ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

6月の読書メーター

2024-07-01 07:02:55 | 読書メーター
6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:984
ナイス数:222

沖で待つ (文春文庫 い 62-2)沖で待つ (文春文庫 い 62-2)感想
再読したくなって図書館で借りた。再読したくなったけど、全く内容を(あらすじも登場人物も)覚えてない奇跡(笑)「勤労感謝の日」「沖で待つ」「みなみのしまのぶんたろう」の3編。どれも好きや〜。解説に書かれてるけど、表題作は女性総合職とか出始めの時代のある意味青春小説。 そのうち内容を忘れるだろうから、また再読する候補にしておこう(^^;)
読了日:06月03日 著者:絲山 秋子
不愉快な本の続編不愉快な本の続編感想
題名は主人公自身のこと。呉で生まれ東京でヒモ生活して新潟で結婚&離婚、富山に逃げて、そして呉に戻る(ここも逃げ)。最後は僕の理解を超えた終わり方。主人公はどうなった?生きてんのか死んでんのか。なんかモヤモヤしたけど、スピード感のある話でした。
読了日:06月06日 著者:絲山 秋子
忘れられたワルツ忘れられたワルツ感想
表題作を含む7編。どれも独特の世界観。一番好きなのは「NR」。直帰することをNR(ノーリターン)と書いたために(?)会社に戻らないというか、元の世界に戻れなくなる。これは少し映像で見たいかも。ここんとこ絲山秋子さんばっかり読んでるけど、やめられません(^^)
読了日:06月11日 著者:絲山 秋子
その扉をたたく音 (集英社文庫)その扉をたたく音 (集英社文庫)感想
29歳無職 親の仕送りで生活してる主人公の宮路。老人ホームでギター演奏してて(全くうけない)職員の吹くサックスに感動して物語は始まる。でも、こんな「ぼんくら」が老人ホームに行くか〜!? しかもそこそこ素直で純粋な奴やし…こんな奴おるんか〜!?と違和感だらけやったけど、瀬尾さんの紡ぐ物語、やっぱりというか、老人ホームの水木のばあちゃんの手紙に泣きそうになりました(うるうる)
読了日:06月13日 著者:瀬尾 まいこ
不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語 (宝島社文庫)不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語 (宝島社文庫)感想
題名で1ページ、その物語が1ページ…めっちゃショートショート。全て私(女性だよね)と先輩の物語。どうしても僕は先輩の立場で読んだけど、後輩にも頑張れ!と思ってしまう。シュールだし、クスッと笑えるし、そして切ない。なんぼでも読んでられる。(旧)Twitter連載をまとめたらしいけど、もしTwitterで読んでたら僕自身が抜け出せなくなりそうで怖い😱
読了日:06月25日 著者:斜線堂 有紀

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5月の読書メーター

2024-06-01 07:38:22 | 読書メーター
ゴールデンウィークは時間がありすぎて逆に本が読めなかった(^^;)


5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1272
ナイス数:169

浜の甚兵衛 (講談社文庫)浜の甚兵衛 (講談社文庫)感想
仙河海サーガの中で一番古い時代、明治・大正・昭和のころの菅原甚兵衛を主人公とした話。「鮪立の海」で焼津で船の斡旋をしている甚兵衛が少し出てきたけど、その本人の仙河海時代の話でした。妾の子として生まれ、沖買船からあるきっかけでラッコ・オットセイ猟に変わってから大儲けして・・・でも、仙河海は津波や大火で何度も町が壊滅。元となっている気仙沼もそうだったみたい😢 でもこんな金持ちになってみたいけど僕には無理😅
読了日:05月12日 著者:熊谷 達也
御社のチャラ男 (講談社文庫)御社のチャラ男 (講談社文庫)感想
社内外の人が語る形でチャラ男こと三芳部長のことが表現される。 チャラ男も社長もとんでもない奴と思ってたら、途中でチャラ男本人の弁とかがあり、ちょっと見方が変わる…意外といい奴かも。 でも最後、会社の謝罪会見でチャラ男がキレたりして、話がというか会社が思わぬことに。 登場人物をちゃんと覚えられないまま読んだから、こんがらがったけど、社会の理不尽さに物申すみたいなのも多く面白かった。
読了日:05月21日 著者:絲山 秋子
すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)感想
下宿の管理人とそこの住人たち(義姉も含む)、管理人の弟・母・娘・義父母など・・・下宿人・弟・母の告白で話は進む。 最初は個人的な悩みかな、と思ってたら徐々に不穏な話だったり、毒やら放火やら😮 あとがき後の「表面張力」も人間の本質を突いたような終わり方。
読了日:05月26日 著者:凪良 ゆう
うどん陣営の受難 (100min.NOVELLA)うどん陣営の受難 (100min.NOVELLA)感想
うどん「陣営」とはこういうことだったのか。しかも陣営は冒頭から主戦場から退く状態。 会社の代表を投票で決めるって民主的なようで、この本読んだら「こんな会社嫌や〜」ってなった。 でも凄い頻度で うどん食べてる(笑)…相変わらず津村さんの話はお腹空く
読了日:05月29日 著者:津村 記久子

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4月の読書メーター

2024-05-01 06:42:16 | 読書メーター
絲山秋子さんの本を読むのがまた増えてます。なんか僕に合ってるのか読んでて心地いい。


4月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1445
ナイス数:219

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書 11)世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書 11)感想
小川洋子さんと数学者 藤原正彦さんの対談形式(?)で数学が語られる。「博士の愛した数式」の著者とは言え、こんなに数学に詳しいのにびっくり。素人質問の域を超えてます。でも数学者(に限らないんでしょうが)の頭の中、発想ってどんなことになってるんですかね。
読了日:04月02日 著者:藤原 正彦,小川 洋子
私たちの特別な一日: 冠婚葬祭アンソロジー (創元文芸文庫)私たちの特別な一日: 冠婚葬祭アンソロジー (創元文芸文庫)感想
冠婚葬祭アンソロジー。雪舟えまさんの家(建物)と会話する「家読み」のお話が何となく三崎亜紀さんの世界観に似て僕の好み。そして最後の町田そのこさんの「六年目の弔い」が読んでいてなんか落ち着かないけど面白かった・・・真実はどこ?何?
読了日:04月13日 著者:飛鳥井 千砂,寺地 はるな,雪舟 えま,嶋津 輝,高山 羽根子,町田 そのこ
神と黒蟹県神と黒蟹県感想
不思議な絲山秋子ワールドというか、最初なかなか読むの時間かかってたけど、知らぬ間に糸山さんの物語に吸い込まれていくというか、読むのを止められなくなった。最後は神だの狐だの火星着陸だの、もう何でもあり…でも楽しい。 地図を見る限り黒蟹県は、岡山県に似てるとおもったけどどうなんだろ?
読了日:04月18日 著者:絲山 秋子
こんがり、パン: おいしい文藝 (河出文庫)こんがり、パン: おいしい文藝 (河出文庫)感想
収められてる何作かは読んでるはずなのに全く覚えてなかった。 それにしてもパン縛りのエッセイ。僕は朝食は毎日パンやし、昼食もほとんどパン。美味しいだの楽しいだの幸せだのと言えないのもあったけど、とにかくパンが食べたくなる。 そして、さすが岸本佐知子さん・・・唯一(?)パン自体じゃなく高校に来たパン屋のおじさん(?)の話やった(笑)天邪鬼的なの大好き😀
読了日:04月22日 著者:津村 記久子,穂村 弘
海の仙人・雉始雊 (河出文庫)海の仙人・雉始雊 (河出文庫)感想
「海の仙人」は新潮文庫で既読だったんですが「神と黒蟹県」で半知半能の神が出てきてら「海の仙人」の役立たずの神ファンタジーを思い出して、新しく河出文庫から出た文庫で再読。 初読の時もそうでしたが、途中で涙&鼻水&ショックでしばし読めなくなったけど、再読して良かった。短いけど僕にとってベストいくつか(←ええ加減)に入る小説です。表題ともう一作の「雉始雊」(きじはじめてなく)は最後「え、え、え???」という感じ。どっちの話も最後はすっきりは終わらない・・・けどこういうのもいいか。
読了日:04月26日 著者:絲山 秋子
夢も見ずに眠った。夢も見ずに眠った。感想
妻の実家で同居していた夫婦が、妻の単身赴任などもあり離婚。でもその後もなんだかんだで繋がって、最終章では一緒に出雲方面に旅行・・・て書くと単純なんだけど、双方の視点で書かれ、それ違いやお互いの思いも繊細に描かれてる。最後はうるうるして読みました。 途中(全く違うけど)「逃亡くそたわけ」を思い出したりして、あぁこの物語・文章の雰囲気好きやわ~、って思った
読了日:04月30日 著者:絲山秋子

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3月の読書メーター

2024-04-01 06:30:59 | 読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1505
ナイス数:232

ポルシェより、フェラーリより、ロードバイクが好き 熱狂と悦楽の自転車ライフ (講談社文庫)ポルシェより、フェラーリより、ロードバイクが好き 熱狂と悦楽の自転車ライフ (講談社文庫)感想
図書館のスポーツ分類のコーナーで題名が目について借りてみた。 自動車評論家がなぜか自転車にはまってエッセイを😀 僕は大学でランドナーとスポルティーフ、働き出してから(子供が小6の時)普通のスポーツ車、そして今はクロスバイク・・・ロードバイク(昔はロードレーサー)には乗ったことありません。でも乗って走る楽しみは知ってるので頷くこと多々。 でも僕は上り坂が嫌いなんだけど筆者は坂バカでヒルクライムも大好きみたいで、そのあたりは同調できず。 でもサラっと読むのに良かったです。
読了日:03月04日 著者:下野 康史
夜明けのすべて夜明けのすべて感想
PMS(月経前症候群)の藤沢美紗とパニック障害の山添孝俊、二人を中途で雇った ゆる~い会社 栗田金属。 この二人のなんとも微妙な関係(こんなのある?)。 でも最後には「好き」じゃなく「好きになることができます」って何か新鮮でいいな~(^^) この二人がこの先どうなるのか気になりつつ、いいところで終わってしまって・・・続きあるなら読みたいです。
読了日:03月08日 著者:瀬尾 まいこ
オヨヨ島の冒険 (角川文庫)オヨヨ島の冒険 (角川文庫)感想
(ちょっと遅いけど)大学に入って このオヨヨ・シリーズを読んだので40数年ぶり。 今読んでも面白い。巻頭の「いつまでたっても〈おとな〉になりきれないパパやママに」…その通り😅 小学生くらいから読めると思うけど、さすがに書かれて50年くらい経ってるので、時代設定が古すぎて今の子供たちには少し辛いかも。 このシリーズ、また読んでみるかな?図書館に揃ってるかな?
読了日:03月12日 著者:小林 信彦
ホテル・カイザリンホテル・カイザリン感想
いくつかはアンソロジーなどで読んだ話もあったけど、いつものように話の内容や結末は覚えてないので問題なし😅 ちょっとゾワっとしたのが印象に残りました。冒頭の降霊会やら未事故物件やら。ほんと、いろんな引き出しを持ってる作家さんですね。
読了日:03月15日 著者:近藤 史恵
貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ (徳間文庫)貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ (徳間文庫)感想
今回も貧乏神のおっさんこと葛幸助に謎の多いお福旦那、瓦版屋の生五郎、それに今回はなぞなぞの問多羅江雷蔵(といたらえらいぞう)。これらのメンバーが悪人をこらしめます。そやけど盗んだ反物を売りさばいたり、儲けのためなら嘘でも何でもありの料理屋。ほんま懲らしめてくれて最後はスッキリ。 途中にはさまった丁稚の亀吉の話は最後は苦笑やけど😅
読了日:03月21日 著者:田中啓文
SFはこれを読め! (ちくまプリマー新書 81)SFはこれを読め! (ちくまプリマー新書 81)感想
紹介されてる本がいっぱいで、逆にどれを読もうか困ります😅 読む本に困ったら、また本書を立ち読みして決めるかな😅
読了日:03月27日 著者:谷岡 一郎

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2月の読書メーター

2024-03-01 07:27:40 | 読書メーター
2月に読んだ中では伊与原 新さんの「宙わたる教室」が一番良かったです。


2月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1336
ナイス数:244

十年ゴム消し (河出文庫 い 10-1)十年ゴム消し (河出文庫 い 10-1)感想
2,3度目の再読だと思う。でも、なんか僕が歳をとったのか、読んでてしっくりこない。間違いなく忌野清志郎の書いた文章なのに。この前(と言ってもかなり前)読んだ「使ってはいけない言葉」は好みやったんやけどなぁ。
読了日:02月06日 著者:忌野 清志郎
わたしに会いたいわたしに会いたい感想
いろんな女性への応援歌みたいな感じ? 自分を信じることの大切さ。鬼滅の刃の「生殺与奪の権を他人に握らせるな」を思い出した(ちょっと違うか😅)。 西さんが癌サバイバーとなったから書けた話もいくつかありました。その癌が語る「あなたの中から」が斬新的でした。 ただ「VIO」でいきなりVIOのイラストが出てきてビックリ…電車の中で読んでて焦ったわ~😲
読了日:02月11日 著者:西 加奈子
宙わたる教室宙わたる教室感想
定時制高校に科学部を作って火星のクレーター生成の再現をする。 定時制高校の一癖も二癖もある老若男女の生徒を次々に科学部に参加させる藤竹先生がワンピースのルフィの役回りかと思ったが、先生自身も生徒を集めて観察する実験をしていた(ルフィじゃなかった)。 でも部の解散の危機を乗り越えて日本地球惑星科学連合大会では読んでいる僕も緊張&感動。 あとがきで、この物語が実際にあったことをベースにしてたり、それがJAXAで採用されてたことを知ってまたビックリ。
読了日:02月18日 著者:伊与原 新
ぐつぐつ、お鍋: おいしい文藝 (河出文庫 ん 5-5)ぐつぐつ、お鍋: おいしい文藝 (河出文庫 ん 5-5)感想
お鍋を食べる機会も減ったなぁ…家族バラバラというのも原因かもなぁ。 本書は題名の通り、鍋物に関するエッセイの寄せ鍋、否、寄せ集め。 その中で僕の期待通り岸本佐知子さんは異質でした…鍋物自体じゃなく行方不明になったアク取りの話…だから岸本さん好き(笑)
読了日:02月23日 著者:安野 モヨコ,岸本 佐知子
信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫 JA ジ 13-1 ハヤカワ時代ミステリ文庫)信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫 JA ジ 13-1 ハヤカワ時代ミステリ文庫)感想
本能寺の変〜山崎の戦が終わった信長も光秀もいなくなったところに、信長から三河湾の島へ招待された秀吉、家康、勝家、右近に、森蘭丸、千宗易(後の利休)、弥助、玉(後のガラシャ)。京で流行る 童唄通りに次々殺されていく。読み出したら「なんちゅう設定や」と呆れたが、だんだんはまってしまい面白く読みました。最後のどんでん返し(?)も呆れたけど。
読了日:02月28日 著者:田中 啓文

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1月の読書メーター

2024-02-01 06:21:45 | 読書メーター
あら~、3冊しか読んでない


1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:960
ナイス数:163

漂泊の牙 (集英社文庫)漂泊の牙 (集英社文庫)感想
舞台は宮城県の鳴子の奥の鬼首。野犬かオオカミか、どちらかわからないイヌ科の動物による凄惨な事件。絶滅したはずのニホンオオカミなのか?それだけではなくかなりややこしい人間関係。視点がコロコロかわって戸惑ったけど、おもしろかった。オオカミ、現存していてほしいな。
読了日:01月11日 著者:熊谷 達也
もしかして ひょっとして (光文社文庫 お 43-9)もしかして ひょっとして (光文社文庫 お 43-9)感想
6編の短編。 全部初めて読んだと思ってたのに「かもしれない」はアミの会(仮)のアンソロジーに収録されてたそうで、間違いなく読んでるけど全く覚えてなかったです😞 本書の題名からそうなんですが、もしかしてひょっとして、という必ず全ての謎が解決されず少しモヤモヤ。でも大崎梢さんの本は読みたいです。
読了日:01月17日 著者:大崎梢
おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫)おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫)感想
題名のとおり、どのお話にも おいしい食べ物が出てきます。とくに旅先ではちょっとしたものでも美味しく感じます。でも僕にとってはそんなに遠くもないけど、三上延さんの「美味しいということは」に店名は出なかったけど銀座のビアホール…僕の脳内には長いこと行ってない銀座ライオンの7丁目店が再現されました…また行きたい。アホほどビール飲みたい。
読了日:01月25日 著者:大崎 梢,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,新津 きよみ,松村 比呂美,三上 延

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12月の読書メーター

2024-01-01 07:31:02 | 読書メーター
12月で特に良かったのは、久しぶりの万城目学さん。 舞台は京都・・・ホルモーとはまた違うけど素敵なお話でした

あけましておめでとうございます
今年も読書継続! いい本に出会えますように


12月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1796
ナイス数:268

小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 (ちくま文庫)小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 (ちくま文庫)感想
伊坂幸太郎さんが選んだ短編9編…更にノーザンブルーベリー篇もあるけど。 永井龍男、絲山秋子、阿部和重、中島敦、島村洋子、横光利一、筒井康隆、島田荘司、大江健三郎。 初読み作家さんもいたけど、どの短編も凄い。 この中で僕が一番印象に残ったのは島田荘司さんの「大根奇聞」、読んでいたこっちも餓死しそうな苦しさ😱
読了日:12月01日 著者:
小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇 (ちくま文庫)小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇 (ちくま文庫)感想
またまた面白い短編・掌編がいっぱい詰まってました。特に面白かったのは、アパートの殺人事件とデパート火災が並行して語られていく泡坂妻夫「煙の殺意」、芥川龍之介「杜子春」とそれを題材にした(?)一條次郎「ヘルメット・オブ・アイアン」、小学六年生のクラスみんなが何かをたくらんでる(でもいい結末の)宮部みゆき「サボテンの花」。 あと佐藤哲也さんの掌編も気になりました。
読了日:12月07日 著者:
さよなら願いごと (光文社文庫 お 43-8)さよなら願いごと (光文社文庫 お 43-8)感想
同じ町が舞台だが、小学生、中学生、高校生と異なる女の子が主人公で話が進む。共通してるのは30年前の小学生の女の子の殺人事件と途中で死亡した無罪を訴えた容疑者。そして最終章でぜんぶの話がつながる。大崎梢さんにしては、かなりヘビーなお話でした。
読了日:12月14日 著者:大崎梢
エスケイプ/アブセントエスケイプ/アブセント感想
図書館で借りて読メに積読本登録する時に既読だってわかりました😅 でもいつもの事で内容はよう覚えてなかったからOK😉 双子のそれぞれを主人公にした「エスケイプ」と「アブセント」。エスケイプに書かれてた「エスケイプすれば不在が残る」(アブセントって不在とかいう意味)。何かよぅわからんけど哲学的というか深い意味があるよな無いよな😅 書きたいこと言いたいことはようわからんけど絲山秋子さんの文章が好きで読んでるんやろな、きっと。
読了日:12月19日 著者:絲山 秋子
八月の御所グラウンド八月の御所グラウンド感想
万城目さんの本はぶ厚くて、ここんとこ手に取らなかったんですが、本書は珍しく(?)短くまとまった2篇。どちらも京都が舞台の高校女子駅伝と早朝の草野球。どっちも最後はウルっとして少し涙目になってしまった。奇想天外過ぎない奇想天外、とでもいうのか。2篇とも続きの話があれば絶対読みたい!という終わり方。
読了日:12月21日 著者:万城目 学
間の悪いスフレ (創元クライム・クラブ)間の悪いスフレ (創元クライム・クラブ)感想
フレンチのビストロ、パ・マルを舞台にした短編。ほんと読み始めたら止まらない。素敵な店、スタッフ、料理(聞いたことも食べたこともないけど)。コロナ禍のテイクアウトだとか、席数を減らしてとか、ついこの前までの店も客も困り果てた時期のお話も。読み終わった瞬間から次の本が待ち遠しい。
読了日:12月26日 著者:近藤 史恵
ヨルノヒカリ (単行本)ヨルノヒカリ (単行本)感想
ヨルノヒカリって人名だったのか!子供のころから”普通の生活”をしたことのない夜野光。その彼が住み込みで働くことになった いとや手芸用品店の店主の木綿子…恋が何かわからず恋愛の経験がない。この二人が用品店で一緒に暮らし始める。そこに来る客の司も含めほんと普通って何か考えさせられる。ちょっと極端な設定かもしれんけど、普通じゃない友達とも恋人とも違う男女関係もいいなと思う。 この本が今年の読み納め(たぶん)。
読了日:12月29日 著者:畑野 智美

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11月の読書メーター

2023-12-01 06:40:40 | 読書メーター
3冊しか読んでないけど、どの本も最高でした


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読んだ本の数:3
読んだページ数:912
ナイス数:213

可燃物可燃物感想
表題作を含む5編。てっきり全部「可燃物」がキーワードかな、なんて思って読んでたけど全く違った😖 どの話も葛警部が主人公。捜査能力はすごいけど、班長なのにチームワークという面ではかなり難あり。(協調性の良くない僕は大共感😅) 小さな違和感から事件を解決に導きます。 これ絶対シリーズ化して欲しい!
読了日:11月07日 著者:米澤 穂信
777 トリプルセブン777 トリプルセブン感想
舞台は死にたくても死ねない(幸せな気分になり死ぬ気がなくなる)ホテル。ここで死ぬわ死ぬわ(笑) 『マリア・ビートル』で新幹線から降りれなかった天道虫こと七尾がこのホテルから出られなくなる。吹き矢を使う6人組、高良(こうら)と奏田(そうだ)、マクラとモウフなど名前もユニークな業界人たち。 今回はサイコパス的な感じを出しつつ、読むのが辛い描写が無かったので純粋にエンタメとして楽しめました。
読了日:11月15日 著者:伊坂 幸太郎
浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン (講談社文庫)浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン (講談社文庫)感想
待ちに待った4年ぶりの新刊。今回は(和算のもとになった)中国の数学、ベクトル、電卓、そして副題にもある天才ラマヌジャンのインド数学。浜村渚に警視庁の武藤、大山など、そして数学テロ集団のドクター・ピタゴラスやキューティー・オイラーもみんな元気(笑) 毎回知らない数学者や数学の世界を(面白おかしく難しく)見せてもらえて今回も満足。まだシリーズは続きます。次巻をひたすら待ちたいと思います。
読了日:11月21日 著者:青柳 碧人

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10月の読書メーター

2023-11-01 07:26:22 | 読書メーター
10月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1699
ナイス数:160

ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)感想
タイトルどおり、どの話にもお酒は出てくるのに強烈には印象に残ってない。 あくまでお酒は脇役で、どのお話もしっかりしてたせいかもしれない。
読了日:10月05日 著者:青山 美智子,朱野 帰子,一穂 ミチ,奥田 亜希子,西條 奈加
Sports Graphic Number(臨時増刊)「阪神タイガース」セ・リーグ優勝 [雑誌]Sports Graphic Number(臨時増刊)「阪神タイガース」セ・リーグ優勝 [雑誌]感想
楽しい読書でした(笑) 24番 横田のユニフォームを持った写真にはまたウルウルしちゃいましたけど😥 前回18年前 2005年に残した宿題・・・トータル 33対4という屈辱・・・バース様のいた1985年以来の日本一、期待してます。 24番のユニフォームはまだ返してないみたいやから、また胴上げに参加させたってな!
読了日:10月09日 著者:
鮪立の海 (文春文庫)鮪立の海 (文春文庫)感想
仙河海シリーズ。戦前からの物語もあったんだ(更に明治もあるらしい)。カツヲ・マグロ漁師の戦前・戦中・戦後の物語。船を軍に乗組員ごと徴用されるなんて…そして潜水艦や戦闘機の攻撃で主人公のみ生きて帰還…辛すぎる。 戦後は一転して何となく明るい未来が。 主人公が惚れた女性のお腹に入ってた赤ちゃんが「リアスの子」などシリーズによく出てくる早坂希の母親の めぐみ。「今はわだし、早坂という姓になっています」というので、ここで繋がってるのか、って少し嬉しくなった。
読了日:10月12日 著者:熊谷 達也
華ざかりの三重奏華ざかりの三重奏感想
中学の同級生が還暦になって地元で同居。そこにヤギを連れた不登校の中学生(勝手にイメージは「ヤギと大悟」😅)、そして、更に同年代の女性が加わっての生活。少女漫画をダラダラ読む共同生活が続くと思いきや、想像の上を行く展開に…コミケ出展😳 続編書いてくれるなら読みたいです、こんなジイさんでも😅
読了日:10月18日 著者:坂井 希久子
誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼 (講談社文庫)誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼 (講談社文庫)感想
大阪城の地下への入口が見つかり、そこには胴が蛇になった豊臣秀頼を名乗る人物(?)が。 しかも、千姫が大坂夏の陣の最中に大阪城内で殺されていた! 猿飛佐助、霧隠才蔵、真田大助も生き残ってるわ、千姫は偽物で徳川の権力を手に入れようとするわ、そこに柳生もかかわってくるわ、いろんなことが てんこ盛り。ありえないことばかりやけど、面白かった😀
読了日:10月26日 著者:田中 啓文
むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。感想
こぶとりじいさん、耳なし芳一、舌切り雀、三年寝太郎、金太郎・・・昔話を題材にした謎解き。 今回はあまり死なないなぁ、と思ってたら最後の「金太郎城殺人事件」で死ぬわ死ぬわ(^^;) 最後は思わぬ結末に笑いそうになりました(^^) このシリーズ楽しみやけどネタが続くか心配。
読了日:10月31日 著者:青柳 碧人

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9月の読書メーター

2023-10-01 07:56:06 | 読書メーター
9月は3冊しか読めなかった・・・「ソラリス」読むのに時間かかりすぎたなぁ😥


9月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1072
ナイス数:139

貧乏神あんど福の神 秀吉が来た! (徳間文庫)貧乏神あんど福の神 秀吉が来た! (徳間文庫)感想
秀吉が来た!/夢見丁稚/皿屋敷はどこにある? の3話(2話+素丁稚捕物帳)。 登場人物が多くても、凄く濃く繋がって、そんなことある?みたいな😅 緑雲坊という坊主さん、最初は嫌な奴やなぁと思ったけど、非常識みたいやけどええこと言いよる。 そしてついに(?)最後のほうで、お福旦那の過去が語られたけど、なんとも気の毒な😢 次作も期待してまっせ〜
読了日:09月08日 著者:田中啓文
セクシャル・ルールズセクシャル・ルールズ感想
女性が働き男性が家事に育児。まわりの目や古い考えにあらがって行く新しい家族の物語・・・なんて思ってたら、なんか少しドロドロの展開に。話の最後はどう収めるのかと気になったが、そこもまぁ急展開からの復縁。きっとこの先もいろいろあるんだろなこの家族。
読了日:09月15日 著者:坂井 希久子
ソラリス (ハヤカワ文庫SF)ソラリス (ハヤカワ文庫SF)感想
有名なSFなんで読んでみたけど、かなり予想と違った。難解なところもあるし、途中からはホラーか!と思う感じになるし、恋愛もあるし…僕の頭の中が大混乱。 もっと惑星ソラリスの探査や、平和的か敵対的かわからんけど生命体とのやり取りとかの話かな〜と思ってた。 何回か読めばまた違う感想になるかもしるないけど、再読はなさそう😞
読了日:09月29日 著者:スタニスワフ・レム

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8月の読書メーター

2023-09-01 06:09:29 | 読書メーター
8月に読んだ中では「水車小屋のネネ」が一番良かったなぁ。


8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1459
ナイス数:217

日本人の一大事 (集英社文庫)日本人の一大事 (集英社文庫)感想
佐藤愛子さん初読。 同調できるところも多いけど、家父長制度というかそれに近い家という存在を所々感じる時があり、そういうのに同調できず、読む気が失せたりして思ったより読むのに時間がかかりました。 でもとにかく日本はこれからどうなるんやろなぁ😞
読了日:08月01日 著者:佐藤 愛子
クワトロ・フォルマッジクワトロ・フォルマッジ感想
オーナーと4人が働くピッツァリア。クワトロ・フォルマッジとは、4種のチーズ。働く4人がうまく溶け合って最高のピザに…なんて思ってたら、オーナー不在の夜に客が1人毒殺。4人のうち1人を除きみんな秘密をかかえ、オーナーも捜査に来た駐在も刑事も秘密をかかえ、何も知らないのは1人だけ(笑) そして、その娘が小さいのに1番落ち着いて、かつ切れ者。しかし、みんな繋がりあり過ぎ、世間狭過ぎ(笑)シリーズ化は難しそうやけど、このメンバーで別の話でもいいから読みたい。
読了日:08月08日 著者:青柳 碧人
私の家では何も起こらない (文庫ダ・ヴィンチ)私の家では何も起こらない (文庫ダ・ヴィンチ)感想
丘の上の幽霊屋敷に起こった出来事や、そこに住む(歴代何人かの?)作家視点の連作短編。「私の家では何も起こらない」のは作家が暮らしている時間(でも静かに何かは起きているかも)・・・しかし過去には悲惨な出来事は起きている。 僕にはゾワっとするような怖さや気持ち悪さはなかった。後半になると幽霊が友好的協力者になったり(笑) ホラー小説は好みじゃないですが、こんな感じのだったらもっと読んでみたい。
読了日:08月16日 著者:恩田陸
たそがれ大食堂たそがれ大食堂感想
百貨店の大食堂のお話。懐かしさと集客減による閉店危機とかかなぁ、という先入観で読み始めた。え?社長が大食堂をやめてテナント入れるために、食堂スタッフが内部崩壊するような人事!? 懐かしさとか思ってる場合じゃない。でも内部崩壊しそうなんやけど、だんだん大食堂を職場を残すために「チームちゃんぽん」に。 悪いのやら いけ好かないのやらをギャフンと言わせて、気持ちいい読書でした。 オムライス食べた〜い!
読了日:08月22日 著者:坂井 希久子
水車小屋のネネ水車小屋のネネ感想
図書館に予約して借りて本の厚さにビックリ…津村さんの本だよね!?(←失礼) 題名通り水車小屋で石臼を見守っているヨウムのネネと、そこにやってきた理佐と律の姉妹。1981年から10年きざみでエピローグの2021年まで。いろんな曲や映画の題名もちりばめられてます(僕は1981年のあたりしかわからん😅)…「グロリア」観たくなった😀 この本で一番印象に残っているのは研司君の「自分が元からもってるものはたぶん何もなくて、そうやって出会った人が分けてくれたいい部分で自分はたぶん生きてるって。」いい読書でした👍
読了日:08月30日 著者:津村 記久子

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7月の読書メーター

2023-08-01 06:38:26 | 読書メーター
7月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1628
ナイス数:237

くもをさがすくもをさがす感想
図書館でやっと順番が回ってきて、どんどん読み進めた。僕も西さんよりは遥かに軽い癌サバイバー×2回。切って終わりやったから、抗がん剤や放射線の辛さは全く知りません。カナダ人スタッフとの会話が大阪弁で書かれてて軽めに思うけど、西さんはここに書いてある何倍も辛かったんやろな。僕も自分のサイトやブログで記録のようなもんを残してあるけど、作家さんが自分自身やまわりの人たちを見つめる冷静さ観察眼は凄いなぁ。本の感想になってないけど、ほんま西さん凄い強い、これからも応援します!
読了日:07月04日 著者:西 加奈子
貧乏神あんど福の神 怪談・すっぽん駕籠 (徳間文庫)貧乏神あんど福の神 怪談・すっぽん駕籠 (徳間文庫)感想
最初が第三話…あ、借りる順番間違えた😖 久しぶりに田中啓文さんを読みました。読みやすい、でも個人的にはもっと駄洒落が欲しい😅(個人的には田中啓文さんのSFが好きなんやけどね)。貧乏神こと浪人・絵師の葛幸助が疫病神や福の神とどのように出会ったのか知るために前作を読まねば。
読了日:07月07日 著者:田中啓文
ウエンカムイの爪 (集英社文庫)ウエンカムイの爪 (集英社文庫)感想
熊谷達也さんの初期の作品はまるっきり未読でしたので図書館で手に取ってみました。ウエンカムイとは人間を食べてしまったヒグマ(怖) 冒頭の1章、2章…ヒグマが怖すぎます😖 でもヒグマのほうが自然に生きるもので人間が彼らの生活を荒らすもの。怖いけど神々しいと感じる所も。ニホンオオカミがテーマという「漂泊の牙」というのも読んでみたくなりました。
読了日:07月11日 著者:熊谷 達也
貧乏神あんど福の神 (徳間文庫)貧乏神あんど福の神 (徳間文庫)感想
「怪談・すっぽん駕籠」を先に読んでしまったので、逆順やけど最初からの話も。 貧乏神の絵師も福の神(お福旦那)も、弘法堂の主人・手代・丁稚たち、長屋の家主さん・・・みんなキャラが立っているし、貧乏神と福の神が謎解きして事件をスッキリ解決。 そしてなんといっても会話のリズムが僕には合ってて読んでて気持ちいい。 3作目も出てるみたいなのでそのうち読んでみたい(図書館に予約済み)。
読了日:07月16日 著者:田中啓文
27000冊ガーデン27000冊ガーデン感想
27000冊って何?と思ってたら高校の図書館の蔵書数らしい。主人公は高校の図書館司書。持ちかけられる相談(謎)に、書店員の協力も経て解決。大崎梢さんが本のことを書くと安定の面白さ。最後の春雨づくしのメニュー…本は見つかってよかったけど、実際作ってネットに動画アップするところまで書いてほしかった…続編あるならそこでもいいから😉
読了日:07月20日 著者:大崎 梢
ちょっとこわいメモ (福音館創作童話シリーズ)ちょっとこわいメモ (福音館創作童話シリーズ)感想
あれ?メモ用紙が挟まってる、と思ったら、そんな装丁でした(斬新)😀 子供さん向けの作品かな?ひらがな多め、ふりがな多め、文字が大きい…この文字の大きさは僕にも嬉しい😅 暗い路地自体がちょっと怖いから、そこにあるものは自然と怖く思えるよね。子供の頃なら特に。ちょっと童心に返って読んでみるにはいいかも。(ほんとはもっとシュールな北野さんの作品が読みたい)
読了日:07月25日 著者:北野 勇作

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6月の読書メーター

2023-07-01 08:05:17 | 読書メーター
6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1771
ナイス数:179

孤立宇宙孤立宇宙感想
恐竜絶滅以上のクラスの小惑星が地球に衝突する。人類は火星へ、他星系の惑星へ、そして地球の地下シェルターへ。 肉体はフリーズドライされ、サイバースペースで半永久的に生きる世界。ただ、地球環境は放射能汚染、ケーブルや衛星がずたずたでシェルター同士の通信は不可能。そんな中、かろうじて直接衝突をまぬがれた小惑星が再度地球にせまる。 もうSFてんこ盛り。 熊谷さんってこんなのも書くんですね。 でも本人の頭脳・意識はバックアップされていて何度死んでも再ダウンロード可能というのはちょっと僕は興ざめ。
読了日:06月02日 著者:熊谷 達也
終りなき夜に生れつく (文春文庫)終りなき夜に生れつく (文春文庫)感想
『夜の底は柔らかな幻』を読んでからの再読。軍勇司、須藤みつき、葛城晃、神山倖秀、有元実邦(←たぶん神山とアパートにいた女性がそうだと思う)・・・初読よりイメージはより鮮明に・・・再読して良かった。 でも今回も葛城晃が冲方丁さんの『マルドゥック・スクランブル』シリーズのディムズデイル・ボイルドのイメージになっちゃう。
読了日:06月08日 著者:恩田 陸
日本史の舞台裏 その後の結末 (青春文庫)日本史の舞台裏 その後の結末 (青春文庫)感想
歴史上の有名人の「その後」。知ってる話もあれば知らない話も。事実もあれば噂レベルのものも。歴史のお勉強というより軽い雑学という気持ちで読めました(^^)
読了日:06月18日 著者:
完璧な病室 (中公文庫 お 51-8)完璧な病室 (中公文庫 お 51-8)感想
「完璧な病室」「揚羽蝶が壊れる時」「冷めない紅茶」「ダイビング・プール」の4篇。 後半2作品は間違いなく既読のはずやけど、細かいところどころか あらすじすら途中まで思い出せず。全体に小川さんにしては少し湿り気のある感じ。
読了日:06月22日 著者:小川洋子
家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)感想
ホラー作品は進んでは読まないんですが、中島らもさんと小松左京さんの名前があったので読んでみました。 両作家さんのはどちらも既読、でも何度読んでも良いものはいい。 家にまつわる怖い話、もの悲しい話。 あまり寝る時に思い出したくないのもあるけど、怖いながらも楽しめました。
読了日:06月29日 著者:

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5月の読書メーター

2023-06-01 07:01:50 | 読書メーター
どの本もおもしろかったけど、特に忌野清志郎さんの本は何度でも読みたくなる僕にとってのバイブル的な本でした。
5月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1782
ナイス数:199

未来職安未来職安感想
ロボットが発達して99%が(仕事を持たない)消費者、1%が(仕事を持つ)生産者となっている世界。生猫(ロボット猫が多いので「生」が必要)の所長と機械音痴の大塚がいる職安(なぜか民間企業)で働くことになった目黒奈津が主役。すごい設定ととんでもない依頼者に、とんでもない職業を紹介する大塚。面白かったし、もし続編書いてくれるならぜひ読みたい。 でもこんな仕事のない世界だと僕は気が狂いそう・・・目の前の老後がヤバいな(^^;)
読了日:05月01日 著者:柞刈 湯葉
名もなき本棚 (集英社文庫)名もなき本棚 (集英社文庫)感想
図書館に無かったので久しぶりに購入した本。購入してから安心して長い間積読状態でした😣 三崎亜紀さんのいろんな世界が楽しめる19編。身近にいろんなところから迫ってくる「闇」が怖かった。「スノードーム」は珍しく(?)美しい話やった。最後の「The Book Day」は予想通り本が羽ばたいた、そして僕の目に涙…この話以外にも「待合室」など本への愛があふれてた。やっぱり三崎亜記さんの本・世界はクセになります。
読了日:05月04日 著者:三崎 亜記
私小説私小説感想
私小説ってあまり読んだことないと思うけど、本書は私小説の実験? 作者自身のようなそうでないような。 あまりにも実験すぎて(?)最初の尾崎世界観の世界観になかなかついて行けず・・・でも読み慣れた(?)西加奈子さんで楽しくなり・・・次のエリイさんでまたついて行けなくなり・・・などなど。 僕は楽しめたとまでは言えないけど、普段読めない話を読めたのは貴重だったのかも。
読了日:05月10日 著者:尾崎 世界観,西 加奈子,島田 雅彦,町屋 良平,しいき ともみ,エリイ,千葉 雅也,水上 文
使ってはいけない言葉使ってはいけない言葉感想
忌野清志郎の言葉の数々。どれもキヨシローらしい。文字が大きいのも僕には嬉しい。1ページ事にうんうんとうなずいてしまう。Part1の最後のほう…「明日がなかったらどうしますか?ーー明後日のために、さっさと寝ます」…これ最高、電車の中で吹きそうになったわ😀 図書館で借りたけど手元に置いておきたいバイブル的な本です。いつもは借りて読めば満足なんやけど、マジで購入したい。
読了日:05月12日 著者:忌野清志郎
夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫)夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫)感想
『終りなき夜に生れつく』を先に読んでるので登場人物は何となく覚えてます。 それにしても不穏な空気、恐ろしい力。読ませますね。引き続き下巻も読みます。
読了日:05月17日 著者:恩田 陸
夜の底は柔らかな幻 下 (文春文庫)夜の底は柔らかな幻 下 (文春文庫)感想
とんでもない壮大な話になってきて、得体の知れないラスボスが現れて、もう僕はついていけません。少しはハッピーエンドを期待していたけど、この終わり方はどっち? もう(いつものように?)ついていけませ〜ん😖 でもやめられませ〜ん😅
読了日:05月23日 著者:恩田 陸

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4月の読書メーター

2023-05-01 07:42:02 | 読書メーター
4月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1662
ナイス数:256

終りなき夜に生れつく (文春文庫)終りなき夜に生れつく (文春文庫)感想
『夜の底は柔らかな幻』へと続くスピンオフ作品集らしい・・・その本知らんし、そうとは知らずに借りた。在色者と呼ばれる「イロ」(=超能力?)を持つ者が多い途鎖(とさ)国。その在色者に関する4編。各話で主人公が繋がってる。どちらかと言えば暗い話やけど、なんか引き込まれる。 上下巻の長編みたいやけど『夜の底は柔らかな幻』も読んでみたい。
読了日:04月02日 著者:恩田 陸
からだの美からだの美感想
人間や生物の持ついろんなパーツに関するエッセイ?時に詩のような・・・パーツにこだわる小川さんの得意分野ですかね。どの話にもその写真がつけられているのもいい。(初代?)貴乃花は千代の富士に負けないくらいの見事な体。そして卓球の石川佳純も出てた\(^o^)/ 僕にも何かこだわりのパーツみたいなのあるかなぁ。
読了日:04月04日 著者:小川 洋子
人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)感想
表題作を含む6編。どれも面白く読んだ割に時間が経つと忘れてる。本書や作者の特徴なのか僕の頭のせいなのか😅 でもこんな読書も好きです😄 「記念日」という作品は、マグリットの同名絵画からこんな小説思いつくんだ、って感心した。絵をググッたから直接イメージできたせいもあるけど。
読了日:04月10日 著者:柞刈 湯葉
暗闇にレンズ (創元文芸文庫)暗闇にレンズ (創元文芸文庫)感想
Side A が現在の高校生の私と彼女、Side B が活動写真が日本に持ち込まれてからの母娘4代の話。かなり不穏な空気感漂う話です。過去の話がだんだん現在に近づいてくる。映像は記録した瞬間に偽物になっちゃうのか? 高山さんの小説はいつもはっきりした結論はない。
読了日:04月18日 著者:高山 羽根子
妻の終活(さ17-3) (祥伝社文庫 さ 17-3)妻の終活(さ17-3) (祥伝社文庫 さ 17-3)感想
妻の終活というより、夫の就活の補助、とでもいう内容。余命1年と宣告された妻と仕事を理由に家庭を任せきりだった夫。完全に昭和までの悪いパターンの旦那…男とはこうあるべき、女とはこうあるべき、みたいな。僕も会社勤めは10年にも満たないけどその後は自営とはいえ仕事を理由にいろいろと逃げた経験はある…きっと男は多かれ少なかれあると思う。男がこの本読んだら耳が痛い😖 ほんま、ごめん、しか言えない。 そして最後の方は電車で読んでて涙は我慢できたけど鼻水決壊😖 再読はないだろうけど読んで良かった。
読了日:04月21日 著者:坂井希久子
これはちゃうかこれはちゃうか感想
Aマッソの加納愛子さんの短編が6編。映像作品が知らぬ間に消滅する「宵」とか、鉄道駅が生えてくる(?)「ファシマーラの女」とかが好き…三崎亜記さんみたいやからかも😉 ただ他のはちょっと入り込めなかったり、できたらAマッソのネタとして加納さんの喋りのほうが楽しめるかもなぁ、というのも。
読了日:04月25日 著者:加納 愛子

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