ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

10月の読書メーター

2014-11-01 08:37:45 | 読書メーター
10月中旬からやっと仕事にありつけたので、読書ペースダウンします(^^;)


2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4684ページ
ナイス数:470ナイス

黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)感想
レイ・ブラッドベリの初期の短編やショートショート24編。どの作品もTVの「世にも奇妙な物語」でオムニバスドラマにできそうな幻想的なものや、ちょっと怖いものも。ただ、ちょっと僕の理解不足なのか読後に「?」となるものあった(^^;)
読了日:10月4日 著者:レイブラッドベリ
幸せになる百通りの方法 (文春文庫)幸せになる百通りの方法 (文春文庫)感想
節電、オレオレ詐欺、婚活、リストラ、歴女など、比較的最近の話題を題材にした7編。解説に書いてた“荻原版『クローズアップ現在』~笑ってヘコむ平成の小市民史”というのがピッタリ。僕はこういう、やや悪乗りしてるような荻原浩さんの短編好きです(^^)
読了日:10月5日 著者:荻原浩
小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡感想
はやぶさによる小惑星イトカワからのサンプルリターンの功績が綴られた本。はやぶさの擬人化もなく、淡々と事実を書かれています。擬人化されてたら落涙してたやろなぁ(^^;) 僕の名前も刻まれたターゲットマーカーはまだイトカワ上にまだあるんだろうし、なんか懐かしい。「はやぶさ」で自分のブログを検索したら、ターゲットマーカーのこともあるけど、いくつか書いてますね → http://blog.goo.ne.jp/zenko3/s/%A4%CF%A4%E4%A4%D6%A4%B5
読了日:10月6日 著者:的川泰宣
失われた町 (集英社文庫)失われた町 (集英社文庫)感想
先に読んでいた「刻まれない明日」がこの本の続編らしいと知り借りてみた。30年ごとにどこかの町の人だけ消失するという事件。管理局は写真・本・手紙・表札などその町が存在した痕跡をなかったことにするとともに、その町や消失しなかった人を調査し、次回の消失に備えようとしている。長編でダラダラと長いのかと思ったけど、7つのエピソードに分けられ、管理局や町に関係して残された人々の話をうまく繋いでいる。「人は失われる。だが、失われた人の想いは、きっとだれかが受け継いでくれる。」この物語じゃなくても、いい言葉だと思う。
読了日:10月7日 著者:三崎亜記
自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)感想
クロスバイクに時々乗る自分としては楽しめました。主人公の高校卒業時から結婚して子供が小学生になって子供が自分と同じように自転車に乗るようにうになるまでの話。もしかしたら著者自身の話なのかなぁ。僕が住んでることもあって「市川の奥」のダウンヒルがどこだか気になるんですけど(^_^;) 少しでも自転車に乗って気持ちいいとか、知らないところまで走ったとかいう経験のある人には楽しめるかも。
読了日:10月8日 著者:竹内真
時の罠 (文春文庫)時の罠 (文春文庫)感想
辻村深月さんと湊かなえさんは小学校時代のタイムカプセルが題材。どちらも最後はスッキリ。 万城目学さんは、神社の神様の話。なんか万城目さんらしくないなぁ、と思ったら最後はきっちり決めてくれました。 米澤穂信さんは、珍しく過去から未来へ西暦年を進めながら話が断片的に進むSF(?)・・・最後有罪になったけど、どうやって罪を償うんだ? 人類ってせかせかした小さい存在なんですね(-_-;)
読了日:10月10日 著者:辻村深月,湊かなえ,米澤穂信,万城目学
機巧のイヴ機巧のイヴ感想
時代小説+SF?(機巧:からくり)というちょっと変わったお話。由比正雪の乱っぽいものも含みつつ・・・。 後半になって話が動いて、どんどん読み進められました。 機巧の伊武(イヴ)が、人間になりたいとお百度参りをしているのが何とも愛おしい。
読了日:10月11日 著者:乾緑郎
名人名人感想
今回はいつもより大判の本。しかも写真だけじゃなく、全編、梅佳代さんの文章も・・・これが、小学生か!と思わせる楽しい文章(^^) 名人に取材・入門しに行ってるわりに、名人以外の写真や話題も豊富(笑) うまく写真撮れなかったら、取材される側の学生に撮らしたりしてるし(^^;) 写真の才能というか、名人も小学生も、同じレベルで接することができるのが梅佳代さんの才能じゃないかなぁ(^^)
読了日:10月12日 著者:梅佳代
青空の方法青空の方法感想
1999~2001年に朝日新聞の夕刊で連載されていたエッセイ集。いつもながら、たいして役に立たない内容ですが(^^;)、よくこんなことを気にして、発想を膨らませるなぁ、と感心します。1編が3頁弱なので、ちょこちょこ読むには最適・・・何も考えずに読める本です(笑)
読了日:10月13日 著者:宮沢章夫
にゃんそろじー (新潮文庫)にゃんそろじー (新潮文庫)感想
しょこたん(中川翔子)が選んだ猫の短編・エッセイ。仕方ないのかもしれないけど、ペットロスの話で気分的にちょっと暗くなるものも何編か。その中では既読だけど加納朋子さんの「モノレールねこ」が一番良かったかな。
読了日:10月16日 著者:
さくら (小学館文庫)さくら (小学館文庫)感想
両親と兄と妹と僕、そして途中で参加(?)する犬のサクラ。その幸せな家族の話が西加奈子さんのユーモアで延々と語られるが、終盤、この家族に大変なできごとが・・・それから家族が徐々に崩壊していく。そして最後にはサクラまで・・・ 最初面白く読んでいたけど、途中で涙、そして最後は嬉しい涙(^^) 何となく、西加奈子さんのパターンという形ですが、また、そのパターンで楽しませてくれるのがいいです。
読了日:10月19日 著者:西加奈子
ななつのこ (創元推理文庫)ななつのこ (創元推理文庫)感想
軽めのミステリーが6話の後の最終話が思わぬ展開でビックリ。悪い人が出てこないので読んでいて気持ちいい。シリーズになってるみたいなので続きも読んでみたい。
読了日:10月21日 著者:加納朋子
おかんメールおかんメール感想
通勤電車で読むとヤバそうだから、借りた当日に一気読み。全国のおかん&おかん予備軍は読むべきでしょう(^^) 実際は、おとんも似たようなもんかもしれんけど(^^;)
読了日:10月26日 著者:
世界一のあきらめない心: なでしこジャパン栄光への軌跡世界一のあきらめない心: なでしこジャパン栄光への軌跡感想
図書館で特集展示されてたので勢いで(?)借りました。女子ワールドカップを早朝に頑張って見ていた時、そして優勝した感動を思い出しました。ワールドカップの準々決勝あたりまで、女子ワールドカップをやってることすら知らなかったのに(^^;) もうちょっと写真が掲載されてれば、もっと良かったかも。
読了日:10月26日 著者:江橋よしのり
ミュシャの世界ミュシャの世界感想
後半のスラブ叙事詩など画家としてよりも、僕はやっぱり女優サラ・ベルナールなどを描いたリトグラフのポスターのほうが好きです。昨年(?)ミュシャ展に行った時も、やっぱりポスターを長時間眺めてましたから。今度大阪に行ったら、堺市立文化館のアルフォンス・ミュシャ館に行ってみたい・・・(そんなんあるの知らなかった)。
読了日:10月26日 著者:
真田騒動―恩田木工 (新潮文庫)真田騒動―恩田木工 (新潮文庫)感想
表題作を含む短編・中編5作。真田幸村の兄であり、信州松代藩の藩祖である真田信幸に始まる江戸時代の真田家の話。何代かたつと真田家と言えども尊敬できない藩主が出てきたり、財政危機に陥ったり。でも家老たちの中からしっかり者が出てきて藩が持ち直す。真田家は当主だけではなく、家臣がしっかりしてたから小藩ながら幕府に潰されずにすんだ。解説に書いて他けど、日本が見習うべき政治なんですね。政治を行う人々が利権を貪り、庶民の窮状をそのままに自分達だけ金儲けしてるようじゃアカンよね。
読了日:10月28日 著者:池波正太郎

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コメント (1)
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