シーメンス社は販売店を通しての連絡になるようです。ですが、それでは対応が遅いと思いますのでこちらにシーメンスジャパンの連絡先を貼付けておきます。
フリーコール(お客様相談室)0800-888-0303
お問い合わせフォーム(WEB):
https://hearing.siemens.com/jp/02-generic/contact.jsp
【Widex社】
ワイデックス社によりますと、被災地にお住まいの補聴器ユーザーの方々へ下記のような対応が受け付けられているとのことです。
■東日本大震災の影響による配送遅延のご案内お客様にご注文いただきましたオーダーメイド補聴器や、修理でお預かりいたしました補聴器につきまして、お届けに遅れが出る可能性がございます。
ご迷惑をおかけいたしましてまことに申し訳ございませんが、ご理解・ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。
尚、配送の復旧の目途に関しましては、適宜ホームページ『みみから。』内のNEWSコーナーにてご案内いたします。
今暫しお待ちくださいますようお願いいたします。
またお問い合わせによる混乱が懸念されております。
できる限りお問い合わせはお控え頂きますようお願いいたします。
震災に合われました方々に重ねてお見舞い申し上げます。
弊社にてサポートできることは、できる限り対応してまいります。
お困りの際はご一報願います。
*Widex Japan
フリーダイヤル:0120-332-604
営業時間/10:00-17:00
定休日/土日曜・祝祭日
FAX:03-5631-3023
E-MAIL:cusutomer@widex.co.jp
【Phonak社】
Phonak社によりますと、補聴器用電池と弊社製の補聴器の無償修理の受け付けを開始したそうです。ただ、まだどのようにして被災地へ電池を届けるか?どのようにして修理を受け付けるか?と会議し合っている段階だそうです。
なるたけ早急に対応するように動くとのことですので、また随時連絡が届き次第、お知らせしていこうと思います。
以下、人工内耳装用者への連絡です。
【コクレア社】
人工内耳・BAHA装用者の方々、病院関係者の方々、患者様、教育関係者の方々へ
今回の地震によって被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
日本コクレア社でも、装用者の方々、病院関係者の方々、患者様、教育関係者の方々の現況を心配しております。現在、特に被害の大きい地方から優先的に、病院・教育機関等を通じて、装用者の方々の安否等を確認するべく尽力しております。
今回の地震によって、サウンドプロセッサや付属品等を紛失された、機器が作動しない、聴こえに問題が生じたなどの時は、まずは、かかりつけの病院(人工内耳・BAHA関連施設)の先生にご相談、ご確認いただけますようお願い申し上げます。
今回の地震に起因する紛失や故障については、弊社で修理等の費用を負担させて頂くこととし、できる限り早期に対応いたします。
また、弊社で何かお役に立てることがございましたら、ご遠慮なく下記までご連絡ください。会社のモットーでございます『皆様の生涯にわたってサポートを提供させて頂く』を実践躬行させて頂きたいと存じます。
地域によってはまだまだ混乱が続いているところも多いことと思います。被災地での1日でも早い復興を願って止みません。
<お問い合わせ、通常の注文・修理等のご連絡>
日本コクレアカスタマーサービスグループ
電話番号:03-3817-0243
FAX番号:03-3817-0245
注文専用FAX番号:0120-133-696(フリーダイヤル)
E-Mailアドレス:jpcustomerservice@cochlear.com
株式会社日本コクレア代表取締役社長有馬より
【MED-EL社】
我々メドエルジャパン(株)では、装用者の皆様の安否などを確認するべく尽力しております。
深刻な状況を目の当たりにし、援助を行っていくことも決定しております。
被災者の皆様に無償で電池供給等をさせていただきます。
詳細につきましては、弊社ホームページにてご案内申し上げます。
現在準備中でございますので、準備が整い次第再度ご案内申し上げます。
人工内耳埋め込み/リハビリ施設の先生方宛に、機器の損傷などがございましたらその都度対応させていただく旨、ご案内申し上げます。
また弊社の販売代理店であります日本光電工業(株)の現地の営業所員が施設をご訪問させていただきます。
Phonak社とMED-EL社につきましては、現在どのような対応ができるか話し合っている段階とのことですので、こちらの2社から連絡が入り次第、またご報告させていただきたいと思っております。
原発のことや余震のことで、ストレスを感じている方がたくさんおられるとは思いますが、ここアメリカではそんな厳しい状況の中、日本人は誰一人不平を言わず、略奪行為もせず、むしろ自分よりも他人を思いやる、その助け合いの精神が賞賛されております。
昨日のニュースでニュースキャスター(日本在住)は「余震が続く中、東京では多くのオフィスが再開し始めている。停電などが続いていることもあり、交通状態もまだ悪いのだが、それでも日本人は自分の仕事先へ向かって行く。
このような日本人の姿勢は我々アメリカ人だけでなく全世界の人々が見習うべきである。
日本は The Land of Rising Sun(日出ずる国)として、復興していくだろう」とコメントをしておりました。
それを聞いて、現在は海外に住んでいるけど、わたしも日本国民の一人として自分にできることをフルに活用して支援に取り組みたいと思いました。「故郷は遠きにありて思うもの」わたしの故郷石川県が生んだ文豪・室生犀星の言葉です。
遠くに離れているからこそ、皆さんのお力になりたいです。
各補聴器企業や人工内耳の会社とはこれからも連絡を取って連携し合っていく次第ですので、またなにか新しい情報が入りましたら連絡させていただきたいと思っておりますので、その際はどうぞよろしくお願いします。
以上