がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

微量放射線について

2011-05-17 17:43:39 | 健康・病気

最近は、福島県の原発事故によって、「ベクレル」という言葉もよく聞くようになったので、ついでにその意味も簡単にご説明しましょう。

ベクレルというのは、放射能の強さを表わす単位で、1秒間に1個の割合で放射線(アルファ線またはベータ線)を出す物質がある場合、その物質の放射能の強さは1ベクレルとなります。

『放射能 そこが知りたい』(安斎育郎:著、かもがわ出版:1988年刊)という本によると、私たちは、カリウム40という天然の放射性物質を毎日50ベクレル程度食べていて、このため、大人なら誰でも4000~5000ベクレルの放射能を帯びているそうです。

カリウム40の半減期は、何と12億6000万年もあるそうですが、体内に取り込まれたカリウム40は、生体の排泄作用によって約2か月で半減するそうです。

ちなみに、原発事故で話題のセシウム137は、半減期は約30年ですが、体内に取り込まれると約3か月で半減するそうです。

また、以前話題になったヨウ素131は、半減期が約8日と短いため、もうニュースでお目にかかることもなくなってきました。

ところで、前回、放射線の発がんリスクについて書きましたが、放射線は微量でも危険なのでしょうか?

以前ご紹介した『阿保徹の免疫力を高める食べ方』(阿保徹:著、中経出版:2009年刊)という本には、「がんを治す4か条」の3番目に、「カリウム40をとること」と書かれています。

著者の説によると、カリウム40は、体内でミトコンドリアがエネルギーを大量に生産するために必要だそうで、カリウム40を多く含む野菜や果物をしっかり食べてミトコンドリアを活性化すれば、「低体温」が解消してがんが治るそうです。

カリウム40による被ばく線量は、一般的に約0.2ミリシーベルト/年と見積もられているようですが、この程度の微量放射線は、あまり健康に悪影響を与えないのかもしれません。

ラジウム温泉など、微量放射線を売り物にしている健康施設もありますが、インターネット上で見つけた新潟県村杉温泉「角屋旅館」の源泉の放射線量は0.32マイクロシーベルト/時でした。

ここに24時間365日いたとすると、被ばく線量は2.8ミリシーベルト/年となりますが、実際の湯治では、1日数時間の入浴をせいぜい数週間続ける程度でしょうから、被ばく線量は0.1ミリシーベルト/年以下と考えられ、やはり健康に悪影響を与えるものではなさそうです。

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