ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

10月の読書メーター

2020-11-01 06:42:01 | 読書メーター
10月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1991
ナイス数:382

蕎麦ときしめん (講談社文庫)蕎麦ときしめん (講談社文庫)感想
パスティーシュ(模倣作品)という言葉を知らずに書いたというパスティーシュ作品。表題作は名古屋を題材にした論文だし、社史に序文、さるかに合戦やら麻雀(これは何の模倣か知らんけど阿佐田哲也の模倣か?)、そして最後は表題作の後日譚のような。とにかく名古屋弁を喋る友人のいる人は楽しめそう、でも名古屋人には・・・シャレのわからん人は読まんほうがええんかなぁ(笑) 僕はそこそこ楽しめたけど、関西人としては「うどんときしめん」のほうがもっと楽しめたかも(^^)
読了日:10月06日 著者:清水 義範
猛スピードで母は (文春文庫)猛スピードで母は (文春文庫)感想
再読。 先日お亡くなりになった竹内結子さんが「サイドカーに犬」に出演していたらしいので洋子さんを竹内結子さんをイメージして読んでみた・・・本当にサバサバしてかっこいい女性、でも内に何か悲しさを秘めてるような。 再読してもやはり最後の一行・・・別のなにかが「そろそろなんじゃないか」という気がする・・・でモヤモヤ(-_-;) それと百恵ちゃんの家や歌、RCのキヨシローの唄が出てきてたことは全く覚えてなかった・・・いいことばかりは、ありゃしねぇ (^o^) (表題作の感想は略^^;)
読了日:10月10日 著者:長嶋 有
酔郷譚酔郷譚感想
倉橋由美子さんの短編ということだけで図書館で借りて読みだしてみたら、どこの世界(この世?あの世?)かわからないし唐突に話が始まり主人公の慧もバーテンダーの九鬼さん、真希さん、お祖父さんに桂子さん、いったい何者? Wikiで見たら「よもつひらさか往還」の続編って書かれてた・・・やっぱり~(^^;) どこかわからない不思議な世界に、ちょっとエロい(艶っぽい?)のもあって、読み進めると面白くなってきた。「よもつひらさか往還」も探してみるか。
読了日:10月11日 著者:倉橋 由美子
すべての神様の十月 (PHP文芸文庫)すべての神様の十月 (PHP文芸文庫)感想
読むなら十月かと思い文庫本で再読。最初の「幸せな死神」を通勤電車で読んでて、涙こぼれそうになるわ、マスクの中は鼻水でグジュグジュだわ、あぁ大変でした(^^;) その後は落ち着き(^^)粛々と読み進め、文庫本で追加された「御蒔け・迷う山の神」へ。モヤモヤしてた死神さんの名前もわかったしスッキリ。いろんな神様がまわりにいて、でもまた多くの神様が役目を終えて眠りについてる。なんかいい世界観やなぁ。
読了日:10月14日 著者:小路 幸也
暗闇にレンズ (単行本)暗闇にレンズ (単行本)感想
Side Aで現在の女子高生のはなし、Side Bで横浜の一家の明治時代からの話。現在ではスマホのカメラや動画投稿、過去ではフィルムに記録する映画など。最初、全く交わらないように思ってたけど徐々に両Sideが近づいて、そして最後は交わる、というか繋がる。映像兵器ってあったのだろうか?今も映像が武器にもなりえるんだろうか?作者のいいたいことは、最後の数頁に凝縮されてた。 高山さん、もうちょっとシュールでニヤニヤできるのもまたかいてほしいなぁ。
読了日:10月22日 著者:高山 羽根子
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)感想
今回の古書は横溝正史。今回は大輔がつけている「ビブリア古書堂の事件手帖」(←このシリーズの書名やん)を扉子が読むという形でスタート。 栞子と大輔が完全に謎を解けなかった「雪割草」、扉子が主役の「獄門島」、そして9年後の再び「雪割草」。 最後には突然というか、やっぱりというかラスボス登場・・・プロローグをしっかり覚えてれば突然じゃなかったんやけど、忘れてました(-_-;) このシリーズ、まだまだ続くそうで楽しみです。
読了日:10月25日 著者:三上 延
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。感想
今回の主役は一貫して赤ずきん。探偵のようにシンデレラなどが起こした殺人事件を暴くだけと思ったら、最後は中毒性のある夢を見られるマッチで巨額の富を得たマッチ売りの少女と対決。 よく考えつくなぁと感心しながら面白く読ませてもらいました。
読了日:10月28日 著者:青柳 碧人
よもつひらさか往還よもつひらさか往還感想
先に本書の続編の『酔郷譚』をよんでいたので主人公の慧、バーテンダーの九鬼さん、祖父の入江さんや桂子さんのことが具体的にわかるかと思ったらけどやはり謎のままでした。よもつひらさかとは現世とあの世との境にあるとされる坂。すべての話が不思議な世界。少しエロチックでもあり怖さはほとんどなし。この世界観、病みつきになりそうです。
読了日:10月30日 著者:倉橋 由美子

読書メーター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする