東北地方太平洋沖地震全難聴対策本部

阪神大震災を超える超大型地震の難聴者等支援情報提供

【福島難聴】東日本大震災の被災状況

2012-04-22 14:30:59 | 支援活動報告
福島難聴総会資料より。
東日本大震災の被災状況。

会員状況 4月1日現在、60名(準会員含む)

東日本大震災被災状況一覧(23年7月現在)
全壊   3名
半壊   6名
一部損壊 12名

とのこと。
家屋の損壊がない方も、断水や食料不足、避難、ガソリン不足、などなど、ほとんどの方がなんらかの被災があったようです。
特になし、という回答は3,4人。

【行事】平成24年度福島難聴協会総会

2012-04-22 14:03:25 | 支援活動報告
以下の通り福島難聴の総会が開催されました。
オガワの会社からのマスク提供も兼ねて、全難聴の支援活動の報告等をしてきました。

福島県中途失聴・難聴者協会総会
日時 24年4月22日(日)
場所 郡山市身体障害者福祉センター
約30名が参加して開催。


使い捨てマスク2000枚を福島難聴の皆様に提供。写真左が福島難聴村松会長。右はオガワ。
その他に会場を管轄している郡山市にも1万2,000枚を提供。センター利用の障害者団体の支援に使用したい、と喜ばれました。まだまだ放射性物質の懸念が消えない福島。マスクは必需品だそうです。

写真右、郡山市保健福祉部障がい福祉課課長補佐、熊田様です。マスクをセンター利用の障害者団体に配布いただけるということでした!


村松会長/総会開催ご協力ありがとうございます。この会場も昨年震災で避難所になりました。4月末まで。そのためいつものように郡山市で総会開催できませんでした。皆様もまだ落ち着かないと思います。これからもがんばらず希望を持ちましょう。昨年に続き今回もマスクをたくさん提供いただきました。

県内の聴覚障害者は、人口の5%はいます。
福島県外に避難した人もいて、人口が減りました。聴覚障害は外見上はわからないので、聴覚障害を隠している人が多い。聞こえないことは恥ずかしいことではない、堂々としてください。身近な方に協会の存在を教えてください。
聞こえる人は聞こえないことがわからないです。聞こえなくても困らない社会のために、今後も皆さんのご協力ご支援をお願いします。
皆さんのご支援、運動がないと、テレビに字幕をつけたり等の社会環境の整備が実現しません。
最後に国際会議参加呼びかけとカンパのお願いです。
当初義援金の中から国際会議参加のための予算を立てていましたが、この予算がなくなったので、予算500万円が被災地の皆様へ分配されることになりました。
昨年10月の全難聴青森大会では、交通費助成があり、今までになくたくさんの会員が参加できました。
家屋、家財の損害には多くの金額が保障されました。協会や正会員への支援が増えたのは、当初国際会議の予算に予定されていたものが回されたためです。これからも皆様の善意を、カンパとしてご協力お願い申し上げます。

(事業報告より)
倉島事務局長/昨年は震災関係の行事がいろいろありました。
全難聴福祉大会inあおもりが10月に開催。
福島からは会員11名、要約筆記4人、計15名が参加。全難聴から義援金による参加支援があったため、いつになく大勢の参加が得られました。


昭和61年の協会創立当時からずっと事務局長を担当されていた倉島邦男さんが、今回事務局長を降りることになりました。26年間大変お疲れ様でした!

全難聴の支援活動の様子、写真で見ていただきました。
福島支援活動の様子もあり、皆さん話に花を咲かせています。


その後、お茶やゲームも交えてリラックスしながらの交流会。
最後に全員で「ふるさと」を合唱。
名残おしみながら終了しました。

【東京都】首都直下地震等による東京の被害想定(平成24年4月18日公表)

2012-04-19 07:42:13 | 省庁企業・通達
首都直下地震等による東京の被害想定(平成24年4月18日公表)
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/tmg/assumption_h24.html
都は、東日本大震災を踏まえ、平成18年5月に公表した「首都直下地震による東京の被害想定」を全面的にし「首都直下地震等による東京の被害想定」報告書をまとめました。

※各地震の震度分布をはじめとする想定結果は、一定の条件を設定したシミュレーションの結果であり、条件の設定内容を変更することで結果が大きく異なるものであることに留意が必要です。
(サイトから引用)
--
マグニチュード7.3で都内の死者9,600人、23区の7割で震度6強以上、等が想定されています。
ニュースでも大きく取り上げられています。(小川)

【災害】沿岸部 身障者の4%、震災死(宮城県)

2012-04-18 12:34:49 | 難聴者被災情報
沿岸部 身障者の4%、震災死(宮城県)
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001204170001
東日本大震災で被災した県内の沿岸自治体で、身体障害者手帳を持つ住民の4%が死亡していたことが分かった。住民全体の亡くなった割合の1・4%より3倍ほど高い。身体障害者にとっては、避難がより難しかったためとみられる。
県が身体、知的、精神の各障害者手帳を持つ住民のうち、震災で死亡した人数(2月末現在)を全市町村に問い合わせた。沿岸15市町では、障害者の死者数を把握していない仙台市と亘理町を除く13市町から回答があった。
震災から間もない昨年3月末時点で、13市町の身体障害者手帳保持者数は2万3054人。この4%が震災で亡くなっていたことになる。同様に知的障害者の死者数の割合は1・4%。精神障害者の場合は2・8%で、身体障害者が亡くなった割合の高さが目立つ。
これに対し、昨年2月末の13市町の住民基本台帳に基づく人口と県が今月6日時点でまとめた震災の全死者数を比べると、死者の割合は1・4%だった。
■日本身体障害者団体連合会の森祐司常務理事の話■
 行政は、障害の種類や程度に応じたきめ細かい避難支援計画を作り、必要な情報を支援団体や地域に提供してほしい。障害者や支援団体も加わる地域の防災訓練を重ね、どこにどのような助けを必要とする障害者がいるのか、情報を共有する必要がある。こうした情報は、避難後の支援にもつなげられる。
(サイトから引用)
--
福島でも倍以上、と言われていましたが、やっとデータで実態が明らかになってきました。
障害種別もわかるでしょうか?知りたいものです。
写真は昨年4月2日、南三陸町で撮影。(オガワ)

【スマトラ北部西方沖地震】“横ずれ”で大きな津波起きずか

2012-04-12 12:12:26 | 災害情報
“横ずれ”で大きな津波起きずか(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120412/k10014386991000.html
日本時間の11日夕方、インドネシアのスマトラ島の西のインド洋で巨大地震が発生し、沿岸では最大で高さ1メートル余りの津波を観測しました。
今回の地震について、東京大学地震研究所の加藤照之教授は、「スマトラ島沖の一連の地震活動の中でも、最大級の地震が起きたとみられる。ただ、今回は岩盤が横の方向にずれ動く『横ずれ』と呼ばれるタイプの地震で、海底の地殻変動が大きくなかったために、それほど大きな津波が起きなかった可能性がある」と述べました。
そのうえで、加藤教授は、「マグニチュード9クラスの巨大地震が起きると、その影響が非常に広い範囲で長い間続くということを示している。巨大地震が起きた日本でも大きな地震が起きる可能性を考えて、引き続き、地震活動に注意していく必要がある」と話しています。
(サイトから引用)
--
日本では1年経過してだんだん沈静化してきたように見えますが、ホントに油断がならないですね。しばらくは服を着たまま寝ることになりそうだな。

【地震情報】スマトラ島沖でマグニチュード8.7の巨大地震 津波を観測

2012-04-12 07:35:16 | 災害情報
スマトラ島沖でマグニチュード8.7の巨大地震 津波を観測(4月11日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120411/k10014383381000.html
気象庁によりますと、日本時間の11日午後5時39分ごろ、インドネシアのスマトラ島北部の西方沖のインド洋で、マグニチュード8.7の巨大地震が発生しました。
この地震による日本への津波の影響はありません。
気象庁は、インド洋の広い範囲に津波が押し寄せるおそれがあるとして、午後6時前、沿岸の各国に「インド洋津波監視情報」を出しました。日本時間の午後7時すぎに、スマトラ島北部のムラボの観測点で高さ1メートル10センチの津波を観測したほか、同じくスマトラ島北部のサバンの観測点では40センチの津波を観測しました。
震源地付近ではおよそ2時間後の日本時間の午後7時43分ごろにも、マグニチュード8.2の大きな地震が発生するなど、その後も地震が相次いでいて、気象庁は、今回の巨大地震の余震とみています。
アメリカの太平洋津波警報センターは、大きな津波のおそれはなくなったとして、インド洋沿岸の国々に出していた津波への警戒の呼びかけをすべて解除しました。
スマトラ島の西の沖合では、8年前の2004年12月にマグニチュード9.1の巨大地震が発生し、インド洋沿岸の広い範囲に大津波が押し寄せ、死者と行方不明者が28万人を超える甚大な被害が出ました。
2005年3月にはマグニチュード8.4、2007年9月にはマグニチュード8.5と8.1、さらに2009年9月にもマグニチュード7.5などと、規模の大きな地震がたびたび発生しています。
(サイトから引用)
--
たまたまでしょうが、11日の発生です。
マグニチュード8クラスでも脅威ですが、それが2年に1回のペースで起きるとなると、現地の方の不安、いかばかりかと案じられます。津波より恐いのはそちらなのかもしれません。(小川)

【防災】3時間内に安否確認半数だけ 震災直後それでも携帯通話86%

2012-04-12 07:21:07 | 難聴者支援情報
3時間内に安否確認半数だけ 震災直後それでも携帯通話86%
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012041102000232.html
昨年の東日本大震災発生後、首都圏に住む家族や職場に安否確認をした人は81%に上り、三時間以内に連絡がついた人は半数程度にとどまっていたことが、警視庁の警備心理学研究会のアンケートで分かった。安否確認の方法は携帯電話を使った通話が86%(複数回答)と圧倒的に多く、災害時につながりにくくなる携帯電話に頼る傾向が浮き彫りになった。

安否確認の方法では、携帯電話の通話に次いで、携帯やパソコンのメールが47%、自宅の電話が33%、公衆電話が9%だった。携帯で利用できる災害用伝言板は5%、災害用伝言ダイヤル(171)は2・5%にとどまった。ツイッターを活用した人は3%だった。
(サイトから引用)
--
こうした災害の実態を想定した上での連絡手段確保が望まれますね。
わが家の場合は伝言板でしょう。
ただ伝言板の場合、相手の携帯電話番号を知らないと、確認できないのです。
ふだんメールばかりしている聴覚障害者、相手の電話番号は知らないことが多いので、ちょっと意外な落とし穴かもしれません。今後は相手の携帯端末の電話番号も教えてもらいましょう。直接メールもできますし。(小川)

【施設】みやぎ被災聴覚障害者情報支援センター(みみサポみやぎ)訪問

2012-04-08 19:23:29 | 支援活動報告
みやぎ被災聴覚障害者情報支援センター(みみサポみやぎ)訪問
http://www.mimisuppo-miyagi.org/
3月31日、全難聴の東日本大震災対策本部高岡本部長と小川とで、みやぎ被災聴覚障害者情報支援センターへ訪問しました。
ここは昨年末に設立された、東日本大震災被災の聴覚障害者の生活再建に向けた支援や相談活動、情報発信を行う拠点です。将来聴覚障害者情報提供施設化も視野に入れて活動が展開されています。
センターへのルートと様子を写真撮影してみました。地図上の番号が写真の位置です。※クリックすると大きくなります。


①最寄り駅は宮城野原駅。仙石線で仙台駅から二つめ。プロ野球楽天イーグルスの拠点、クリネックススタジアム宮城の最寄り駅でもあります。駅出口がこんなイカしたデザインでした。


②出口からすぐに広々とした公園に入ります。陸上競技場が見えます。こちらの方向にスタジアムもあるのですが、引力に逆らってミミサポへ。


③途中左手には仙台医療センターがあります。宮城県の医療拠点のひとつ、震災時にもフル活動していたそうです。


④病院からさらに歩くと、交差点の手前にクリネックススタジアム宮城へ折れる案内表示があります。ここはまっすぐ行きます。


⑤道路の右側から、東北本線でしょうか、貨物列車の走る橋の下をくぐっていきます。


⑥貨物列車の走る線路をくぐると前方に信号のある交差点が見えます。手前の道でも交差点でも、右折すればセンターに行けます。


⑦みみサポセンターの入っているビル外観。1Fの田島内科医院が目印です。


⑧ビル入り口です。案内看板の上から3つ目に、「みやぎ被災聴覚障害者情報支援センター」の文字が入っています。


⑨みみサポの部屋入り口の看板。ろう協の矢口さんの手作りだそうです。


⑩センターの室内ほぼ全景。必要最小限の設備です。コピー機の他、壁には県内の被災状況マップもありました。


⑪センターの会議スペースです。4人入ればいっぱいです。


⑫右から職員の宮東(くとう)さん、江連さん、庄子さん。みみサポで実施しているアンケート調査票の整理作業をしていました。(※当初義援金書類と書いてあったのは小川の間違いです。4/15修正)


⑬みみサポみやぎのチラシ。イラストの似顔絵は、左からPC要約筆記の福元さん、手話通訳の庄子さん、手話通訳横沢さん、難聴者の江連さんがそれぞれモデルだそうです。



宮城県にはまだ聴覚障害者情報提供施設がありません。
支援活動が落ち着いた後は、この施設が情報提供施設に変わり、いつ災害が起きても聴覚障害者向けの対応を、スキルのある職員が迅速確実に担っていけるようになることが期待されています。

【宮城支援行動】みやぎ・せんだい中途失聴難聴者協会の松本理事長と面談

2012-04-08 19:18:52 | 支援活動報告
3月31日、全難聴の支援活動相談のため、全難聴の震災対策本部高岡本部長と小川とで、みやぎ・せんだい中途失聴難聴者協会の松本理事長と面談し、説明方法を相談してきました。
みやぎ被災聴覚障害者情報支援センターの業務は、救援宮城本部が事業受託し運営しています。松本さんは救援宮城本部の副本部長で、ほぼ毎週のようにセンターへ来て、業務について打合せなどしているとのこと。
この日も午前中、救援宮城本部のHさんと打合せを行っていました。
その他に難聴者協会の仕事も抱えています。「多くの会員は大なり小なり被災していて、地震で家の中が無事だった人なんていない!みんな生活再建に必死だ」と、疲れのにじむ表情で語っていたのが印象的でした。家屋が一部壊れただけでも、100万円単位のお金が必要になります。
震災から1年たっても、被災地の皆さんの生活に大きな影を落としていることが伺えます。そういう中でも、松本さんやセンターの皆さんが、笑いあいながら仕事を進めていることに、強い感銘を受けたオガワでした。

最新情報

エリア別救援サイト(http://savejapan.simone-inc.com/index.html)で情報収集。そして Twitterで、#OperationTomodachiをみる。