東北地方太平洋沖地震全難聴対策本部

阪神大震災を超える超大型地震の難聴者等支援情報提供

【熊本地震】全難聴対応チーム立ち上げ

2016-04-16 23:48:25 | 支援活動報告
標記の地震、被害がだんだん大きくなってきています。
遅くなりましたが、まずは状況の共有です。

1)4月14日21時36分気象庁発表によると21時26分頃地震
震源熊本県熊本地方、深さ約10km、推定マグニチュード6.4
熊本県益城町で最大震度7、広い範囲で5弱以上 宮崎県椎葉村で震度5弱

22時07分頃M5.7最大震度6弱熊本
22時38分頃M5.0最大震度5弱熊本
23時43分頃M5.0最大震度4熊本

4月15日
0時03分頃M6.4最大震度6強熊本
1時53分頃M4.8最大震度5弱熊本

被害状況 朝日新聞4/15(金)夕 4版によれば
死者9人 重軽傷886人(午前9時現在、熊本県災害対策本部)
 余震129回(15日午後1時まで)
一時は505か所の避難所に約4万4449人→午前11時現在399か所に1万5176人避難

ここまでがほぼ第一ステージです。これは前震だったらしいです。

2)15日深夜、日付が16日に変わった後に強い地震が続いています。
4月16日1時40分気象庁発表,1時25分頃地震。
震源熊本地方、深さ約10km、推定M7.1
熊本で最大震度6強 大分で6弱 福岡佐賀長崎宮崎で5強 愛媛鹿児島で5弱 津波恐れ無し
津波注意報は2:14解除
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20160416014014395-160125.html
その後も強いエネルギーが放出されています。
1時30分頃M5.4最大震度4熊本
1時44分頃M5.3最大震度5弱熊本
1時46分頃M6.0最大震度6弱熊本
3時03分頃M5.8最大震度5強阿蘇
3時55分頃M5.8最大震度6強阿蘇
7時11分頃M5.3最大震度5弱大分県中部
7時23分頃M4.8最大震度5弱熊本
9時48分頃M5.4最大震度6弱熊本
16時02分頃M5.3最大震度5弱熊本
広い範囲で被害が出ています。

3)関係団体の状況
JDFなどでも被災状況の共有に動いているようです。
全日ろう連では14日に対策本部を立ち上げています。

全難聴では16日朝、急遽震災対応チームを立ち上げました。
対策本部立ち上げとなれば、全要研との連携も必要になってきます。
熊本協会とも連絡を取り合いながら、検討を進めています。
現地では16日夕方、熊本県聴覚障害者情報提供センターを中心に、
聴覚障害者関係対策本部が立ち上げられています。

【報告】最近2週間の状況

2015-06-09 12:55:48 | 支援活動報告
この2週間ほど、マグニチュード5.0以上の強い動きがありました。
最近の地震、気象庁発表によると
6月8日15時01分頃地震 震源 青森県東方沖、深さ約70km、推定マグニチュード5.5 青森で最大震度4
6月4日4時34分頃 震源釧路地方中南部、震源の深さはごく浅い、推定マグニチュード5.0
6月3日6時05分頃 震源父島近海 深さ約590km、推定マグニチュード6.0 千葉県と母島で震度1
5月31日3時49分頃 震源鳥島近海、深さ約10km、推定マグニチュード6.3 各地で最大震度1
5月30日20時24分頃 震源小笠原諸島西方沖 深さ約590km 推定マグニチュード8.5 小笠原村母島等で最大震度5強
5月25日14時28分頃 震源埼玉県北部 深さ約50km、推定マグニチュード5.5 土浦で最大震度5弱
沈静化することを願っていますが、何があっても対応できるようにしておきたいところです。

【復旧】仙石線、15年6月までに全線再開 復旧工事にめど

2014-08-05 05:46:50 | 支援活動報告
仙石線、15年6月までに全線再開 復旧工事にめど(日本経済新聞7/30)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30020_Q4A730C1CC0000/
JR東日本は30日、東日本大震災の影響で高城町―陸前小野間の10.4キロが不通になっている仙石線を来年6月までに全線再開すると発表した。線路の高台移設など復旧工事のめどが立ったという。仙石線は宮城県の二大都市である仙台と石巻を結ぶ。
(サイトから引用)
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東日本大震災で被災した地域のインフラ、だんだん戻ってきましたね。
仙石線、気になっていました。

【被災地】津波で横倒し 女川の2施設解体へ

2013-11-29 02:44:30 | 支援活動報告
画像は2011年11月27日女川で撮影した「江島共済会館」。

津波で横倒し 女川の2施設解体へ(11月27日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20131126-OYT8T01507.htm?from=os2
須田善明・女川町長は26日、東日本大震災の津波で横倒しになったままの薬局「女川サプリメント」と、離島住民向けの町営宿泊施設「江島共済会館」について、解体する方針を示した。「1億円超の保存経費がかかる上、劣化が激しく、建物がもつかどうかわからない」と理由を述べた。
早ければ2つの建物を来春までに解体する。一方、映像として残す方針。
横倒しになったまま残されている「女川交番」もあるが、比較的損傷が少ないため、町は今後、保存の方法を検討する。
(サイトから引用)
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編集子も女川調査の際に見て、津波の猛威に慄然としたものです。
あれがなくなるのですか。
傍観者でしかない編集子ですが、複雑な心境です。

【復興】震災の被災地復興はこれからが本番だ

2012-09-11 12:40:48 | 支援活動報告
震災の被災地復興はこれからが本番だ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO45991250R10C12A9EA1000/
東日本大震災から今日で1年半になる。被災者の仮設住宅などへの入居は進んだものの、生活再建や産業再生は遅れている。
被災した市町村は復興計画の策定をほぼ終え、高台への集団移転事業が今後動き出す。現時点で国の同意を得たのは約70地区だが、少なくとも250程度の地区で新たな宅地の造成が必要になる。
地盤をかさ上げする土地区画整理も約60地区で実施する。岩手、宮城、福島の3県で2万戸を超す公営住宅の建設も予定している。
事業には様々な課題がある。まず、人手不足と資材の確保だ。
がれきの処理も、被災3県でいまだに2割強にとどまっている。
被災地の産業再生に有効な復興特区制度も生かし切れていない。新規の立地企業に対して、法人税を5年間免除する特例措置の適用を受けた事例はごくわずかだ。
中小企業の「二重ローン」問題を解消するために政府が設けた機関の債権買い取り件数も伸び悩んでいる。

福島県内では放射性物質を取り除く除染がなかなか進まない。今も6万人が県外に避難している。長期間にわたって帰還困難な市町村の住民がまとまって仮移転する「仮の町」構想を実現したい。国は受け入れ先の自治体との調整を急いでほしい。

政府は2011年度の補正予算と12年度の当初予算で合計約18兆円の復興関連費用を計上した。復興はこれからが本番だ。全国からの支援が今も要る。被災地への思いを風化させてはいけない。
(サイトから引用 小川)
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東日本大震災から1年半。
記事に共感します。

【障害】震災障害者:福島26人 避難生活原因が9割…県調査

2012-08-22 07:39:36 | 支援活動報告
震災障害者:福島26人 避難生活原因が9割…県調査
http://mainichi.jp/select/news/20120821k0000m040089000c.html
東日本大震災の影響で、身体に後遺症が出たり、悪化したりした「震災障害者」が福島県内で少なくとも26人いることが20日、県の調べで分かった。9割以上が持病の治療ができなくなったり車上生活を続けたりするなど過酷な避難生活が原因で、高齢者が約7割を占めた。
宮城(36人)、岩手(8人)を含む被災3県で少なくとも計70人になるが、災害障害見舞金の受給者は計43人にとどまり、支給要件の緩和を求める声が上がっている。
(サイトより引用 小川)
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ここには明記されていないのですが、ストレスも聴覚に影響することが知られています。聴覚障害の発生も増えていると推測していますが、データはあるのでしょうか。

【行事】講演会「被災地支援を続けながら考えたこと」

2012-07-31 07:44:59 | 支援活動報告
講演会「被災地支援を続けながら考えたこと」
http://www.tonancyo.org/chirasi/120820koumi.pdf
宮城県で昨年7月より現地コーディネーターとして被災地支援を続けてこられた小海秀純氏(聴覚障害者)のお話を伺います。
日 時:平成24年8月20日(月) 18:30~20:30
会 場:東京都聴覚障害者福祉会館 教室
要約筆記、手話通訳、磁気ループ付き
参加費:会員無料 / 非会員500円 
お問合せ:東京都中途失聴・難聴者協会  事務局
(サイトより引用 小川)
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実際に見た方でないとわからないものがあります。
逆に、ふだん見ている人ではなかなか気づかないところもあるでしょう。
小海さんは1年間被災地にいて、現地の聴覚障害者の状況を見てこられました。
双方の視点から、何が必要なのか、ぜひお伺いしたいですね!

【国際難聴者会議】分科会で全難聴発表

2012-06-26 22:06:06 | 支援活動報告
26日午前中の分科会で全難聴の発表がありました。
テーマは
Earthquake Disaster and Barriers Surrounding Hard of Hearing Peaple
高岡理事長あいさつ、佐野事務局長の全体状況説明のあと、特に被害の大きかった被災地である宮城県の難聴者の状況を中心に、みやぎせんだい協会から松崎丈さんの発表がありました。

【国際難聴者会議】6/25(月)ちょっとベルゲン観光と、開会式。

2012-06-26 12:25:19 | 支援活動報告
2日目、6月25日(月)
8時50分にロビーに集合、徒歩でベルゲン市内観光です。
世界遺産のブリッゲン地区、魚市場、ベルゲンの町並みを見渡せるフロイエン山頂へケーブルカーで昇りました。

9時にホテル出発。
すばらしい観光日和です。空を見ると筋状の雲があり、日本なら秋晴れという印象。


フロイエン山に昇る途中のケーブルカーからの景色です。


午後4時前にホテルに戻り、ちょっと休憩して今度は開会式出席のため、会場のグリーグホールへ向かいます。いよいよ今回のツアー目的の国際会議開始です。
ホテルから会場のグリーグホールまでは、徒歩10分程度。グリーグとは19世紀のベルゲン出身の作曲家、グリーグのことです。

6時から開会式。「ベルゲンの歌」で迎えられました。会議参加は約400人。
あいさつはノルウェー難聴者協会会長のクヌート氏。同協会は会員54,000人、世界最大規模。障害者団体としてはノルウェーでも最大規模だそうです。


続いてIFHOH会長のルースさんあいさつ。未来のリーダーである若い難聴者への支援、増加する高齢者への対応。
権利条約の実現に多大な尽力をして数年前に亡くなった、マルシアーデュガンの名前を冠して設立された、IHFOHのマルシアーデュガン財団の紹介。財団は今回、エストニアのティムランさん、ベトナムのハンさんを招待したようです。


引き続きレセプションパーティ。
日本から和服を着て参加する一行も。
パーティで初めてハンさん(Hanh Duong Phuong)とお会いしました。
今年2月にタイで設立されたばかりの、アジア太平洋難聴・失聴者連盟の理事長です。
※(参考)【組織】アジア太平洋難聴・失聴者連盟(APFHD)が設立
http://ameblo.jp/bcs33/entry-11267619850.html
写真右の方です。左はオガワ。


レセプションは午後8時に終了。まだ明るいので、朝の8時と勘違いしそうです。
ホテルに戻り、翌日以降の会議に備えます。オガワも明日朝8時前に会場に行き、ポスターセッションの準備が必要です。
ちなみに前夜ポスターが貼れるものと思っていたら、担当者に「Tomorrow morning. 8 O-clock.」 と言われました。これはさすがにさび付いたオガワの英語耳でも聞き取れました。
いま現地時間で午前6時。日本では午後1時でしょうか。これから会場に準備に行きます。

最新情報

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