ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

5月の読書メーター

2017-06-01 06:42:55 | 読書メーター
仕事なくて時間だけがあるので、めっちゃ読めた・・・喜ぶべきなのか?


5月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:4999
ナイス数:341

ミュシャ スラヴ作品集ミュシャ スラヴ作品集感想
読友さんの感想を見てから図書館に行ったらあったので借りてみました。 スラブ民族やチェコなどスラブ諸国はほとんど私の知らない世界。 この本を読んでからミュシャ展でスラブ叙事詩を観たかった・・・けど、やっぱりちょっと歴史観を共有できないのが悲しい。 関係ないけど、表紙のセルビア皇帝ドゥシャンの前に描かれてるのがスマホ用の自撮り棒に見えてしかたがない(^^;)
読了日:05月01日 著者:千足 伸行
満願満願感想
「万灯」はどこかで読んだ記憶が・・・そして表題作も既読かと思うけど全く覚えていなかった、まぁいいか(^^;) 全てがそうじゃないけど、女って怖い、というのが一番正直な感想・・・若くても年をとっても。 6篇全て謎は解けるけど、なんか嫌~な終わり方。でも次々と読みたくなるのは作家さんの力量なんでしょうね。
読了日:05月02日 著者:米澤 穂信
競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)感想
読友さんの感想を見て借りてみた。 土曜の夕方に毎週五十円玉二十枚を千円札に両替するためだけに来店する男。 この謎に公募も含めて多種多様な解釈が小説という形で1冊の本となっている。 ちょっと編集者も含めた内輪ネタになっているのはあまり楽しめなかったけど、いろんな形の謎解きで楽しめた・・・でも同じ課題なので飽きてきたのも正直な感想。
読了日:05月05日 著者:若竹 七海,依井 貴裕,有栖川 有栖,笠原 卓,法月 綸太郎
さよなら妖精 (創元推理文庫)さよなら妖精 (創元推理文庫)感想
「王とサーカス」を読む前に再読。 太刀洗万智はこんな男前(?)な女性やったんやね(^^) 偶然ですが、ミュシャ展でスラヴ叙事詩を観て関連書籍も最近読んだので、スラヴのことが以前よりは少しだけ頭に入っていたので、ユーゴスラビアだのスラヴ民族だのがわずかながら前回よりもイメージできて読めたかも。 再読なので結末は知っていたのですが、やっぱり悲しい最後です。
読了日:05月06日 著者:米澤 穂信
王とサーカス王とサーカス感想
「さよなら妖精」の10年後(?)の太刀洗万智を主人公にネパール王族殺害事件を題材にしたミステリー。 ミステリー要素よりも、報道、その報道を見聞きする私たちへの問いかけが重かった。 一度報道されれば間違いがあって訂正されても最初の印象が残る。採用された事実もあれば捨てられる事実もある。「さよなら妖精」のユーゴスラビアもそうですが、外国の出来事(国内でもそうでしょうが)はどうしても身近なこととしてとらえられない。 僕には答えも出せなければ行動にもうつせないもどかしさ…こういうのも狡いんでしょうけど(-_-;)
読了日:05月07日 著者:米澤 穂信
西加奈子 (現代女性作家読本)西加奈子 (現代女性作家読本)感想
立教女学院短期大学の授業の企画で西加奈子さん本人の前で「きいろいゾウ」の世界観を発表するという・・・すごい企画ですね。 この本自体は「きいろいゾウ」をはじめ西加奈子さんの作品を学生、OB、教授などが感想文(?)を書いてまとめた集大成みたいな感じ。 まぁ長めの読書メーターか? ここの出てくる作品は全て読了してますが、本書を読んで、また再読したくなりました。特に「きりこについて」あたりを(^^)
読了日:05月08日 著者:立教女学院短期大学
放射線を浴びたX年後放射線を浴びたX年後感想
ビキニの水爆実験=第五福竜丸やと思ってたけど、第五福竜丸以外にも1000隻近い船が被災していた。全く知りませんでしたし、そう思わせる思惑があったような。日本にも放射能の雨が降ったことも聞いたような気もするがあらためて驚いた。これと同じことが福島でも繰り返されようとしているんですね。いい本を紹介してくれた読友さん、ありがとう ■真実は『その時』は隠されている。多くの時を経て、多くの犠牲者が出て、やっと、少しだけ明らかになる。■『何か起こっているのかわからない』ということは、『何も起こっていない』とする。
読了日:05月09日 著者:伊東 英朗
星への旅 (新潮文庫)星への旅 (新潮文庫)感想
『名短篇、ここにあり』で「少女架刑」を読んで、この短篇集を借りてみました。 どれも死にかかわる短篇、ちょっと重苦しいけど、死自体はどちらかというと乾いた描き方なので読み進めるのは苦じゃない。 でも、死体解剖だの骨標本だのが延々と語られるのは、あまり気持ちのいいものじゃない・・・でもクセになりそうな恐れもある(^^;) やっぱり死んだ少女の死後の意識(?)が主人公の「少女架刑」が一番衝撃的で面白い。
読了日:05月12日 著者:吉村 昭
アンソロジー 捨てるアンソロジー 捨てる感想
「捨てる」がテーマのアンソロジー。捨てる理由や意味や後悔など、作家によっていろんなパターンが。 福田和代さん「捨ててもらっていいですか?」や永嶋恵美さん「ババ抜き」が面白かった。 光原百合さん「四つの掌編」はちょっと不思議。 近藤史恵さん「幸せのお手本」はまたしても予想外の終わり方。 柴田よしきさん「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」は安心して読める安定感。
読了日:05月13日 著者:大崎 梢,篠田 真由美,松村 比呂美,光原 百合,柴田 よしき,新津 きよみ,永嶋 恵美,近藤 史恵,福田 和代
きりこについて (角川文庫)きりこについて (角川文庫)感想
再読。 西さんが「神サンか何か分らんけど見とけ、コラ!!」という気持ちで書いた本。 僕は大人の童話、いや、神話やないかと思う。 黒猫のラムセス2世と ぶす(←太字w)の きりこ の話やけど、この2人(1匹と1人)は人間界に遣わされた神やないかなと思う。 再読でわかってるんやけど、後半、感動(?)の連続で目に涙がたまりっぱなし(T_T)
読了日:05月16日 著者:西 加奈子
神は背番号に宿る神は背番号に宿る感想
読友さんの感想でこの本を知りました。 ただの識別番号でしかない背番号、でも、選手のことは背番号で覚えてるのは確か。 プロ野球の背番号にまつわる選手の物語を短いけど、いい感じにまとめてくれてあります。 でも、やっぱりこの中では一番ページ数もさいてるし僕自身も好きな完全数「28」の江夏豊ですよ。 あれだけの活躍したのに、最後はどの球団も引退試合を企画せえへんし、悲しいけど一匹狼らしいタテ縞の「28」です。 それと鈴木啓示の「1」は近鉄バッファローズ消滅とともに永久欠番も消滅したの知らんかった。
読了日:05月18日 著者:佐々木 健一
毒殺協奏曲毒殺協奏曲感想
「毒殺」がお題の短編集。 当たり前やけど、ハッピーエンドしそうな話は無し。 ただ、意外にいい終わり方だったのが光原百合さんの「ある姫君の物語」、こういう見方もあったのか~と感心しました。 同じく「ある人妻の物語」もハッピーなのか? まぁ、とにかく全体に人間不信になりそうです(笑)
読了日:05月22日 著者:
シティ・マラソンズ (文春文庫)シティ・マラソンズ (文春文庫)感想
読みやすくて、あっと言う間に読み終えた。三浦しをんさん:社長命令でNYマラソンに参加させられる不動産会社の社員。あさのあつこさん:ランニングシューズを作る元長距離ランナーと東京マラソンを走ることになった同級生。近藤史恵さん:バレエダンサーの道をあきらめ語学留学したパリでランニングを始めてパリマラソンへ。 どれも走ることの楽しさが感じられてホロっとした場面も。僕自身はランニングはしませんが、自転車のポタで風を感じて風景を楽しめたらいいかな。声援はどこからも来ないけど(^^;)
読了日:05月22日 著者:三浦 しをん,近藤 史恵,あさの あつこ
宇宙への序曲〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)宇宙への序曲〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)感想
人類が月に行く話を1951年時点でこれだけ詳細に書いてあることに驚きます・・・クラークさんやから当然といえば当然ですけど。ただ、原子力ラムジェットエンジンなんて地上から放射能を噴出していくのは困るけど。この本の面白いのは、実際の飛行や月面着陸は記載されてないこと。ちょっとがっかりしたけど、それ無しにこれだけの話を書けるんですね。途中からの舞台となるオーストラリアのルナ・シティが、アボリジニーがウーメラと呼んでいたあたり。ウーメラといえば探査機はやぶさがカプセルを落下させた場所。そういうのにも感動(^^)
読了日:05月25日 著者:アーサー・C・クラーク
20の短編小説 (朝日文庫)20の短編小説 (朝日文庫)感想
「20」を題材に20人の作家さんによる20の短編集。20年20光年20人20か所、いろいろな20、どれも面白かった。 でも、一番印象に残ったのは恩田陸さんの「悪い春」。ボランティア元年と言われる1995年から20年という設定の(今となっては過去やけど)近未来SF(?) 平和サポートボランティアという名の志願兵。その壮行会が武道館でウメクロ(桃じゃなく梅ね)のコンサートとともに行われる。なんか、もうちょっと先に現実になってもおかしくないようなノンフィクションに思えてくるから怖い。
読了日:05月28日 著者:
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)感想
シリーズが完結しちゃいました。とんでもない化かしあいというのか、読んでいて何が本当で何が嘘や偽物なのか頭の中がウニウニ(^^;) まぁ、最後は大団円ですかね。 シリーズが完結したのは寂しいけど、あとがきには本編の終わりであって、番外編やスピンオフなんかが書かれる可能性があるとか・・・嬉しいです。 僕としては、栞子&大輔に智恵子を加えた最強タッグでの後日譚を読んでみたい。
読了日:05月29日 著者:三上 延
小松左京---日本・未来・文学、そしてSF (文藝別冊)小松左京---日本・未来・文学、そしてSF (文藝別冊)感想
SF作家にとどまらず、何でもどん欲に取り込み消化した小松左京さんの著作集未掲載の講演や対談、もりみのる名義の漫画、それに、小松左京さんを偲ぶ対談など、これでもかというくらい小松左京さんの偉大さがわかり偲ばれる本です。 すごい時には長編を書きながら短篇を月1本以上、ショートショートも短篇以上に書いていたとか。 未読のものがいっぱいあるけど、また機会があったら何か手に取ってみたいと思います。
読了日:05月31日 著者:

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