ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

6月の読書メーター

2018-07-01 05:49:09 | 読書メーター
仕事がないのでかなり読めたぞ
山本幸久さんが初読みでしたが、今後も読み続けたい作家さんに加えます。


6月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3686
ナイス数:458

小川洋子の偏愛短篇箱 (河出文庫)小川洋子の偏愛短篇箱 (河出文庫)感想
内田百閒/江戸川乱歩/尾崎翠/金井美恵子/牧野信一/谷崎潤一郎/川端康成/横光利一/森茉莉/武田百合子/島尾伸三/向田邦子/三浦哲郎/宮本輝/田辺聖子/吉田知子・・・何も考えずに読んでると小川洋子さんの短編にも思えてくる作品も多い。きっと小川さんの脳裏にこれらの短編が仕舞ってあって、小説を書くときに知らず知らずににじみ出てくるんじゃないかと思います。
読了日:06月03日 著者:
街の灯 (文春文庫)街の灯 (文春文庫)感想
虚栄の市/銀座八丁/街の灯 の3篇。 やっぱり死のからまない「銀座八丁」のような話が好きやけど、どの話も面白い。 昭和七年の上流階級の設定なので、ちょっと入り込みにくいが女性運転手の別宮さん(べっく:ベッキーさん)が格好良くて読んでいて楽しい。 シリーズ化されてるようなので続きも読んでみたい。 それにしても、公侯伯子男(コウコウハクシダン:爵位)なんて久々に目にしました(^^)
読了日:06月05日 著者:北村 薫
もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)感想
穂村さん初読み。 いかん!面白い! いろんな女性に運命を感じまくってる。 程度の差こそあれ共感(^^;)
読了日:06月07日 著者:穂村 弘
玻璃の天 (文春文庫)玻璃の天 (文春文庫)感想
「幻の橋」「想夫恋」「玻璃の天」の3篇。 ついに運転手ベッキーさんの過去が明らかになるシリーズ第2弾。 解説に書かれてたけど、物語にこの時代を選んだ意味が出てきました。 次の巻ではだんだん良くない時代になりそうで、ちょっと読むのが辛そうな気もしますが、ここまで読んだのでこのシリーズ、そのうち読破したいと思います。
読了日:06月10日 著者:北村 薫
笑う招き猫 (集英社文庫)笑う招き猫 (集英社文庫)感想
山本幸久さん初読(アンソロジーでは何編か読んだことある)。(この本と違うけど)読友さんの感想を読んで試しに図書館で借りてみた。 駆け出しの女性漫才コンビのお話。 面白くて、ちょっとホロっとさせられてあっという間に読み終えた。 脳内ではこの女性漫才コンビがチキチキジョニーをデフォルメ(?)した感じになってた(笑) また山本幸久さんの小説読んでみようと思います。
読了日:06月11日 著者:山本 幸久
海辺の週刊大衆 (双葉文庫)海辺の週刊大衆 (双葉文庫)感想
せきしろさんは西加奈子さんと共著の「ダイオウイカは知らないでしょう」で読んだのみ。 裏の本の紹介に「徹底的に何も起きないサバイバル小説」って書いてありましたが、たぶん小説でもないです。 無人島+週刊大衆をお題にしたエッセイかな。 面白いけどちょっと題材が限られているせいか僕は途中から少し飽きてきました。 文庫に加えられた書き下ろし「オウム返し」もちょっとくどく感じたし。 でも純粋なエッセイなら読んでみたい。 宮沢章夫さんや岸本佐知子さんみたいなぶっ飛び方ですから。
読了日:06月14日 著者:せきしろ
東京ダンジョン (PHP文芸文庫)東京ダンジョン (PHP文芸文庫)感想
福田和代さん2冊目。 今回は都内の地下鉄や地下街などに爆弾をしかけるというテロに立ち向かう警察やメトロの保線作業員。 テロという手段は間違っているが主張は全くの正論なのが凶悪犯罪者とは違い、勧善懲悪とはなっていない。それだけに、なんか続編があってもいいような。 物語中に僕が地下を題材にした小説で思い出していた堀晃さんの「梅田地下オデッセイ」が出てきてニヤリ。 前に読んだ「リブート」もそうですが、今回の保線作業員も、自分のできる範囲の仕事をこつこつやることの大切さを教えてくれてるように思います。
読了日:06月16日 著者:福田 和代
あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)感想
「バビロンの塔」「七十二文字」「地獄とは神の不在なり」あたりが僕には面白かった。 「バビロンの塔」は高所恐怖症なんで読んでて何度○玉が縮んだことか(^^;) 表題作は面白い構成だとは思うけど映像で見たほうが理解できるんでしょうね(映像は見てません) 僕自身がもう少し宗教や哲学(?)に興味あったらもっと面白かったかなぁ、と思う。
読了日:06月20日 著者:テッド・チャン
会津歴史読本―読む・見る・歩くおとなのための街歩きガイドブック (別冊歴史読本 60)会津歴史読本―読む・見る・歩くおとなのための街歩きガイドブック (別冊歴史読本 60)感想
今度初めて会津に行くので予習の意味で図書館で借りました。大河ドラマ「八重の桜」も見てないし、幕末や維新にはあまり興味ないし・・・読んでみたら知らないことだらけ。 何度読んでも松平容保が「かたもり」と読めないわ覚えられないわ(^^;) 多少は予習になったかも???
読了日:06月22日 著者:
はなうた日和 (集英社文庫)はなうた日和 (集英社文庫)感想
山本幸久さん2冊目。 世田谷線沿線が常に出てくる短編集。 短編ごとに性別や年代もいろいろ変化に富む主人公と物語。 後半になるにつれ、そのまでに出てきた人物やお店などがちょこちょこ顔を出してくる。そして文庫化で加えられた最後の「エリの話」では「笑う招き猫」の皆さん登場(^o^) 感想としてはちょっと失礼な言い方かもしれないけど、荻原浩さんのクスっと笑える短編を読んでるような気分でした・・・つまり僕の好みです。
読了日:06月27日 著者:山本 幸久
逢魔が時に会いましょう (集英社文庫)逢魔が時に会いましょう (集英社文庫)感想
大学4年の高橋真矢(マヤ notシンヤ)と民俗学者・布目准教授との もののけ探し現地調査の珍道中3篇・・・座敷わらし、河童、天狗。 荻原さん自身が座敷わらしの長編を書いてしまったから世に出すタイミングを失ったとか。 この二人の掛け合いが漫才のようで楽しい。 できればシリーズ化して欲しいなぁ・・・そうなると流れから北欧に行っちゃうのか?
読了日:06月28日 著者:荻原 浩
SF飯2 辺境デルタ星域の食べ物紀行 (ハヤカワ文庫JA)SF飯2 辺境デルタ星域の食べ物紀行 (ハヤカワ文庫JA)感想
1巻よりも更にSFらしくなった感じ。 でもちゃんと飯の話もからんでる。 若旦那は相変わらず、のほほんとしてるけど、命を狙ってた奴が知らないうちに若旦那に協力してたりして、仕事はできないけどそれを補うに足る協力者を作ってしまう・・・でもやっぱり頼りない(^^;) 女性陣の争い(?)もありそうだし、まだシリーズは続きそうで、今後も楽しみです。
読了日:06月30日 著者:銅 大

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コメント
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