東北地方太平洋沖地震全難聴対策本部

阪神大震災を超える超大型地震の難聴者等支援情報提供

【国際難聴者会議】2日間?のポスターセッションで国際支援に感謝

2012-06-28 12:22:39 | 全難聴連絡
ポスターセッションでは東日本大震災のポスター展示。
6/26-27の2日間、朝8時から夕方5時まで、分科会と同じテーマ。
Earthquake Disaster and Barriers Surrounding Hard of Hearing People

東日本大震災をテーマとしたA1のポスター4枚を展示。
オガワの会社、VIAXにも協力いただいて、出発日の朝までかかってラミネートし、やっと完成した労作!?です。





休憩時間を中心に、松崎さんにオガワ、主立った参加メンバーが説明しています。
メイン会場のペール・ギュントのすぐ隣で、休憩時間には立ち話をする人でいっぱいになる会場の一角です。
おかげさまで多くの方に見ていただいています。


展示には支援メッセージや企業支援を取り付けてくださった、HLAAのブレンダ・バタットさんも来てくれました。来年全難聴にアメリカへのお誘いがあるかもです。
また、ポスターをきっかけに、いろんな方とたわいないお話をしたりもできました。
楽しい展示でした。

西川愛理さんも応援に♪

28日(木)最終日に片付け予定です。
なお展示が終わった後、ポスターは松崎先生がほしいとのことで、お譲りすることにしました。
宮城の皆さんにご覧いただくことになりそうです。再活用いただけるのはとてもうれしいです。
皆さんかわいがってくださいね。/(^_^;)

【国際難聴者会議】分科会で全難聴発表

2012-06-26 22:06:06 | 支援活動報告
26日午前中の分科会で全難聴の発表がありました。
テーマは
Earthquake Disaster and Barriers Surrounding Hard of Hearing Peaple
高岡理事長あいさつ、佐野事務局長の全体状況説明のあと、特に被害の大きかった被災地である宮城県の難聴者の状況を中心に、みやぎせんだい協会から松崎丈さんの発表がありました。

【国際難聴者会議】6/25(月)ちょっとベルゲン観光と、開会式。

2012-06-26 12:25:19 | 支援活動報告
2日目、6月25日(月)
8時50分にロビーに集合、徒歩でベルゲン市内観光です。
世界遺産のブリッゲン地区、魚市場、ベルゲンの町並みを見渡せるフロイエン山頂へケーブルカーで昇りました。

9時にホテル出発。
すばらしい観光日和です。空を見ると筋状の雲があり、日本なら秋晴れという印象。


フロイエン山に昇る途中のケーブルカーからの景色です。


午後4時前にホテルに戻り、ちょっと休憩して今度は開会式出席のため、会場のグリーグホールへ向かいます。いよいよ今回のツアー目的の国際会議開始です。
ホテルから会場のグリーグホールまでは、徒歩10分程度。グリーグとは19世紀のベルゲン出身の作曲家、グリーグのことです。

6時から開会式。「ベルゲンの歌」で迎えられました。会議参加は約400人。
あいさつはノルウェー難聴者協会会長のクヌート氏。同協会は会員54,000人、世界最大規模。障害者団体としてはノルウェーでも最大規模だそうです。


続いてIFHOH会長のルースさんあいさつ。未来のリーダーである若い難聴者への支援、増加する高齢者への対応。
権利条約の実現に多大な尽力をして数年前に亡くなった、マルシアーデュガンの名前を冠して設立された、IHFOHのマルシアーデュガン財団の紹介。財団は今回、エストニアのティムランさん、ベトナムのハンさんを招待したようです。


引き続きレセプションパーティ。
日本から和服を着て参加する一行も。
パーティで初めてハンさん(Hanh Duong Phuong)とお会いしました。
今年2月にタイで設立されたばかりの、アジア太平洋難聴・失聴者連盟の理事長です。
※(参考)【組織】アジア太平洋難聴・失聴者連盟(APFHD)が設立
http://ameblo.jp/bcs33/entry-11267619850.html
写真右の方です。左はオガワ。


レセプションは午後8時に終了。まだ明るいので、朝の8時と勘違いしそうです。
ホテルに戻り、翌日以降の会議に備えます。オガワも明日朝8時前に会場に行き、ポスターセッションの準備が必要です。
ちなみに前夜ポスターが貼れるものと思っていたら、担当者に「Tomorrow morning. 8 O-clock.」 と言われました。これはさすがにさび付いたオガワの英語耳でも聞き取れました。
いま現地時間で午前6時。日本では午後1時でしょうか。これから会場に準備に行きます。

【国際難聴者会議】日本からの発表について

2012-06-26 12:22:10 | 全難聴連絡
今回の会議では日本からの発表があります。
初日(6/26)午前の分科会。
テーマ「東日本大震災と難聴者が直面した情報災害」
Earthquake Disaster and Barriers Surrounding Hard of Hearing People
All Japan Association of Hard of Hearing People

全難聴事務局長の佐野昇氏と、みやぎ・せんだい中途失聴・難聴者協会副理事長松崎丈氏が報告します。
昨年の震災では大きな被害を受けましたが、聴覚障害者も情報障害という特殊な状況に置かれました。
全難聴や現地協会、関係団体が支援活動に注力したのはご存じの通りです。
その際国際的にも支援物資の補聴器電池や支援金、心のこもった支援メッセージなどをいただき、感激しました。
国際的な支援に対する御礼の意味もあり、今回日本の聴覚障害者が直面した情報障害や未曾有の被災状況について、情報共有のため実施するものです。

もうひとつはポスターセッションです。
分科会と同じテーマ。
Earthquake Disaster and Barriers Surrounding Hard of Hearing People

6/26-27の二日間、朝8時から夕方5時まで。
同じく東日本大震災をテーマとしたポスターを展示し、休憩時間などに松崎さんにオガワ、主立った参加メンバーが報告する予定です。

情報保障のための事前原稿作成、会場打ち合わせなど、全難聴発表者団一行は限られた時間の中フルに動いています。
また時間があればご報告します。

【国際難聴者会議】国際会議で東日本大震災報告と協力御礼活動予定

2012-06-26 12:13:22 | 全難聴連絡
いまノルウェイにおります。
第9回 国際難聴者会議が6/25-28とベルゲンで開催されるためです。
http://www.zennancho.or.jp/international/No9tour_s.pdf

4年に一度の国際会議ですが、オガワ12年ぶりの参加です。
24日(日)、成田空港で結団式が行われました。
高岡理事長あいさつ

新谷国際部長あいさつ


途中コペンハーゲン空港で乗り換え、空の上に12時間以上、待機時間5時間以上、まる一日かけてベルゲンに到着。
現地到着は夜の10時過ぎでしたが、まだ明るいです。時差7時間。日本より7時間遅れています。
ベルゲン空港に着いたら、きれいな虹が出迎えてくれました。
夜10時過ぎに虹を見るとは不思議な気分です。


ツアー一行はRadissonホテルで宿泊。
通信環境ですが、ホテルではWifiでアクセスできました。
スマホは国際ローミングの設定をすればそのまま使えます。便利なもんですね。
ガラパゴス携帯を使っている某さんは、会議用に別途同様の機種をレンタルしてきました。
会場でもWifiがあると聴いています。

25日(月)は昼間観光で、夜に開会式があります。
状況はこの全難聴災害対策本部ブログでもご紹介していきたいと思います。
参加者も個々にFacebookなどで情報発信しているようです。

【白書】平成24年版障害者白書

2012-06-19 19:09:28 | 省庁企業・通達
平成24年版障害者白書
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/index-w.html
今回の障害者白書の特色
第1章では、障害者制度改革の動向を特集しており、昨年の障害者基本法改正の経緯や改正法の概要、関連した施策の動きなどを紹介しております。
この他、コラムにおいて、障がい者制度改革推進会議に提出された資料から、東日本大震災被災地で障害者支援にあたった自治体や障害者団体の取組報告などのトピックスを掲載しています。

第2章以降では、障害者基本計画(平成14年12月24日閣議決定)に定める8つの分野(啓発・広報、生活支援、生活環境、教育・育成、雇用・就業、保健・医療、情報・コミュニケーション、国際協力)ごとに、最近の施策の動向を中心に記述しています。
(サイトより引用 小川)
--
「東日本大震災における障害者の死亡率」で、
宮城県や南三陸町では、障害者の死亡率が倍以上になっていることがわかります。
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h24hakusho/zenbun/pdf/h1/4_1_clm04.pdf

【科学技術白書】「可能性すら予想できない」 役に立たなかった地震研究

2012-06-19 19:08:46 | 省庁企業・通達
「可能性すら予想できない」 役に立たなかった地震研究 科学技術白書
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120619/dst12061909580003-n1.htm
政府は19日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故への対応を総括した平成24年版の科学技術白書を閣議決定した。研究が役に立たないケースが多かったと指摘、「科学や研究者への信頼が大きく下落した」と反省する内容となった。
震災で役に立たなかった研究として、「マグニチュード9クラスの可能性すら予測できなかった地震・津波研究」「実際の震災とかけ離れていた福島第1原発の災害想定」「原発事故の現場で利用できなかった災害対策用ロボット」などを挙げた。

科学者に対する国民の信頼は、震災前(22年10~11月)は84・5%だったが、震災後(昨年10~11月)は64・2%に低下。一方、科学者側の認識は昨年7月の時点で「国民から信頼されている」が43・7%を占めており、「事態を深刻にとらえていない」とした。
(サイトより引用 小川)
--
想定以上の災害に、人間の愚かさをあざ笑われたような気がします。しかし技術やデータの蓄積は裏切らないです。
科学技術というよりは、それを運用する人間のやることについて、信頼が失墜したんでしょうねえ。

【津波】遠地津波の予測法改善 チリ大地震での過大警報受けて

2012-06-13 12:26:09 | 省庁企業・通達
遠地津波の予測法改善 チリ大地震での過大警報受けて
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG12036_S2A610C1CR8000/
気象庁は12日、警報の津波予想が過大だった2010年のチリ大地震=マグニチュード8.8=などを教訓に、遠くで発生して日本まで押し寄せる「遠地津波」の予測手法を改善し、6月中に運用を始めることを明らかにした。
遠地津波予測は大地震が頻発する場所と日本への津波の影響をあらかじめデータベース化。海外で大地震が起きると、その中から最も近いケースを選んでコンピューターでシミュレーションし、実際に観測された津波データを加味して修正するなどの手法を用いる。
チリ大地震で気象庁は3メートルの津波の恐れがあるとして大津波警報を発表したが、東北で観測された津波は最大1.2メートル。直後に内閣府などが避難指示・勧告対象となった地域の住民に今後同様の警報が出た場合、避難するか尋ねたところ「避難しない」との回答が27.5%に達した。
(サイトから引用)
--
正確さがないと「オオカミ少年」化して、みなさん本気にしなくなってしまいますね。
予測の責任重大なところです。

【全難聴】耳マーク腕章配布について

2012-06-10 17:03:11 | 支援活動報告
耳マーク腕章配布について


http://www.zennancho.or.jp/mimimark/mimimark_armband_event.html


震災後、日本財団の東日本大震災津波支援に関わる助成金事業を受け、全難聴は被災難聴者が支援を受けやすくすることを目的とした装用品を作成、配布しました。
それが耳マーク付きの腕章、及びベストです。

当初の目的としては、避難所で音声情報による支援が受けられないという事態を防ぐために、作成した腕章を避難所で配布することでした。
しかし、それまで被災した難聴者がすでに数ヶ月間避難所ですごしていた場合、それらの方々に改めて腕章を配布することについて考えることになりました。
全国40箇所近い情報提供施設にも配布し、多くの方々の意見を集めて気がついたのは、きこえについて告知するシンボルは緊急時のみの活用ではいけないということです。

まずこの腕章が、難聴者の常備品になるべきものだということ。
またこの腕章は「きこえが不自由である」ことを的確に周囲に認知されるように、普段から日常的に使う機会を設けるべきであるということです。
新たに作成した腕章は、「耳が不自由です。筆談してください」及び、「聴こえのサポーター」という2枚の用紙を差し替えることができるものになっています。
病院や会合に通訳者や要約筆記者の同行を求める時がありますが、その際彼らに「聴こえのサポーター」用紙が入った腕章をしてもらうことで、多くの人に耳マークのついた黄色い腕章がきこえに関するものであるという印象を広めていくことができます。
そしていざ災害が起きた時には「耳が不自由です」という用紙を装着した腕章により、難聴者自身が支援の必要であることを周囲に示します。

3月3日、東京で開かれた「耳の日文化祭」で東京都中途失聴・難聴者協会のご協力のもと、腕章を配布しました。
その際、朝一番で腕章に興味をもたれて、その後仲間を大挙連れて腕章を受け取りに来られたのは、「ろう者」の方々でした。
先の震災時、避難所では食料などの支援が音声により通知されることがありました。
音声情報を受けづらい聴覚障害をもつ被災者は、食事などの支援を得るチャンスを逃したり、遅くなったりしたなどの深刻な事例をろうの皆さんは自分のこととして捉えているようでした。
持参した500セット近い腕章は、すべて二日目の昼前までに参加者に配布することができました。

同じく、3月半ばの中難協の集いでは、ある程度告知が進んでいたためか、半日で300セットの配布を行いました。
予想される震災に対し、今後も全難聴はこれらの装用品を、グッズとしてだけではなく、災害対策常備品として公費による配布が実現されるように、活動を続けていきます。
(全難聴サイトより)

最新情報

エリア別救援サイト(http://savejapan.simone-inc.com/index.html)で情報収集。そして Twitterで、#OperationTomodachiをみる。