石巻市に日本財団理事長と共に訪問
http://plusvoice.jp/nf-support/information/20111202ishinomaki/
12月2日(金)日本財団の尾形理事長と石井部長が石巻市を訪問し、亀山市長、吉田福祉部次長兼社会福祉事務所長、久保障害福祉課長にお会いしました。
日本財団は東日本大震災の被害の大きかった石巻市において救援・復興のため多くの支援を行っているため、これまでも石巻市とは密接に連携を取りながら事業を進めている。
また、聴覚障害者支援は日本財団の重点テーマのひとつでもあることから、理事長自らが市長に協力を要請しました。
本事業の説明と共に、遠隔手話通訳と遠隔文字通訳のデモンストレーションを行い、
(1)市役所と支所への機器設置
(2)石巻市の聴覚障害者約450人への遠隔情報・コミュニケーション支援事業の周知
(3)日常生活用具としての認定
の三点を要請しました。
聴覚障害者のニーズに合わせて使っていただけるように、支援端末としてWi-FiルーターとiPadを1台ずつを貸与しました。
今後、追加の機器設置と聴覚障害市民への周知の方法を話し合っていく予定です。
宮城県での支援端末設置は初めてとなります。
(サイトから引用)
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当事者のニーズ、利用状況を見ながら検討されていくことになるのでしょう。
積極的な活用が望まれます。
活用を支援する人的システムもほしいところです!
石巻市には設置通訳もいますから、キーパーソンになりそうですね。写真は石巻市障害福祉課窓口。残念ながら訪問時、担当のSさん不在でした。
情報通信白書
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/h23.html
総務省から8月に情報通信白書が出ています。
特に「第1部 東日本大震災における情報通信の状況」では、23年5月までの状況をもとに、情報通信の状況を見ているのが参考になります。
以下、聴覚障害者と通信の関係で参考になりそうな部分を抜粋。
第1部 東日本大震災における情報通信の状況
■ICTインフラに対する甚大な被害
1)通信
・固定電話 最大約100万回線(NTT東日本)が不通 ※東北地方の回線契約数は約270万契約
・携帯電話・PHS 最大約29,000基地局(5社)が停波 ※東北・関東地方の基地局数は約137,500局
震災直後、輻そうが発生し、各社、通信規制を実施
2)放送
東北、関東地方で最大時120か所のテレビジョン中継局が停波
3)郵政
3県で最大583局が閉鎖 ※3県の郵便局数は1,103局
■ICTメディアの果たした役割
1)情報の流通手段が多様化
例・放送事業者のインターネット同時配信
・公共機関のソーシャルメディアによる情報発信
2)震災直後から情報が発信される
例 ・ソーシャルメディアを通じたリアルタイム情報発信
3)国民が情報発信主体となる
例 ・臨時災害放送局 ・各種連携による被災地支援プロジェクト
4)情報が抽出、整理され配信される
例 ・「まとめサイト」の登場 ・情報弱者向けの震災情報等の発信
■課題例
1)災害に強いICTインフラ
ICTを活用した様々な取組も、その多くが、ICTインフラ(及び電力)が使用できる環境がなければ、ポテンシャルを十分に発揮することは不可能。
2)デジタル・アナログの情報変換
安否情報など紙ベースのアナログ情報がデジタル情報に変換され共有された。しかし、デジタル情報をアナログに変換し、インターネットが利用できない人に対しても伝えるような取組は、十分ではなかった。
3)震災に関連したチェーンメールや悪質なメール等
東日本大震災に関連して、チェーンメールやミニブログ等で誤った情報が流された。
4)情報発信活動の周知
新たに様々な情報発信活動が立ち上がったが、それらが広く周知され、十分に有効利用されたとは言い難い面。
■被害状況の推移(地理的分布)
ドコモ、auの不通状況地図です。
画像はauのもの。左から震災後(3/14)、震災1ヵ月後、震災1.5ヵ月後で掲載されています。グレーが不通地域。
■福島民報による Twitter
福島民報は、震災の2日後にTwitterのアカウントを開設し、給水所や避難所、学校の休校情報など、生活情報を配信した。開設からわずか2日で6,600のフォロワーを集めており、地元住民にとって貴重な情報源となった。
■今回の震災では、テレビ電話や動画配信サイト等インターネットを活用して、震災報道が手話通訳された。またSNS内に情報弱者向けの被災者支援コミュニティが立ち上がった。
●遠隔手話サービス
特定非営利活動法人シュアールは、3月11日より被災地で手話通訳が必要な人に対し、Skype、MSN Messenger等のビデオチャット機能を活用して遠隔手話を提供するサービスを開始した。被災地にいる聴覚障がい者や、聴覚障がい者とコミュニケーションが必要な聴者が、スマートフォン、パソコン等を使って待機している手話通訳者にコンタクトをし、それに遠隔で対応する、というサービスであった。
また、3月23日には、ボランティアサークル「ニコ生企画放送局」が、ろう者・聴覚障がい者に向け、首相官邸会見の一部、東京電力や原子力安全・保安院の会見などをリアルタイムで手話通訳し、動画配信サイトで生中継をした。
(サイトから引用 小川)
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情報通信は聴覚障害者にとって命綱。被災時にはなおさらです。
白書でのまとめ、不十分ながらも10年前と比べ大きく改善されてきていると感じます。
しかしこれらのインフラの多くは、停電したら役に立ちません。最後に頼れるのはやはり人の力です。
北伊豆断層の地震頻度70倍 震災後、活発化か
http://www.at-s.com/news/detail/100078600.html
マグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災の影響により、周辺での地震の発生率が震災前と比べて10倍以上に上昇した活断層が、静岡・神奈川県の北伊豆断層帯など全国で11カ所あることが24日、東京大学地震研究所の研究チームの調査で分かった。
特に断層帯の動きが活発化した可能性が高く発生率が上がったのは東北から中部にかけてで、北伊豆断層帯、長野県の境峠・神谷断層帯主部や岐阜県の猪之鼻断層帯など6カ所。北伊豆断層帯は最も高い約70倍となった。
調査をまとめた東大地震研の石辺岳男特任研究員は、東日本大震災のようなプレート間での巨大地震の前後で、大地震が集中する傾向にあると指摘。「大地震に直結するわけではないが、活動が活発化しており、継続して監視するべきだ」と話している。
(サイトから引用)
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地震の発生頻度よりも、被害に直結するマグニチュードや震度が心配ですが、同様に従来の10倍以上の頻度で来ていると考えればいいでしょうか。これからは落ち着く方向だろうとは思いますが、心配ですね。
千葉東方沖 念のため地震に注意を
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111031/t10013637011000.html
千葉県東方沖では、今月、小規模な地震が相次ぎ、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く現象が観測されています。こうした活動は数年ごとに繰り返され、やや規模の大きな地震が起きることもあるため、気象庁は、念のため揺れに注意するよう呼びかけています。
(サイトから引用 小川)
本日10/8から10/10まで全難聴大会が青森市で開催されます。
写真は東京駅を出て会場に向かう高岡理事長。
参加が予想以上に多く、実行委員会はホテルなどの調整が大変だったそうです。
被災地の仲間も助け合って参加してくれます。国連障害者権利条約制定に尽力された長瀬修さんや、アメリカからコクレア社副社長で難聴者人権活動家のドナ・ソーキンさんも来てくれます。
皆さんにとって実り多い大会になることを願っています。
小川
対策本部小川です。
知人の範囲で情報共有にメールしたものを、参考に掲載します。
気象庁発表によると
台風15号、静岡に上陸した模様です。
<鉄道情報>
台風15号の影響で、都心の東海道線、総武線、小田急線、京王線などで運休が続出しているようです。
帰りの足にご注意ください。
アクセスが集中しているようで、ネットが全体に重くなっています。
帰宅困難者で携帯もつながりにくくなる恐れがあります。
これから帰宅される方は、携帯の電源、飲み水、トイレなどにご留意ください。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/infotraffic/index.html#anchor01
で見た、関東地方の電車の状況(16時30分現在)
<JR系>
中央線快速 立川~高尾駅間上下線運転見合わせ
東海道線 上下線運転見合わせ
常磐線 上野~水戸駅間上下線一部遅れと運休
武蔵野線 上下線運転見合わせ
京浜東北線 上下線蒲田~大船駅間 運転見合わせ
総武線 上下線運転見合わせ
総武本線 佐倉~銚子駅間上下線16時00分頃から運転見合わせ
千葉~佐倉駅間上下線運転本数大幅減
八高線 高麗川~八王子駅間上下線運転見合わせ
伊東線・烏山線 運転見合わせ
京葉線上下線で運転見合わせ。
武蔵野線⇔京葉線、中央線快速⇔青梅線、川越線⇔八高線は直通運転中止。
湘南新宿ライン一部運休。
東海道新幹線上下線運転見合わせ(停電+強風)
東北新幹線 一部運休
秋田新幹線 一部運休、盛岡~秋田駅間終日運転見合わせ
山形新幹線 終日運転見合わせ
水戸線、水郡線、久留里線、内房線、鹿島線、外房線、成田線の上下一部運休、見合わせ
<都営・私鉄系>
京王線 運転見合わせ
小田急線 運転見合わせ
東西線 中野駅で折り返し運行
京浜急行線 三浦海岸~三崎駅間上下線運転見合わせ
都営浅草線・新宿線 一部遅延・運休
その他も大幅な遅延、乱れが起きています。ご注意ください。
無理に帰ろうとせず、帰りの足があることを見極めてから帰宅するか、思い切って泊まるかの判断も重要ですね。
■台風の状況把握に役立ちそうなサイト
気象庁レーダーナウキャスト
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
降雨状況、時間的変化、雨雲の動き3時間前から1時間後までの予測が出ます。
クリックした地域の画像が拡大されます。
台風の状況把握に役立ちそう。
台風情報WN(ウェザーニュース)
http://weathernews.jp/typhoon/
■その他
衛星画像WN
http://weathernews.jp/satellite/
アメダス画像WN
http://weathernews.jp/observation/
お天気カメラ(実況)WN
http://weathernews.jp/livecam/
防災大辞典! 台風について
http://bousaiweb.com/998_1.html
※以上の情報、各自の責任でご判断、ご活用いただけますようお願いいたします。
VZQ03313@nifty.ne.jp
台風15号画像(気象庁レーダーナウキャスト)。東京直撃。
11日夜、急遽福島市に行き、標記相談してきました。
村松会長から、「もう連絡がないと思って、一杯飲んでたよー」と歓迎されました!?
駅ビルのレストランでご相談。
10/8からの全難聴青森大会へ、福島からの参加申し込み拡大のため、相談しました。
対象を会員に限定せず、非会員や要約筆記者にも対象を広げ、福島難聴の会員増大につなげたいところです。
村松会長が「福島の大会のときも青森から大勢来てくれたので、行かなければ!」と言ってくれました。
ただ全体に会員が高齢化し、なかなか参加できない上に、被災の影響もあります。
浜通りの会員の多くは行きたくても交通の不便や生活があり、参加困難らしいです。
福島で被災し半壊したアパートを追い出された方は、転居先を探しても断られ続けたあげく、やっと最近家が見つかったそうです。支援があっても参加できる状況ではないようです。
9/4に福島難聴で、被災後初めての理事会があり、席上はじめてわかった被害報告もありました。
無事と思った人も、被災していたことが新たにわかったそうです。
福島では、家を流失2、全壊1の3人。半壊が4人。
ですが部分損壊が多く、「福島の会員はほとんどの人が被災証明書を持っている」(村松会長)とのことです。
福島の場合、宮城や岩手と異なり、原発被害の影響も大きいです。
事故で避難している家族と二重生活の人もおり、経済的な負担が大きいです。
加えて地元の食べ物の不安、精神的な負担に対しても支援必要かもしれません。
放射能の懸念から、精神的なショックを受けている人も多いそうです。
うつ状態の人もいます。福島市でも、1,2キロ先の渡利、小倉寺は放射能が高い、
ホットスポットです。
村松さんたちも、放射能のことが頭から消えない、と。
逆に、そういう状況だからこそ、
数日福島を離れるだけでも気が休まる、と言われました。
全国大会参加支援の意義、大ありのようです。
(オガワ)東日本大震災 全難聴対策本部支援ニュース
http://www.zennancho.or.jp/info/support_news.html
全難聴では加盟団体等に支援活動状況をお伝えするため、以下の通り、支援ニュースを毎月発行しています。A4判両面カラーのPDFデータです。
全難聴のサイトに置きますので、ご自由にご覧下さい。
全難聴対策本部ニュース 第1号 2011年05月11日 発行
全難聴対策本部ニュース 第2号 2011年06月28日 発行
全難聴対策本部ニュース 第3号 2011年07月28日 発行
全難聴対策本部ニュース 第4号 2011年08月30日 発行
※支援目的外の流用を禁じます。
(小川)
【被災者支援】聴覚サポート「なかま」
http://road.nippon-foundation.or.jp/files/nakama.pdf
今回の大震災で..
精神的にショックを受けている
仕事をなくしてしまった
生活が苦しくなった
でも、大震災前の普通の生活に戻りたい!
このような聴覚障害者の自立努力を、聴覚障害の特性を熟知し、手話やその聴覚障害者に合ったコミュニケーション手段が使える社会福祉士・精神保健福祉士が、側面からサポートいたします。
住宅・車の相談
心の相談
就労相談
医療の相談
介護相談
福祉の相談等
派遣依頼・お問合せは
聴覚サポート「なかま」 現地コーディネーター 小海
(東日本大震災聴覚障害者救援宮城本部内)
(サイトから引用)
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日本財団のサイトに、日本聴覚障害者ソーシャルワーカー協会の活動が紹介されていました。全難聴もここを通して現地支援につなげることになっています。
ROADプロジェクト活動報告219
http://road.nippon-foundation.or.jp/2011/08/road119-f680.html
(小川)